「……良し」
【敗者】はレヴィの血液が入った注射器を抜くと、直ぐに小さな絆創膏を貼り離れていく。
ゴシックテーマで構成された屋敷の中にあるとは思えないいつものオラクル仕草をした研究室の中で、【敗者】は忙しなくあれやこれやと動いていた。
テーブルの上には様々な器具が置かれており、皮膚の一部や唾液、髪に歯の型取りまで、グロテスクな程人のパーツが乗っている。
「そろそろ終わり……?」
「あぁ」
ディスプレイのチェックシートに記入し、ほとんどチェックマークで埋め尽くされたリストを見ると【敗者】は深く頷いてからレヴィの手首を掴んだ。
「身長体重測定をしたら、貴様の役目は終わりだ」
「疲れるって分かってたから楽なものを最後に残しておいてくれたの?」
「は?こんな程度で疲れたのか?貴様は相変わらず体力がないな。解剖しなかったことに感謝するといい」
「精神的な疲労だから勘違いしないでくれる?」
レヴィはカメラのスキャンで身長を測定し、ウェイトチェッカーに乗って体重を確認すると、空欄のないディスプレイをチラリと覗く。
骨の形状や位置を正確にするため、なんて言ってレントゲンも細かい所まで撮らされたし、【敗者】は触診などと言って全身を撫で回してきたものだから、レヴィは流石に疲労しきっていた。
【敗者】から朝一番、「今日は基礎訓練のみで戦闘訓練はない」と言われた時は休みのつもりなのかと思っていたが、ある意味戦闘訓練よりもキツイ検査がそこに待っていた。
そして【敗者】の態度は相変わらず尊大で。
そういう所もまた【敗者】のいい所なのだが、だからといって彼は少々自己判断が過ぎる。
「じゃあわたし、戻っていい?」
「あぁ」
レヴィはぐっと伸びをしてから歩き出し、研究室から離れた。
研究室はよく使う部屋の割にリビングや寝室からは遠い。
厳密な理由は【敗者】しか知らないが、レヴィの頭の中では恐らく機械の駆動音の大きさや、壁に穴を開けて管を通したりする影響で近くの部屋の景観を損なう事を強いられるためそれを避けるためとか、あとは物が増えれば周りの部屋がどんどん研究資材用の倉庫になっていくのだろうからそれを考えてなのだろう、と勝手に考察していた。
「一人で……フリーかぁ」
暇なら端末を見ればいいだけなのかもしれないが、生憎いつも使っている方の端末は人工臓器の管理ソフトウェアやデータなどが入っているため、【敗者】に貸している途中だ。
自分がセキュリティ管理をしていない端末にそれらのデータを送ることは絶対にしたくなかったし、相手が【敗者】とはいえまだデータやソフトの共有には忌避感がある。
「外にも出られないし……」
毎日のように交渉してはいるが、【敗者】は当然のように断る。
風邪が治るまでは「無駄なリスクを背負う必要は無い」と言って断っていたし、風邪が治ってからは「まだ早い」と言って断っていた。
一応彼の頭の中にはレヴィを外に出すという選択肢はあるようで、少しずつ進んではいるが、こういう暇な時にこそ何も出来ないというのはレヴィにとって心苦しかった。
手元にあるのは改造されていない正規使用目的の端末のみ。そこで舞台や映画を見るだとか、軽くショッピングするくらいしか出来ないが……
「……はぁ」
レヴィは扉を開き、寝室の中に入る。
流れるように床の上に膝を抱えて座った。
ベッドの上には上がらないし椅子にも座らない。
ここは【敗者】の家で、【敗者】の部屋だからだ。ここにあるものは全て【敗者】のものであり、レヴィは命令も無しにそれに触れる事は許可されるはずがないと考えていた。そんなことをしたら、昔の大人達と同じように殴られるだろう。
風邪の時は彼の優しさでベッドを使わせて貰えたが、それから数日は徹夜して基礎訓練し、ホールにある休憩する時に使っているソファで雑に寝ているため寝室に近寄るのも久しぶりだ。
「おっきな体であんなでかい態度取ってるからこーんないいベッドで寝れるなんて……ホントに生活環境だけは立派なヤツ」
レヴィは彼が人間関係や生きがい、研究など、生活環境以外の全てで苦しんでいることはわかっているので彼が恵まれてるなんて全く言えやしないが、しかし硬い床の上で寝て風呂も付いていない家にずっといた身にしては信じられないくらい大きく柔らかいベッドで毎日寝られる【敗者】が少し羨ましく感じた。
「……」
改めて思い返すと、レヴィは自分の行動が少し恥ずかしくなった。
【敗者】に対して感情だけで喚き散らしてしまうところも、彼に惹かれて体を寄せてしまうところも、彼の前で弱味を見せてしまうところも、みんなレヴィの望んでいたレヴィではないから。
遠くから眺めて、必要な時にだけ爪を見せ、狩りをしたらまた隠れる、狩りの上手な獣のようになりたかったのだが、今はむしろ逆だ。
しかしむしろそれを引き出されている方が面白くて楽しくて、生を感じられるのもまた奇妙。
つまらない、面白くない、退屈とばかり感じていた人生が逆になっていくのは、住む環境が変わったからなのか……それとも、【敗者】が側に居るからなのか。
レヴィは彼から齎された色々なことに思いを馳せると、【敗者】の指の感触を思い出す。
【敗者】が他の人と違う、と最初に思ったのは彼のアークス全てを見下す言葉だ。
そして、その次に違うと思ったのが、【敗者】がレヴィに触れる時の恐れのない観察するような手つきの柔らかさだ。
今までレヴィが会った人が彼女に触れる時は、平手打ちや殴打などの痛みか、もしくは泥を触るかのように恐る恐る怯えたように触れて、直ぐに手を離してしまうものだけだったから。
【敗者】のように手を大きく開いて全体を肌に触れさせ、足元から頭の先まで指を繊細に使いながら撫でるのは慣れなくて、でも甘くて暖かかった。
「……【敗者】…」
唇と唇が触れる感触、抱きしめた時の頬に触れる硬い筋肉や彼の体温、体をくすぐる彼の髪……それら全てが、どうしようもなくレヴィをくすぐる。
あの赤を見ると、レヴィは自分が自分じゃなくなるような……いや、むしろ演じていた偽りの自分が剥がされて、本当の自分に気付かされるような感じがするのだ。
「わかった……やること……」
【敗者】の切れ長の赤い瞳と涙のタトゥー。赤の混じるグラデーションの髪。色々なところが隅々まで大きな体。
レヴィにとってたまらない、素晴らしい外見。
それに外見だけじゃない。
【敗者】には丁度レヴィ好みな感じの中身もあって……
(オナニーしよう)
レヴィがそう思いついた瞬間、端末のショッピングサイトを開く。
成人向けのカテゴリに移動するととりあえずおもちゃの方から見てみる。
レヴィの自宅には多少あるが、この家にそんなブツがある訳ない。前の所有者がいたとはいえ、流石にそういうものは処分されてるだろうし、何より人の穴に入ったものを使い回すのはナンセンスだと思えるほどの理性が今はある。
【敗者】のアレについてはレヴィの記憶に新しい。
とにかく大きいものだったはずなので、考えられる限り一番大きい玩具を選び……20と数センチある巨大な陰茎を模したそれを選ぶと、カートに入れる。
それだけでチェックアウトしても良かったのだが、レヴィはひとつ好奇心に当てられた。
【敗者】の肉体のことを考えると人の身体で興奮しなかった少し前までの己を思い出すのだ。
ヒトは嫌いだった。自分に向くものは全て悪意で、性的に見てこようが人の事を使い捨ての玩具未満のなにかだと思っているから。ダーカーや無機物、人形など、レヴィを否定しないものに体を辱められることを考えて、ようやく心が昂った。
でも【敗者】は違った。
レヴィは【敗者】がダークファルスだと言うことは重々わかっているが、体がヒトを象っていても惹かれたし、興奮出来た。
だから、少しは変わったんじゃないかと。
ヒト相手でも興奮できるんじゃないか……?
「【敗者】以外の奴と、……そういうことを…?」
今まで見てこなかったビデオや写真集などの創作物のページを開き、眺めてみる。
女性向けや男性向けの両方を見てもサムネイルの女体や男体に惹かれることはないが、タイトルに関しては惹かれるようなものもなくはない。
『変態ドSストーカーに執拗に開発されて強制快楽堕ちさせられた七日間』
『意地悪ドS研究者に性奴隷快楽モルモットとして選ばれラボで乳首開発』
『俺様ドS男子に泥酔させられ知らぬ間にマゾ犬肉便器に調教されていました』
カートに入ったアダルトビデオのタイトルを見ると羞恥心が沸き立ってくるが、今【敗者】が入っている器の目の前で腰を振ってた時と比べればこんなものは恥の内にも入らないだろう。
「よし……【敗者】はしばらく戻ってこないはず。やるか……」
レヴィは謎に気合いを入れて支払い画面に進もうとした瞬間、唐突に扉が開く。
「ッ?!」
レヴィは床に座り込んだまま不自然な程に体を跳ねさせ、震えながら彼の方に振り向く。
【敗者】は表情を少し歪めたがすぐに戻し、レヴィを見下ろした。
わざわざ床に座り込んで、端末を握り締める様は奇異な悪巧みか何かのように見えたが、レヴィに有り得そうな別の発想が思いつくと思わずため息をつきそうになった。
「……」
「るっ、る、……さ?あの、……」
「どうした。もう検査は終わったはずだが……」
「研究とか!するんじゃなかったの?」
「今日できることは……大体もう終わりだ。数値が出るのにも時間がかかる。明日以降になるだろう」
「そ、そう?じゃ、その、……わたし、…別の部屋、とか、……」
明らかに挙動不審な様子を見せながらレヴィは産まれたての子鹿のような足でブルブルと立ち上がり、【敗者】を避けて別の部屋に行こうとしたのだが、歩行もままならない彼女の進行ルートに【敗者】の長い足がサッと介入し、レヴィは【敗者】の足に引っかかって転ぶ。
「わぶっ?!」
「本当に情けない声だな……」
【敗者】は転んだ彼女には目もくれず端末を拾うと、仁王立ちのままその画面に目を向けた。
彼に見られては困るという思考がレヴィの頭を埋めつくし、立ち上がることも無く足元にしがみつき、顔を真っ赤にして【敗者】の足首に体を寄せて揺らした。
「うわぁぁあーーっ?!見ないで!」
「……」
ショッピングカートに並ぶアダルトビデオのタイトル、一般人なら多少はばかられるサイズの大人の玩具……【敗者】はレヴィと端末を何度か交互に見て、顔を顰めた。
「遠隔操作で強制シャットダウンを……ってあれは未改造端末だったし!うぅぅーー!!」
「……本っ当に……、貴様はド変態だなッ」
その言葉にレヴィは【敗者】の足元で正論まがいの言い訳を喚き散らし、ズボンを引きずり下ろすかの勢いで引っ張る。
「〜〜ッ!!別にわたしが個人でどんな趣味を持ってるかなんてあんたに関係なくない?!一人ですることなんだからなんの迷惑がかかるってワケ?!」
そのさまは滑稽という言葉ですら足りないほど恥ずかしいものだった。
【敗者】は表情も変えることなくそっとズボンに手を添えて抑えながら、レヴィを見下した。
「で、ここでするつもりだったと?」
「別にどこでもいいし!あんたがここにいるっていうならわたしは別の部屋に行く!とにかく、一人でするものなんだからあんたにとやかく言われる筋合いはないっての!」
「……で?」
「でって……?……あぁ、それで話は終わりってコト?ならわたしのような十全な駒はあんたに迷惑かけることなく一人でしっかり発散して……」
レヴィはようやく立ち上がり、【敗者】から離れようとしたのだが、去ろうとする彼女の手首は大きな手によって包まれて引き留められた。
「……」
そのまま【敗者】はレヴィを引きずりながら扉から離れていく。
行先はベッド。レヴィの喚く声も無視して力任せに引っ張るだけ。
「ちょっと!なんで止めるの!あんたらみたいなやつは利益もないのに人に嫌がらせしてそんなに楽し……きゃっ?!」
「……」
レヴィの体がベッドの上で跳ねると、【敗者】はそれを抑え込むように直ぐに押し倒し、両手首を抑えてじっと彼女のことを見つめていた。
「なんか言ってよ……!何?!外にも出られないし一人で自由行動も許されないワケ?!あの女の妹だからってそんなにわたしが不愉快?!」
「……そうだな、迷う必要はなかった」
「ふん!どうせ最初からそんなことくらいお見通しだったけど?!でもね、こんな意味のない嫌がらせをした所でわたしが……」
「欲を抑えた所で、益など産まれる訳もない」
淡々と、なるべく感情の悟られないような言葉を紡いでから、【敗者】はレヴィの肩口に顔を近づけるとそのまま噛み付いた。
内側が透けるような白い肌に噛み跡が残り、少し力を入れれば青黒く変色するのが分かっていながらも、口元には力が入っていった。
「ひっ?!何?!」
「……レヴィ」
レヴィは自分が何をされているのか一切理解出来ない状況だったが【敗者】はお構いなくレヴィの首筋を舐め歯を食いしばる彼女に顔を近付け、無理やり唇を合わせようとするがその口はレヴィの手によって覆われた。
「何って聞いてんのこっちは!」
【敗者】はため息を着き、レヴィの端末の画面をちらりと眺めるとサムネイルの自分とはかけ離れたような男をみて目を細めた。
醜くないとは思うが、【敗者】の顔と比べれば少々幼すぎる。レヴィの年齢からしても年下くらいだろう。
しかしこんな男でさえ好みだと言い張れるなら、レヴィは顔が整ってるだけで好きになるいわゆる面食いと言うやつになるわけだが……
「貴様はこういう男が好みなのか……?」
「はぁ?わたしはヒトの体を性的に見れなかったけど【敗者】にはそういうことを思えるから何か変わったのかもって確かめたかっただけで……」
ピクン。【敗者】の長い耳が僅かに揺れて、レヴィの方に向いた。
「なら、変わってなかったらどういうことになる?」
「あんた少しくらいわたしの言葉に答えてよ!もう……そうなったら、わたしは昔通りダーカーみたいな、人じゃない物に性的興奮するってだけで……わたしは底の底まで人でなしってやつだから……」
【敗者】は答えの後に続くレヴィの自虐は耳に入れず、いやらしく目を細めて微笑むと彼女の手首から手を離して頬を撫でた。
「……そうか」
「え?なんで今笑ったの?どういう心境で……?」
「貴様にとって一人でするのは、二人でするよりいい事なのか?」
「はぁ?だってする相手とか居ないじゃん。良い悪いじゃなくて、選択肢がないって事だけど」
「あるだろう?選択肢」
「は?」
【敗者】はレヴィの頬に触れていた手を離し、己の首元に触れるとシャツのボタンに手をかける。
「そんなことも分からないのか?目の前で貴様を組み敷いているのは誰だ?」
「誰って……【敗者】……」
艶めかしく触れる手。噛まれる感覚。口付けをする手前。レヴィはようやく今までの行動と言動を理解すると、【敗者】の足先から頭まで見つめて顔を赤らめた。
「ちょっ!ちょっとまって!あんた自分が何言ってるか分かってる?!」
「分かってるから言ってるんだろう」
「だってそれって、その……えと……誘ってるって、事だよね?」
「それ以外に何かあるのか?このまま貴様の体を掴んで窓の外に捨てる、なんて馬鹿をしないくらいことくらい分かるだろう」
「でも、その……こんなの、恋人がするみたいで……」
「だったらこの世には百股でも足りない浮気野郎が居ることになるわけだ」
「それは……そうだけども……」
「嫌なら抵抗して逃げたらどうだ?逃げられる程力があるとは思えないが……」
「ひんっ?!」
【敗者】の手がレヴィの胸を鷲掴み、親指で服の上から乳首を押しながらクリクリと動かす。
彼女の暴れ回る足に膝をねじ込み、先を股に押し付けると、下着が湿るくらいぐっしょりと濡れそぼっている。
「もう力が入らないか?それで本当に最強のアークスになれるのだろうか……」
「ちがう、それはまた別の話で……、〜〜ッ!!」
【敗者】の太く長い指が服を掴んだかと思えばビリビリと破り、露出したブラジャーも無理やりはぎ取ればねじ切りそうな力でキュッと乳首を掴んだ。
「ひぅっ?!せっかく買った服なのに、……もぉお……」
「三回着たからいいじゃないか」
「三回しか着てないんですけど?!家帰って服取らなきゃ、いや、布を拾ってきて縫い直せば……、っ、ちょっと、触るのやめて!」
すりすりと触れるか離れるかの境界線で乳首に指を這わせ、乳輪を優しく撫でるとあまーく乳首を擦る。
「〜〜ッ、は、……っ、んんっ……」
もっと強く撫でて欲しい、擦って欲しい、というレヴィの気持ちとは逆に【敗者】の手はねちっこく、【敗者】の顔が近付いてレヴィと唇が重なる。
「るぅさ……だめ……」
言葉は拒絶してるのに、体は抵抗しない。
モノ欲しげに見上げるその視線に当てられると、【敗者】はレヴィの唇に舌を当てて開き、そのまま舌をねじ込む。
「っん!?ぅっ、んんっ、るぅ……ぅああ……?!」
「……」
――見放せばそれで終わりだったものに、わざわざ手を伸ばす理由はどこにあるのか。
愛や恋などを嘲笑ってきたというのに、無意味な繁殖行為の真似事をするのに一体なんの目的があるのか。
己は何を計算しているのか。
「ふぁっ、あっ、るぅ、んん……」
「ふ、……、んっ……」
どことなく掴めない【敗者】の様子は彼の端麗な容姿も相まってエロさを増しており、レヴィは空を掻いてばかりの手が彼の胸元に触れるとそのままキュッと握りしめた。
柔らかい生地のシャツの内側に硬い筋肉の感触が感じられる。黄白い肌の凹凸感がシャツの隙間からちらりと見えて、首筋まで続く筋のラインは奇跡のワンストロークが作り出した芸術家の傑作のようで、レヴィの手は震えたまま彼のシャツのボタンをゆっくりと解いていく。
「レヴィ」
「なふぃ、……るぅ、……ふぁ、……」
「ん、……」
レヴィの小さい口の中が【敗者】の舌でいっぱいになり、肉厚な舌同士がぶつかると、蜥蜴を喰らう大蛇のように舐り包まれ絡められる。
口端から零れる唾液すら惜しく感じるほど甘ったるく、少し舌を抜いたと思えば柔らかい唇を触れ合わせ、甘噛みし、また自然に互いの味を求めあった。
「るぅあ……、……はっ、……はぁはぁ……」
「……レヴィ、……いいだろう?」
「……」
ここまで言われたら、前のように寸前で止まるような逃げは通用しない。
それに、レヴィは【敗者】程の男がたかが一人のアークス風情の肉体にこんなにも夢中になっていることに気づき……気が付けば己の下着に手を掛けていた。
「ぅ……」
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる