※この作品はR-18です。

光喰らいの魔女レティシア~未亡人クーデレ敬語デカ尻エルフ退魔師が淫魔美少年に完堕ちするまで~   作:灰鉄蝸@機甲猟兵エルフリーデ発売中

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・ヒロインの自慰
・立ち抱きつき太ももコキ



レティシアの発情 ☆

 

 

 

 

 

 ギュラゼ・アドワルは獣の魔族アドワルに属する戦士であり、非合法な依頼を請け負う傭兵であった。

 

 

 

 近頃は探偵社を名乗り徒党を組むものたちもいたが、ギュラゼはそういう新興勢力とは縁のない自由契約(フリーランス)の一人である。

 この界隈で仕事をして三〇年になる彼は、獅子のごとき頭と屈強な肉体、風のような俊敏さを併せ持った血の濃い魔族の一人だ。

 長命種としては若造もいいところであったが、血の薄まった貧弱な魔族が増えた昨今、彼のようなものは希少であった。

 

 今回引き受けた依頼は、厄介ではあるが、かといって困難な仕事には思えなかった。

 対象はいにしえの淫魔の血を引く名家スワルヒガの遺児が一人、一年前に相続を巡って親族が離散するトラブルが起きたばかりの一族の末裔だ。

 幸いにして未だに資産はまとまっているが、今ではその莫大な財のほとんどを成人年齢に満たない少年が独占しているのだという。

 ギュラゼに持ち込まれた依頼は簡素だ。

 この少年の身柄を確保して、依頼人に引き渡す。

 裏にどういう背後関係があるのかギュラゼは知りたいとも思わない。

 プロだからだ。

 この業界では、無知でいすぎるのも死へ直結するが、知りすぎるのも立派な死因になる。

 そういうわけで魔族の傭兵は、自分はちょうどいい塩梅で世渡りができているという自負があった。

 今日このときまでは。

 

「その顔、アドワル氏族のものですか。族長の血筋とは珍しい」

 

 闇の中、そうささやくのは妙齢の美女。

 夜半のスワルヒガの屋敷、侵入探知の結界を易々と突破してその庭先に踏み込んだ矢先であった。

 一目で妖精種(エルフ)とわかる長く尖った耳、夜闇の中でなお浮かび上がるような白皙(はくせき)。

 その女は黒いスーツに身を包み、几帳面にネクタイまで締めた格好で彼を待っていた。

 ギュラゼは徒党を組まない主義である。

 肉体的にも虚弱で忠義の面でも信のおけない他者など、いるだけで邪魔になるからだ。

 今日ほどその主義に感謝した日はなかった。

 下手な雑魚を連れてきて、戦端が開かれていたらと思うと冷や汗が止まらない。

 獣頭人身の魔族は、すでに戦う気が失せていた。

 ギュラゼの踏んでいる庭の土を含めて、ありとあらゆる場所に超自然的な影がうごめいている。

 この場には吐き気がするような濃密な闇の魔力がはびこっているのだ――それは生命を喰らう怪物の触手であり顎(あぎと)である魔術師の肉体の延長。

 術者は眼前の美女だろう。

 少なくとも何の準備もなしにぶつかって勝てるような相手ではなかった。

 

「――――降参する。命だけは助けてくれ」

「おや?」

 

 ギュラゼの判断は速かった。誇りもクソもない降参が真っ先に口から出てきた。

 あと数秒、口を開くのが遅れていたら殺されていたという確信があった。

 聞いていた話と別物の状況に、思わず毒づく。

 

「……妖精種が淫魔の屋敷にいるとはどういう状況だ?」

 

 淫魔に誑かされたメスが一匹という話だったが、実際には得体のしれない怪人が屋敷に陣取っている。

 話が違うなんてものではない。

 妖精種の魔術師――魔力や身体能力に優れるエルフは、極めて魔族に近い系統樹に属する長命種でありながら、人族への殺戮欲求という魔族の共通項を持たない種族だ。

 彼らは人間に友好的な隣人として時に混血を繰り返し、時に人族の繁殖力を取り込み、その優れた能力と長命を生かしてこの大地で繁栄する存在だった。

 長命と高い魔力を誇った魔族と似ていながら、似て非なるものたち。

 ギュラゼは本気で当惑していた。

 

「あなたが知る必要が?」

「いや、忘れてくれ」

「いいでしょう」

 

 下手に動けば死ぬ。

 そういう相手であった。

 淫魔に堕とされきったメスならばこうはなるまい。結局のところアレらの本質は、人を壊すことにあって、上手く使役するなど出来はしないのだ。

 それが淫魔への侮蔑の感情を持ったギュラゼの嘘偽りない見解である。

 怜悧な美貌のエルフは、突然、気まぐれにギュラゼを殺すような真似はしなかった。

 

「依頼人は?」

「知らん。深入りしないようにしている。ただ、共和国の古参ではない」

「余所者ですか」

「この国は移民が多い。新参者かもしれんがな」

「心当たりは?」

 

 その後もいくつかの質問に答えると、逃げ帰っていいと許された。

 安堵は一瞬だけだった。

 どのみち、傭兵としてのギュラゼは信用問題に直面していた。依頼人からの報復を受けるのは、今や彼の側の可能性がある。

 今晩のうちにこの街を離れねばなるまい。

 氏族の戦士ではなく、自由契約の傭兵だからこそ、信用を犠牲に――明日の糧を捨てて今日の命を取ってもいいのだ、と自分を鼓舞する。

 ぴょん、と邸宅を囲む塀を跳び越えた。

 

「今のわたしの使命は、スワルヒガの末裔の守護です。お忘れなきよう」

 

 妖精種の凍てつくような視線を浴びて、ギュラゼ・アドワルは這々の体で逃げ出した。

 やっていられるか、と毒づきながら。

 

 

 

◆

 

 

 

「ここの料理は相変わらず絶品ですね――」

 

 もぐもぐ、むしゃむしゃとよく食べる人だった。相変わらず上品な食べ方なのに、動きがなめらかすぎて気付くと一皿消えている。

 形式張ったコース料理ではない気安いレストランだから、好きなように注文できるのがこの店のいいところであり、そこで美味しそうに食事を取るのがレティシアという女であった。

 同じ食卓を囲んでいるだけで胸が温かくなるような、本当に気持ちのいい食べ方をする。

 シグルゥス・スワルヒガは大好きな人の食事風景を見て、ニコニコと機嫌のいい笑顔を浮かべていた。

 

「ここの料理、せんせ、好きだよね」

「腕が良いのです。食材も新鮮ですし……お屋敷から近ければ言うことなしなのですが」

 

 もしそうだったなら毎日通っていたでしょう、としたり顔でうなずく美女――シグの先生はかなりの食いしん坊だった。

 

「せんせ、食べるの好きなんだ?」

「もちろんです。食事は一日に何度も行うでしょう? それが毎食楽しいならば、人生は実り豊かとなるでしょう。食事が愉しい人生は、すなわち恵まれた人生なのです」

「わあ、人生哲学……」

「その通りです。若様も美味な食事を心がけるといいでしょう」

 

 二人のやりとりは穏やかだ。

 何事もなかったかのように。

 あれから何か変わったか、と問われれば。

 大きくは変わらなかった、というのがシグルゥス・スワルヒガの雑感である。

 少年と彼の先生の距離感はわずかに変化した――自身に劣情を向けたシグを、少なからず異性として認識したように見受けられる――ものの、露骨に嫌悪感を見せたりすることなく、おおむね今まで通りの師弟関係に収まっている。

 要するに、シグルゥス・スワルヒガにとっては都合のいい結果と言えるだろう。

 初恋の未亡人で童貞を捨てて、彼女との関係が壊れることもない。

 あるいはここで満足しておくのが、分別の付いた判断であり、魔族の名家スワルヒガの継承者に相応しい態度なのだろう。

 だが、そんな理屈は関係なかった。

 

――好きになったから好き。

 

――欲しいと思ったから欲しい。

 

――愛おしいものにこそ愛されたい。

 

 それは身勝手かも知れないが、切実な祈りに満ちた恋であった。そして若人を狂わせるには恋は十分な甘い蜜である。

 愛は理解と抱擁によって完成するが、恋は衝動と引力によって事件のように生まれてしまう。

 今、シグルゥス・スワルヒガはレティシアという事件の真っ只中にいた。乏しいおのれの手札から、どうすれば目の前の女人の心を奪えるのか考えもする。

 くん、と空気のにおいを嗅いだ。

 丁寧に調理されたロブスターのグラタンの香ばしい香り、そして。

 

 メスのにおい。

 それは誤魔化しようもなく、レティシアから放たれている。

 あの夜からもう一週間が経とうとしているが、それが彼女の発情した体臭であることは明白であった。

 人間の嗅覚ではほとんどわからないような微妙な差異を嗅ぎ分けているのは、淫魔の発達した感覚の為せる業。

 おそらくレティシアの体は今も性的な興奮状態にあり、それを表面上、一切見せていないのは彼女の努力によるものなのだろう。

 今のシグには、そこまで体臭だけで判別できた。

 

「せんせ、このあと寄りたいところある?」

「いえ、買い出しはもう済んでいますし……あなたはどうなのです、若様」

「俺も特に用事はないかな。今日はせんせが美味しくご飯食べてくれて楽しかったよ」

「ふふっ、それはよかった。あなたにとって楽しいデートだったならいいのです」

 

 軽口に軽口で応じるレティシアは、自分の言葉が少年に火をつけたと知らない。

 ゆえに、シグはこう思うのだ。

 いつか、本当のデートをしたい、と。

 

 

 

◆

 

 

 

 その日の夜、レティシアはスワルヒガの屋敷で湯浴みに勤しんでいた。

 広い浴場には大きな湯船があり、個人の邸宅にあるものとしては破格の大きさ――大人が泳げそうなほど――である。

 湯を小まめに張り替えているからか、浴槽は澄んでいて公衆浴場のそれとは比較にならないほど清潔であった。

 それもこれも、屋敷付きの使い魔たちが整備してくれているおかげだ。

 レティシアは元・退魔師であり、当然、魔族に対する感情は到底、友好的とは言えないものだが、この屋敷の維持管理をしている魔術式は相当に優秀だなと評価してもいる。

 湯浴みは時間により区切られていて、この屋敷の主であるシグルゥス・スワルヒガの利用後、レティシアにも使用が許されていた。

 これは彼女が使用人ではなく、半ば食客に等しい立場であればこそだった。

 シグは階級意識に囚われてはいないし、人の目がないこともあり、当主一族の浴場――彼の父の代になって整備された――をレティシアにも開放していた。

 そういうわけで、浴場を利用するエルフの美女は今――

 

「ふ……♡ ふっ……ふぅうう♡」

 

――自慰行為にふけっていた。

 

 体を綺麗に洗い流し、椅子に座るレティシア。

 その一糸まとわぬ肢体は湯船に浸かる前からほんのり桃色に染まっていて、青髪の魔女は白い頬を羞恥で染め上げている。

 こんなことならば部屋で自慰をすべきだったと後悔する。

 鍵をかけた自室ならば、一週間前のような事故――そう、あれはシグルゥス・スワルヒガの情欲を見誤った事故なのだ――も防げたろうに。

 よりにもよって湯浴みすべき浴場で自慰にふけるなど恥ずべきことだった。

 しかし今、レティシアはどうしようもなく発情していた。

 

「んっ……♡」

 

 股を開いて、そっと陰唇へと右手の指を触れさせる。

 くちゅり、と湿った音。

 指を触れて間もないのに、レティシアの体は熱く火照っており股間には湿り気。

 くちゅり、くちゅり、という可愛らしい水音は間もなく、ぐちゅぐちゅという強い水音に。

 指が陰唇をかき回すたび、背中を伝った汗の雫が、つうっと丸く大きな尻をしたたり落ちる。

 

――どうして、こんな。

 

 理由は明白であった。

 あの夜の過ちから、レティシアの体はおかしくなってしまった。

 忘れることなどできようものか。

 みちみちと肉穴を押し広げる剛直、堅く大きな男根に刺し貫かれ揺さぶられる子宮、オスの肉竿に媚びていく膣肉。

 シグルゥス・スワルヒガの暴走によって与えられた刺激は、青髪の魔女の体に眠っていた性欲を呼び起こし――千年ぶりの官能にその身を沈めさせていた。

 それが、どうしようもなくつらい。

 レティシアの愛はただ一人に捧げられている。

 今は亡き夫クライド。

 遠い遠い昔、人間の尺度では歴史の彼方において命奪われた最愛の男。

 不慮の事故のような姦通があろうと、それはレティシアの中の優先順位を揺るがすようなことはない。

 だというのに、肉欲を目覚めさせられた体は違うのだ。

 

「くぅ……♡ あっ♡」

 

 ならばせめて、自らを慰めるため想うのは夫だけでいい。

 彼との情交を思い出す。切れ長の目が悩ましげに細められ、ほぅと熱い吐息。

 優しく淡い初雪のような交わり、そっとささやかれた睦言の甘さ――そのすべてを反芻しながら、ぐちゅりぐちゅりと股間をまさぐる。

 粘ついた水音。

 じわじわと染みだした愛蜜を指に絡め、包皮からぷっくりと立ち上がった陰核をつまむ。

 

「んふぅ♡♡」

 

 甘い声がもれた。

 この一週間、静まることを知らず、気を抜いていると昂ぶってしまう体――いい加減、レティシアも限界だったのだ。

 亡き夫を想って自らを慰める、という言い訳を与えられて、お預けを食らっていた肢体が絶頂を迎える直前。

 誰かが、否、少年が浴場の扉を開けてたのがわかったけれど、指は止まらなかった。

 上り詰める直前で、どうしようもなく止まらなかった。

 ひたひたと音もなく忍び寄ってきた影は、そうして無防備な美女に近づいて。

 

「せーんせ♡」

 

 耳元で、ささやくような声。

 それをきっかけに、レティシアは絶頂を迎えた。

 

「ひうっ♡♡♡」

 

白い肌の女体が風呂椅子の上で跳ねるように弓なりに反って、ぴんとつま先が伸びる。

美しい曲線を描いた背筋を伝い落ちる汗が、丸い尻肉を濡らして。

 ぷしっ、と陰核から潮を噴きながら――レティシアは法悦の極みに飲み込まれた。

 

「ふぅ……♡ あぁ……♡」

 

 蕩けた顔で愛液塗れの股間を見やる彼女は、とても幸せそうだった。

 まるで自慰行為を覚えたばかりの小娘のような、無様でみっともない絶頂。その一部始終を真後ろから見ていた少年――シグルゥス・スワルヒガは、にっこりと邪気一つない微笑みを浮かべた。

 

「気持ちよかった? せんせ」

「うぁ……し、シグルゥス? 何故ここに?」

 

 レティシアは動揺しているとき、少年のことを「若様」ではなく「シグルゥス」と呼び捨てにする癖がある。

 このときも彼女は動揺していたから、振り向きながら彼の名を呼んでいた。

 その呼び捨てに、これまたシグは嬉しそうに笑うのである。

 

「うん、お風呂もう一回入りたくなっちゃって……そしたら、せんせの声が聞こえてさ」

 

 わざとらしい物言いだった。

 ぷんぷんと発情したメスのにおいを振りまく師に対して、幼さの残る少年は性的な興奮を隠そうとしていない。

 一致まとわぬ、汗まみれの美女の背に密着する美少年の裸体――ぎゅうっとレティシアの背中に押しつけられているのは、大きく張り詰めた、熱く堅い男性器である。

 

「……そ、それは……熱っ♡ シグルゥス、こ、れは……」

「せんせの。せいだよ?」

 

 そう言って頬を染めるシグの表情は、その美形と相まって恋する乙女のようだった。

 ねっとりと背中に押し当てられた剛直の存在感――その熱に戸惑って、思わずレティシアの声はうわずってしまう。

 

「あ、あまりっ……大人をからかうものではありません、よ。部屋に戻りなさい……」

「無理だよ、せんせ――大好きな人の裸なんて見たら、おれはもう、無理だ」

 

 それに、とシグは後ろから彼女に抱きついて、耳元でささやいた。

 

「おれだって、我慢してるんだよ?」

「……っ♡ だから、それは……よくないことです……!」

「ねえ、せんせ――」

 

 呼び掛けられて、思わずレティシアは彼の目を見てしまった。

 魔女の青い瞳が、淫魔の鬼火のごとく燃える瞳と向き合ってしまう。

 

「――きもちよく、してよ♡♡」

 

 それは正しく、魔性の眼であった。

 

 

 

◆

 

 

 

「……挿入は許しませんよ」

 

 風呂場で二人は裸で向き合っていた。

 じっとりとすわった目でシグルゥス・スワルヒガを見るレティシアは、あらためて彼に禁止事項を告げた。

 一八〇センチメートル近い長身のレティシアと、少年の間には頭一つ分以上の背丈の差があり、さらに腰の位置も彼女の方がずっと高い。

 長い手足を持った抜群のスタイルの妖精種(エルフ)と成長途中の少年では、立っているだけでも股間の位置が何十センチも離れているのだ。

 身体能力の面でも、不意を突かれるようなことでもなければ、まずシグに勝ち目はない。

 如何に少年の男性器が巨根であろうと、そもそもの身長差として膣への挿入は成立しないのである。

 

――レティシアが自分から腰を落とすようなことがない限りは。

 

「もちろん……せんせが嫌がること、しないからっ」

 

 そう言って嬉しそうに抱きついてくるシグには、可愛らしい少年のあどけなさがあった。

 その股間から屹立している男根が、レティシアの腕の肘から先ほども太く、また長大でなければ――彼は年相応の子供と言えただろう。

 身長差のせいかシグルゥスが正面から彼女に抱きつくと、その顔はちょうど彼女の胸と胸の間に埋まるようだった。

 シグがレティシアの顔を見上げてくる。汗で首筋に張り付いたボブカットの青髪を、汗の伝ったあとのある白い首を。

その顔には無邪気な行為が浮かんでいて、レティシアは怒るに怒れない。

太ももと太ももの間、股下二〇センチほどのところに少年の怒張が差し込まれた。

硬く勃起した陰茎が美女の内股の肉と肉の間に挟まれ、にゅるりと亀頭が肌とこすれた。

陰唇と接触しなければ淫魔の精子である魔精虫の影響はないとはいえ、ずいぶんと際どいところにこすりつけられている。

 

「んっ……♡ 太ももの、何がいいのですか……理解しかねます……」

 

 熱い肉竿が太ももの内側でこすれる感触。

 生々しい男根の熱を、においを、太ももになすりつけられる感触で、頭がどうにかなってしまいそうだった。

 行為の許可を出したのは早まったかもしれない。

 そんな考えが脳裏をよぎった刹那、シグルゥス・スワルヒガはレティシアの小ぶりな乳房の間に胸を埋め、甘えるような声を出した。

 

「せんせ、ありがと……おれのわがまま、聞いてくれて」

「……わたしは何もしなくていいのです……これぐらい、楽なものです……くぅ♡」

 

 ぬちゅっ、と水音。

 シグの陰茎は大きく太く、何よりも多量の分泌液を誇る男性器だ。

 亀頭の鈴口からドパドパと染みだした先走り汁が潤滑液となり、にちゅにちゅと糸を引きながらレティシアの太ももの肉を疑似性器に変えていく。

 皮下脂肪を筋肉が引き締めている彼女の太ももは、今やシグの男根を楽しませるための肉玩具だった。

 

「んっ♡ こ、これは少々……卑猥、では♡」

「せんせっ♡ せんせっ♡」

 

 

 お尻のあたりに腕を回され、ぎゅうっと抱きしめられる。

 レティシアの豊満な尻肉が骨盤ごと少年の指に掴まれ、大きくその形を歪めた。

 そんな刺激でさえ、今のレティシアには快感となっていた。

 

「ひゃぁう♡」

 

これはよくないことだ、と頭ではわかっている。

 しかし一年間、友の遺言に従って守ってきたシグルゥス・スワルヒガに対して、少なからずレティシアにも愛着があった。

 へこへこと腰をみっともなく振って彼女の太ももに陰茎をこすりつける様子すら、どこか愛おしく思えてしまう。

 

「こ、こら♡ 調子に乗りすぎ、ですよ」

「ご、ごめんせんせっ♡ 腰止まらないっ♡」

 

 形としてはあの夜と同じく、レティシアがシグの性欲を処理するため渋々と受け入れた形である。

 だが形はどうあれ、これは擬似的な性交であった。

性器をこすり合わせてこそいないが、男根が太ももと太ももの間でこすられて、やわらかな肉に包まれる様子はほぼ交尾と言っていい。

そう意識したら、もうダメだった。

 

――ぐちゅり。

 

 レティシアの股間で粘液質な水音がして。

 あふれ出した愛蜜が太ももをしたたり落ちて、シグルゥスの男性器にまとわりついていく。

 ねっとりと亀頭に絡みつく愛液は、まるで男性器に自信の所有権をマーキングするような浅ましさに満ちていた。

 

「あっせんせ♡ これせんせの♡ うれしいよ♡」

「ち、ちがっ♡ これはその……先ほどのっ♡ ひゃう♡」

 

 かっと赤面するレティシアを余所に、シグはますます興奮を強めて。

 少年は胸に顔を埋めながら、上目遣いで美女の顔を見上げた。

 

「せーんせっ♡ 大好きだよ♡」

「――っ♡♡ こんなときに、やめて、くださっ」

「おれ、本気だよ」

 

 息を呑んだ。

 にちゅにちゅと水音を立てて肉棒を太ももにこすりつけ、執拗に先走り汁を塗りたくりながら。

 シグルゥス・スワルヒガは想い人へオスとして好意を口にする。

 ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ。

 粘液質な水音はますます強まり、二人の分泌液が混ざり合ったミックスジュースを潤滑液に、男性器(チンポ)の抽挿はますます加速。

 じゅぽじゅぽとほぼセックスの卑猥な音を立てながら、少年の性感を強めていき――

 

「――せんせぇ♡♡♡」

 

―――どぴゅるるるるるる!!!!

 

 爆ぜる。

 噴き出した精液が、レティシアの太ももで爆発した。

 そう思わせる青臭く粘っこい体液の奔流が、レティシアの美麗な白肌を汚していく。

 勢いよく飛び出した精液は、ほとんど塊となって粘っこくレティシアの尻肉に張り付いてしまう。

 この一週間、我慢を重ねていたのはレティシアだけではなかったのだ。

 

「ひゃうん!?」

 

 尻の谷間に染みこんだ精液の熱に、青髪の魔女は酔ってしまう。

 びくんと軽く跳ねた彼女の体を強く抱きしめた――真っ赤になったレティシアの顔を見上げ、魔性の少年は眼を細めて。

 

 

「……ねえ、せんせ♡ もっときもちいいこと、しよ?」

 

 

 天使のように微笑み、悪魔のようにささやいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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