時間が止まったかのように、理解していくまで氷が解けるように時間差ができた。
そうだ、おちんちんがなくなったから、ボクは女の子になったんだ。
そんなことはおかしい。そろそろ、そう思うのもバカらしくなってきた。
「ぁは……、あはは……、ボク、おんなのこに、なっちゃったんだ……っ」
自分で口にして改めて認識する。
ボクのおちんちんがあった場所はおまんこになっていた。
「そうよ、フェル。アンタはもう女の子になったのよ」
そうか、ボク、もう女の子なんだ。
おちんちんもなくなっちゃったし、これから女の子として生きるんだ。
考えてみれば、ボクのおちんちんなんて精液を垂れ流すだけで何の役にも立たなかった。だって、ルビーがいるのに使ったことなんてそんなにないじゃないか。
だったらあんなもの、要らない。だったらおまんこでいい。だって、ルビーならボクのおまんこをいくらでも使ってくれるんだから。
「さあ、フェル、できたてのおまんこ、見せてみなさい」
「ふぁい……、ご主人しゃまぁ……」
ボクは仰向けに倒れたまま、ルビーによく見えるよう足を開き、できたばかりのおまんこを両手でくちゅり、くぱぁと開いて見せる。
熱く熱く熟れた膣内からは蜜がとろりとあふれ出し、ひくつくのを抑えられない。
早く欲しい。そうだ、いつものが欲しい。
ルビーがいつもボクにくれるそれが欲しくてたまらない。
「ふふ……、これが欲しい?」
ルビーにいつの間にかおちんちんが生えていた。
いつもよりも大きくて、太かった。
それが目の前にあると思っただけでボクのおまんこの奥がキュンと疼いてどうしようもなくなる。
早く、早く、待ち遠しい。いつもみたいに、ボクのことをズボズボしてほしい。
「ちゃんとおねだりできたらあげるわ。好きなだけね。でも、意地を張るような素直じゃない子にはあげないわ」
「お、お願いします……。ご主人様。ボクに、ボクのおまんこに、ご主人様のおちんちんをください。ズボズボってしてくださぃ……」
一秒だってもう待てない。言葉が先走る。
ご主人様、ご主人様、ご主人様。
ボクは従順な奴隷だから、素直になるから、だから、おちんちんをください。
できたてのおまんこをぐちゃぐちゃにしてください。
「よろしいっ♪」
ご主人様がボクの上に覆いかぶさる。その勢いでベッドの上が大きく揺れる。
あれ? ベッドの上に寝てたっけ? いやそんなことはどうでもいいや。
ご主人様の吐息が掛かるくらい、密着する。
ご主人様のおちんちんがボクのおまんこに擦りつけられる。
イヤだ、おあずけしないで。後少しずらせば挿入るんだから。
早く、早く、早く。
「すっかり素直になっちゃって。可愛い」
そういえば、なんでボクはいつもご主人様のことを拒んでいたんだろう。
こうすれば気持ちいいってずっと分かっていたはずなのに。
どうして今のボクはこんなに素直になれるんだろう。
「ここは夢の中、精神の中だからね。心を隠すことなんでできやしないの。つまりそれがフェルの本心ってこと」
そうなんだ。でもそんなことはいいから、早く欲しい。
おちんちんを挿入れてほしい。
「本当に挿入れちゃっていいの?」
どうして。おねだりしたのに。おちんちん欲しい。欲しいのに。
「ここで、この精神の世界で、この快楽を覚えたら、ずっと刻み込まれるのよ。心の奥底に、おまんこを犯されるって感覚を、感情を、全部。そうしたら現実に戻っても忘れられなくなるの。それでもいいの? 犯されるのが好きになっちゃうのよ。ずっとずぅっと、おねだりしたくなっちゃうけど、本当にそれでもいいの?」
そんな……、そんなの。
夢から覚めても、現実に戻っても、ご主人様のおちんちんが欲しくなるなんて……、ずっと素直なままでいられるなんて、そんなの絶対いいに決まってる。
おねだりもできないわがままな自分なんていらない。
もっと素直に、ご主人様を受け入れたい。
だから、ご主人様、お願いします。
もうこれ以上ガマンしたらおかしくなっちゃう。
「分かったわ、じゃあ挿入れてあげる。んっ」
ずぶりと、おちんちんがボクのおまんこの奥の奥まで突き刺さる。
まるで何度も何度も使い慣れたかのようにずぶずぶと拒むこともなく子宮までたやすく到達する。
ずっとお尻だったから、ずっと後ろだったから、未知の感覚に、知らない快感にボクはその一瞬だけで絶頂を迎えた。
「あはぁっ、ご主人様、ご主人様のが挿入ってきたぁ……」
ぐちゅ、ぶちゅり。わずかに動くだけでもおまんこの中が丸ごと震えるような快感が身体を支配する。
愛液も止まらずあふれ出していく。
そしてくわえ込んだご主人様のおちんちんを離さないよう、おまんこがキュウっと締まり、ただでさえ大きく太いご主人様のおちんちんを一層感じていた。
このまま動き出したらどうなるんだろう。
もうイクのが止まらないくらい、気持ちいいのがずっと続いているのに、このまま動き出したらどうなってしまうんだろう。
きっとおちんちんの味を覚えてしまって、何度も何度も欲しくなってしまうに違いない。なんて素敵なんだろう。ボクはおちんちん奴隷になっちゃうんだ。
「あは、フェルったら本番はこれからなのにもうとろけちゃってる」
「ごめんにゃしゃい……ボク、ボクもう……」
「いいのよ、もっととろけなさい。忘れられなくなるくらい、ね」
ああ、この時間がずっと、ずっと続けばいいのに。
ご主人様が、おちんちんが、ボクの、ボクのおまんこの中を支配する。
ボクはもう、この快感を忘れることができなくなるのだろう。
※ ※ ※
ハッと目が覚める。
ぼんやりとした頭が記憶を辿る。確かボクは女の子になったはずだった。
いやいやまさかとボクは服をめくり、穿いていた下着を脱ぐ。
そこにはちゃんとボクのおちんちんがあった。
何度も何度も射精をしたようで、ドロリと大きな染みを作っていた。
本当に何回射精したのだろう。おちんちんがズキズキと痛む。
そうだ、夢だ。全部あれは夢だったんだ。だって、おかしいことばかりだった。
思い出そうとしたけれど、ぼやけていて細かいところまで思い出せない。
ただ、ずっとおかしなことばかり起きていた。変な夢をずっと見続けていただけだったんだ。
寝起きの余韻に頭を呆けさせていると、ご主人様も目を覚ました。
「うぅぅん、ちょっとイキすぎて魔法が解けちゃったわぁ……」
ご主人様が寝ぼけた声で何かを呟く。
あれ? なんだろう。ボクの、ないはずのおまんこがキュンキュンと疼く。あるわけがない。
だってボクは男の子のはず。はずだよね? だって、おちんちんはついているもの。でも、そのないはずのおまんこが疼いて仕方ない。
おちんちんが欲しくてたまらない。ご主人様におねだりしなければいけないような気がする。
「じゃあ、もっかい、寝ましょうか」
何を言っているんだご主人様は。だってアレは全部夢だったはず。
いや、違う。ご主人様の夢だったけれど、アレは本当にあったことなんだ。
だからボクは夢の中で女の子になって、ご主人様のおちんちんに犯され続けていたんだ。
いや、でも、それが本当にあったことだったとしても、今はもう現実だ。
現実に戻ってきたんだったらもう寝なければいいだけだ。
だってもう朝のはずなんだから。とっとと起きてしまって、またいつものように朝食を作って……。
そこで気づいてしまった。まだ窓の外が暗かった。
「え? もう朝なんじゃ……」
だって、あんなにずっと、長い時間をすごしていたはずだ。とっくに朝か、昼を迎えていたっておかしくないのに。
「ふへへぇ、夜ですよー。精神世界は現実よりも体感時間が長くなるからね」
なんということか、ボクはサーっと血の気が引いたような気がしたが、それは違った。ゾクゾクしていたのだ。
またご主人様にボクのおまんこをおちんちんをズボズボしてもらえる。そう理解した途端にそれが嬉しくて、たまらなかった。
はっきりとではないけど思い出せる。
できたてのおまんこを何度も何度もズボズボしてもらって、ご主人様の精液でお腹がパンパンに膨れ上がって、それでそれで……ああ、続きを思い出したいのに、興奮して思い出せない。
ものすごく気持ちよかった。それしか思い出せない。続きを、また続きを。
「さあ、おいでフェル。寝なおしましょう。今度は朝までちゃあんと眠れるように魔法かけなおすから」
「はい……、ご主人様」
ボクは、何もためらうことなく、ご主人様の胸に飛び込んだ。
まるで母親に抱きつく子供みたいに。ご主人様の胸の中で、腕の中で、抱擁されて、そのまままた深い、深い眠りに落ちた。
今度はどんな気持ちいいことをしてもらえるんだろう。今度はどんな快楽を心に刻み込んでくれるのだろう。そんな期待を秘めながら。