※この作品はR-18です。

ようこそ櫛田桔梗のいる学校へ   作:通りすがりの超越者

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Q 彼女にTバックを履いて欲しいですか?
  Yes 54%  No 46%  某編集部調べ

Q 彼女に着て欲しい下着の色は?
  1位 黒 2位 白 3位 薄ピンク 4位 赤 5位 水色  某アンケート結果
               

A 黒のTバック


やはり綾小路の感性は普通 平凡 凡庸 並 ノーマル




Aー5 綾小路清隆の供述調書

上半身裸の櫛田は、もしも俺が何らかの圧力で強制的に退学になった場合の、俺の救出計画を話し始めた。

 

 

『まず清隆を退学にしたこの学校を壊すね。この学校最大の謳い文句、希望の進学率、就職率100%という嘘をマスコミにリークする。そして間髪入れずにこの学校の問題点を次々に暴露するの』

 

『Aクラス特権という餌で縛られた愚かなクラス間競争。こんなものでは人は全く成長しないよ。クラスを率いるリーダーだけが試行錯誤して、あとの人はただリーダーから言われた事をこなすだけ。Aクラスで卒業しても、ただAクラスにいただけの人は卒業後もう自分では何もできない。上からの指示がなければ何もできない指示待ち人間にしかならない』

 

『高育では成功よりも失敗しないことを重視される。一度の失敗が退学に繋がるような環境ではリーダー以外が動くことなんてできない。創造的、独創的なことは何も生まれない。そう今の生徒会長ですら伝統を重んじる、なんて寝ぼけた事をいってるんだよ。この全く歴史なんてない高育で。』

 

『自分の実力以上の環境に進んでしまったAクラスの卒業生は厳しいだろうね。高育のような特殊な環境以外では、おちこぼれを助けてくれる人間なんてほとんどいないから』

 

『この学校の目的は、世界で戦えるリーダーとなり得る1%の人を育てるためで、残りの99%の人はただの踏み台』

 

『実力で生徒を測る、評価は平等だ、などと謡いながら、意図的に格差と差別を生み出し、その反応を観測している。高育を卒業…ううん高育で2年も過ごした生徒は金銭感覚が壊れ、論理感が欠如し、失敗を極度に恐れ、報酬や罰則がなければ自発的に動けない人間になる。私が話した3年生はもう壊れてる人ばかりだった。その中でもCやDクラスはひどいよ。Ⅾクラスの先輩たちは3年間ずっと無能って馬鹿にされてきたんだろうね。いつも自分を卑下してる人ばかり。そしてCクラスの生徒はそんなDクラスを馬鹿にしていた。上を目指すことを諦め、自分より下の人間を見下す愚か者だよ。3-Cの人間はもうそんな感じなんだ』

 

『人権や法を理解していない少年少女を騙して監禁し、外部との接触を遮断して、PPという金で餌付けし、Dクラスという被差別階級を意図的に作り上げ、ストレスのはけ口にする。いい、この10年Dクラスは一度たりともDクラス以外になったことなんてないんだ。どうしてこんな酷い事できるんだろうね。高育への志願者なんて何千人もいるはずなのに、わざわざ私たち≪不良品≫を選んで入学させる。…ただの生贄のために』

 

 

『高育そのものが、社会実験。ううん…これは人権を無視した動物実験。こんな学校は存在してはいけないの』

 

 

櫛田の人を見る目は確かだ。3年CクラスやDクラスは想像以上に酷いのかもしれない。そういえば入学式の日にコンビニで須藤に絡んできた生徒は、あとでわかったが2年のCクラスだったな。……たった一年であれになるのか。

 

有名な5人の法則。

 

“You are the average of the five People you spend the most time with.”

   あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる

 

要約すれば、あなたの周りの5人の平均があなたである、だ。

 

同じく “朱に交われば赤くなる” という故事も有名だ。

 

最近俺の感情が表に出やすくなったのは櫛田の影響なのは間違いない。環境で人は変わる。

 

 

クラス単位で競争させ、他クラスとの生徒間の交流を希薄にし、クラスを指揮するリーダーの色に染められやすくする。

 

1年Bクラスは一之瀬色に、Cクラスは龍園色、Aクラスはまだ2色が対立している。Ⅾクラスはまだ染まっていない。

 

“一之瀬をCクラスにいれる”、“龍園をBクラスいれる”、“二人を同時に入れ替える”、3パターンでどうなるか見てみたいな。…まさしく動物実験だ。

 

クラスの核となる人物を割り当て、その後のクラス間の差異を経過観察。

高育は4個いや全部で12個の飼育ケースだ。そのうち3個(各学年Ⅾクラス)は初めから育成放棄されており、残りの9個の育成のための餌。櫛田の言う通り、入学試験では俺が見ただけでも千人以上が受験していたはずだ。そこからわざわざ不良品の40人を選別している。ああ確かにいかれた学校だな。

ホワイトルームよりも多少自由がきくだけで、高育も同じく閉ざされた実験施設だ。

 

……歴代のⅮクラスの生徒はこの学校をぶっ壊しても構わない。それだけの動機がある。大学や就職、人生で上手くいかなかったらこの学校のせいにするだろう。果たして卒業や退学時に結ぶであろう秘密保持契約にどれほどの効力があるのだろうか。

成功している人間はわざわざリスクを冒して口外しないだろう。だが失敗して自暴自棄になっている人間が暴露することだってあるはずだ。それとも口止め料を支払っているのか。…どう考えても無理だ。

 

理不尽に退学になった生徒や3年間虐げられてたⅮクラスの卒業生など、この学校に不平不満を持ってる人間は山ほどいる。この情報社会で、金や罰則で何とかなるとは思えない。卒業生の家族だってそうだ。子供が大学に行けず浪人になったら学校の嘘が一発でバレる。……この学校には親がいない、もしくは放置されてるような生徒しかいないのか。

…ああそうだった、この学校は100%希望進路に行けるんだったな。そうつまり

 

 

 

「Aクラスの卒業生以外、全員死んでる」

 

 

 

 

 

 

そして翌日、櫛田は自主退学になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんてミステリー小説じゃあるまいしそんなわけあるか。

馬鹿なことを考えるのはやめよう。

無駄な思考を捨ておっぱいに集中だ。

 

『よしよし、いい子いい子。優しくおっぱい揉めるなんてえらいね。』

 

前に強く揉み過ぎて怒られたからな。おっぱいは優しくだ。

櫛田に頭を撫でられると、無性に泣きたくなってしまう。

俺は家族を、母の愛を求めていたのかも知れない。

 

 

 

 

 

『そして高育の問題がある程度周知されてきたころに、あの事件を公表する』

 

事件?…俺の知らない昔に何かあったのだろうか。

 

『男女共同の寮で起きた連続強姦事件をリークする』

 

まさか

 

『Dクラスの男の子が、同じDクラスの女の子を長期間にわたって学校や寮で日中夜間問わず、性的暴行してた事件』

 

まだわからない

 

『その男の子は家庭環境のせいで中学時代に友達がいなくて、高育でも友達ができなかった。それでも毎月10万円相当のポイントが男の子の支えだった。朝昼晩、自由に好きなものを食べれて、小説や映画など友達がいなくても不安はなかった。そんな一人ぼっちの男の子にも唯一話しかけてくれるクラスで一番の人気者の女の子がいたんだ。…その女の子は櫛田桔梗って名前。男の子はその子が好きになっていった』

 

ダメだった

 

『でも高育は嘘を付いていた。真実は酷かった。Aクラスしか進路は保証されない。そしてⅮクラスは不良品の集まりだった』

 

『ポイントもない。進路も保証されない。友達もいない。ただDクラスだというだけで他のクラスから馬鹿にされた。運動も勉強も平凡な男の子は、クラス間競争に積極的じゃないってだけで、クラスメイトからコンパスで刺されるなど凄惨なイジメを受けていたの』

 

絶妙な割合で真実と嘘が混ざっている。

 

『そんな状況で男の子にとって、女の子はたった一つの希望だった。男の子は無意識に女の子を追いかけるようになった』

 

『そして…男の子は女の子の秘密を見ちゃったんだ。いつも誰にでも優しい女の子が、ちょっとだけクラスメイトの悪口をいっていたのを』

 

ちょっと?

 

『その男の子も、女の子に見つかった。その時の女の子はパニックになったの。誰にも聞かれた事のない悪口を聞かれてしまったこと、こんな誰もいない場所に絶対自分を追いかけてきたであろうストーカーのような男の子にきつい言葉がでちゃった』

 

 

被害者K『最近私の事いつも見てるよね。そういうのやめて、ついてこないで。』

 

男の子は反論した。こんな夜に女の子一人でいたら危ないと思って見守っていた事。そして自分の秘めていた思いを伝えた。

 

『でもそんな男の子の告白は最悪の結果になった。男の子にとって一番言われたくない言葉が返ってきた』

 

 

被害者K『あんたみたいに暗くて地味な男、凄く嫌い。…勘違いしないで。もう学校では話しかけないから』

 

やばい、ただの回想、いや櫛田の妄想だが泣けてくる。もし本当にこんな事言われたらショックで立ち直れないだろうな。

 

 

『女の子が背を向けた時、男の子は後ろから抱きしめていた。男の子には女の子しかいなかった。他に縋れるものがなかったんだ。そして男の子は女の子を地面に押し倒し、胸を揉み、正常位で強姦したの。女の子が抵抗したことで、男の子の顔には引っ搔き傷、女の子の制服の上着には男の子の血で手形ができ、女の子の下着に男の子の精子と女の子の血が混じっていた』

 

それが最初の屋上での強姦事件か。話そのものは偽りだが証拠に矛盾はないな。

 

『そのあと男の子は壊れてしまったのかな。謝罪したい、会ってくれないと自殺するって次の日に迫った。女の子も男の子のを信じたかったんだ。でも裏切られた。女の子は寮の自室で土曜日曜ずっと男の子から暴行を受けたの。そしていっぱいHな写真を撮られた』

 

ずっと部屋でオナニーしているうちに、いつのまにか婦女暴行犯になっていたんだな。…もしかして俺の携帯に、櫛田の写真は他にもあるのか?

 

『そしてその写真をネタに女の子を脅迫したの。女の子も懇願したんだ。何でもするからセックスだけはもうやめてって。男は了承したふりをして、偽装工作を始めた。まずは嫌々ではなく、女の子自ら望んでしてるようなHな自撮り写真を送らせた。それから必ず一日一回女の子から自分にパンチらか乳首チラをするように命令した。二人が付き合っている、むしろ女の子から誘われているって感じに。』

 

俺は確かにHな写真を要求したし、下着が見たいって言ったな。なんだこれ、辻褄が合い過ぎてヤバいな。本当の話なのか。

 

『女の子は従ったよ。パンチら乳首チラとHな写真、どうしても我慢できないときは手コキ。それでレイプされなくなったから』

 

『そのころから男の子はクラスでも目立つようになってきた。入学時点の男の子とは別人のようになった。クラスで一番可愛い女の子とHしている、ってことが男の子の支えになった。その男の子に足りなかったのは自分を信じることだったの』

 

『女の子は脅迫されていることを誰にも相談、ううん助けを求めることができなかったんだ。当然だよね。家族や中学校時代の友人とは連絡が取れない。クラス間競争があるから、自分のクラスにレイプ犯がいることを他クラスの友人に相談なんてできない。自分のクラスの友人にもそう。レイプだよ、退学どころか逮捕されるよね。自クラスに退学よりも重い罰則があるのは想像に難くないよね。だから女の子はいつか男の子が改心してくれることに期待した、いや女の子も男の子の僅かな良心に縋ったの』

 

 

『でもそれは男の子の罠だった。女の子から送られている多数の自撮り写真に加えて、男の子を誘惑しているような構図のパンチら、胸ちら写真がいっぱい撮られてた(自らたくし上げていたり、男の子の目の前で胸元を開いて前かがみになったり)。写真には男の子とHな女の子、それにその行為をみている人が写ってた。』

 

『毎日女の子からチラさせることで複数人の目撃者を作るのが目的だった。レイプ、強姦じゃなくて和姦にみせかけるためだね。女の子は人気者だから誰にも見られることなく男の子に見せるのは難しかったんだ。そしてそれがあとで大変なことになったんだ』

 

『そして手コキ動画。男の子は後ろで手を組み一切女の子に触れたりしなかった。だから女の子も安心したんだ。このオチンチンが悪さしている、ちゃんとオチンチンをしごいてあげれば男の子はちゃんとできるって思ったんだ。それで手コキしながら耳元で囁いてあげたり、逆に罵倒しながら激しくしごいてあげたり、男の子の脅迫をやめさせるため色々したんだよ。…でもそれが全部動画に撮られてたの。』

 

マジか。堀北の椅子にぶっかけた動画もあるのか。それだけは消してくれ!

 

『それらをネタに男の子の要求は激しくなった。布面積の殆どないような下着で登校させられた。下着を脱がされノーパンで帰宅させられた。口でするか膣でするか迫った。当然女の子は口ですることを選んだ。男の子はフェラチオを凄く気に入ったみたい。濡らさないとできない膣と違って、いつでも濡れ濡れであったかいお口。人の目さえなければ場所を選ばず挿入した。』

 

『カフェテリアの奥の席で、視聴覚室での授業中に、お昼休みのトイレで、放課後の屋上で、……そしてこの女の子の自室で』

 

櫛田にオチンチンを舐めてもらえたのは今回が初めてだ。だが確かな証拠がある。他の証言も信用されるだろう。

 

『そのときの映像がここにあるやつだよ』

 

櫛田が先ほどまで二人で見ていたタブレット端末を指さす。

 

『ねえ清隆君。知ってるよね。女は生存本能のために偽りの愛情を抱くことがあるんだよ』

 

 

ストックホルム症候群 

誘拐事件や監禁事件の被害者が犯人と共に時間を過ごしていくうちに、犯人と共感意識が生まれて、好意的な感情が芽生えてしまうといった現象の事だ。極限状態では強姦犯を好きになってしまうことがある。

 

そしてそれは心的外傷後ストレス障害として扱われている。れっきとした病気だ。

 

強姦からは愛など生まれない。強姦から始まる恋愛など、高育という檻に監禁され家族とも連絡が取れず、友人さえも信用できないなかで、生き残るための生存本能から偽りの感情が芽生えているに過ぎない。

 

 

『この映像の女の子は、高育で生きていくために男の子が好きになってしまったんだよ。レイプされて酷い脅迫を受けているのに』

 

やっぱり本来の櫛田は俺のこと……

 

『あっ、また泣きそうにならないで。これはそういう設定なの。…清隆君は私の婚約者、私が18歳になったら結婚するの。3年次の1月23日だよ。…おっぱい欲しいの?』

 

櫛田が話している間、ずっと俺は櫛田の胸を揉んでいた。

 

今度は頭を左胸に誘導され、櫛田の乳首に吸い付いた。

 

『人生で辛いことがあったら、おっぱいあげるからね。清隆頑張った。よしよし』

 

頭を櫛田になでなでされながら、櫛田のおっぱいに埋める。…ここが俺の故郷だ。

 

 

『じゃあ話を戻すよ。女の子は自分を盗撮した映像に酷いショックを受けたんだ。女の子は男の前では浅ましいと思うような猫なで声で媚びていたんだ。そして男が見ていない所では呪詛のような言葉を吐いていたの』

 

『どちらも女の子のほとんど記憶にない出来事だった。自分が壊れていってる事を自覚し、もう耐えられなかった』

 

 

女の子は学校に証拠品を全て提出した。

 

高育の対応はただ男の子を退学にさせることだった。女の子に対するフォローや問題点の対策などは何一つなかった。

 

ただ自主退学という扱いで隠蔽した。

 

『女の子は全く納得がいかなかった。それでも日常が戻る、またやり直せると思ったんだ……でもそうはならなかった』

 

男の子が退学になってⅮクラスは混乱した。学校側からは本人の都合としか発表がなかったから。何かあったのか、クラス内は憶測が飛び交っていた。

男の子は動画、写真を複製していた。それを自室や学校、近くの公園などに隠していた。普通であれば絶対に見つからない場所だった。だけどクラスのみんなは男の子の退学の理由がどうしても知りたかった。そのころには男の子にも友人ができていた。その友人は男の子に内緒で部屋のスペアキーを作っていた。荷物も何もない男の子の部屋で、隠されていた男の子の秘密を暴いてしまった。

 

女の子が写っていたSDカードが発見され、次の日にはほとんどのクラスメイトに拡散された。

 

ただしその男の子が複製していた画像、動画は非常に偏ったものだった。

 

女の子の自撮り写真、学校で女の子から男の子を誘っているような写真、無抵抗の男の子のパンツを脱がせて罵倒しながら手コキ、そしてクラスメイトの別の女の子の椅子に射精させ、その掃除をさせる映像。

 

それらは男の子が女の子から性的なイジメを受けていたようにしか見えなかった。

 

女の子はクラスメイト全員から責められた。クラスのために尽力して、クラスのためにレイプ犯が退学にならないよう頑張っていたクラスで一番の人気者だった女の子を。

その女の子を好きだって公言していたある男子は、中古糞ビッチって罵った。

同じく女の子を好きだった男子はPP払うからセックスさせろって迫ってきた。

クラスの女子がそういう噂を流してた、PPでだれとでもセックスする女って。

 

女の子は泣きながら釈明した。自分がレイプされてた事を。そして脅迫されてああいった写真や動画を撮らされたことを打ち明けた。でも誰も信じてくれなかった。何人も目撃してたんだ、女の子が男の子にパンツを見せつけてるところや、お尻が丸見えの殆どヒモのような下着で学校に登校する女の子を。

 

女の子は最後の切り札を切った。自分がレイプされている動画を、仲の良かった女子グループにだけ見せた。自分は被害者だと。

次の日にはそのレイプ動画はクラスの男子に共有されていた。

 

女の子は男の子にレイプされて脅迫された被害者ではなくて、男の子を誘惑したり脅してPPを奪っていた淫乱ビッチが、男の子に反撃されレイプされた、そしてそのせいで男の子が退学になった事になっていた。

 

そこから女子からも男子からも女の子への性的なイジメが始まった。男の子が退学したことでⅮクラスのクラスポイントは0になっていたから、クラスの民度は崩壊していた。男子からも女子からも蔑まれた。

女子にスカートを捲られたり、パンツをハサミで切られてノーパンで授業を受けさせられた。男子は最初は遠慮ぎみだったが一人の男子が挨拶しながら胸を触った。胸をガードすればスカートを捲りお尻を触った。そんな事が数日続いても学校は対処しないことがわかると、クラスの男子の殆どが女の子の身体に触ってきた。朝のホームルーム前に、授業中に、移動教室の廊下で、昼休み、放課後、女の子はクラスの男子の慰み者になった。

そしてまた事件がおきた。たまたま通りかかった生徒会長の助けで未遂に終わった事件だ。

監視カメラのない特別棟での4限目の授業のあと(昼休み)、女の子はほとんど利用者いない特別棟の男子トイレに連れ込まれた。主導したのは最初に胸を触ってきた男子と、仲の良かった生徒数名。女の子は連れ込まれる寸前に叫んだ。誰か助けてって。目が合ったクラスメイトは男子も女子も何もしなかった。むしろ実際はクラスの男子ほとんどが加担していた。

女の子は身体を弄られ下着を無理やり脱がされて、レイプされる寸前だった。男子が最初に挿入するのが誰かでもめてなければ犯されていただろう。

 

この学校に女の子の居場所はなかった。

 

女の子は自主退学するしかなかった。

 

 

 

 

『そこから高育と男の子への復讐が始まるの。』

 

やはり俺は櫛田に殺されるのか。

 

『さっき言ったように高育の嘘、抱える問題点、実際に起きた事件を週刊誌に小出しにして、インターネット上に匿名で更なる追加情報を書き込む。そして満を持して私自身が国と清隆君を刑事、民事どちらでも訴えるの。それを動画でも配信する』

 

大変なことになるな。一人の男子に長期間性的暴行を受けた女の子が、さらにクラスメイトの男子からの集団レイプ未遂、そして自主退学に追い込まれた。その女の子本人が出て来るんだ。毎日ワイドショーをにぎわすだろう。

 

『国の運営だからね。上からの圧力で潰されるかもしれないね。そこからが本番。』

 

『日本にある世界各国155の大使館全てに翻訳した訴状を送る。世界では未成年に対する性犯罪は大きな問題になってるから日本政府も無視できないはず』

 

世界をも巻き込むか。

 

『そこから私の写真を匿名でインターネット上にばら撒く』

 

『最初は普通の写真から。中学校時代の卒業アルバムや高育入学式の写真とかクラスメイトと一緒に写っている写真。それから体操着やスクール水着の盗撮画像。そうやってネット上に燃料を投下し続ける』

 

櫛田は美少女だ。騒動が鎮火することはあり得ない。

 

『この辺で矛先を高育から清隆君とその家族、綾小路家に向ける』

 

火の粉が飛んできた。いや火球、隕石か。

 

『私が動画配信者になって、清隆君に自首を迫る。当然綾小路家では清隆君をかくまうから、私が清隆君を指名手配するの』

 

指名手配?個人でそんなことができるのか。

 

『動画を見ているリスナーに投げ銭をお願いするの。そしてその集めたお金を清隆君を見つけた人に贈呈しますって』

 

櫛田は日本で一番可愛い女の子だ。相当な額が集まりそうだ。

 

『そのあと私のレイプ動画、レイプ写真を公開します』

 

世界一のトレンドは間違いない。櫛田桔梗の世界デビューだ。

 

『そして泣きながら清隆君を責めるよ。屋上の事件からそのあと受けた辱めを。さらに清隆君が退学したあと、クラスの男子から集団レイプされそうになったことまで』

 

 

≪…グス…この動画を見ている皆様、どうか支援をお願いします。高育では私のように男子生徒から性的暴行を受けて声を上げれずにいる女子生徒がいます。監視カメラに映らない場所での暴力行為も蔓延しています。この学校を変えるため私と共に声を上げてください。そして…清隆君…私はあなたを許しません。自首してください。罪を償ってください。……そうしたら………ううん……ご支援と情報提供お願いします≫

 

櫛田のお願いを跳ね除けられる男などいない。日本中から支援金が集まるだろう。その額は億ではすまない。もしかしたら俺は海賊王すら超える賞金首になる。ここまでくれば日本に住む全ての人間が俺の敵だ。ホワイトルームの職員さえも金に目が眩むだろう。信用できるのは親父だけか。皮肉だな。

 

『それからも毎日配信を続けるの。高育での日常とか、清隆君の家庭環境とか。そうやって少しずつ清隆君じゃなくて、高育と綾小路家が悪いってほうに誘導するんだ』

 

「なあ綾小路家は襲撃を受けて、そして俺は暴行を受けて死ぬんじゃないか」

 

『大丈夫、「dead or alive(生死を問わず)」ではなく「only alive(生け捕りのみ)」にするから安心して』

 

安心できるのだろうか。世界中の賞金稼ぎに狙われそうだ。…俺はただホワイトルームから飛び出し、自由を求めただけだ。そうか自由の代償は命だったのか。違う、命を賭けなければ真の自由は得られない。

 

『そして少年院に収容された清隆君が、お勤めを終えて出所するとき、そこには一人の女の子が待ってたの。そして二人は結ばれた』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『こんな感じで高育と清隆君の家庭をぶっ壊そうと思うんだけど…一緒にどうかな?』

 

可愛い+ゼロ距離+うるうる瞳+おねだり+生おっぱい= 正義

 

「桔梗は天才だな。…結婚したあとどうする。桔梗のためならなんでもするぞ」

 

櫛田を抱き寄せ頭を撫でる。俺を脅迫するために証拠を集めていると思っていた。違った。櫛田は俺を縛り付ける世界を壊すために証拠を集めていた。…俺は高育に来て偽りの自由で満足していた。心のどこかでは、いつかホワイトルームに戻る事になるだろうと諦めていた。見えない鎖が俺の心を縛っていた。

俺は櫛田と結婚するなどと言いながら、実際は結婚生活など本当は全く思い浮かべることなどできなかった。だが、今俺は本当の自由になれた。櫛田のためなら世界など壊しても構わない。

 

≪力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のすることだ≫

 

親父、あんたの教えを守ろう。

 

俺は俺の持ちうる力、全てを使い、櫛田桔梗を幸せにする。

 

 

 

『結婚後についてですが、そのときは私たちは日本で一番有名な夫婦になってるからね。動画配信者として暮らします』

 

『そして記念すべき夫婦配信一回目で、清隆君との仲直りセックスを生配信だよ。清隆君のワールドオチンチンも世界デビューさせてあげるね♡』

 

 

 

 

親父、だめだ権力は使うな。俺を退学にしようなんて考えるな。力を無駄に使うのは愚か者だ。自重しろ。

 

 

 

 

 





チュートリアル完了です。

【ようこそ櫛田桔梗のいる学校へ】 本編が解禁されました。

ヒロインは全ルート櫛田桔梗です。過激な描写が解禁されます。各ルートは並行時空になります。同時攻略は出来ません。それでは櫛田無双をお楽しみください。


Aルート(綾小路清隆編)
Bルート(バッドエンドorビターエンド)

Oルート(沖谷京介編)NEW
Yルート(××××編)
Hルート(××××編)
Ⅰルート(×××編)
Sルート(××××編)
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