――元々レヴィに娯楽なんて無いに等しいが、トレーニングも終わって外にも出られなくて、殺人も強盗も出来ない状況下などではやることなどオナニーくらいしかないに決まってるだろう。最悪の自堕落人間の自覚は薄々レヴィにあったが、それは【敗者】のせいであり己のせいではないと確信した。
己の作り出した幻想に撫で回され続けるレヴィの肢体――太ももに太く硬い指が乗る。
もっちりと掴んだそれは少し震えているが、太ももの内側を滑らせたり、外側をなぞって尻に触れようとしたり、ぎこちない手が逆に新しくてレヴィはその手が一番甘く感じた。
「やぁん……あし、だめ、……」
レヴィは胸から手を離すと股ぐらに伸ばし、ぬるぬると濡れた恥丘をなぞってから膣口に指の先を滑らせた。
「あぁぁっ……ここ、ゆび、いれて……ゆび、ここに、……わたしの、なか……」
なんだか声を発すると気持ちいい。
そうやってオネダリすると、逆に命令されているようにも感じて恥ずかしくなる。
レヴィは膣口を広げながら、うわ言を呟いては足先をくねらせた。
果たして触れられたことの無い場所まで感触が再現されるのだろうか……
一瞬正気になりかけた彼女の頭を塗り潰すように、膣口に硬く大きな指の感触が触れると、レヴィは腰を跳ねさせる。
(きたッ、きたッ……わたし天才、てんさいっ、最高、あはっ、指いっぱい見てたから、顔もいっぱい見てたから、だから、わかったんだ、わかる、わかる……わかるっ!)
「はやく、はやくっ、はやく、おく、おくっ!」
レヴィの声の後、その太い指が奥に滑りこむ。
硬い感触がレヴィの膣の中をぶつかりながら進んでいく。
右、左、奥、もっと奥、そこで止まって、指を動かせば……
「あぁぁっ♡♡」
Gスポットを突かれるとおかしいくらいに快楽が襲い、下半身が強ばる。
腰を浮かせ、足をピンと伸ばしたまま、ぐちぐちと容赦なく動き出して子宮口をなぞるとさらに気持ちよくなり、レヴィは楽しそうに大声で叫び始めた。
「ぐってして!おく、おくっ、ぐってされるのすきなの!おねがい、ぐって、それから、もっと手前のきもちいとこも、もっと弄って!もっと!もーっと!おねがいっ、るーさ、るーさーっ!!」
レヴィの我儘に合わせて指は都合よく動く……
人差し指の先がレヴィの子宮口の横をぐっと押し、ぐるりと回すと、レヴィは己の顔を覆うシャツを握り締め快楽に震えた。
とにかく気持ちいい。
「あぁぁぁ〜〜っ!!!!はぁはぁっ、……声出すの気持ちいい、もっと、もっと……もっとわたしいじめられたい、るーさーにいじめられたい、もっと悪いことして、痛いの、嫌なこと言って、いっぱい嫌なことして、きもちいから、きもちいのすきだから、もっと好きになるから、あぁぁ……きもちいぃぃ……きもちぃよぉお……っ♡♡」
その指はGスポットをしつこく押し上げていく。
ゴツゴツと硬い感触はまるで本物のようで、レヴィはあっという間に絶頂へ誘われ、無理やりイカされる感覚を全身で味わうことになる。
「はぁっはぁっきもちいぃっ♡きもちぃい♡あぁぁっ♡きもちぃーーっ♡♡わたしイク、イクの、イキますっ!イッていいよね、いいっていって、いいって!イケって言ってぇ♡」
レヴィは脳内で【敗者】の声を思い出す。
あのエコーがかった低くて湿度が高くて脳を揺らすような、堪らなく好みのいやらしい声。
あの声で、今一番レヴィが聞きたい、都合のいい言葉が、再生される。
「……イケ、ド変態」
「あぁぁあ〜〜〜っ♡♡♡♡」
レヴィは腰を浮かせると盛大に潮を噴き上げ、人生で一番かもしれない絶頂を味わう。
快楽の海に溺れながらも、赤く腫れたクリトリスをなぞり、しこしこと指でつまんで動かしながら、レヴィは膣内で先程の指の感触を思い出してまた気持ちよくなっていた。
「はぁぁっ……♡【敗者】きもちいぃ……【敗者】でおなにーするのいちばんきもちいぃ……」
それもそうだ。レヴィの脳内で自分とセックスするというシチュエーションで妄想できるのは【敗者】だけ。
他は眺めるだけだったり、無機物だったり、己を嫌うことの無いダーカーなんかで考えるしか無かった。
少なくとも意思のあるヒトの男などでは萎えて続けられなかった。
「あはっ、わたし、ダークファルスでおなにーしてる、……あははっ、あは、あんっ……♡あっ、恥ずかしい、恥ずかしいね、えへ、でも、きもちいね……」
レヴィがクリトリスから指を少し離すと、彼の指がまたレヴィの膣口を撫でる。
「あははっ、わたし、ダーカーでオナニーしてたのに、今度はダークファルスでオナニーしてる、わたしなんなんだろう、えへ、アークスじゃないなぁ……あははははっ、あはははははっ!」
レヴィは【敗者】のシャツを被ったままゴロゴロと上半身だけ動かし、楽しそうに笑い転げてから、またシャツの匂いを嗅ぎ始めた。
「はぁあ……いいにおい……、るーさー、……えへへ……、……もっと頑張らなきゃ……醒めそう……」
段々意識が取り戻されていくが、レヴィの感覚上時間は20分も経っていない。このままではまた暇を持て余すことになる。
だからなるべくこのトランス状態を長引かせるため、レヴィは再び自分に自己暗示を始めた。
「どんなシチュエーションがいいんだろう……どんなものなら……」
とにかく色々想像してみたが、一番簡単で、一番わかりやすいものが最も自己催眠に適していると言えるだろう。
レヴィは重いシャツを被ったままごろりと寝転んで姿勢を返し、うつ伏せになると、後ろ手でごそごそとシャツを直してしっかりと頭に被せた。
頬に冷たい床の感触が当たるが、それこそがレヴィにとって今一番必要ものかもしれない。
「エッチなお仕置き……みたいなやつ……しよう、いっぱい断って、悪いこといって、【敗者】なんか大嫌い!って言うから、【敗者】が怒って、だったらお仕置きだっていうやつ……へへ、変態女にはお似合いのやり方だって、ふふっ……
あぁ……あいつなら淫売とかって言うか……うん……そういう感じ、そういうやつ……」
レヴィは思ったことをそのまま声に出す。そうやって、自分の脳を誤魔化しているのだ。
独り言を言うヤバいやつだと見られたら誰かには思われるだろうが大丈夫、レヴィは今ここに誰もいないことを知っている。
「はぁ……はぁ……」
レヴィは腰を突き上げ、尻をふりふりと動かしながらどんどん自分の中の想像を固めていく。今の自分は孤独だが、想像の中の自分は背後に【敗者】がいるのだ。
今尻を振って愛液を垂らしている変態女を見下ろして、冷たい声を放つのだ。
「ちがう、……ちがうっ!ぬれてなんか、変態じゃない、……っきらい、だいっきらいだし、……うぅう……絶対言わないんだから、あんたのそんな最低な言葉なんて……ッ」
レヴィは脳内で発せられた【敗者】の言葉に返答するように一人芝居を始める。
彼女は言葉の内容に反して声は踊っており、自分で尻を痛くなるほど掴み、爪を食い込ませてから、膣口に触れて広げた。
「っ……ぅ、えと、……ッ、【敗者】さまのおちんぽを……わたしのおまんこに入れて、ずぽずぽして、いっぱいせーしびゅーってしてくださいっ♡ *1'避妊パッチ'も解除して、中出しして、【敗者】様の性奴隷としておちんちんいっぱいしごかせてください♡はぉはぁ……♡わたしっ、わたし【敗者】さまのちんぽケースになります♡」
エッチなビデオで見たような内容を真似て言葉を発してみると、これがまたレヴィにとっては気持ちいい。
だらだらと絶え間なく愛液が垂れて地面に零れ落ち、腰をぐねぐねと動かして誘惑しながら、レヴィはまたトランス状態に陥っていった。
「【敗者】のおちんちん……思い出すとしたらどんな感触だろう、今までで一番おっきくて、いちばん気持ちよかったやつ、あれ、……あれが【敗者】のやつ、あれがちんぽ、【敗者】のおちんぽ、わたしのなかに入るやつ……あぁぁっ……変態、変態でごめんなさい……♡♡【敗者】のちんぽ大好きな変態女でごめんなさい……♡はやくいじめて、わたしのこと、いじめてください……♡」
レヴィはどうにか頭の中でディルドによって責めた時の感触を思い出し、膣を動かそうとする。
「あ、っ、あとちょっと、後ちょっとで、できる、……くる、……るーさ、……【敗者】いれて、【敗者】おねがい……【敗者】、っ、【敗者】すき、【敗者】だいすき、だいすきだからいれて、……【敗者】、わたしとエッチなことして……っ」
「貴様は見えているのか見えていないのかハッキリ……」
「っきたっ!きたきたきた!やったぁぁーーッ!きたっ、はやく、早くいれないと忘れちゃう!早くしないと、はやくっ!」
空想のディルドの感触がレヴィの膣をゆったりと動かしていく。
実際そこに圧迫感も何も無いはずなのに、膣襞の全てが脳と直接つながり、勝手に快楽を感じ始める。
「あっ♡ぁあぁ……っ♡♡ふぁあぁっ……♡」
足をガクガクと震わせ、尻を突き上げ、レヴィはつま先を立てながらシャツを掴んで頭を抱え込んだ。
変態マゾのオナニーだ。頭の中は【敗者】に虐められることしか考えていない。
「きもちいぃです……きもちいぃ、【敗者】のちんぽ、いっぱい、きもちいぃ、です……
ぅ……?わたし、なまえ、なまえ、おしえろって?やだ、っ、でも、……、……わたし、わたしのなまえは、えるじゃなくて……」
ドチュンッ!!
「お゛ッ?!!!!」
瞬間、レヴィの膣の中を逸物が埋め尽くす。
いやらしいいぼひだが一斉に絡み出し、レヴィは歓喜の声を上げた。
「あぁあ……ッ、きもぢ、ぃ゛……♡♡」
レヴィはパチパチと弾けるような音が脳裏に響きながら、事象を都合よく変換しうわ言をまた口にし始めた。
「【敗者】……っ、おっきすぎ、ちんぽ……これ、ダークファルスだからって、強化して、このっ、ずるすぎでしょ……い、一応言っとくけどね?!わたしあんたなんかだいっきらう゛ッ??!!」
レヴィの想定を超えるタイミングで逸物が動き出し、レヴィの膣内を蹂躙する。
Gスポットも押し潰し、奥を突き上げ、ポルチオも刺激して、子宮も、その周りの臓器も容赦なく潰す。
知らない快楽。こんなに気持ちいいのはレヴィの理解の範疇を大きく超えている。
しかし、だからこそ最高だ。
「ごめんなざっ♡ごめんなざいッ♡♡だいすきですっ♡ちんぽだいすきですっ♡るーさもだいすきですっ♡ふぁあぁっだめ!おぐぐりぐりしないでッぅッ♡♡う゛っ♡♡ふぁあああっ♡♡♡いぐぅぅうーーッ♡♡」
レヴィは潮を噴きガクガクと全身を痙攣させるが、それで動きが止まるはずもなく、レヴィは腰を掴まれて体が持ち上げられるとまるで玩具のように乱暴に扱われながら逸物をねじ込まれる。
「あぁああッ♡ぅぁああッ♡♡まって!!まっで、もう死ぬ、ぢぬ、わだぢ、死ぬからやめて、やめっ!!やめでっ!!」
レヴィは頭をガンガンと叩き、何とか自分を自己催眠から目覚めようとするが快楽がそれを許さない。
太く固く大きな逸物がレヴィの奥を突き上げ、【敗者】と腰がぶつかり、先走りを子宮に塗り付けられる度に絶頂し、足がガクガクと痙攣して被っていたシャツは汗と涙でビショビショになっていた。
「おっ♡おっ♡う゛ぅ゛ぅ゛っ…♡いく♡いぐ、いぎますッ♡♡イカせて、イかせて、早く、イかせてッ!!」
「……まだだ」
「ぅぅう〜ッ?!やだ!やだやだッ!いじわる!こんなにきもぢぃのにっ!!すきなのにぃ゛いーーッ!!」
レヴィはギャンギャンと泣き叫びながら快楽の逃げ場を探して暴れるが、シャツが少し捲られたかと思えば首筋に痛みが走り、レヴィはビクンと体を震わせた。
「【敗者】ッ!るーさーっ!!イかせて、イケって言って!!おねがいっ!!イケって!!」
レヴィの首筋に歯の痛みの感触と共に荒い鼻息がぶつかる。
頬をくすぐる髪は自分とは違う質感で、レヴィはそれに気付いた瞬間、耳元で甘ったるく声が呟かれた。
「イけ……」
「ふゃあぁぁああああ〜〜ッ♡♡♡♡」
ぎゅうぎゅうと膣内を引き締めながら、レヴィは激しく大きな絶頂に呑まれる。
痙攣の中再びピストンが再開され、意地悪にも程がある責めの中でレヴィは喘ぐことしか出来なかった。
「お゛っ♡お゛っお゛っお゛ぉ゛っ♡♡」
「避妊パッチを外して、中に直接出されるのがいいんだろう?」
「うん♡なかだししてくださいっ♡♡わたしの危険日ざこまんこに【敗者】のせーえきだしてくださいっ♡♡」
「……変態」
レヴィの理性はもう吹っ飛んでいる。
自分が何を言っているのかもよく分かっていないまま、無我夢中に己の望む最上の雄に向かって媚びへつらい、雌を見せびらかし、獣よりも浅ましい交尾を要求する。
「そうなのっ!わたしへんたいなの、へんたいなのぉ〜〜っ♡♡【敗者】いじめてぇ♡もっとわたしをいじめてっ!わたしほんとはいじめられたいの、るーさにいっぱいひどいこといわれながらおまんこ虐められて、おっぱいもひっぱられて、クリもいっぱい叩かれて、からだぜんぶ、いっぱいいっぱいいじめられて気持ちよくなりたいのっ!【敗者】っ!!わたし、わたしおまんこ気持ちよくしてくれるならなんでもするよっ?!気持ちよくしてくれるなら!!なんでも!!するっ!!から!!」
「そうかそうか……なら、コレ……外してもいいだろう?」
"【敗者】"はレヴィの上に被さったシャツを掴みながら、口を開いた。
「ッ!!」
レヴィはヒュ、と一瞬喉に空気が突き抜けるも、【敗者】が腰を動かすと、レヴィは震えながら声を発する。
「い、……いい、よ」
「あぁ……いい子だ」
【敗者】はその言葉を放つと、シャツを掴んで退け、そしてすぐにレヴィの頬を掴み目を合わせた。
稲穂のような薄い金色の髪、潤んで光を灯したとろとろの紅い瞳……真っ赤に火照った頬もいやらしく、その姿は布切れ風情で隠していいものでは到底ないと【敗者】が思ってしまうほどだった。
「るぅさ……わたし、ちがうの、ちがうのぉ……」
「何が違うと?」
「ちがう……わたし、ぜんぶちがうの、変態じゃないのぉ……や、どこから、みてたの、るーさ、わたしのこと、……ねぇ……」
レヴィはぐちゃぐちゃの顔で泣きそうになりながら【敗者】の顔を見上げる。
しかしそんな様子もいやらしいだけであり、【敗者】は彼女を見下ろすと平常のまま呟いた。
「……どうせ孕むんだからそんなことどうでも良くないか?」
「えっ?」
レヴィが情けない声を放った瞬間、逸物が抜けたかと思えば肩を掴まれて姿勢を返される。
「ッ?!」
足を無理やり広げて頭の方まで押し付けられ、突き出されたドロドロの膣に【敗者】の逸物がねじ込まれると、彼はレヴィの上に乗るようにドチュンドチュンと激しく音を鳴らしながら種付けプレスで激しく突き落とす。
「お゛っ♡お゛っ♡お゛っお゛っお゛っ♡」
「はぁッはぁッ……エル……射精すぞ……ッ!!」
「まってるーさっ!!わたし、ちがうのッ!ちがう、ちがッ!!」
「はぁぁあッ……ッ!!」
レヴィの顔に【敗者】の胸筋が降りかかり、思い切り押し潰されると、レヴィの膣内を白濁が埋め尽くす。
容赦ない長く濃い射精を中で行い、どくどくと脈打ちながら全ての精液を吐き出すと、【敗者】はため息をついてレヴィから体を離した。
「はーっ……はーっ……」
「……はッ、……何をやっているんだ僕は……クソ、こんなはずじゃ……」
「きもちぃ……、これ、……こんなの、しらない……」
レヴィは己の下腹部に手を置いて、注がれた精液を感じる。
そのまま手を滑らせ、ゆるゆると腫れたクリトリスを擦っていると、レヴィの手に【敗者】の手が重なり、レヴィのクリトリスをきゅっと摘んだ。
「あぁ〜〜〜っ?!!!」
瞬間、レヴィはガクガクと腰を震わせ絶頂する。
足をだらしなく広げ真っ赤に勃起したクリトリスを晒していると、【敗者】はさらに追撃を加えた。
「あぁあッ!!だめ、【敗者】っ!!そこだめぇぇぇっ!!」
「こんなどこもかしこも雑魚みたいな感度をして、よく今まで生きてこられたな。どこかの孕袋になっていないのは奇跡と言ってもいいだろう」
「ちがうの、わたし、……そうなるなら、【敗者】だけだから、わたし、こんなのしらなくて、だから、わたし……っ、ううぅぅぅッ!!」
レヴィが話している間にも【敗者】は構わずクリトリスを擦る。
よわよわの雑魚クリトリスは【敗者】の指に挟まれるだけでとろとろになって悦び、すぐに絶頂を迎え、しこしこと動かすと下半身を激しく痙攣させて大きな喘ぎ声が上がる。
「きもぢぃぃいーーッ!!!きもぢぃ、クリ、ッ!!クリイイのッ!!【敗者】、るーさーっ!!るぅさああぁ〜〜っ!!」
ぎゅに、と【敗者】の指がクリトリスを抓ると、レヴィはピンと足を伸ばし情けない格好で絶頂した。
涙と汗でぐちゃぐちゃの顔と、汗だくの下半身から垂れる愛液と精液。
【敗者】はレヴィを見下ろして訝しげに考え込む。
「……」
「るぅ、……さ……」
レヴィは彼の首の後ろに手を伸ばし、引き寄せると、顔を近付けてゆっくりと呟いた。
「ちゅー、……して?」
「っ!」
【敗者】はキョロキョロと辺りを見渡してからレヴィと目を合わせ、顔を顰め、暫く考え込んだ後に静かに頷いた。
そして、【敗者】の顔が近づくとすぐに二人の唇が重なる。
レヴィはすぐに離し、満足気に柔らかく微笑んでいたが【敗者】はそうではなかった。
「んっ、……んぅっ?!」
すぐさままた唇を合わせると、今度はレヴィの口内に無理やり舌をねじ込み、絡め始める。
「んんっ、んぁっ、るぅう……♡んぅ、ぁう、っ……んちゅ……♡」
「ふ……、……んん、……ん……」
しつこく舌を絡めては離し、唇を合わせてぢゅーと長く口付けた後、またぱっと口を開いて舌を合わせ始める。
「るぅさ、わたし、っ……んんっ、……」
レヴィが伸ばした手を【敗者】が掴み、絡める。
【敗者】は空いた手でレヴィを抱きしめると、絡めた手を地面に押し付け、グッと握り締めた。
「っは、はぁ……っ、はぁ……」
しつこいディープキスの後、ようやく二人の口が離れる。
レヴィは手も離してくれるだろうと思い動かそうとするが、【敗者】の意思はそうではなく、やはりうんともすんともいわないくらい動かなかった。
「エル」
「……?」
「寝たいなら、好きに寝るといい。貴様は僕と違って寝ないと生きられない劣等種だろう?パフォーマンスを下げる必要性は皆無と言える」
「ううん、……わたし、まだ……眠くないよ……?」
「……はぁ」
【敗者】はため息をついて、レヴィの股ぐらに膝を押し付けた。
レヴィから上がる小さな嬌声が彼の顔に皺を作る。
「貴様には回りくどく言っても分からないか」
「……?」
「寝ないと言うことは、もう一度セックスするということだ」
レヴィは【敗者】の直球な言葉に耳を真っ赤にし、体はまともに動かせないためあわあわと表情だけ慌て始めた。
「ちがっ!いや、ちがくない、いやでも!ちがう、違うよっ?!わ、わたし決して、【敗者】に、そんな感情なんか!いや、そもそも、わたし、わたし……」
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる