「太さは分かったか?」
「定規とか持ってないから厳密には分からないけど……まあ大体」
【敗者】は残念ながら理性が吹き飛んでいた。
もうこの目の前で愛おしく座り込む全裸のレヴィのマンコに己のチンポを突き出して死ぬほど突き上げて、全部膣内に射精して、目の前の女をいやらしい雌犬に仕立て上げることしか考えていなかったが、視界の大半を占めるメディカルセンターの青いカーテンと白く硬く小さなベッドがギリギリ【敗者】の心をつなぎ止めていた。
「なら厳密に測れ」
でも【敗者】の発言はもう終わりを迎えていた。
「はぁ?なんで入ってるのに今更測るわけ?」
「コレは窮屈で仕方ない。合うものを買い直す。ならば今測る方が早いだろう」
「まあ……確かに?えーっと、でも今測るものなんて持ってきてないんだけど…」
「僕は自分のモノのサイズになど興味はないが……貴様の体のサイズくらいは把握している」
「え?何突然……」
【敗者】はレヴィの頭を掴むと、ゴムが着いたままの己の逸物をレヴィの口にねじ込む。
「むぐっ?!」
レヴィが混乱する中【敗者】の手で頭を前後させ締まる喉で逸物を刺激しながら、なんてことないように彼は呟いた。
「ふむ……。……その位か」
「っむぅ゛う゛う゛っ?!ぅ゛ー!」
「長さは……。……なるほど」
じゅぶじゅぶと淫らな音を立てて、レヴィは苦しむ声すらその音に混じり、抵抗も虚しく【敗者】の雄臭い逸物で口の中を蹂躙される。
「っぐぅ、むっ、むぅぅ゛!」
「そういきり立つな。喧しい」
「っぐ!んっ、むぅぅ゛っ、ぅ゛っ…」
レヴィがバンバンと全力で【敗者】のズボンを叩くも彼にとっては痛くも痒くもない。
「……、は…」
「……あのー」
流石にカーテンの中から聞こえてくる音がイラマチオのそれであることがフィリアに分からない訳もなく、呆れたように声をかけるが【敗者】は完全に無視した。
「ふ、……おいおい、何を濡らしている。まさか貴様、こんな所で脱いで興奮してるのか?」
床にボタボタと垂れたレヴィの愛液を見て彼は嘲笑い、踵でレヴィの腰をげしげしと蹴るとレヴィはぎゅうと【敗者】のズボンを握って嫌悪を表明した。
「う゛?!ぅ゛ーー!」
「変態はどっちだ。ド変態」
「ッぐ、う゛っ、う゛ぅ、っ、ぅ゛っ!」
【敗者】はくすくすと笑ってから、ふと思い出したかのようにカーテンの向こうに声を発する。
「いやはや……看護官よ。出来の悪い変態がメディカルセンターに来てさぞ迷惑を掛けているようだな。貴様らがこの女を障害者扱いしているせいでこの女はこうやって人に迷惑をかけて苦労を撒き散らしているんだ」
「Lさんの体質、フォトンアレルギーについてなら、アークス公式でフォトン吸収障害という風に判断されており、正式な物となっておりますが…」
フィリアは冷静に、しかし困ったように【敗者】の言葉に返事した。
フィリアは彼のその声がどこかで聞いたこともある気がする、と思いながら、目の前の彼女にベタ惚れの煩悩男には一切検討が付かず正体も分からないまま彼の言葉の意図を探る。
「別にフォトンが吸収出来なかったところで死ぬわけではないだろう?戦えない訳でもない。生活は少しくらい面倒だが、フォトンを扱えるようになる前のフォトナーなどこんなものだったさ。レヴィのこれを障害というのは正直面倒なんじゃないかな?」
「面倒なんてこと…」
「障害者扱いが無くなれば無人の医療施設にも行ける。そうすれば此奴が無駄な差別を受けることも無くなり、貴様らは面倒な奴を相手しなくて済む。メディカルセンターを出禁にするついでにこの女の障害者扱いも外して万歳といこうじゃないか」
フィリアは続けられた彼の言葉で何となく意図を察した。
【敗者】はレヴィが迷惑な人間だと主張しているが彼はレヴィという患者のせいであると誘導したいだけで実際今の迷惑行為は【敗者】の意思である。
それでもフィリアが彼の言葉に否定しないのは、男の言葉はもしかしたら医者として、果ては人間として正しい行為になるかもしれないと思ったからだ。
「だろう、レヴィ?貴様とて医者にカルテを投げつけられるのは不愉快なんじゃないか?」
「っむ、う゛ぅ゛ぅ゛ー!っぷはっ、んんんっ!」
「おやおや……。自分の体質で行く病院が制限されるのは面倒だと嘆いている。無人だろうが有人だろうが……やることに変わりはないというのにねぇ?」
【敗者】はおどけたようにレヴィの頭を撫でて甘く問いかけると、その撫でた手でレヴィの頭を己の股間に押し付け喉奥に逸物を詰め込んだ。
「レヴィさんは、困っているんですね?」
「貴様の頭の中での"困っている"に、治療と称して体を不当に傷付けられることだとか、差別で不愉快な態度を取られ、ろくな治療も受けられないということが入るのならそうなんじゃないか?その原因が何かは流石に低脳でもわかる筈だよ」
「……わかりました」
フィリアから見て少なくともレヴィは悪い人には思えないし、フィリアはただのフォトン吸収障害が周りの言う非科学的な呪いや厄災の原因だとは微塵も思わなかった。
フィリアから見てそのような待遇を受ける人間は、単なる障害者差別の被害者でしかなく、メディカルセンターがその加害の一端をになっているというのならそれは組織の恥だ。
「ほら、レヴィ。……貴様は自分で測れたか?」
【敗者】は言いたいことだけ言い終わるとレヴィに向き直り、彼女の頭を何度も撫でて、甘ったるい目で愛おしそうに見つめながら、己の逸物を咥えさせていた。
「っんぅ、ッぐ……」
「避妊パッチの外れた可哀想なお前にワクチンでも出してやろうじゃないか。とびきり効くいい物を……ね」
そう言って一旦【敗者】はレヴィの口から逸物を引き抜くと、先端を持って一気にゴムを引き抜く。
「ッぷはっ、はぁ?!あんたなにいって…ッんっ?!んんっ!!」
「お前の肉をこうやって寄せて……はぁっ……、……レヴィ、……ッ」
レヴィの慌てた声で丸開きの口にまたねじ込み、【敗者】はレヴィの胸を引っ張って近付けると彼女のその柔らかい胸の肉で【敗者】の竿を包み込んだ。
そして、濃い大量の精液をレヴィの口の中に注ぎ込む。
「ッぐ、……っ、はっ、……この、……るーっ……むぐっ!!」
ようやく逸物が離されたと言うのに、レヴィは荒れた息のまま【敗者】の名前を呼ぼうとしてまた【敗者】に口を塞がれた。
「呼び方には気を付けろ」
「っ、ルオン!あんたねぇ……!!」
「貴様にしてはよく飲めたみたいじゃないか。偉いと言って褒めてやろう…」
レヴィはずっと怒りん坊だが、【敗者】が彼女の頭を優しく撫でるとすぐに目を閉じ、甘く喉を動かす。
「んっ、……頭撫でたら許されると思ってるでしょ!」
「あのー……メディカルセンターはラブホテルじゃないですからね?」
「らぶほてるって何?」
「何を言っている。性行為などしていない。単に、測定して、それからこの女に少し薬をやっただけだ」
「はぁ……。ではあなたの身体にある白い液体が出る部位をレヴィさんの生殖器に挿入しないでくださいね」
「らしいが」
「らしいがじゃないんだけど?!こいつわたしにおちんち……」
レヴィが【敗者】の痴態を口にしようとした瞬間、彼はレヴィに向かって服を投げつけ、視界を奪う。
「っむぅうう!!」
「襲われたくないならさっさと服を着ろ」
「脱がせてきたのはあんたでしょ?!」
「脱がせたのは僕だが脱ぐ事になったのは貴様の損失だ。ならば僕が後始末をつけてやる理由もない」
「あんたねぇ……!わたしが居なかったらあんたにまともに付き合ってやるやつなんか居ないんだから!」
「果たしてそうだろうか?地面を這いずり回って顔を何度整形したかも分からない怪しい奴と乳くりあっている貴様と違って僕はアークスの精鋭と深い繋がりがあったというのに……」
【敗者】は怒ってばかりのレヴィに服を着せ、シャツのボタンを丁寧に一つ一つ締めて、彼はとにかく上機嫌にレヴィに向かって自慢していた。
「ルオン。それ流石に墓穴掘ってると思う」
「さてどうかな。アークスの知能不足に僕の言葉が全て理解出来るだろうか」
「あんたが普段バカバカ言ってるわたしが理解したんですけど」
レヴィに黒いジャケットを着せて、ニーハイソックスを太ももに締め付けると【敗者】は彼女の太ももを名残惜しそうに撫でてから、靴を履かせた。
「それは貴様が解を知っているからだろう?逆算して式を考えるだけなら容易いのは当然だ」
「ねぇあんた。こいつが何言ってるかわかる?」
カーテンから二人がまるで何事も無かったかのように出てくるとフィリアは二人の顔を見て、ぼんやりと呟いた。
「え?私?えーっと……その……なんというか、本で……見たことあります」
「は?」
「俺様系って言うんですよね?こういうのって」
「は?」
二人は心底フィリアの言葉が理解出来ず、とにかく否定する言葉を色々と考え続ける。
「言葉は乱暴で我儘で……でも愛情が溢れてる!みたいな感じで〜……」
「いや、そうじゃなくて…こいつの発言の方を……」
「あ、その……考え事しててあんまり聞いてなかったです」
「……だってさ」
「杞憂で無駄な会話をしたな」
「はぁ?!無駄って何無駄って!わたしはあんたのことを考えてやって……」
レヴィは【敗者】に向き合いぽんぽんと胸を叩いて、【敗者】の態度の悪さに今日何度目かも分からない怒りを顕にした。
「考えて?どこが?考えているなら僕を連れてくる必要はなかっただろう?」
「朝は腰が痛くて歩けなかったの!だからあんたに運んで貰うしかないでしょ?!」
「這いずってでもいけばいいだけだろう」
「二人は……どうやってここまで?」
「え?テレパイプ使えないから、コイツに抱っこしてもらったの。こうやって…」
フィリアの問いに対して答えるようにレヴィはお姫様抱っこの男のポーズをすると、フィリアはほぉ、なんて呑気な声を出して黄昏る。
「……、最近のカップルってこんな感じなんですねぇ〜……私もそろそろ……婚期とか考える時期で…」
「いやもうバレてるけど付き合ってないし」
「頑固で恥ずかしがり屋さんなんですね〜」
「この僕が誰かと交際すると思ってるのか」
「またまた〜」
「はーん、バツイチ子持ち童貞男のく、せ、に♡」
レヴィが【敗者】の胸をつつくとまた彼の性欲が少しずつ戻ってきた。賢者からの解放だ。
しかし今度はどう頑張ってもこの場でセックスするための言い訳などできない。
「一言で矛盾する単語を吐いて自分の低脳さが恥ずかしくないのか?」
「どーせあんたも誰かこーんなあはーんでうふーんでぺったーんな美女と付き合うんでしょー?レヴィ様は知ってますー」
レヴィは背伸びをして手を頭の上まで伸ばし、それから肉体を主張するようにセクシーポーズをして、気取ったような声で粗末な主張をする。
「貴様の発言の端から端まで間違ってるな」
「あんたの中では恋愛も結婚も興味無い、ですもんねー」
「当たり前だろうが。僕を誰だと心得ている」
「誰なんです?」
フィリアの言葉に【敗者】は自慢げに立ち上がり、声を上げた。
目線はレヴィを向いており、まさに今舐め腐ってばっかいたレヴィを分からせるように堂々と、非常に分かりやすく言葉を紡ごうとする。
「貴様らは所詮僕の足元にも及ばん矮小な存在だ。この僕、ダー「うわあああああああああんた何いってんのおおおおぎゃあああっ?!」
レヴィが【敗者】の言葉を止めるために大声を上げながら慌てて【敗者】を押し倒そうとした瞬間、診察室の扉が開いた。
「失礼しまーす」
レヴィが【敗者】を押し倒そうとしても全く動かないどころか寧ろ飛び上がってしがみついたからか体は後ろに引っ張られ、それを受け止めようとした【敗者】に逆に押し倒される始末だ。
「ッ?!」
「うぅ……、帰りたい……、……え…?何これ…?」
俯いた顔を上げると目の前にあったのは黒と金色の惨状と困惑したフィリアの顔で、横を見ると同じく付き添い人のイオとリサも怪訝な目で部屋の中を見つめていた。
「あ、…あのー、……ま、マトイさん……その……」
「ちょっ、るぅ、…なに、んんっ?!」
レヴィは慌てて【敗者】から離れようとするも、【敗者】はレヴィと顔を近づけて、彼女の口が動揺で彼の名前を紡がないように唇で唇を塞ぎ、それからフードを掴んでグイグイとレヴィのほうに押し付けた。
「馬鹿……、……コレを、……もっと深く被せろ……ッ!」
レヴィの無防備に開いた足に【敗者】の足が絡みつき、レヴィの手は困惑したまま【敗者】の後頭部に手を回す。
「え、えっと……よくわからないけど……じゃあ、オレはこれで……」
「何だか不思議なくらいダーカーの匂いがプンプンして〜。今ダーカーが狩りたくて狩りたくてたまらなーい気分なんです〜。ダーカーを撃って撃って撃ってぇ、それから〜公衆でヘンな事してる男女二人組も気がついたら撃ってるかもしれませんねぇ?それではさようなら〜」
この状況はどんな声をかけても絶対に変なことにしかならない。
イオとリサはとにかくその奇妙な空間から早く立ち去るため言葉を紡ぐとさっさと診察室から出て行った。
「あっ……、二人とも……!」
マトイが振り向いて扉を見た瞬間、レヴィは【敗者】から離れようとするも彼は無理やりレヴィの口を手で抑え、とてつもなく小さな声でレヴィを罵倒する。
「はぁッ?!なにっ、んっ、……ちょっ!」
「黙れこの馬鹿……!」
「突然こんな……ちゅ、……チューしてくる方が悪くない…?!」
「その……マトイさんごめんなさい。マトイさんを待っている間前に診察来てた方と話し込んでたら……こんな事に…」
フィリアがマトイに対して頭を下げている間、【敗者】はレヴィの耳元でボソボソと呟いた。
「……早く出るぞ」
「へっ?えっ?ま、まあ確かにそうだけど……いやでもこの惨状はちょっと……」
レヴィに考える脳があるのが悪い。
【敗者】はそう考えて、すぐに頭を切りかえ対処法をとる。
彼はレヴィと目を合わせると、静かに、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「レヴィ……惚けて顔を赤らめている姿は実に可愛いが…」
「っ?!」
【敗者】は甘ったるい猫撫で声でレヴィに声をかけながら、彼女の頬を撫で回し、愛を注ぐ。
「その愛らしい顔を他の奴に長く見せると僕が妬いてしまうんだ。帰ったら沢山キスをしてあげるから……今は、僕の言うことを聞いて欲しい」
「ひゃ、……ひゃい」
【敗者】の見たこともない甘い声に優しい手つきにレヴィは流石に動揺し、返事をするので精一杯になったのを彼は確認して、極めつけにレヴィの頬に優しくキスをした。
「……良い子だ」
「〜〜っ!!」
レヴィが完全にノックアウトしたのを確認すると【敗者】はレヴィを担ぎあげ、片手で己の顔を隠すように手で覆いながらいそいそとマトイに顔が見えないように顔を逸らして診察室から出ていく。
「あ……お、お大事に〜……?」
「あ、待って、……その……、あ……」
マトイはその図体と雰囲気に何となく既視感があり彼を呼び止めようとするも、彼が出ていったあとにすぐ扉は締まり、マトイはただ重苦しい扉を見つめるだけだった。
「……どうしました?」
「いや……その……えっと、……なんでも、ない……です」
――
「あ、あの、るぉん……?あ、あれって」
「嘘だ」
「は……?」
メディカルセンターの外で、レヴィは顔を赤らめて【敗者】に聞くと、彼からの返事は冷たい一言だけだった。
「薬を貰ってから、帰る前に避妊具を買う必要がある。それから帰ったら僕を倒した罪で貴様を罰するからな」
「は?……は?」
「殴られたいか?蹴られたいか?腰を破壊されたいか?」
「え……全部意味わかんないんだけど」
しかし【敗者】は決して冷たく対応したつもりは無い。彼は本当に本当に限界だったのだ。
もうその場でレヴィをぶち犯しても良かったのを必死に今とにかく我慢して、レヴィに劣情をぶつけたくてたまらないのだ。
「そうか全部か。全部を付けた貴様におまけで鞭打ちも付けてやる」
「は……?はぁ……?!」
「ふふ……貴様は最悪の欲張り女だがこの僕が貴様の欲求を全て満たしてやるように、隅から隅まで断罪してやろう」
「もう……疲れた……ツッコミ疲れたんだけど……」
「ふふふ……疲れるならこれからだろう、レヴィ」
【敗者】の獣のような視線がレヴィを突き刺すとそれに驚いた瞬間レヴィは体が力が抜け、立って居られず倒れ込みそうになる。
「もう…割と、……普通に、……むり……」
そこを【敗者】がすぐに支え、そしていやらしく腹を揉んで、レヴィを起こしながら太ももを撫でた。
「おっと。……本当に貴様は脆いな」
「誰のせいだか……」
「貴様自身のスタミナ配分の下手さのせいだろう。しかし、そこまで疲労しても相も変わらず顔だけは良いな」
【敗者】はレヴィのとぼけた顔をじっと見つめてからそう言って、くすくすと笑う。
「は……?え……っと……可愛いって言ったのは、……嘘じゃないの?」
「さあ?」
「……いけ好かないんだから…そういうトコ…♡」
レヴィの呆れた声とは裏腹に表情は和らいでおり、【敗者】はその表情を見た瞬間心の中で呟いた。
――計画は変更だ。この女を適当なトイレにでも連れ込んで一回犯すか。
二章で大体どれくらいの話数になるかを計算していた所、それなりに長くなりそうなので三章もしくは四章以降を続編という形で作品を分けるか検討しています。話数が長すぎると管理が少々面倒なのと、読者からしても見にくいのでは?と思ったため。
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続編として作品を分ける
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分けないで一つの作品でまとめる