――44番艦。人の喧騒からかけ離れた風のそよぐ音が耳をくすぐる自然に包まれた屋敷の中で、オラクルから指名手配されているダークファルスと、隠れた大犯罪者は今日も新生した日常を過ごしていた。
「……」
端末から流れ出すミュージカルの音を聞きながら、レヴィはソファに寝転んで天井を見ている。
大衆からの支持を得てオラクルを傾けるパフォーマー……
【敗者】が何気なく言ったそれがレヴィの中にまだ残っていて、自分の評判を分かっていながらも求める心が隠せなかった。
もちろん人から悪く見られたいなどとは思わない。差別されて、嫌われて、虐げられたいと望んでなどいない。
しかし、レヴィ自身の感情では大衆から崇拝されたいとも思えなかった。
自分が良ければそれでいい。他人の喜ぶ顔を見るのではなく、自分がただ画面の中の役者達のように好きな姿になって他人の言葉を被って演技して、そこで舞えれば十分なのだ。
それでも躊躇ってしまうのは、やっぱり【敗者】がいるから。
彼がそれを求めるということは、【敗者】の為に舞うという事。それは大衆から好まれることを望んでおり、レヴィの素の心が求める他人などどうでもいいという感情は無かったことにして、人の為に舞い、そして評価されないといけない。
そうやって評価される自信などレヴィにはなかった。
【敗者】からの評価さえ心から信頼出来ないのだから……
「あぁ……」
もし、ここに居るのが自分じゃなかったら。
もっと優れたアークスで、もっと優れた才能を持った、フォトンの扱える人だったら。
嫌われていることも無く、才能に溢れていて、きっと歌だって上手い――自分の姉だったら。
「ッ」
レヴィは思わず起き上がり、胸を抑えると同時に扉が開いた。
「……?」
「あっ、……る、……【敗者】」
レヴィはルビィのことを考えるとやはりいつもの調子ではいられない。
湧き上がる劣等感。憎悪、嫉妬、苦しみ。
六芒均衡などという精鋭に囲まれて、
血の繋がった相手で、同じ髪色なのに、対称的な赤と青の瞳と、高い背と小さな背、そして人気者と嫌われ者。
ルビィの存在はレヴィに孤独を思い出させる。
「ルビィ……」
「……レヴィ」
【敗者】に声を掛けられ、レヴィは顔を上げると彼と目が合った。
腰を曲げて彼女の顔を覗き込んでおり、彼の瞳に映っていたのは、顔を青白くして憂鬱に目を揺るがせたレヴィの顔だった。
「あ、いや……なんでもない」
レヴィはすぐ顔を背け、彼が座る為に座席を空ける。
【敗者】は隣に座ると直ぐにレヴィの方を向いて、彼女の拳を包み込むように触れた。
「ルビィは……貴様の姉なんだろう?」
「あ、……はは、うん。そうだよ……」
ルビィにはあれほど認知させたい事実だと言うのに、【敗者】から言われると寧ろ責められているようで怖くなった。
どれほど叫んでもどれほど追いかけても絶対に辿り着けず、振り向くこともない、輝く光の世界の住民は生き地獄の浮浪者など居ないように扱うのだと、レヴィはこの二十数年の人生で思い知った。
だからこそ、己がどれほどの劣等者であろうがあの"お人好しで誰でも救う"などと謳われている偽善者女に自分の存在を認めさせたい、そして超えたいと願っていたのに……
【敗者】を前にすると、その全てが何だか恥ずかしくて怖く感じた。
「貴様があのアークスを恨むのは当然かもしれないな。片やフォトンアレルギーを持ち最弱のアークスと嗤われる女、片や最高のフォトン適正を持ちダークファルスにも勝る天才なのだから」
「そう、だね」
誰でもわかる事だ。レヴィはルビィに嫉妬している、など。
それでも【敗者】から言われると、なんだかちんけなものに思えてしまう。
怖い。
こんな些細なことで一喜一憂する自分が嫌になって、レヴィはここから逃げ出したくなった。
「あのアークスがどのように扱われ、どのように活動してきたのか。あのアークスがシオンに選ばれた時からずっと見てきたんだ、その才は隅まで知っているつもりだ」
「あはは……自分の計画をぶち壊されたんだから、恨んでるでしょ?」
「当たり前のことを今更なんだ?僕は全知存在を手に入れるという目標と同じくらい、あのアークスに復讐する事を望んでいる。分かりきったことだろう?」
レヴィは返事の代わりに空笑いを零して、そしてから俯いた。
レヴィの拳を覆う【敗者】の手は暖かくて、ゆっくりと指を撫でられると自分の憂鬱な心情とは真逆の感覚が沸き立つ。
「それに、あのアークスは両親は死に家族は居ない孤独の身だと言っている……」
「あぁ……、それも、ある意味有名な話でしょ?わたしは余りにも不出来だから、あのルビィでさえも見放す……どうしようもない出来損ないなんだって。あんたの目の前に居るのは、そういう奴だってこと分かってる?」
「アークスは揃って価値のない出来損ないで、目も耳もろくに使えない脳足らずの玩具だって事くらい分かっているが?」
「……」
("揃って"か……)
彼はやっぱり自分が叡智に相応しい存在だと考えていて、この宇宙やオラクルを玩具だと思っているが……同時にレヴィのことを他のアークスと比較して特別見下す事はないようだ。
最初に会った時からそうだった。
レヴィがどんな不義理を働いて、どんなに非常識を晒したとしても、【敗者】はレヴィの事を生きる価値のない忌み子などとは言わなかった。それはもはや彼の計算や計略の世辞かもしれないと考えるほど。
そういう所が嬉しいけど、怖くて、慣れなくて、どれ程の事をされても嫌いになれないって思うのだ。
「そう…」
明らかにギクシャクとした雰囲気を感じ取り、【敗者】はため息を着く。
このまま彼女に構ってあれやこれやと口を出すのは実に面倒だったので、話題を変えることにしたのだ。
「質問を、していいだろうか」
「え?」
「単純で簡単な物だ。拒否権など用意していない」
何年経っても年の功に至らず、老けた顔でも幼稚な主張ばかり繰り返す。ヒトの悪い所だ。
そうやって愚かで醜い感情を隠さないからこそ、フォトナーは取り返しのつかない過ちを犯したというのに……
【敗者】はレヴィの剥き出しの感情に触れて忘れたつもりになっていた昔の思い出をぼんやり思い出してしまうが、彼女の困惑した表情を見て我を取り返した。
「今まで暇な時は、本を読んでいたのか?」
「わたし、その……暇な時があんまりなくて」
「尋問のつもりではない。好きに話すといい」
ぶっきらぼうに投げた言葉にレヴィは不思議そうに首を傾げ、【敗者】をじっと見つめた。
「そのぉ〜……えっと……」
これでは素の状態からは程遠い。
【敗者】の知っているレヴィの素の状態はもっと自然体で、顔色を伺うようなことも無く堂々としていた。
そちらの方を望んでいるというのに、レヴィは目の前で何を話せば相手を刺激しないかを考えてばかりだ。
こんな無価値な会話につまらない駆け引きなどは望んでいない。
【敗者】は彼女のボソボソと喋る言葉を無視して頭の上に手を置くと、そのまま撫で始めた。
「えっえっ、……」
レヴィは困惑の言葉の後に静かになり、【敗者】の胸板に肩を寄せるとそのままゆっくりと目を閉じた。
少しスキンシップを取るだけでここまで無防備になるというのに口だけ固いつもりでいて、何を警戒しているのか分からない。
あまりにも脆弱で矮小な種族らしい態度だ。
「つまり、仕事と日課のトレーニングで一日が過ぎていたのか」
「やるべき事をやっていたらいつの間にか夜に、なんてのがわたしの日常なの」
「なら、今端末を眺めることだけが貴様の暇潰しか。実につまらないな」
「それはあんたが全然やることをくれないからじゃん!」
「もっと室内でやることなどいくらでもあるだろう。ただでさえ常識に欠ける貴様が本を読んで知識だけ身につけて何になる?それ以前の話だ」
「むぅう……」
レヴィは端末を手に握ると、ポチポチと画面を触り本以外のものを眺める。
端末に初期から入っているトランプゲームを起動すると、【敗者】を無視して目の前で遊び始めた。
【敗者】は知識を身につけるよりも先にコミュニケーションや社会について学ぶべきだと言ったつもりだったのだが、レヴィは変な解釈をして遊べばいいと思ったのか子供のようにゲームに熱中している。
たかだかCPU相手に本気になり、顔を顰めて画面を眺める姿は今までで一番イキイキしていた。
レヴィは人間と話すことにストレスを感じる女だからコンピュータ相手の方が楽だと言うのは当たり前のことだが、【敗者】にとっては少し苛立つ。
ここまで気を遣って話しかけてやったのに、所詮ゲームの方を取るクソガキか……
【敗者】はため息をついて窓の方を眺める。
誰かが仕組まなければダーカーの強襲など起きず、この市街地は意味もなく時間を過ごしていく。
一日など何もしてなくてもあっという間で、つまらないだけなのに今はどうしてか一日が少し長く感じて、世界が色濃く見えた。
【敗者】はレヴィに触れながら、ぼんやりと目線を逸らしていると柔らかい肉の感触が離れたかと思えば肩を叩く感触で意識を取り戻す。
「ねぇみて!」
「……なんだ」
「わたし勝ったの!すごいでしょ!」
画面に大きくされたWINの表示ひとつに、レヴィは目を輝かせ【敗者】に端末を見せつけた。
「一度勝った程度でよくもそこまで喜べたものだな。少なくとも十回連続で勝ってから自慢したらどうだ?」
「……ふふっ」
【敗者】は怒ってくるのを分かっていて敢えて本音を口にしたものの、逆にレヴィは彼の目を見てへにゃりと柔らかい笑みを浮かべた。
【敗者】はドキ、と心臓を掴まれたように痛くなり、思わず目を見開くと、レヴィは得意げに笑い出す。
「あんたのそういうとこが好きなの、傲慢で乱暴で最悪でムカつく態度取る所がね」
ツンと【敗者】の鼻を人差し指でつつくと、レヴィはスキンシップに満足したのか背を向けた。
「【敗者】も一緒にゲームしようよ、一つの端末で対戦できるゲームとか探すから」
「くだらない遊戯に割く程僕は暇じゃない」
「じゃあ面白いの見つける!」
レヴィは表情が見えないが明るく楽しげな声は明らかに機嫌が良く、足をぶらぶらと揺らしながら端末を眺めていた。
「ねぇ、【敗者】」
レヴィは【敗者】に振り返ることなく、まるで独り言を呟くかのように言葉を放った。
「あんたのこと、もっと知りたい」
「研究の事か?それともダークファルスについてか?」
総長をしていた時、【敗者】ないしルーサーに近付いて来た人間は皆そんな意図を持っていた。
彼の支配する研究をどうにか聞き出そうとしたり、フォトナーになるためには何が必要か、フォトナーとはどんな存在なのかを少しでも知ろうとしていた。
それはいい駒として利用しやすい馬鹿の証拠だが、他者からの好意的な感情など、そんなつまらない利己的な欲求を満たすためにしか存在していない。
だからこそ、この女は変なのだ。
レヴィはくるりと振り返ると、【敗者】の瞳をじっと見つめる。
観察するように、読み取るように。
「わたしがそんなつまらない言葉言うと思う?」
レヴィは、【敗者】を意思疎通の取れる存在として扱っている。
【敗者】がダークファルスだと分かっているのに、最初に会って会話した時から、レヴィは【敗者】のことをずっと化け物ではなく人だと思って接している。
人でなしではなく、力を持った人として扱う。
それが【敗者】にとっては不可解なのだ。
目の前にいる相手が何なのか、レヴィは本当に分かっているのだろうか。
【敗者】が化け物の形を取るまでレヴィは【敗者】が人であると勘違いし続けるのだろうか?
「もっとあんたが何考えてるか教えてよ。どんな物が好きで、どんな物が嫌いで、何のためにこんなことをしているのか……とかさ。前も言った通り、言えることだけでいいから」
「……僕は人じゃない」
「あはは!そんくらい分かってるってば!ダークファルスでしょ?」
「いや、分かっていないな。分かっているならそこまで馬鹿な態度は取らない」
【敗者】はレヴィの端末を奪うと、アークスのデータベースを検索した。
ダークファルス【敗者】の情報だ。
眷属であるダーカーの情報は勿論、ヒューナル体や本体の情報や、写真まで載っている。
【敗者】はそれを開いて、レヴィに見せた。
「えっと、……」
「それは、僕の本当の姿だ」
「本当の……」
「今は単なる仮初の肉体。移り変わる事の出来る器。乗り移った時に寄せてはいるが、最初の依代と今の依代は違うものだ。フォトナーはニューマンのように耳は尖っていない」
レヴィは【敗者】と写真の中の完全体ダークファルスルーサーを見比べて、何度も瞬きした。
【敗者】は自分で言葉を紡いでおきながら、自分の言ったことに疑問を持った。
ダークファルスはダーカー因子という力そのもの。ダーカーと同じように何かに侵食することで形を成す。ようは、器が無ければ単なる力の残滓に過ぎず、知性は魂に宿るものという訳だ。
レヴィの用意された器に入った【敗者】は本来何かを考え、動くという脳味噌は存在しない。
しかし、今【敗者】はダークファルスでありながら、知性を持ってここに居る。
何が【敗者】を人たらしめているのだろうか。
なぜ己は思考する?……何故、己は心を持つ?
最初にレヴィに会った頃は、【敗者】はルーサーの体にいた。その時はルーサーの魂があり、ルーサーの肉体を持って、【敗者】はルーサーとして存在していた。
しかし、そのあと……レヴィに与えられた器に入った時、それには魂はなく、知性もなく、【敗者】はただ単に空の器に入ったはずだ。さすれば普通はただ力が宿っただけの器……残滓の集合体になり、今のように考えることもない筈。
――己の考える心はなんだ。己のこの魂はなんだ。誰が造った。どこからやってきた?
同例は識っているが、同じはずなどない。究極の器と比較すれば、低俗な集団の作った不出来な器など、使用に値しない筈だというのに……
「へぇ、……かっこいいじゃん」
「……何だ、……その感想は。アークスなら怖いだの恐ろしいだの、敵意を持った言葉があるだろう」
【敗者】は動揺を隠しながら言葉を紡いでも、レヴィは恐怖を見せない。
「でも、あんたなんでしょ?」
「ダークファルスに敵意を持たないと?実に愚かだな」
レヴィはその言葉にため息をつくと、その後顔をゆがめた。
むぅ、と言葉を吐きながら、頭から捻り出すように悩んでいるのがよく分かる挙動を見せると、ツギハギの言葉が漏れ出す。
「なんというか……こう、……あんたはダークファルスってのは分かってるんだけど、【敗者】は【敗者】なんだよ、だから……なんか、変なんだけどね、怖いって思わなかったの」
「この姿のまま話しかけたら、貴様のその考えも変わるだろうな」
「じゃあ、試してよ」
「単細胞の馬鹿犬が。僕の今の状態で変化は不可能だ」
「確かに、今変身したら天井抜けちゃうもんね」
【敗者】が全く意図していないような事を言ってレヴィは天井を眺めると、【敗者】からぱっと降りてニコニコと笑った。
「じゃあ、いっぱい回復して、広い場所でなら変身できるね!」
「はぁ……そんな場所があると思っているのか?ホールの広さにも限界がある上に、大型のダーカーが出現すれば管制は騙せても勘のいいアークスなら直ぐに察するだろう」
元々【敗者】はルビィによって消耗させられている故ダークファルスルーサーになる事は出来ない。ただヒューナル体ですら人と比べれば相当大きい上、ダークファルスのダーカー反応は眷属とは比べ物にならないほどの数値を出す。
服一つにまで手をかけて反応を極限まで抑え込んでいる状況で、そんな事に手を出す余裕などない。
「あは、そんな事でビビってるの?」
しかしレヴィは彼の言葉で退く様子は見せず、【敗者】の手を取ると、その指を絡めた。
金色の絹糸がふわりと動き、目を細めて妖艶に笑う姿はこの世の物とは思えない程不思議な雰囲気を放っている。
「なら、ダーカーでも襲わせてみんな誤魔化しちゃう?」
「僕は他の種のダーカーを操ることは出来ない。すぐに誰の差し金か露呈するだろうな」
「ふふっ、じゃあ誰にも見えないところならいい?誰からもその気配を悟られないで、わたしがシップをハッキングすればいいんでしょ?」
どうしてそこまでしてこんなつまらない事を求めようとするのか。
「貴様、正気か……?」
「何言ってんの、わたしはいつだって本気も本気。正気でしか生きてないよ」
分からない。理解出来ない。
【敗者】の知識を総動員させても、彼女の奥底にあるものが何か掴めない。
知りたい。
「なぜこんなことに執着する?僕は単に貴様が相対する相手を理解していないと罵倒しているだけだ」
「だって、気になっちゃったんだもん」
「全く……自分から恐怖と破滅を求めるなど……愚かにも程がある」
「愚か愚か言ってると自分が愚かになっちゃうよ?」
おどけた声でレヴィは【敗者】をからかう。
いつもの通り、知性なく喚き散らしている時と、大人ぶった演技している時と変わりない、ただ一つそこにあるだけの人間だというのにどうしてこうも何か特別に感じるのだろうか。
いや、感じさせられているのだろう、きっと……
【敗者】は今日何度目かの「僕は悪くない」という単語を心の中で呟いてから、そんな心はまるっと隠してレヴィに返事した。
「数百年も言っていればいずれなるかもしれないな。しかし貴様が利口になるのが先か、僕が貴様の言う愚かになるのが先かは分からないだろう……」
「それあんたが負ける条件ないんだけど。一年で愚かになってくれない?」
「なぜ僕が貴様の言うことを聞く必要がある?」
「む……、ほんとに反抗的なんだから!」
頬をふくらませて指を出し、彼の頬をつんつんと叩く。【敗者】は特に驚く様子も見せず目を細めて返事を返した。
「反抗的なのは貴様の方だ」
「もーいい!とにかくちゃんと考えておくから外出る時あんたの言う本当の姿ってやつ見せてね!やくそく!」
「……」
「へへ、……楽しみ」
「……はぁ」
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる