【敗者】とレヴィはデパートを出た後、家に戻ることはなくショップエリアに向かっていた。
二人が心を落ち着かせて、平静に戻る為に少し時間が必要だったからだ。
二人は会話を交わすことはなく、一言も喋ることはなく、行先も伝えず在らぬ方向へ歩き出した【敗者】にただ真っ直ぐ着いていった。
わざわざ徒歩を使った甲斐あってか、ショップエリアに着く頃には平静を取り戻しており、【敗者】はショップエリアの中心までやってくるとフードの隙間からクリスマスツリーを見上げていた。
ありがとう、とは言わない。
「こんな照明如きを飾るだけで……ヒトは愉しいと感じるのか」
「んー……【敗者】が当たり前に使ってる計算式も大昔に発見した数学者は凄く嬉しかったと思うよ。人間なんて皆そんなもん。特別感に囚われるの」
「それとこれとは全く違うだろう。何年も繰り返されてきた事だ。何も特別ではない」
「でも、特別じゃないことだって楽しいよ?」
【敗者】はレヴィを見て目を細めた。
レヴィは【敗者】から「例えば」と問い掛けられているように感じた。
「ぎゅーってするのだって、ちゅーするのだって、何回しても飽きないし、ずっと幸せだなーって感じるの」
「幸福と悦楽は違う物だ」
「ふふっ、同じだよ?悦楽を感じないと幸福にはなれない。幸福になってる時、悦楽を感じてる。十分条件とか必要条件とか関係なく、完全にイコール」
「貴様らしい考え方だな……」
刺激と快楽こそが幸福である、という彼女の価値観からすれば幸福と悦楽は全く同じ物なのだ。【敗者】はそうではないが、少なくともレヴィはそうだと考えている。
「だが、悪くない」
自分とレヴィは完全に違う。同じものでは無いし、融合しても同じ物になれる気はしない。
【敗者】は彼女が一つになりたい訳では無い、と言っていたのを思い出した。
今ならその気持ちも少し分かる気がする。
シオンとひとつになりたい、知識を得たい、全知になりたい……そう考えるような知識への執着は、不思議とレヴィの元だと曖昧になっていた。
彼女には未知が沢山あって、それに惹かれているという自覚はある。しかし、なぜかひとつになってその未知の全てを解き明かそうという気にはならない。
少しずつ、少しずつ、糸を解くように明かしてみたい……その過程を楽しんでみたいと考えた。
「これは……」
「?」
「この気持ちは、お前への興味が引き起こしているのか?」
【敗者】はレヴィの手首を掴むと、クリスマスツリーから離れて歩き出した。
来た道を帰る訳ではなく、人の少ない横に逸れると、まっすぐ進んで、目の前に広がる空間の中へ入っていった。
極彩色の赤が埋め尽くすそこはコミュニケーションに特化したスペースであり、アークスの間では「赤部屋」と呼ばれている物だ。
空のショップに閉鎖された扉……
【敗者】は奥へ進んでレヴィを連れ込むと、彼女を壁に押付けた。
「【敗者】?」
彼は返事を返さないままレヴィの頬に触れた。
柔らかく丸く暖かい感触が【敗者】の掌に広がり、少し力を入れるともちもちと柔らかく潰される。
「るぅ……」
ぷるりと艷めく唇。くりくりと丸い瞳。レヴィの全部が小さくて、柔らかくて、暖かい。
フードから覗く紅い瞳は輝き、【敗者】はその手を滑らせて頭を撫でると彼女の唇にキスをした。
「んっ、るぅ?どうしたの?……ちゅーしたかった?」
【敗者】はこくりと頷き、膝を着いて座ると彼女を抱きしめた。
「貴様に拒否権を与えたつもりはない」
「ふふっ、拒否なんてしないよ♡」
レヴィは【敗者】の背に手を回しぎゅっと抱きしめて、柔らかく微笑む。
「あぁ……」
(本当に都合のいい子だ……)
【敗者】はそのまま彼女を抱きしめて、ゆっくりとその体温に浸っていた。
暫くして【敗者】は体を離し、帰る為に立ち上がる。
「……」
そして一歩歩き出したが、レヴィはそんな気分ではなかった。
「……まっ、……て」
服の裾をくいと引っ張り、レヴィは【敗者】を止めた。
「……?」
レヴィは彼を露っぽく見つめた後、ボソボソと言葉を紡ぐ。
「もっと、……ぎゅーとか、ちゅーとかしたいかも」
「ここでする事にそんなに拘りがあるのか?」
「家に帰ったら……そういう気分が冷めちゃいそうな気がして……」
レヴィはほんのりと顔を赤らめ、恥ずかしそうに呟いた。
ようはそういう気分という訳だ。
【敗者】はしばらく彼女をじっと見つめたあと頷いた。
レヴィはすぐに【敗者】の元へ向かい、彼を抱きしめる。
【敗者】の匂いがいっぱいに広がり、彼の眉目秀麗な顔はレヴィだけを見つめていた。
それが彼女にとって数少ない優越感を得られる物だ。
「【敗者】……あのね、やってみたいことがあるの……いい?」
レヴィのやってみたいことなどろくなもんじゃない。
【敗者】は頭の中でそんな言葉を呟いたが、口から出た言葉はやんわりとした忠告だけだ。
「好奇心旺盛なのは良い事だが、無謀な行動は己の身を滅ぼすだけだぞ」
「滅びるかどうかはわたしが決めることなの!」
「本当に貴様は懲りないな……流石の僕もそろそろお手上げだ」
【敗者】はくすくすと笑い、レヴィを見下ろした。
彼女との些細な口論が今の彼にとっての大きな幸せだ。
虚空機関の研究者や計算上自分より高度な知識を持つ人工知能との口論よりもずっと価値があるように感じている。そう、感じているだけ……
「ふふ、じゃあね、じゃあねー?プレゼントに貰ったの、使いたい!」
プレゼント、と聞いて【敗者】の頭にパッとクリスマスプレゼントのことを思い出す。
「プレゼント……あぁ、……僕を好きに扱える権利、か?」
レヴィはそれを聞くと何度も頷く。
プレゼントの話をしてから少し時間が経ったが、彼女がわざわざプレゼントの言葉を出してまでその権利を行使しようとした事はない。
余程のことなのだろう、と【敗者】は目を細めた。
「うんっ!あのね、……抵抗しないでっていうの、出来る?」
「抵抗しない……?そんなの元からじゃないか?」
【敗者】は彼女の命令の意味が分からなかった。
レヴィが明確に攻撃性を示してきた事は何度かあったが、その攻撃が【敗者】への肉体的なダメージに繋がったことはほとんど無い。
金的されても殴られても噛まれても【敗者】に痛みは与えられない。明確に彼の怪我にまで至ったものは、つい先日程に起きたアイゼンハートによる刺し傷だけである。
それで調子に乗ったのだろうかと一瞬彼の頭に過ぎったが、今の彼女にあの時のような殺意はなく特別そのような欲求を焚き付けたつもりもない。
「うんん……ちょっと違うかな、いつもは【敗者】が抵抗しようと思えば出来るでしょ?でもお願いしてるのはね、抵抗したくてもしちゃダメなの」
レヴィのくりくりと丸い瞳が細まり、彼をじっと凝視する。
しかしそれは【敗者】にとって道化のようにしか感じられず、思わずくすくすと笑いだした。
「はははっ、なんだ。殺したいのか?それとも、前のように傷を付けて自慰行為でも?」
「いいからほら……そこに座って!」
「はいはい」
レヴィにグイグイと押され、【敗者】は座ると、すぐにレヴィがそれを押し込んで肩を掴み血走るように赤く輝いた瞳で彼を見下ろす。
レヴィは何かに駆られているようで、心拍数が上がっており息もはぁはぁと荒い。さながら獣。
「言う事聞いてくれるってことでいい?良いね?うん!ありがと」
【敗者】が返事をする前にレヴィはうんうんと頷いて勝手に納得すると、【敗者】から手を離し、彼をちらちらと何度も見ながらポケットをまさぐる。
(聞いたつもりはないんだが……卑しい性格は相変わらずだな)
【敗者】がそんなことを心で呟いていると、レヴィは目的の元を探り当てたのかある物を取り出し卑しく微笑む。
「んふ……、……ふふ、きゃは。これ、……これだよコレ♡」
黒い革の艷めく光沢と銀色の金具。
レヴィの手に収めるには少し太いベルト。
「ん……?」
レヴィは首輪を取り出しており、丸く収められたそれの金具を外して解放するとゆっくりと【敗者】に近付ける。
「はい【敗者】、抵抗しないでね?お約束、レヴィちゃんとのお約束でーす♡」
そのまま首の後ろの方まで回し、ゆっくりと巻いていく。首輪を。固く大きく、リードの繋ぐ金具がカチャカチャと揺れながら……
「は、……いや、待つんだ。何故それを僕に……」
「え?だってこれ、【敗者】用だから」
ガチャン、と金具の噛み合う音がすると【敗者】の首に無骨な首輪が嵌る。
瞬間レヴィは歪んだサディスティックな笑みを浮かべ、その首輪をなぞると口角がによによとさらに上がっていく。
「僕に……、この僕に……犬の首輪だと……?」
「へへっ、イライラする?」
「当然だ……!」
大型犬用の保護もされていない肌触りの悪い感触と共に首元に窮屈さがまとわりつく。
飼い主が犬に首輪を嵌められる等、屈辱でしかないだろう。
【敗者】は目を細めレヴィを睨みつけるが、彼女はそれを見てもただ笑うだけで、そのまま【敗者】の服に手をかけた。
「あのね、エッチしよ、【敗者】♡」
「こんな状況でやることがセックスとは……この僕に命令しているというのに、貴様には高尚さの欠けらも無いな」
「色々頭良さそーなこと言ってるのもいいけどさぁ、……脱いで?早く」
「……僕にここで脱げ、だと?貴様ここがどこか分かっているのか?」
生憎露出好きのレヴィと違って【敗者】にその趣味はない。
「え?分かってるよ。わたしも脱ぐから、早く脱いで。脱がないならこのまま脱がせてあげる」
【敗者】はレヴィの行動意図に気付いた瞬間、好きなようにできる権利などという無敵のカードを与えた事を猛烈に後悔していた。
これならまだ地位や成果を求める研究員の駄々を聞いていた方がマシ。
レヴィのやることは全てそんな利益無関係の行為であり……利益無関係で無法な、我欲の為の命令がろくな物になるわけが無いだろう。
「その首輪がついてる間は、あなたはわたしの命令に従ってね?脱いで。エッチするだけだから……ね?」
「……チッ、僕にこれ程の屈辱を味合わせるとは……」
【敗者】は自分のコートに手を掛け、ゆっくりと脱ぎ始めた。彼女の要求に完全に従うつもりは無い。ギリギリ外に居られるくらいの状態にするつもりである。
対してレヴィは【敗者】を見上げ笑いながらぽんぽんと服を脱ぎ捨てていく。
暖房の効いた室内とはいえ公共の空間だ。いつ誰が入ってきてもおかしくない。
【敗者】に脱げと強要したのはそのリスクを背負わせるということでもあるのに、レヴィはなにも気にしていない。
「屈辱〜?!ひどいなぁ、わたしはただ【敗者】と楽しくしたいだけだよ?屈辱とかなーんにもないでしょ?」
するりと下着が落とされると、ニーソックスだけのわがままな裸体が晒される。
丸く大きな胸は僅かに汗ばんでおり、柔らかい贅肉に包まれた体の割に背丈は随分と低い。
「不愉快だ……」
【敗者】はシャツとズボン姿の、家でセックスする時とあまり変化の無い姿を見せている。露出を好まない彼にとってはこれがスタンダードだ。
しかし、レヴィはその姿を見ると不満げに頬を膨らませ【敗者】のシャツに手を掛けた。
「なにそれ、全然足りないんだけど?」
「バッ……」
レヴィは迷わずシャツのボタンを乱暴に剥がし、彼の肌を露出させる。
逞しい胸筋や腹筋が晒され、レヴィは思わずそこに抱きついて頬を寄せた。
「ふふっ……固ぁ〜い♡♡」
張った筋肉を撫で、骨が食い込むほどに顔を押し付ける。
そしてそのままズボンのベルトに手を掛けようとすると、【敗者】は思わずレヴィを無理やり剥がして突き飛ばした。
「ふざけるのも大概にしろ……!」
「きゃんっ!」
レヴィはそのまま尻餅をつき、地面に倒れ込む。
固い床に彼女の体が押し付けられ、一瞬動かなくなると【敗者】は自分の反射的に行った行動を自覚して体が硬直する。
しかしレヴィは傷付いた様子もなく、顔を俯かせたまま肩を震わせクスクスと笑い出した。
「はぁはぁ……♡ふふっ♡抵抗しないでって言ったでしょ?だぁーめ♡」
レヴィはまたゆるゆると立ち上がり、【敗者】に近寄ると彼のベルトに手をかける。
今度は抵抗出来なかった。自然にとか、操られてとか、そういうのではなく自分の意思で抵抗を辞めた。
「自分の首に何が付いてるのかよく思い出して?それは貴方がわたしにくれたプレゼントなんだから……」
「ッ、……くっ……」
悔しそうな声は出しても【敗者】の心は彼女を受け入れた。
ベルトが解かれ、金具が下ろされる。
隙間から覗く黒い下着と熱の籠った膨らみはレヴィを舞い上がらせるには十分で、彼女は恍惚に目を細めパンツの上から逸物をカリカリと擦る。
「んふ♡もーカチカチ♡金属みたいにかたぁ〜い♡♡」
レヴィは下着に顔を埋めすーはーと音を立てながら呼吸し、猛々しい雄の匂いがいっぱいに広がると、腰が動き出し【敗者】にへこへこと押し付け始める。
「貴様は本当にド変態だな……哀れにすら思えるよ」
「んふぅう……♡るぅのおちんぽ……♡はぁはぁ……♡」
レヴィは下着をずらし逸物を露出させると、そこに頬を押し付けて甘えたように擦り付ける。
【敗者】はこの柔らかい女体を触れずに待つというのも出来ず、彼女の肩から手を滑らせ胸を引っ張ると、レヴィから甘い声が上がった。
「るーぅ……♡もう、しょうがない人だなぁ♡はやくいっぱい触って……?」
レヴィは【敗者】を押し倒すと、姿勢を返して彼の顔に股ぐらを押し付ける。
びちゃびちゃに濡れた膣口が彼の視界に広がり、ねっとりと垂れた愛液が彼の口端に垂れた。
「しょうがないのはどちらなんだか……」
【敗者】はレヴィの膣を広げ、じっくりとそこを眺める。
薄紅のまるで処女のように綺麗な無毛のマンコなのに、その口だけはぱくぱくと呼吸をしていやらしい膣襞を覗かせていた。
「ふふ♡あは……♡【敗者】の太くて長くて硬ーいおてて大好き……♡」
【敗者】の指がゆっくりと恥丘を撫で、クリトリスをそっと撫でる。
「ふぁああっ♡あん……っ♡あっぁああ……♡」
蕩けた声が広々とした赤部屋に響き渡り、レヴィは声も抑えずに快楽に酔いしれる。
「レヴィ……少し声を抑えてくれ……、ッく……」
【敗者】の声も聞かずレヴィは逸物を咥え、亀頭に吸い付く。
「ぢゅぶっ……♡んっん♡はぁあ……♡おいひぃ……♡」
「レ、……ッ、……クソ……ッ」
目の前に香り立つ雌のフェロモン。
早く入れてくれと言わんばかりにひくつく膣口に【敗者】は食いつき、舌を立てた。
「んっ♡ふぁああっ♡あっあ♡んんんぅっ……♡んぶっんんんっ!!」
「それでも咥えて黙っていろ……!」
【敗者】は腰を突き上げてレヴィの喉奥にねじ込み、ぐりぐりと押し付ける。
「んっんぅ゛う゛!!っンンぐっ……!!」
「これが欲しかったんだろう?」
「んっんぅう……ッ、んんんぁっうううっんん♡♡」
【敗者】はレヴィのクリトリスに吸い付き、舌を立て刺激する。
充血し硬くなったクリトリスは僅かな刺激でも強く反応し、ビクビクと体が震える。
「るぅう……っ♡ふぁっ、ぁっあ……♡あんっ♡んぶっ……んんんぅ……♡」
レヴィも負けじと裏筋や鈴口を舌で弄り、唾液をたっぷりと満たした口の中で優しく愛撫する。
「ック、……んっ、……」
舌の繊細な刺激が互いの性感帯を執拗に擽る。
「ふぁっ、っあ♡っあぁ……っ♡るぅさ……っ♡」
レヴィはガタガタと足を震わせながら軽く絶頂する。
どくどくと脈打つように激しく収縮する膣口を見て、【敗者】は更に吸い付いた。
「ふぁっ?!あっぁあぁっ♡だめぇっ♡」
そして指を這わせると膣の中に指を滑らせ、Gスポットを抉る。
「っふぁあああっ?!」
瞬間、レヴィは絶頂し激しくビクビクと痙攣しながら潮を噴き上げた。
【敗者】の顔に思い切り潮が掛かり、彼は驚いて少し顔を顰めるが直ぐに膣口に吸い付いて舐め取り始める。
「こんな場所で僕の顔に粗相をするなど……貴様も随分生意気な女だな」
「ちっ、ちがぁ……だめっていったのにぃ……」
「しかし……ふふ、この汁は随分と美味しい……」
【敗者】はレヴィの潮を舐め取り、己の顔に掛かった液をハンカチで拭き取る。
不思議と逸物は先程よりもずっと硬くなっており、ギチギチに硬くなった其れをレヴィの頬に押し付ける。
「ほら、……お前も飲んだらどうだ?バディなんだろう?」
「バディって等価交換みたいな意味じゃないでしょ……もう、ほんとーにどうしようもないヒトなんだから♡」
レヴィはそんな軽い嫌味を吐いてから逸物にしゃぶりつき、射精させるために睾丸を撫でながら根元からしっかり吸い上げる。
「んっ、……ふ……、あぁ……レヴィ……♡」
「るーさ……♡ちんぽの先からたくさんしょっぱいお汁出てるね……♡せーえきだしたくてたまんないよね……♡」
ツインテールを波のように揺らしながら【敗者】の逸物を根元から先端までじっくりと舐め尽くす。
尿道から精液が込み上げ、【敗者】は足に力を入れて拳を握り締める。
「はっ、……っ、く、……射精そうだ……」
「んっ……♡んぅう……♡」
きて、と言わんばかりの甘えたようなバキュームが襲ってきた瞬間、【敗者】の逸物はその抑圧から解放され精液が彼女の口の中を埋め尽くす。
「っく……!」
「んっ♡んむ♡んっ♡」
スライムのような濃厚な白濁がレヴィの舌から喉に流れ込む。
鼻の裏にまで染み付くような雄臭い匂いと苦甘い特有の味をしたそれを飲み込み、恍惚に目を細めゆっくりと呼吸をした。
「えへ……美味しかったぁ……♡」
【敗者】の目に映ったのは自らの醜悪な逸物を喜んで咥え、精液を飲み干し、悦びに浸る美少女の姿。
"彼"の本質に性別などという概念があろうがなかろうが、そんなものは関係ない。自身が雄と認識し、目の前にいるものが雌であるのなら、心に感じたこの興奮は性愛に違いない。
「……」
レヴィは起き上がって【敗者】の上に跨り、彼の逸物がまた硬く膨らんでいく姿を観測する。
「ふふ……♡」
「貴様の変態ぶりには全く……本当に付き合いきれないな」
「こーんなカチカチにしてるくせに何言ってんの?」
レヴィは【敗者】の逸物をつんつんとつつく。
屹立したそれは一度射精したというのに勢いが衰えるどころかさらに増していた。
「式が狂っただけだ……」
【敗者】はそんな事を言いつつもレヴィの腰に触れ、柔らかい腹をもちもちと摘む。
「こらっ、……あははっ、もぉー……そんなイタズラするならこのまま入れちゃうよ?」
「イタズラ?この程度でそんな言い方をするとは……貴様の中の基準は随分と甘いな」
【敗者】はくすりと笑い、レヴィの尻を掴んで引っ張った。
「ほら、入れてみたらどうだ?ヤリたいんだろう?」
【敗者】の挑発的な声にレヴィはぷっくりと頬を膨らませ、反抗の意を示そうと腰を持ち上げる。
「そんな事言ったらほんとに搾り取っちゃうよ?いいの?」
「良いと言っているから身を任せているのが分からないのか?」
「むぅううっ……!!」
レヴィは腰を動かして膣口に亀頭を引っ掛け、噛み合うまでにちゅにちゅとずらす。
「んっ、……っ、はっ、……」
逸物が愛液で濡れていき、膣口と繋がって糸を引いた。
少し腰を揺らすとぴったりとはまり、それからレヴィは少しずつ腰を下ろして逸物を飲み込んでいく。
「ん゛ッ、……太、ッ、……ッ♡♡♡」
レヴィは少し腰を動かしただけでビクビクと絶頂し、普段よりも数段雑魚仕様の蜜壷が逸物を呑み込んでいくほど更に声が大きくなる。
「んぅ゛ぅ゛う゛ッ……♡お゛♡お゛ぉ゛……ッ♡」
淫猥で窮屈なレヴィのマンコの中にみっちりとチンポが密着し、竿にひだがぬるぬるとまとわりつきながら挿入され、最奥まで達すると蕩けて降り切った子宮に鈴口がぶつかった。
「声、……抑えろッ……」
「んぅ゛ぅ゛う゛ッ……♡♡ん゛ッ♡」
レヴィはゆっくりと腰を持ち上げ、また下ろす。
僅かな動きでも太く硬い逸物がレヴィの弱い部分を扱き上げ、すこし後ろに向ければアナル側の浄化腺を押し上げる。
一突きごとに絶頂しているのではないかと思うほど、レヴィの雑魚マンコは敏感で暴力的な快楽によがり狂っていた。
「くッ、……はぁはぁ……」
「るぅ……ここでするのきもちぃ……♡」
赤部屋の中はいくら声が漏れないとはいえ、施錠出来る訳では無い。
死角であれど人が来ればすぐに分かる。
「レヴィ、……ッ」
しかし、外でする事への嫌悪感や危機感などを全て押さえ込み性欲だけが勝っていた。
「お゛ッ♡るぅも、すっごく、カチカチ……♡えっち、したかった……?」
「当たり前だ……この馬鹿女ッ……」
「お゛♡ぉ゛ッ、お゛ッ♡きもぢぃ……♡るぅのちんぽすごぃい……♡れびーのおくぐりぐりしてぇ♡せーしだしたくてどくどくしてる♡」
「ッは、ァッ、あ゛ッ、……っぐ、ぅううッ、」
【敗者】は血が出るほど唇を噛み締め、声と快楽を押えながら腰を動かしていた。
しかし余りの気持ちよさに直ぐに搾精され、どくどくと濃く長い射精を味わう。
「っあは♡はっ、……きもちぃ……ねぇー♡るぅはいっぱいいっぱいつよいのにぃ♡わたしみたいなよわーいあーくすにおちんぽいじめられるときもちくなっちゃうんだぁ♡」
「ッ……!!」
レヴィの煽るような言葉は【敗者】を苛立たせ、敗北感情を刺激してさらに逸物が固くなる。
レヴィはふりふりと尻を揺らし誘惑していると直ぐにレヴィの膣の奥を亀頭が穿ち、音も気にせず激しいピストンが始まる。
「お゛ッ♡ぉ゛♡お゛っ♡っぐ♡いぐっ♡いぐぅううっ♡」
レヴィの雑魚絶頂で激しく潮を噴き上げ、痙攣しているが容赦なく【敗者】はピストンを行い、少し体位を変えると彼女の腰を掴んでまるで玩具を扱うかのように揺さぶる。
「すごっ♡お゛♡しゅごぃ♡きもぢぃ♡そぇ゛♡そぇっ、もっとぉ♡♡」
レヴィは膣内を締め付けながら深い絶頂に陥り、抜け出せることなく快楽地獄でオーガズムに狂う。
「お゛♡ぉ゛ッ、お゛♡お゛っぉ゛♡」
「ッあぁ、……ッ、ヴィー……ッ♡」
雌雄のフェロモンを漂わせ、肉をぶつける性行為に勤しみ二人は最早ここが外だということを完全に思考から捨てていた。
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる