「るぅー……、あむ……」
かぷり、と【敗者】の耳たぶに噛みつき、八重歯を見せながらぼんやりと微笑むと、【敗者】は己の内側にある理性のような何かや心のような何かが全て吹き飛び、彼の本質からすれば寧ろそれらしいとも思える激情の欲が噴火し、レヴィに思い切り殴り掛かる。
「〜〜ッ、あぁぁぁックソ!!!なんなんだ貴様は?!!可愛すぎるだろうがッ……!!ふざけるな!!この僕が、……貴様のような脆弱なアークス如きにッ!!」
「ッうぐ?!」
「レヴィ……ッ、レヴィッ!!!」
【敗者】は折れそうな程に強く彼女の手首を握りしめ、彼女をベッドに押し付けるとその上から獣のように乗っかり、逸物を無理やりねじ込んだ。
「っあぁぁっ♡」
【敗者】の巨体に押し潰され、体重をグイグイと掛けられながら、レヴィは尻だけ突き上げられたみっともない姿勢で犯される。
そんな状態でありながらも己の恥や惨めさに気付くことはなく、レヴィはひたすら快楽に夢中だ。
「お゛ッ♡重ッ、っぐ、ぅ゛う゛う゛う゛ッ♡ぎもぢぃっ、ごぇ、るぅ゛っ♡ぎもぢッ、イ゛ッ♡お゛ッ♡ぉ゛お゛お゛ッ♡う゛ッ、ふぎぅゅぅぅううううッ……♡♡」
「はぁはぁッ……レヴィッ、レヴィ、……ッ♡はっ、……」
膣の中で怪物が蹂躙するかの如く逸物が暴れ回り、彼女の弱く蕩けた性感帯を抉るように刺激する。
ビクンビクンと打ち上げられた魚のように痙攣するレヴィの体を【敗者】が抱きしめて抑え込むと、彼女はまるで猛獣に捕食される時の小動物のようで、【敗者】にそのまま喰われてもなんら可笑しくは無いように感じる程激しく過激な混じり合いだ。
ガツンと奥を突きあげ、【敗者】は荒く息を吐きレヴィの首筋に噛み付く。
滲んだ血も吸い付き、ジュルジュルと彼女の甘い血を食らっていると、レヴィはその歯で蝕まれる感触を体に刻みながら甘いうわ言を放つ。
「だいすきっていってぇ♡るぅ、れびぃ、るぅいっぱいすきだから、だいすきいっぱいだから、るぅも、るぅも♡」
「誰が好きなどと言うかこの馬鹿女が……ッ!貴様の脳無し頭とは違って僕は理性が……ッ、僕は、全知をッ……!!」
【敗者】は肉を抉ってしまうかと思うほど強く噛み付き、レヴィの首筋から顔を離す。
内臓を押し潰して突き殺すような強いピストンでレヴィに鬱憤を晴らすが、彼女から返ってくる声は嬌声ばかり。
「るぅ、ッ、るぅぅ゛ぅ゛う゛ッ♡」
「ッく、……好いてなどいない!ッ、……愛してる……わけなどない!嘘だっ、全部、ただの嘘でッ、」
【敗者】の言葉とは裏腹に逸物は膨れ、射精の準備を勝手に進める。
全身が熱で沸き立ち溶かされる感覚を束ね、己の下半身に全て集中させると、尻の筋肉を尚更にギュッと引き締めレヴィに覆いかぶさったまま雄を剥き出しに足を開いて突き続ける。
「うそでもいいの、うそでも、うそだったらなんでもいいよぉ♡ほんとよりいい、うそのほうがいい♡だからぁ、だからるぅ、れびぃにうそついて、もっとうそついてぇ♡」
「〜〜ッ、……レヴィッ、……レヴィお前はッ……!!あぁぁぁッ…!!!」
何が嬉しくて嘘じゃないといけないなんて言うんだ。そんな思考こそが嘘に決まってる、この女は僕が好きだ、多分好きに決まってる、絶対好きに決まってる、今なら嘘だ、全部僕の言うことは嘘の癖にレヴィは全て本気だ、だから僕は全部嘘だ、今言う言葉は全部嘘。それで十分だ。
「好きだッ、……レヴィ、……孕め……ッ♡」
「?!!!お゛ぉ゛ぉ゛ッ♡♡♡」
ビュクビュクと濃い精液がレヴィの膣の中を埋め尽くす。
避妊パッチが無ければ確実に妊娠……、三つ子くらいは余裕で至れそうな程の濃厚な雄の強き子種に侵略され、レヴィは膣口からその白濁を零しながら悦楽に浸っていた。
「ぁあぁ……っ♡ちんぽ……きもちぃー……びゅーって……♡」
「はぁッ、はぁッ、……クソ、なんで僕がこんなくだらない嘘を、こんな女相手に、……そもそも恋愛など下らないと言ったはずだ……」
「るぅ……♡ぎゅー……♡」
【敗者】は己の冷めていく頭で彼女の姿を見ると、己の目的を遠くに思い出し、甘える彼女に向かって目を細める。
「こんなものは駒ではない。今の内に殺せば……」
「ぎゅぅ……?るぅさぎゅーって、してくれないの?」
じんわりと沸き立ったものが殺意なのか悪意なのか肉欲なのかの判別はつかない。
ただ、彼は理性の中で、「レヴィを殺さないと」と思い、その欲がどんな形であっても兎に角手を出そうとした。
「あぁ、そうだ……首なら掴んでやる……」
レヴィの首を後ろから掴む。
もっちりとした柔らかい太ももや大きな胸が下に着いているとは思えないほど、ほっそりとしたレヴィの首。
そこは先程【敗者】自身で付けた噛み跡や流れた血でいっぱいで、力を入れて締め始めると挿入もしていないのにレヴィはまるで絶頂するかのように体をがくがくと震わせた。
「ぁ、……るぅ、……きもぢ、……ぃ゛……」
このマゾヒストが、なんと愚かな、いやしかし艶かしい……
殺すなんて思考を一瞬で追い抜いてセンターに躍り出たレヴィへの感情は、【敗者】の中の理性をじんわりと潰す。
全知存在を手に入れるためだ。
全てを知るためだ。
それ以外に己の存在価値などない、生きる理由もない、生きる意味もない、そうでない己に許しなど無い……
そう何度も反復し続けていた頭の全てに穴を開けるように、レヴィの呻き声が【敗者】の中に響く。
「ッ!!」
悲鳴、嬌声、死の間際の声。
己の手の内側に命が握られ、死すらも甘く受け入れるレヴィの姿――
「あぅ、……るぅさ……?」
【敗者】は思わずバッと手を離し、血の着いた己の掌を見つめる。
レヴィが振り返り、その瞳に己の姿が映ると、顔は真っ赤に火照っており瞳は情欲に血走っていた。
これがアークスに向ける顔か。女に向ける顔か。
知識を得る事こそが正しいと解を出した己の顔か?
「し、……かし、ここまで育成したんだ。捨てる訳にはいかない。此奴のハッカーとしての才能は捨て難い。もし六芒均衡の奴らがこの女を創世器持ちとして新たに採用したらどうする?僕の不利に繋がる。この女の持つ創世器を敵に回さない為にも……」
【敗者】が頭の中で練り上げたつまらない言い訳をブツブツと呟きながら静止していると、レヴィは体を回して振り返り、手を彼に向けてぱっと開いた。
「るぅさぎゅー♡」
また、抱擁の事をぎゅーなんて、幼稚な言葉で表現して……
「クッ……」
【敗者】は思わずレヴィをぎゅうと抱きしめると、すりすりと頬擦りして体をそのまま転げた。
「えへぇ……♡」
「勘違いするんじゃない。僕は貴様にどれほど好意を向けられようがそれを返す事など……」
などと言いながら【敗者】はレヴィに唇を押し付け、キスの嵐を浴びせる。
甘ったるいレヴィの味をこれでもかと言うほど感じ、【敗者】は己の存在もしなかったような食欲に目を向ける。
ダーカー因子を完全に押さえ込み、依代であるルーサーとして存在し、肉体が消耗していたあの時でさえ……己は食事になど興味がなかったというのに。
「……んぅ……♡」
「有り得……、……、レヴィ」
「んぅ?あぅっ!」
【敗者】は体を離し、軽くシャワーを浴びようとレヴィの手を引っ張るが、彼女は腰が抜けているのか立ち上がることも無くふらりと倒れ込む。
「ふふ、ほら、……何しているんだ。早く此方まで寄れ」
【敗者】は膝を着き、レヴィに向かって手を伸ばすが、彼女は【敗者】の股間をチラリと見たあとに何か勘違いしたのかあからさまに嫌がるような呻き声を上げた。
「う、……るぅさ、……わたし……ねむい…」
「……なら寝る方を先にしようか?」
「うん、……ねるぅ……」
僕にとっては関係ないが、レヴィにとっては不衛生なんじゃないのか。
そんな言葉が喉奥まででかかって、何とか抑え、【敗者】はレヴィの手首を掴み転移の準備に入る。
「あぁ……」
「るぅー、……わたしの、たいせつなひと……」
へにゃりと微笑む姿が視界の端に映り、【敗者】はそれを愛らしいと思いながら眉を顰めた。
「責任など、誰がとってやるものか…、貴様が取れ」
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる