【敗者】は唇を離すと、直ぐに彼女の鼻にキスして、頬を舐め始めた。
頬を舐めるだけの行為なのに、不思議と魔法の宝石を味わっている時のような、神秘的で後ろめたい気持ちになる。
「レヴィ……♡感じる、……感じるよ……♡その、漠然とした感情の渦を……♡内包した未知を……♡」
「るぅ……」
「シオン……、
「あぁあっ♡♡」
【敗者】は腰を持ち上げたかと思えばにゅるりと膣に挿入し、奥まで突き上げたかと思えばそのまま彼女を抱きしめる。
【敗者】は完全に理性を失っていた。
快楽で頭がドロドロに溶けていた。
ルーサーを依代にしたあの日、シオンとひとつになったあの日、あの日に頭の中を駆け巡り、本能の全てを揺るがせるような快楽が、今はずっと頭の中にあって、離れてくれない。
ずっと気持ちいい。無くならない。消えない。
莫大な量の知識を手に入れるのと同じくらいの快楽が、今の【敗者】の頭を埋めつくしている。
曖昧な肉欲と知識欲でできた快楽がチンポとしてレヴィのマンコを貫いて、バキバキに硬く長大なソレがただ女の生殖器を犯している。
「レヴィ……貴様はもっと僕に相応しくなるべきだ……。その魂に相応しい
はぁぁあ……シオン、どうだい?分かるかい?君が僕を拒んだからこうなったんだよ……君が僕を拒んだから、僕は、ッ、はぁぁあっ、女を、メスを組み敷いて、浅ましい肉欲で、このペニスで体の芯から知識を得、っ、おぉ、おおぉ……♡♡」
「んっ♡♡んぅ゛ッ♡おっ、おぐ、奥ばっか、そんな、しつこくぐりぐりって♡ぐりぐりってしないで……っ♡」
「はぁはぁ……シオン……その知識、その高尚さ、その全てが尊い君にこうはできない、だがこの女はッ、この女は……♡♡あぁぁっ、この女は穢れていて、浅ましく、愚かで、非現実的で……♡異様で、不気味で……♡♡そんな女に、僕の精液を吐き出して、孕ませる……それは出来るんだ、レヴィの内側を穢すと、はぁはぁ……気持ちいい……ッ、気持ちいい、……レヴィ……♡♡」
「るっ、【敗者】……気持ちいいって、ほんとに?わたしで、気持ちよくなってくれてるの?」
「あぁ、シオン、よく見るんだ、僕が、僕がこの女をっ、この女の中に出すところを、ペニスを突き立て、知識を……ッ、知識を得るところをォ……ッ……♡♡♡」
びゅる、びゅるるっ、びゅくく……
【敗者】はもはや性欲ではなくなにか別の欲で射精していた。
レヴィを気持ちよくするなんてことは考えず、ただ自分の頭の中の性欲、知識欲、支配欲、快楽を全てぶちまけて最高に酔いしれる為に、白濁を吐き出して、ゆるゆると腰を動かす。
「んっ♡んぅっ♡【敗者】……そんなにせーえきはいらないよぉ……」
「はーッ……♡はーッ……♡あぁぁ……シオン……♡もっと僕を見るんだ、君は喪われてなんかいない、いないはずなんだ、君はどこかにいるに決まっている、……だから絶対に後悔させてやる……ッ、僕を選ばず、あのアークス共を選んだことを……♡理解を拒んだことをッ、こうやって、この女を、ペニスを、使って……♡孕ませ、あぁ……どうして僕の望む通りにならなかったんだ……ッ」
にぢゅにぢゅと腰をぶつけて動かすと、また奥に押し込んだまま、奥に残った精液の一滴まで中に押し出し、そのまま緩やかに柔らかくなった逸物がまた硬さを取り戻すまで、レヴィの膣の中でひだに愛撫される。
「【敗者】……っ、んっ、んっ……♡」
シオンへの妄執が、レヴィへの性欲と混じっておかしな事になっている。
【敗者】はひたすらレヴィの膣の感触を覚えながら頭の中では自分を正当化し、シオンを責め、彼女の全演算と知識の全てをどうやって手に入れるか、否、どうやって彼女を屈服させるか、そんなことをまた考え出していた。
「……【敗者】……」
レヴィは彼がそんな思考に耽っているのを察し、手を伸ばすと、彼の頬でも頭でもどこでもなく、彼の睾丸を撫でにゅくにゅくと揉んだ。
「ッ!」
「ふふ、イライラもやなきもちもぜーんぶレヴィのなかに出して……?ここにいっぱい溜まってるもの、全部……♡」
「……」
どくん。どくん。
恐ろしい程に睾丸が蠢き稼働している。
チンポがバキバキに勃起して、レヴィの甘い表情と都合のよすぎる言葉と、彼女の汗の匂いに【敗者】は生のコンクリートか泥のように複雑に溶けたざらつく脳で自分のチンポが勃起していることを感じた。
レヴィの顔が可愛すぎる。
汚さなければ。
「レヴィ……」
【敗者】は逸物を引き抜くと腰を持ち上げ、彼女の顔に向けて一歩近づいた。
「【敗者】?あのね、わたし……ひゃっ?!」
それだけで精液と愛液でドロドロに濡れたグロテスクな逸物が目の前に現れる。
レヴィは少し困惑していたが、【敗者】が彼女の前髪を掴むと思い切り引っ張り、彼女の口の中に逸物を全てぶち込んだ。
「んぶっ♡」
「レヴィ……可愛い……」
【敗者】はうわ言のように口にしながら、レヴィの喉奥に腰を押し付けた。
「おごッ♡んお゛ッ♡んぼッ♡んぉおっ♡」
喉奥に咥えさせられるだけでレヴィはあっという間に絶頂し、潮を噴き出す。
「潮を噴き出して……この淫乱女が……。そんなに嬉しいなら自分で咥えたらどうだ?」
「っぷはっ!はぁっはぁっ……お、……おちんぽぉ……♡」
【敗者】がレヴィの顔を解放すると、彼女は文句を言うより先に口を窄めながらゆっくりと亀頭を咥えていく。
レヴィの幼げで妖艶な瞳が【敗者】だけを見つめている。
「んッ、……ふっ、……あぁっ……」
そのまま根元までずるずると、ずっぽり咥えたかと思えば、頭をふるふると揺らしながら睾丸を撫で始めた。
「お、……男の悦ばせ方を、よく分かってるじゃないか……」
だって練習したもん。触手のちんぽや、ディルドを使って、いっぱいいっぱい。
なんて、レヴィの声にならない意思が伝わり、【敗者】は脳に感じるその波にゾクゾクと震え上がった。
とんでもない。先程まで快楽とともにシオンへの執着で頭がいっぱいだったのに、金玉揉まれるだけでもうレヴィに夢中になってしまった。
レヴィがずるる、とゆっくり口を引き抜いていくと、自然に【敗者】の足に力が入らなくなる。
口マンコのあまりのよさに腰が抜けてしまいそうで、このままではあっという間に射精してしまうと【敗者】は彼女の頭を両手で掴んで引き抜かれるギリギリで抑え込むが、それは逆に一番彼女にとって有利な位置に止めただけであり。
「ぢゅるっ♡ぢゅぶぶぶっ♡んぢゅるるるっ♡」
舌が伸びたかと思えば、すぐ亀頭を包み、しつこく裏筋と亀頭を激しく吸い付き舐り回し責め始める。
「あぁぁっ、レヴィ、……待っ、……やめろっ!!」
「んぢゅっ、んぅ……♡ぢゅるるる……♡んふ♡んんっ♡んっ……♡」
竿に触れない。玉を揉みながらひたすら裏筋亀頭責め。どくどくと精液は製造されているのに扱いてないから昇らず、しかし亀頭からはとんでもない快楽を感じる。女のクリ責めとはこんな感覚なのだろうか、とぼんやり思いながら、彼女を逸物から引き剥がそうと力を入れるが、レヴィの淫乱腰抜けフェラに【敗者】は手に力が入らない。
「そこ、……ばかり、責めても、ッ、出な、……ッ、はぁっ、か、快楽で、……狂いそうだ……ッ」
「そーぉ……?んふ……♡るぅさ大好き♡ふふ♡どすけべなとこも、だいすきだよ……♡♡」
レヴィは【敗者】の気持ちよさそうによがる姿を見ると、自分がそれをもたらしているのだと頭の中で声が過ぎった。
嬉しい。もっと気持ちよくしたい。だってセックスしてるのは自分なんだから。フェラチオしてるのは自分なんだから。
自分を肉オナホとして使ってもいいが、肉オナホにするということは、自分には相手に至上の快楽を与える必要がある。
愛情ではなく、性欲として。
レヴィは指を伸ばすと、【敗者】の睾丸の裏を撫でながらつう、と、彼の皺の寄る秘孔を撫でる。
「っう?!きっ、貴様そこはッ!!何して……」
精液と愛液で濡れた指が回すように秘孔を撫でると、入れることを企んでいるのかそこに少し力を入れる。
「やめろっレヴィ!!殺すぞ!!」
【敗者】の焦りと羞恥と怒りが殺意になってレヴィを見下ろした瞬間、彼女は【敗者】を見上げた。
それはあまりにも悦びを持った蕩けた表情であり、それを待ってましたと言わんばかりに秘孔から手をぱっと離すと竿を握り、激しい亀頭責めと共に竿を扱く。
「ぢゅるるっ♡ぢゅぶっ♡ぢゅるるるるっ♡んぢゅっ♡ぢゅぅぅうっ♡」
「っぐあぁあっ!やめろっ!!
彼の太い竿から一気に込み上げた精液がレヴィの喉奥にぶち撒かれた。
レヴィは嬉しそうに目を細め、それを全てごく、ごくとわざとらしく音を立てながら飲み干した。
「んぶっ♡……んっ♡んっ……♡……ふふ、ぢゅぅう……♡」
そして、喉奥を締めながらまだガチガチの逸物を刺激したかと思えば、今度は頭をゆさゆさと動かして射精したばかりの敏感な亀頭を責め始める。
「もっ、……もう、射精したっ、レヴィ……ッ!!貴様、嫉妬してるのか、まさか……ッやめろっレヴィ、やめっ……!!
っあぁっ!!」
ずぷ。
【敗者】の秘孔にイヤな感覚があったかと思えば、今度は予兆もなくいつの間にかレヴィの指が入り込んでいた。
「ッ 〜〜ッ!!貴様調子に乗ってると本当に……ッン゛ッ!!」
ごりゅ、とレヴィの柔らかな指が曲がり、ある一点を突く。
前立腺だとわかる前に、【敗者】の腰がガクンと跳ねた。
レヴィは意思表示することもなくただしゃぶり続けているだけであり、辞める予兆が一切見えない。
「ぢゅるっ♡ぢゅぶぶっ♡ぢゅるるぅ……♡♡んぢゅ……♡♡」
「あぁぁあッ!!レヴィっ、もう辞めてくれッ僕が悪かった、僕がきっ、貴様の体でオナニーしてシオンの事を考えっ、ンぐッんぅうううっ!!」
そして刺激の中で突然襲いかかる恐ろしい尿意。【敗者】は我慢しようと力を入れるが、その瞬間裏から前立腺をカリカリと引っかかれ快楽で思わず力が抜ける。
不味い。そう思った時にはもう遅い。
「ッ待っ、漏れ、ッ……あぁぁぁああッ!!」
レヴィの口の中に勢いよく鈴口から液が噴き出した。
ぶしゃぶしゃと
しかしレヴィはそれを躊躇わず思い切り喉奥まで咥え込むと、精液のようにそれを全て飲み干した。
「っぷは……♡はぁあ……♡ごちそーさまでしたぁ……♡♡」
憤っていた【敗者】に対し、レヴィは嬉しそうに目を細め妖艶に彼を見つめていた。
【敗者】は己のブツが少しでも働いてくれるかどうか確認すると、直ぐに彼女の手首を掴んで拘束する。
「はぁっ、はぁっ……きっ、貴様……いくら嫉妬したからとはいえ!やっていい事と悪いことが!」
しかし、レヴィの顔はキョトンとしていた。
「嫉妬?そんなのしてないよ?」
「だったらなぜ急に……」
嫉妬なんてしていなかった。
【敗者】が他の女のことを言いながら抱いてようと、レヴィにそんな余裕はなかった。
ただグズグズに溶かされた脳の中で考えることなんて猿以下である。
気持ちよくするか、気持ちよくなるか。
「だって……わたしは【敗者】の淫乱バカメスマゾ肉オナホだから……♡♡」
「それだけで、っ、……はぁはぁ……僕に、屈辱を与えたのかッ……!」
「わたし、【敗者】のこと気持ちよくしたかったんだもん♡いっぱい調べたんだよ?どうしたら男のヒトがいっぱい気持ちよくなれるのか。乳首とか開発したらいいって、おしりの中にある、前立腺ってやつを刺激したらいいって、あとは、おちんぽも、すっごくいい所があって……」
そんなことからレヴィは至極純粋な感情で提案していた。
こちらの方がよっぽど厄介なのだ。悪意でやった行動ならば簡単に修正出来るが、善意は信念であり修正は難しい。
「はぁっ、……はぁッ、僕が、……僕が悪かった!これでいいか?!納得しろ!」
「え?【敗者】はなんも悪くないよ?あっそうだ。わたし、男になれないかな?そうしたら【敗者】のこともっと……」
だからレヴィは【敗者】が嫌がってるなんていうのも分からず、首を傾げながらニコニコと笑っていたが、そんなところに飛び込んでくるのは拳。
【敗者】の拳による右ストレートパンチである。
「いい加減にしろこのバカ女ッ!!」
「いだっ!!」
容赦ないパンチがレヴィの頬に入り込むと、レヴィはぐらりとよろけるが、その表情は痛みから徐々に悦びに変わっていく。
「るっ、【敗者】……」
マゾ精神が刺激されじんわりと興奮しているレヴィを他所に、【敗者】は服を軽く着込んで立ち上がる。
「ヤるのは終わりだ!温泉、……入るんだろう?さっさと来い!」
「ふふ、……へへ、そう?なら一緒に入る♡」
それでもレヴィを拒絶しない彼の様子にレヴィは思わず微笑み立ち上がってふんわりと抱きつく。
「【敗者】、気持ちよかった?」
「最悪で最低で不愉快だッ……!」
「そっか、……ふふふ♡」
【敗者】の言葉は完全に嫌がっているもののそれだが、声が少し上擦っている。
そりゃ、莫大な量の知識を浴びることが好きな知識欲ジャンキーにとっては強い快楽も好きに決まっているだろう。
(ふふ、すっごく気持ちよかったんだぁ……♡)
【敗者】はレヴィの腰に手を回し、ゆっくりと彼女を見つめた。
どうしてこうも、嫌な事も良い事だと思えるのか。
【敗者】はそんな思慮に耽りながら、彼女を連れてその場から消えた……
これからふたりは温泉だ。
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる