――ボロボロで酒臭い体のまま目覚め、レヴィはため息を着く。
ディナンはまだ寝こけており、ゆっくりと伸びをして立ち上がると歩き出した。
確かこのチームルームの外に噴水がついていたはず……
レヴィがチームルームから出て彷徨いていると、植物を培養している温室の中に噴水が見えた。
そこへ向かい、服を脱ぐとそのまま噴水の中に入った。
温度調節された生ぬるい部屋の中で水を浴び、血が固まった汚い体を流していく。
周りを囲む花や草に囲まれながら裸体を晒して水浴びする姿は、傍から見れば何かの妖精のようにも見えた。
とはいえ、目は死んで濁ったような暗い瞳をしているが……
水に濡れると手入れのされていない髪も艶を持ち、傷と痣だらけの肢体は露が滴り、妖艶に仕上がっていた。
「……」
レヴィは噴水から出たが素足のままぺたぺたと歩き、あらぬ方向へ進んでいく。
「タオル忘れた……」
チーム用の船に豪華な風呂などあるわけもないだろうが、災害時の備品くらいはあるはずだ……なんて事を考えてレヴィは備品置き場の資材を漁る。
試験管や注射器のような消耗品や、見たこともない薬品、それに……悪趣味で破廉恥な道具とかも。
(あいつら、わたしが居ない間になにやってるワケ……? いや、毎日呑んだくればっかの場所じゃこんなものか……)
奴らは二次会と言って掃けていくものだから夜中にはほとんど人が居なくなるが、仮にパーティなどで大盛り上がりしてチームルームで寝るようなことがあればこういうものにも使い道ができるのだろう。
レヴィは恐る恐る箱の中を探ってみると、特有の柔い感触が手にあたりそれを掴んで持ち上げてみる。
「っ、う……」
どう見ても男性器を模したアレだ。レヴィの家にあるものよりかは少し小さい……が、まあ売られているものにしては平均的なものだろう。
「さ、最低すぎだし……」
レヴィは慌てて手を離すとまた備品を探り、酒や菓子箱が出てきて苛立っていく中、なんとか目的の携帯トイレやフェイスタオルが入った箱を見つけると、直ぐに取り出して体を拭き始める。
レヴィにとってのタオルは一種類のみ。
バスタオルは使わないし、そんな高級タオル知りもしないが……彼女の小さな背丈なら一応フェイスタオルだけでギリギリ拭き取れないくらいだ。
ビチャビチャになったタオルを絞って髪を拭い、まだ濡れ髪のままぼんやりとチームルームの方を見つめる。
ディナンが起きていたら困るというのは分かっているが……レヴィは服も着ずにチームルームに入っていった。
「……」
夜中のチームルームは静寂に包まれている。
レヴィは気絶したまま眠ったディナンの顔を隠すようにタオルを被せると、人形の方に向かっていった。最早日常となった、人形を眺める時間……
レヴィは先程までの痴態がまたこの人形に見られていると思うと、また恥ずかしくなる。
「あんた、目覚めた時このこと覚えてたら容赦しないからね……っ」
レヴィは意味もなく人形に言葉を投げてから、背後のタオル被りのディナンをチラリと見たあと、実験ポッドの近くにある端末を開いた。
「えーっと、名前、名前は……、……クローン001…そりゃそうか」
このクローンに収まるべき人格の名前を知りたかったのだが、生憎それは書いていない。
レヴィはこの人形に関する他の情報を見ていくも、精神的なデータはこれから作るところ故に身体的なデータしか載っていなかった。
「191cm? すっごくおっきい……♡体重は89kg……重っ♡
い、いや、身長から見れば当然かぁ……このグラフはえーっと……今日心臓が一回だけ動いてる? ふーん……」
レヴィは真横にこの人形が立っているイメージでどんどんと想像していく。
「筋肉パラメータが最大、腕も長いし手も大きい……あっ、目、目の色……目の色はAの02……? Aの02って何色……?」
気になっている部分を探るも、具体的な色彩のデータは乗っておらずため息をついて呆れた。
しかし、目を閉じたままの状態でもレヴィの頭の中でクローンの体型はある程度予測でき、改めて横に並び立った時のイメージをしてみる。
「……こういう感じ、……そう、この辺に胸があって、この辺にお腹があって……」
レヴィは空をなぞりながら、真っ暗な視界の中で人形を
男性のそういう部位が……
「〜〜ッ‼」
レヴィは思わず顔を赤くし、なんとかイメージを振り払うもより具体的になったその人形の形はレヴィの中に染み付いて、そして、信じられないほど端麗な大男の、雄々しい様を想像すると体が熱くなった。
「うぅ〜ッ、これ以上、醜態を重ねる訳にはいかないのに、……でも、でもっ……!」
レヴィは苛立った足でガシガシと早足で歩くと、先程の資材置き場に戻り自分が手を離して箱の中に捨てた"ソレ"を掴んでまた戻ってくる。
「はぁ、はぁ……ムカつく、……こんな、人形の為にわたしが、わたしがなんで……♡」
そういいながらレヴィは実験ポッドにソレの……ディルドの吸盤をくっ付け尻を押し付けた。
「ふざけないで、わたしは、わたしはアークスなの、気に入らないやつ全員ぶっ殺して、最強になるの、だからっ、だからぁ……」
片手でグリグリとクリトリスを擦りながら乳首を引っ張っていると、いつの間にかぐちゃぐちゃに濡れた膣口を、ディルドの亀頭に擦らせていた。
「だから、こんなのになんか、執着しない、……わたしっ、わたしは、殺すの、みんな、みんなぁ……あんっ♡」
レヴィの大きな尻が揺れ、ディルドが膣内に挿入される。彼女は腰をグリグリと押し付けながら振り返った。
「うぅ……だめ、みられてゆ、これ、これぇ……っ♡」
彼は命もないというのに。あの人形に腰を押し付けて、目の前でオナニーをしていると思うだけで膣内がキュウと締まり、レヴィの足がガクガクと震え出す。
「ふぁあ、あっ、あぁぁっ……♡ここ、しゅき、ここっ、ここっ♡」
普段の玩具よりサイズは小さいはずなのに、信じられないくらいに気持ちいい。
見られて興奮している、とレヴィは自覚すると、尚更に顔が真っ赤になり、あまりにも早すぎる軽い絶頂がやってきた。
「はぁあ……っ♡」
普段ならここでやめているところだが、レヴィは勝手に腰が動き出し、実験ポッドの前で雌汁を撒き散らし尻をたんたんと押し付けた。
性欲に埋め尽くされた恥ずかしい行為は終わらず、ただひたすらに、何度も何度も腰を押し付け、グリグリと根元まで埋め込んだまま上下にカクカクと動かす。
その度に何度も何度も甘く絶頂し、どこか深いところまで……気絶してしまいそうになる手前でレヴィは止まり、ぜえぜえと息を吐きながら痒くなったクリトリスを擦り始めた。
充血し真っ赤になったそこを擦るだけで堪らない……きゅうと掴むと強い快楽が走り、レヴィはビックリして離し……クリトリスの皮を引っ張ってその上から優しく擦り続ける。
「んはぁあ……っ♡あぁぁ……っ♡きもちぃ……♡」
レヴィは普段から男に発情し尽くす変態女ではない。
この人形がレヴィを惑わせているのだ。
その顔がレヴィのドストレートなタイプであり、大きな体はまるで従うべき雄であることを教えこまれているかのように、レヴィはこの男を見ると性的に興奮していた。
「きもちぃ……きもちぃ、こいつ、ほんとに、……っ、ふぁああ……っ♡」
ふるふると震えながらまた甘く絶頂すると、レヴィは力が抜けて床にへたりこむ。
びちゃびちゃになった床にクリトリスを押し付け、緩く快楽を味わいながらレヴィはぼんやりと呟いた。
「……か、かんしかめら……なくてよかったぁ……」
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる