※この作品はR-18です。

学園最強の少女達が他国の異能者に敗北する話   作:黒糖バス

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ピンク髪の強キャラロリ


三人目・火神ラン

 

 赤楽学園は5つの学園の中でも特に規模が大きく、そして優秀な異能者が多く在籍している。毎年夏に行われる学園対抗戦では3年連続で優勝しており、今年の大会でも線賀セイラ率いる白久万学園を圧倒してその実力の高さを見せ付けた。

 

 その一番の立役者は史上最強と呼ばれる生徒会である。伝統的に学園で最も強い5人の学生を生徒会員にする赤楽学園だが、なんと今年のメンバーはSランク1人とAランク4人で構成されている。昨年まで四強として赤楽を率いていた4人のAランク。その彼女達を入学早々に下し、高校生離れしたカリスマで従わせたSランクの一年生の話は当時大きな話題になった。

 

 火神ラン。

 最年少のSランクであり、炎を操る絶対的な女王。常に自信に満ち溢れ、当たり前のように他者を惹きつける姿は正に英雄で、将来日本を背負うのは彼女であろうと誰もが確信していた。

 

 

 

 

 

 

 赤楽学園生徒会室。

 歴史ある学園の中でも最強の5人しか所属する事ができない場所である。その部屋の壁の目立つ場所には額に入れられた大きな写真が飾られていた。写っているのは優勝旗を掲げる5人の女子学生だ。その中心に立つのは他の4人と比べると小柄な少女だった。

 

 制服の上からマントを羽織った桜色の髪の少女は、腰に手を当てて堂々と立っている。一見、可愛らしい女の子にしか見えないが、その顔からは自分こそが頂点だと信じて疑わない尊大さが伺える。この少女こそが赤楽学園の生徒会長・火神ランだ。

 

 

 

 

 

 ──その過去の栄光とも呼べる写真を眺めていた青蝶(チンディエ)は背後を振り返り、そこに土下座する5人の少女達を見下ろした。

 

 生まれたままの姿になった彼女達は、脱いだ制服と下着を体の前に畳んでいた。それはまるで、服を青蝶(チンディエ)に差し出しているようであり、着衣の権利を彼女に委ねているようでもあった。

 

 青蝶(チンディエ)は他の4人には目もくれず、真ん中で頭を下げる桜色の髪の少女を観察した。赤楽のブレザーの上に黒いマントを置き、更にその上に下着を乗せた彼女。リボンの付いた黄色のショーツと、小さなサイズのブラジャーが良く見えるように並べてある。それを身に付けていた本人は、下着の印象通り小柄で幼い見た目をしていた。

 

 青蝶(チンディエ)は脚で少女の顎を持ち上げ、顔を上げさせる。露わになったのは鼻血で汚れた火神ランの顔だった。屈辱的な姿を晒す彼女だったが、その瞳はまだ死んではおらず、キッと青蝶(チンディエ)を睨み付けている。線賀セイラや黒城フウカとは異なりそれなりに頑強な精神力を持っているらしい。だが、青蝶(チンディエ)からすれば微々たる差でしかなく、そのプライドが折られるのは時間の問題だった。

 

 

 

 数分前に行われた彼女達の戦いは僅か数秒で決した。生徒会室に押し入った青蝶(チンディエ)は初手、異能を発動してランの攻撃を封じた。「人に異能をぶつけても大丈夫だろうか」「室内で炎を使うのは危なくないだろうか」といった心の中の不安を数倍に増加させ、異能を使えなくしたのだ。そうなってしまえば後は青蝶(チンディエ)による一方的な展開になった。ランを蹴り飛ばし、倒れた彼女に馬乗りになって何度も何度も顔を殴打する。それでランの戦意を折ると、次に生徒会メンバーを標的に異能を使った。

 

 目の前で自分達のトップが何も出来ずに無力化されるのを見た彼女達の「恐怖」と「混乱」の感情を膨らませる。それだけでぬるま湯に浸かっていた学園の異能者達は戦う事ができなくなった。最強の学園の、史上最高の生徒会はそうしてあっという間に壊滅させられたのである。

 

 ランは何故か異能が使えず、取り巻き達も呆気なく敗北したのを見て青蝶(チンディエ)に勝てない事を悟り、その命令に素直に従った。衣服を全て脱ぎ、無様に平伏す恥辱は生まれて初めてのものだったが、敗北を受け入れて苦汁を嘗める選択をする柔軟さが彼女にはあった。

 

 

 

「……ねぇ、黒城フウカをやったのもアンタ……?」

 

 土下座を続けるランは、青蝶(チンディエ)を見上げてそう訊ねた。学園島の中にSランクを圧倒する存在が何人も居るはずがない。訊ねはしたが、ランは既に確信を持っており、故にこの質問は単なる会話のきっかけでしかなかった。

 

 敗者のそんな態度が気に食わなかった青蝶(チンディエ)は、ランの後頭部を踏み付けてから答える。

 

「そういえばそんな名前の学生を昨日あたりに虐めたかしら。それがどうしたの?」

「……Sランクを立て続けに襲撃する目的は何? て言うか、そもそもアンタはどこの誰なのかしら」

「その問いに答える義理はないわよね? 貴女は自分を特別視しているようだけど、ワタシからすれば有象無象の三下に過ぎないの。この状況で、この力関係で、自分の知りたい事を教えてもらえると思っているなんて、随分と幸せな思考をしているわね」

 

 青蝶(チンディエ)は嘲笑を浮かべながら足に力を入れ、何度もランの頭を踏み付ける。だが、額を床に打ち付け、鈍い音を響かせながらも、ランは冷静に会話を続けた。

 

「……ッ、目的の為に邪魔になりそうなSランクを潰しているのか、それともSランクを潰す事自体が目的なのか。それだけでも答えてちょうだい」

「ふぅん。じゃあ、もしワタシが学園島で虐殺を行うのが目的で、その最初のターゲットがSランクの貴女達なのって言ったらどうする?」

 

 興味本位で青蝶(チンディエ)が訊ねる。するとその直後、ランから確かな殺気が放たれた。

 

「──アンタを殺すわ。何をしてでも」

「へぇ」

 

 幾つもの死戦を越えてきた青蝶(チンディエ)は、ランの殺意が本気である事を理解した。この状況であってもランには学園の頂点としての自負があった。その為、青蝶(チンディエ)が学園の脅威であるならば差し違えてでも排除しようと考えたのである。

 

 青蝶(チンディエ)の異能の影響下にあるが、周囲の被害を気にせず、自らの死を恐れなければ異能が使えるとランは感覚的に理解していた。

 

 室内の温度が一気に上がったような錯覚を覚える。青蝶(チンディエ)は足元に平伏す全裸の少女の評価を改めた。彼女は冷徹な決断が出来る側の人間だ。此方の返答次第で室内にいる仲間達を攻撃に巻き込みながら青蝶(チンディエ)を殺しに掛かるだろう。

 

 それを見抜いた青蝶(チンディエ)は、それでも余裕を崩さない。彼女はランの頭から足を退けると、ゆっくりと近付き、土下座しているその背中に腰掛けた。そして手の届く位置にあるランの下半身へと指を伸ばし、剥き出しの女性器へ触れたのだった。

 

 青蝶(チンディエ)の指は割れ目の周りの薄い陰毛を撫で、それから陰唇を割り開きながらその中心部をまさぐる。

 

 膣の穴を刺激し、陰核の根本を擦り上げる。そんな行為が無言のまましばらく続けられた。青蝶(チンディエ)は何も言わない。自分を殺すと口にした女を辱めるのに夢中だから。ランも何も言わない。青蝶(チンディエ)の答えを聞かなければ全てを捨てる決断が出来ないから。

 

 ──クチュッ

 

 愛撫され続けたランの秘所が淫らな汁で濡れ始める。膣口には青蝶(チンディエ)の指が半ばまで挿れられ、緩やかに掻き混ぜられていた。固くなった陰核の芯はツンと尖り、存在を主張し始める。そんな有様になっても尚、殺気を放ち続けるラン。その身体を犯し、辱める青蝶(チンディエ)は心底愉しそうに笑っていた。

 

 

 

 

「…………ッッ」

 

 無言の愛撫が始まってから数分後。ランの女性器は静かに震え、そして弛緩した。殺気を向ける相手にイかされた屈辱に、表情を歪ませるランだったが、そんな彼女に待ち侘びた質問の答えが返ってきた。

 

「──ワタシの目的はこうして貴女達Sランクを辱めてプライドを折る事よ。それ以外の学生には興味ないわ」

 

 立ち上がりながらそう口にした青蝶(チンディエ)は、愛液で濡れた指を舐めるとランから離れていった。

 

 目の前の謎の強者のターゲットが無差別ではないと知ったランはその瞬間、殺気を霧散させる。被害に合うのは自分と、あと3人だけ。であるならば、仲間や学園の者達を巻き込んでまで戦う必要はない。そう判断したのである。

 

「──アンタの言葉、信じるわ。私の事は好きにしなさい。敗者として全て受け入れるわよ」

「潔いわね。貴女は前の2人と違って見込みがありそう。ユキムラの後継者になるのはきっと貴女ね。────なら、今徹底的に潰してあげないといけないかしら」

「……ッ、何をする気?」

「フフッ、そうねぇ……」

 

 青蝶(チンディエ)は少し考える素振りを見せると、ニコニコと笑いながら答えた。

 

 

 

「丁度いいのが4人もいる事だし、貴女には仲間に裏切られる恐怖を味わわせてあげることにするわ」

 

 

 

 ★

 

 

 

 青蝶(チンディエ)が増幅出来る感情は最大で10倍まで。それを具体的に説明するのは難しいが、僅かでも自分に「恐怖」を抱く相手に使えば、大抵の命令をきかせることができるだろう。それは、元々の信頼関係を覆すには十分である。

 

「あグッ、ガッ、うゔっ」

 

 青蝶(チンディエ)の前では4人の少女達がランを暴行していた。背後から羽交締めにされたランは、その裸体を無防備に晒している。僅かに膨らんだ胸も、薄い陰毛に覆われた女性器も、全てが丸見えだ。だが、彼女本人にそれを気にする余裕などないだろう。

 

 1人の少女がランの顔面を殴打する。更に間を置かず別の少女は腹部に蹴りを、また別の少女は股の間を強打した。ランをトップと認め、共に学園を率いて来た彼女達だが、恐怖の対象である青蝶(チンディエ)から命令されては従わざるを得なかった。

 

 加えて、彼女達の中にあったランに対するほんの僅かな負の感情を増幅されており、振るわれる暴力に手加減は一切ない。ランは仲間だと思っていた少女達から本気の敵意を向けられ、殴られ続けると言う地獄を味わっているのだ。

 

「グッ────」

 

 顎に蹴りをモロに食らったランの身体から力が抜ける。顔を見れば薄く開かれた瞳から光が失われていた。意識を飛ばした彼女の股の間からチョロチョロと液体が流れていく。しかし、仲間のそんな姿を見ても少女達は攻撃の手を緩めようとはしなかった。

 

 彼女達は意識のないランの身体を抱え上げると何度も何度も殴り付けた。拳をボロボロにし、疲労や恐怖、憎悪や罪悪感のないまぜになった苦しげな顔で仲間を痛め付ける姿は見ていて気持ちの良いものではない。だが、青蝶(チンディエ)はその残酷な行為を愉しみ、数分もの間、止めようとはしなかった。

 

「──フフッ、良い見せ物だったわ」

 

 青蝶(チンディエ)は床に崩れ落ちたランの姿を見下ろす。幼い顔は醜く腫れあがり、薄い身体は内出血によって無惨な有様となっている。纏っていた覇気や溢れ出ていた自信は見る影がなく、この姿を見て彼女が火神ランだと気付く者は少ないだろう。

 

 青蝶(チンディエ)は顔を青ざめさせて立ちつくす4人の少女達へと視線をやった。増幅されていたランに対する悪感情を元に戻された彼女達は、自分のした恐ろしい行為に涙を流し、中には吐き出す者さえいた。彼女達が抱えるトラウマはランと遜色ないものになるかもしれない。

 

 だが、悪魔(青蝶)はそれで満足してはくれなかった。

 

「貴女達、最後の命令よ。────その子をどこか目立つ場所に晒して来なさい。彼女がこの学園で積み上げてきた名声や信頼。その全てが無に帰すようにね。もう二度と顔を上げて歩けなくしてあげるのよ。貴女達の手で、ね」

 

 

 

 

 その命令を最初に拒否した少女が肉体的にも精神的にも破壊され、尊厳を踏み躙られると、残る3人は泣きながらランの身体を運び始めた。

 

 

 

 その後、一般の学生達は玄関ホールで晒し者にされた自分達の生徒会長の姿を目撃するのだった。

 

 

 

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