そんな中、ルビィは44番艦のショップエリアに居た。
偶然でもなんでもなく、故意で彼女はレヴィに会いに来ていた。
ジグに居場所を聞いたあとパーソナルデータで大体の座標を確認し、ショップエリアに居ることを突き止めていたのだ。
目的は彼女と会話をして、彼女が本当に自分の戸籍に乗っていない妹なのかを確認したかったのだが……
「……」
ショップエリアの大体を探しても見つからず、ルビィは青部屋も覗いてみるがそこにもいない。
そうなると後は赤部屋だけだ。
しかし、赤部屋に近付くとなぜだか悪寒のような嫌な気配がしている。
ルビィは自分の勘に従って音が立たないように恐る恐る扉を開けてみたところ、瞬間甲高い声と共に破裂音が聞こえてきた。
「ッ?!」
それは悲鳴や暴力ではなく、明確に"そういう"音だ。
ルビィは去ろうとしたもののその存在がレヴィであるかどうかの確認だけするために静かに近付き、観葉植物に身を隠しながら見下ろした。
そこには、目に余るような光景が広がっていた。
「るぅ♡あっあ♡ぁああぁっ♡そこばっかぐりぐりしちゃらめぇ♡」
レヴィは憎悪に染まりきった歪んだ顔をしていない。
睨んでもいない。
彼女は蕩けた顔で甘く声を上げ、服を脱ぎ散らかし、全裸のまま男の上に跨っており、男に腰を掴まれてそのむっちりとした大きな尻が歪むほど激しく突き上げられている。
「ハァハァ……レヴィ……好きなだけイくといい……♡」
聞き覚えのある声が聞こえた。
誰だかルビィにはすぐ分かる。
しかしこんなことはしないしこんなことは絶対に言わないということも分かる。
男は大きな体躯に筋肉の着いた凛々しい肉体で、逸物も凶暴だ。
「いぐっいっぐ、いくっ♡〜〜〜っっ♡♡♡」
レヴィが仰け反り盛大に絶頂すると男の非常に特徴的な赤いオッドアイの瞳と涙のようなタトゥー、そして顔を赤らめレヴィを見つめ、情欲に目を細める姿がルビィの視界に映りこんだ。
レヴィは見られていることも露知らず盛大に絶頂したあとひっくり返され、正常位でピッタリと生殖器をくっ付ける。
「あっぁああっ♡るぅぅ〜〜♡♡すきぃいい〜〜♡♡♡もぉれびーとけちゃうよぉぉ……っ♡♡♡」
「ッ、レヴィ……可愛い……♡本当に可愛いなお前は……♡♡」
レヴィは蕩けきった甘い顔に甘い声で【敗者】に足を絡め、腰をぐねぐねと揺らして快楽に酔いしれていた。
【敗者】はレヴィの頭に顔を埋め、すーはーと呼吸しながら射精するために根元から先までしっかりと膣の刺激を当てる。
「るぅ……♡【敗者】だしてぇ……♡だーくふぁるすのぉ……♡すっごく濃いせーえきぃ……♡れびぃのおまんこに全部出してぇ……♡」
「ココだけでいいのか……?」
「もういじわる♡おくちにもおしりにもいーっぱいだしてね♡全部受け止めるから……♡ぜーんぶ……っ♡ぜぇーんぶ……♡るぅのせーえきわたしのものだからぁ……♡」
「……ッ、レヴィ……、愛してる……」
二人は本当にどんなカップルよりも甘く、汗ばんだ体をくっつけながら猫なで声で愛を囁き、ぐちゅぐちゅと結合部から白濁といやらしい音を立てて繋がる。
「わたしも、っ、わたしも【敗者】あいしてる♡愛してるっ♡いっぱいいっぱい♡すっごく、っ、すっごくっ♡」
「射精すぞ……レヴィ……♡」
「うんっ♡イく♡いっしょにイくの♡イク、ッ、いく、ッ、〜〜〜ッ♡♡♡ふぁあああああッ♡♡♡」
二人は同じタイミングで絶頂し、レヴィは【敗者】の白濁を受け止めると浄化腺が反応してさらに激しく絶頂する。
「ッ、……は、……ッ、……レヴィ……ッ♡♡」
「なかでいーっぱいどくどくしてるね……♡【敗者】のどすけべ♡」
二人はキスをしてくすくすと笑いあった後、楽しげに互いを見つめて浸りきっていた。
「貴様も相当な変態女だろう?」
【敗者】はそんなことを言ってレヴィをからかう中、彼女は【敗者】の股ぐらに顔を寄せるとにやりといやらしく微笑んだ。
「ふふっ♡じゃあ【敗者】は今から変態女におちんちん食べられちゃいまーす♡」
レヴィはそう言うと白濁と愛液まみれの逸物を咥え、じゅるじゅると音を立てながら吸い付く。
「っん、……あぁ、……可愛いよ」
「んむ♡んっ♡るぅのおちんぽもすっごくかっこいぃね……♡」
「ック、……ッ、ん……」
口を離したかと思えば睾丸を撫でながら舌で裏筋を刺激し、シワの寄った部分に何度もキスをして先走り汁を舐めとる。
「ふふ♡るーぅ、ここ舐められるの好きでしょぉ……♡」
「っ、あぁ、……レヴィ、……好きだ……」
「【敗者】がもーっとせーえきいっぱい出せるようにここもいっぱいマッサージするからね♡」
レヴィは【敗者】の腰を撫でて浮かせるように誘導すると、竿を手で扱きながら睾丸の裏に顔を埋め呼吸する。
「んぅうう……♡すっごくオス臭くて……♡いい匂い……♡♡」
「ッ、……レヴィ、……」
レヴィは尻をふりながら雄の匂いを嗅ぎ、【敗者】のぬるぬるの亀頭を激しく責めて射精を促す。
「ッこら、……レヴィッ、辞め……」
「これじゃどこにも出せないからやだってぇー?」
「そうではなく、……こんな場所でッ……」
「今更正気に戻ってどーするワケ?あんたも大人ならエンジョイしなきゃ♡どーせこんな過疎船の過疎ブロックに人なんか来ないんだから♡気が済むまで二人でえっちなことしよ?ね♡」
レヴィは楽しげな声で【敗者】にそう声をかけると、【敗者】も腹を括ったのかレヴィの髪を掴んで頭を持ち上げ、彼女の頬に逸物を擦り付ける。
「っ、……、レヴィ、……顔に……出させろ」
「あは♡いいよぉ……♡そーゆー事するってことは【敗者】も本気になっちゃったねぇ♡ふふっ♡」
レヴィは嬉しそうに逸物に頬擦りし、先走りに吸い付くと【敗者】は逸物を握って扱き始めた。
「っあぁ、……レヴィ、貴様が言ったことだぞ……後悔するなよ、……出すぞ、レヴィ……」
「ん♡るぅかけて♡びゅっびゅっびゅー♡」
レヴィは顔を離し目を閉じて受け止めの体制に入ると、【敗者】は彼女の汗ばんだ柔らかく幼げな顔を見て己の情欲を刺激しながらその柱となる逸物を扱き上げレヴィの顔に精液をぶっかけた。
「ッく……」
レヴィは降りかかる液を受け止め、愛おしそうに微笑む。
「ふぁあ……♡るぅのせーえきすっごく濃い匂い……♡嗅いだだけで妊娠しちゃいそぉ……♡」
「世迷言を……」
【敗者】はそんなことを言いつつも顔を赤らめており、レヴィは彼の上に乗るとまだ萎えない逸物の先を膣口に押し付けてグラインドするように腰を動かした。
「えへ♡じゃあおまんこももーっと【敗者】のおちんぽでいっぱい虐めてせーえきびゅっびゅっびゅー♡ってしてね♡」
レヴィはそのまま腰を下ろしてずぷずぷと挿入していく。
「あぁ……ッ、キツ、……ッ、ン……」
「ッお゛♡ぉ、っ、……♡♡」
もう見てられない。
ルビィは顔を真っ赤にしたまま二人から目を背け、恥じらいに耳を塞いだ。
しかし、レヴィは間違いなくあの甘ったるい声で彼の名前を何度も何度も呼んでいた。
彼女が跨りセックスしている相手が、ダークファルス【敗者】だと。
(【敗者】があんな……ありえないだろ?!なにがどうなったらこんな真昼間から外で女とセックスするやつになるんだよっ!!)
「お゛っお゛♡お゛♡【敗者】のちんぽすっごくおっきい……♡おくいっぱいぐりぐりされてぇ……♡わたしのおまんこ潰れちゃうよぉ……♡お゛っ♡お゛ッ、ぉ゛♡」
(【敗者】のアレのサイズとか知りたくないし……!くっそ……来る日絶対間違えた……)
しかし、こんな日でも無ければ【敗者】が素の姿を晒している状態も見れなかっただろうとルビィは思った。
前に見た時の【敗者】はフードを深く被って姿を隠していたし、他の機会を探しても多分そうやって隠したり変装したりしてダーカー因子を抑え、己の姿を見せないようにしているだろう。
実際、ルビィも容姿を見るまでダークファルスがここにいると分からなかったほど彼はダーカー因子を抑え込んで潜伏している。
しかし、潜伏してやる事が女と無駄な買い物してセックスか?
ルビィは頭の中があまりにも混乱し誰かに相談しようとか、シャオや六芒均衡、果てはマトイにまで報告する気にもなれず、ただその場に留まってオラクルを支配していた男と自分の妹かもしれない女の激しい性行為を見守ることしか出来ない。
「ッおひり……♡ッきもぢぃぃ……っ♡♡」
(フォトナーは尻の穴に入れるのが普通だったのか……?どういう性教育だ?そんな文献見たこともないぞ……?さすがにこれくらいはシャオに聞いてもいいのか?でも……)
ルビィはとにかく、頭の中で必死に状況を整理する。
ひとつ、レヴィという女はフォトンアレルギーという稀な障害を持ちフォトンが全く使えないアークスだが、それにしてはかなりの実力者であること。
ひとつ、レヴィという女はルビィの妹だと噂され、戸籍や家系図にはその記録は無いが実際は本当かもしれないこと。
ひとつ、レヴィの恋人らしき男は今行方不明でオラクル中から指名手配を受けている超危険人物ダークファルス【敗者】であること。
ひとつ、……ダークファルス【敗者】は、知識を求めていたはずだが今は何故かレヴィとところ構わずイチャつく謎の男に成り下がっていること。
「んんっ♡るぅう……♡【敗者】大好き……♡」
「僕もだ……レヴィ」
ルビィには【敗者】の言葉は有り得ないがとても嘘だとは思えない。
仮に彼女を支配し、騙すための嘘なら彼はこんな行動はできないと思った。
彼は元々肌露出が少ない服を着ていたし、プライドの高さも、色恋への無関心もルビィの目から見てすら明らかだった。
これが嘘でアークスを騙し、隠れる行為だというのならあまりにも体を張りすぎだし、何よりあの【敗者】が顔を晒して野外セックスなど馬鹿な真似を正気では出来ないだろう。
だったら逆に、なぜこんなことをするのかという話になる訳だが……
(ダメだ、レヴィへの関心と【敗者】への疑問で脳が焼き切れる……)
ルビィはとりあえずその場からゆっくりと離れ、また防音の向こうにあるショップエリアに出ていった。
「はぁああ……」
ルビィはようやく声が出せるようになり、深くため息を着く。
ルビィはやっぱりこれを誰にも相談する気にはなれない。
レヴィの事だって誰にも相談しなかったのだ。【敗者】のことなんかもう何十倍もそうだろう。
しかし、あれだけ大っぴらにやってはいつかアークスに見つかる時が来る。
もしその時がきたとすれば、ルビィがいくら隠そうが彼らは逃げることが出来なくなる。
問題は悪意のない相手を一方的に殺すことが、本当に正しいのかどうかだ。
ただでさえアフィンの姉が【若人】になっており、彼女をどうにかして救済出来ないかと悩んでいる所なのだ。
それに【巨躯】にはまだゲッテムハルトの意識が残っており、もしかしたら自我を取り戻せるかもしれないという疑いがある。
【双子】についてはよく分からないが……【敗者】が自我を取り戻したら、ルーサーになるのだろうか。
しかしルーサーも全くまともな人間ではなかった。だがあのルーサーも最初からダークファルスが取り憑いた状態であり……
(落ち着け……見た情報の中で私は今何を考えるべきなのか整理するんだ……)
一番重要なのは、今の【敗者】に悪意があるのかどうか。
今後の【敗者】に対するルビィの立ち回りを決める判断基準は、それしかない。
彼がもし仮に改心して同じことは繰り返さず、一人の人間として罪を償いながら生きようと考えているとして、そこを交渉の余地もなく殺す一択になるならダークファルスに変異した人を救おうと考えているアフィンやメルランディアを冒涜する真似になる。
彼らのポジションを【敗者】の場合に当てはめた時に該当する人物がレヴィなのだから。
彼女は【敗者】が完全にダークファルスだと分かっていた。その上で受け入れて、彼を人として扱っていた。
そうでなきゃあの娯楽に興味無さそうな男を連れて商業施設に行ったりしない。
わかる範囲で渡航履歴を調べたが宇宙探索などという超デートスポットに二人きりで行っているし、SNSなどのアカウントは一切無かったが"レヴィ"と"ルオン"のアークスカードの配偶者に関する記述には互いの名前が婚約者として記載されている。
ここまで恋愛にゾッコンな相手が果たしてもう一度オラクルを支配し宇宙を自分のものにしようと考えているのだろうか?
ルビィにはとてもそう見えなかった。
とりあえず、この場ではこれ以上なにも動く気にはなれない。
この濁流のような情報を整理して持論を持つには、長い時間が必要だ。
レヴィの汗ばんだ胸が【敗者】の首を包み、彼女は【敗者】と目を合わせると甘く微笑んだ。
「はぁはぁ……るぅ……♡ちゅーしよ……♡」
「ん……、ふ、……」
レヴィの小さな顔を【敗者】の大きな顔が覆い、唇を合わせると肉厚な舌を出して絡める。
舌が歯列をサラサラとなぞり、暖かく複雑な口内を先端でなぞっていく。互いの舌が噛み合い、火よりも熱い舌の感触が快楽となってじわじわと響く。
「んん……っ、ちゅっ、……む、んむ、ふふっ、るーぅ♡るぅすきぃ……♡」
唇が離れても心は全く離れない。
レヴィはうわ言を放ちながら【敗者】の頬にキスをし、彼の頭を包み込むように抱きしめる。
「そんなに甘えたいのか?」
「いっぱい甘えちゃったら……【敗者】、怒る?」
レヴィのあざとい目線に【敗者】は目を閉じ、ゆっくりと彼女を抱擁した。
「……好きにするといい」
「ふふっ、るぅさー♡るぅさるぅさ〜〜〜♡♡すきぃ〜♡♡」
「あぁッ……可愛すぎる……」
「るーぅ♡るーさ♡【敗者】〜〜♡♡」
赤部屋の戯れはまだ終わりを迎えないようだった。
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる