ようじつ 暇つぶし 作:ああ
「はぁ…運が良いんだか悪いんだか」
松葉づえを突き高専息のバスに乗り込みながらぼやいた
えっちらおっちら乗り込んだバスには同じ高校の制服を着た学生で半分くらい埋まっている
「○○中⁉凄い遠いところから来たんだね」
「そっちは○○か~。いいな都会は~」
「よろしくねー」
姦しい女子高生の声を聞き流しながら周りを見渡せばおろしたての制服――赤いブラウスと白のスカートのコントラストが輝いている。
ここに乗っている人たちがこれから3年間を共にする同級生になるわけだ。ファーストコンタクトは失敗できないから慎重に行かないとなそれにしても女子が多い…しかも全員レベルが高い。如何にもギャルって感じで周りの子たちと話している金髪の子もいれば、あっちには窓際で本を読んでる黒髪の美少女、心細そうにしてる子に話し掛けにいってる茶髪の少女…あれ?ていうか女子しかいなくないか?
一瞬、違うバスに乗ってしまったのかと思ったがまぁ高専の制服着てるし行先が違うということはないだろ
近くの優先席に座って杖を席に立て掛け、まだ断続的に起きる耳鳴りを聞きながら目を瞑る。
春の陽気にウトウトしつつ、今もなり続ける耳鳴りの原因となった事故について思い返す
…といっても轢かれそうな子供を庇ったら自分が車に当たって吹っ飛んでケガしたってだけの話なんだが
くるくると回る景色の中、俺が引き戻した子供が無事なことを確認して意識を手放した
病院に運ばれた俺は暫く意識不明の重体で入院することになった
意識が戻ってからも筋力の衰えや胸の骨が折れてたので松葉づえ生活が続き
更には目と耳に後遺症が残って暫く断続的なは耳鳴りや目のピントが合わないだろうと言われる始末…
まるで今までの幸運のしわ寄せがまとめて襲ってきたレベルの不幸だ…
当然、意識不明で高校の受験になんて行けるはずもなく…高校生の一番重要な2カ月間をキング・クリムゾンされた俺はどこの学校の試験を受けられなかった。
で、通信でも良いから通えるところはないかと探していたところ何故か願書だけ出していた高度育成高等学校からの合格通知がきていたという訳
んー高校受験の前に空気になれる為のお試し受験だったんだけどまさか合格しているとは
でも高育って試験のあとに面接とかあったような?
病院のベットで寝込んでいた俺はそんなもん受けていないんだが…?
まぁ渡りに船だったので高育に確認を取ってみたところ
「…はい、こちら高度育成高等学校事務室です。どうなされましたか」
若い女性事務員が電話に出た
「あの、高度育成高等学校であってますかね。合格通知がきて確認しときたくて電話したんですけど」
「えっと今年の新入生の只野稀です。俺…私は高育の試験は受けたんですけど面接は行ってなくてですね。それでも家に合格通知がきてまして…これって送付先を間違えたなんてことは…?」
「確認します少々お待ちください」
~♪♪~♪
保留音を聞きながら暫く待っていると
「確認致しました
「あっそうなんですね。いや~助かったダメだったら通信学校を探さないといけなかったんだよね…あっ、ってすみません」
「いえいえ、
電話先の女性が頭を下げているのが分かるくらい凄い丁寧な対応だった。
外界から完全に隔離された学校で必要なものはすべて持って行かないといけない
急いで制服や道具を購入し荷物の移動を終わらせて…今バスに乗って高育へと向かっているって訳だな
これまでのことを思い耽っていると隣が騒がしい。
目を開けるとだいぶ時間が経っていたようでバス内には人が増えていた。
そして若いOLが騒いでる、なんか杖を突いたばあさんが席に座れないから席を譲れと周りに言ってるみたいだ
めんどくさ…
もうすぐ学校に着くだろうし席変わってやるか
「どうぞ」
席を立ってばあさんに席を譲る。そしてすぐ降りられるように前の方に向かった。
…なんか後ろでごたごたしてたみたいだが無視だ、無視!
寝起きの頭で自己紹介でも考えながら我関せずを貫いていると
「あなたってとても優しいんだね!」
眠気が抜け思考が冴え始めるころ後ろから声を掛けられる。
振り向くとさっきおばあさんに席を譲ってほしいと頼んでいた茶髪の子が話しかけてきた
「えっと…何となく譲っただけだから」
「そうかな。お年寄りの人に席を譲るって当たり前のようだけど実際に行動出来る人は少ないと思うんだ
だからそんな当たり前の事を当たり前に出来るあなたは凄い人だと思うよ」
目の前まで来た彼女がキラキラとした目で俺を見つめて褒め称える。
女性に耐性がないってわけじゃないけど、こんな可愛い娘から褒められると照れる
「…ありがと」
「ふふっ。あっ自己紹介がまだだったね」
俺のぶっきらぼうな返事を気にも留めずに笑いかけてくる少女
「私は櫛田桔梗だよ。3年間同じ学校で過ごすんだしこれからの学校生活でもよろしくね♪」
「あぁ、俺は只野稀。少し人より運が良いって言われたりする」
「そうなんだ、でもそんな人と近くにいたら私も運が良くなるかも」
はにかみながらそう返してくれる櫛田
フレンドリーで良い子だ‥‥入学前からこの子と知り合いになれた己の幸運に感謝する
「あっそうだ!私高校に入ったらそこにいる人全員と友達になるのが夢なんだ」
「その…でね、只野くんが私の高校最初の友達になってくれると嬉しいなって!」
上目遣いでもじもじしながら言うなよ、そんなもん断れるはずないだろ!
「あぁ、よろしく頼む」
内心ドキドキしながら櫛田へ手を差し出した
グイッ…
むにぃ
差し出した手からフニフニとした柔らかい感触が
「はっ?」
「ぁん…っ♥ どうしたの?」
差し出した手が重力に従って下へと落ちていく
櫛田が不思議そうな顔で俺を見てくるも…
「い、いや何でもない」
「? 一緒のクラスになれると良いねっ!」
そう言って櫛田はバスから降りて行った。
気を取られていたが彼女と話しているうちに目的地まで着いていたようだ。
「気の、せい…か?」
周りを見ても特に何をするでもなく普通に降りていく生徒たち。
にぎにぎと中途半端に開いてた右手を確かめながら学校へ向かう。
「よし、切り替えていこう!これから高校生活が始まるんだからなんだからな!」
校門をくぐって名簿にあった自分のクラスへと向かった。
でも、本当に女生徒しかいないな…
櫛田レベルじゃないけどクラスで一番可愛い子が集められたって言われても信じられるくらいにはレベルが高い―――あとなんというか凄い発達してる子も多いな
間違って女子用のバスに乗ってしまってたとか?いや案内に載っていた時間通りに来たからそんな事はないはず…ないよな
教室に着いて自分の席を確認して座る。周りの机の数を数えたが20程度で教室の設備がエグいくらい充実している――流石公立の最難関高校だ
とりあえず隣の席の黒髪の少女に話掛けた。
「なぁ、俺は只野稀。これから一年宜しく頼むよ」
「…堀北鈴音」
「えっと…」
「・・・・」
えっ、これ俺が悪いのか?
こちらに顔を向けずに名前だけ言って、それ以降は話しかけるなオーラ全開で本を読んでいるクール系の美少女
黒髪ロングでツンツンしてる、ラノベとかならメインヒロインとか張ってそうなんだけど愛嬌はゼロ
もしかしてこの子と席となりだったりする?
席も埋まって来たのに結局男は俺だけだし…隣の人くらいは話せる人がいいんだけど!
ちょっと不安になっていたところで窓際の方からさっき会った櫛田が手を振ってくれた。
ありがたい…同じクラスだったこともそうだし、これから宜しくなと手を振り返しておいた。
そうしているうちに先生が来てガイナンスが始めた
『高専では現金は使えずポイントで売買がなされる』
『一月に10万ポイントが支給される』
『最初の一か月はこの学校の制度になれることから始めるように』
まとめるとこんな感じだった。
色々と不可解な言葉が出てきたけど…というか俺しか男居ないことにみんな疑問を持たないのだろうか?
ひと月10万ポイントって貰いすぎだし、教室に多分監視カメラ的なのがいくつもあるし、あと男が俺しかいないし!
そんなこんなで入学式が終わり解散ムードの中
「あー、まず自己紹介しない?」
金髪のギャルが立ち上がり自己紹介をする流れを作った。
クラス中から賛成の声が上がり自己紹介が始まる
「私、軽井沢恵。見ての通りこんな性格だしー。ポイントも貰ったし今日コスメ行く人募集中~」
「私は櫛田桔梗だよ。この学校にいる人みんなと友達になりたいと思ってるんだ」
「佐藤麻耶…」
「松下千秋…」
どんどん自己紹介が進んでいく。
そのまま順番が俺たちの方に来た時
「くだらない…」
ため息を吐いて堀北が出ていった。
「何アイツー」
「感じ悪いんですけど」
「まぁまぁ。したくない人もいるだろうから、ね」
堀北のお陰でハードルが下がってちょっと安心した。男一人だったからちょっと不安だったんだよ…
でもどんな紹介しても出ていった奴よりましだからな
「只野稀だ。見ての通りちょっと事故で足とかやっててな。2カ月ほと迷惑掛けるかもしれないが多めに見てくれると嬉しい」
「分かったよー」「階段で見かけたら手伝ったげようか?」「…顔は及第点ってところかな」
おおっ思ったよりも好感触
その後、櫛田を初め他の女子からも連絡先を交換してもらい何かあったときに手伝って貰うことになった。
「悪いな。普通なら俺が持たないといけないんだが…」
「いいよいいよ。稀くんは怪我してるんだし、その代わり治ったら色々と手伝って貰おうかな?」
「うん、荷物持ちやってもらうから覚悟しといてね」
「わ、私は別に…」
今、生活必需品を櫛田たちのグループと一緒に買っている。
軽井沢たちギャルグループにも誘われたんだけど、この怪我だしカラオケとか空気悪くしそうだから断らせてもらった。
「あれ、これって…」
櫛田が手に取っているのはタバコの箱みたいなやつ。なんか数字が書かれてるがなんだろうなこれ?
「それにここの商品ってただなんだね」
「こんなにただで貰えちゃうんですか?」
「流石に買える回数が決まってるみたいだけどね」
松下が見ていた先には一日三回までとの掲示がされていた。
「それでも十分破格だよ」
「そうです、ポイントも貰えるのにこれもタダで貰えちゃうなんて…」
櫛田に王ちゃんが続く。
「まぁそうだな。って結局これがなにか分からないんだが…」
そう言いながら他にも無料品コーナーを物色していると…
ゲッ!なんでこんなものが…手に取ったそれをそっと籠に戻した。
「あっ、稀君!写真撮って貰えないかな?」
「良いけど、ってあの箱貰ったんだな」
さっき無料品コーナーにあった箱が三人の手に握られていた。
櫛田は松下と王と一緒に胸の前に両手で抱えて笑顔で写真を撮られるのを待っている。
「はい、チーズ!」
0.01、0.02、0.03と違う数字が書かれた箱をもって笑っている彼女たちは嫌に艶めかしかった
あっ、他のクラスの様子見に行こうと思ってたの忘れてた!
まぁ明日見に行けばいいか
そうして悪くない高校生活をスタートしたと思っていたんだけど
「あぁ~!う る せ ぇ !」
夜中に飛び起きる
なんつーかモスキート音を100倍にしたような不快な音が鳴り響いている
どこから鳴ってんだこれ…?うるさくて眠るどころかこの部屋にいることが苦痛なんだが
格闘することしばし…どうしようもないので明日先生に異音について話すとする
今の時間だと相談もできないし…暫く公園にでもいっとくか
そのまま上着を羽織って外へと出る
「うっ寒い。風が身に染みるぜ…」
夜にも空いていたコンビニで時間を潰す
残念なことに時間をつぶして帰ってきたあとにもその音は鳴り響いているのだった
「くっそ眠ぃ…」
次の日殆ど寝れなかったおれは早めに来た教室でぐったりしていた。
異音について学校に連絡しているが調査に時間がかかると言われたので今日明日では解決しない
俺にできるのは今日もまた同じことが起きないように祈ることだけ
「ふっ」
そんな苦しんでいる俺を見て鼻で笑いながら隣人が席につく。
くそがぁ…
「稀くん、とっても辛そうだけど大丈夫?」
体調悪そうにしている俺を心配して櫛田が来てくれた天使だ、天使がいる…
「櫛田ぁ…。俺の部屋で変な音がしててな。そっちは何も無かったか?」
「そんなことがあったんだね。私の部屋は何もなかったかな みーちゃんはどう?」
「私も普通でしたよ」
「そうか、それなら良かったよ」
俺のほかに体調が悪そうな人がいないし俺の部屋がおかしかったのか?それとも怪我の後遺症のせいとか?
後遺症のせいだったらこれが続くのか…嫌だなぁ
ロクに寝ていなかった俺は授業が始まるとすぐに夢の世界へと旅立つことになった。
そして入学して一週間ほどが経った
「ぐぇぇ… 」
「だ、大丈夫?」
「これは酷いね」
「えっと…保健室いきますか?」
頭の上から櫛田たちの心配する声が聞こえてくる
でも俺の身体はボドボドだぁ…
くそぉ…あの異音がずっと続いててろくに寝れてない。
学校が調査をしてみたが何も異常がなかったらしく、念のために部屋を変えて貰ったがそれでも異音がするんだからどうしょうもない。
最終的に俺の後遺症のせいだと結論付けられ調査は打ち切られた
お陰で授業中に眠り、夜に音が鳴り始めたら外に出かけて時間をつぶし、そこら辺のベンチで寝るというルーチンワークが続いている――今なんて公園のベンチでも快適に寝れるように寝袋を買うか真剣に検討しているんだが??
てか、このままだと俺の成績やばいのでは?
別に成績悪い方じゃないけど高校生活でまともに授業を受けられていないんだ5月には中間試験もあるしこのままだと赤点を免れないッ!
というわけで安い寝袋を買い、夜に外で眠って授業を受けるという暴挙を慣行。
結果は…授業中の熟睡でしたッ!
いや、待ってくれ!
違うんだ!俺が不真面目とかそういうんじゃなくて!
そもそも公園のベンチじゃまともに寝れないし、授業はなんか先生たちの抑揚が同じで眠たくなるんだ
なんなんだよあの授業は!?
催眠術でも掛けようとしてるんじゃないかってくらい単調で淡々と話し続けるんだけど……高校の授業ってみんなこうなのか!??
…いや、他の人はちゃんと起きて先生の話を聞いてるから言い訳にならないんだけどさぁ!
ホントお前らあんなASMRみたいな授業でよく眠らないでいられるよな。凄いよ眠らないようにする済むコツだけでも教えて欲しい…
しかも一回途中で起きた時なんか一糸乱れぬ動きでノート取ってた。先生から視線を逸らさないし集中力凄すぎる、これが最難関公立の合格者たちか…
はぁ、俺も見習わないと
と、こんな日々をズルズルと続けていると高校生活から半月が経っていた。
やばい!
授業中に寝てるせいで放課後は櫛田たちからノート写しているだけで終わってしまう。そのせいでロクに学校の探索が出来てない上に櫛田たち以外の友人が出来てない
夜に簡単に復習したりしてるけどやっぱ授業中に勉強するほうが効率いいしね
――あのバカそうなギャルグループでも頭は良いらしく普通に授業後に先生に分からないところ尋ねてたの見たときは衝撃だった
くぅ‥こういうの聞いたことあるぞ
高校に入った途端に授業に置いて行かれてそのまま落ちこぼれ不良になるってやつ
ここは好きな大学に入れるらしいけど入れたところで大学でこれが続いたら普通に落第→退学になりかねない
気分悪い時に保健室に連れて行ってもらったりと櫛田達には世話になっているがこの上俺の勉強を見てもらうことまで頼まなければいけないかもしれないな…
なんて考えながら部屋に戻っているとBクラスの一之瀬さんって人から呼びだされた
何の用だろう?
櫛田に聞いてみると一之瀬さんはドのつくくらいの善人らしいので変な要件ではないと思うんだが、彼女に呼ばれることをした記憶がない
一応他のクラスを見て回ったときに挨拶したのは覚えているんだけど?
そして呼び出された校舎裏
「私と付き合ってください!」
「えっ、俺?…付き合うって交際するってことだよね、俺でいいの?」
混乱したままそういうと一之瀬はコクンと頷いて
「うん、只野くんじゃなきゃダメなの」
可憐な美貌に真剣な色を湛えられる
緑の増えてきた木々の中でピンクの髪がなびいている。
一之瀬さんは正統派の美少女だ。櫛田と同じくらい馴染みやすくその人柄から既にBクラスで学級委員を務めているらしい。マジかーこんな美少女付き合えるなんて夢みたいだ
寝不足と高揚感でハイになっていた俺は…
「こちらこそ、宜しくお願いします!」
やったぜ!生まれて15年…初めて彼女が出来ました
「ほんと?ほんとにいいの?」
顔をほころばせて喜んでいる一之瀬さん。
可愛い…そしてユサユサと全然可愛くない胸部装甲が揺れている。
いや、でっ…か…
「それじゃあ、さっそく白波ちゃんに説明を…」
「白波?」
「あっ、ごめんね。えっと彼氏役として付き合って貰いたいの……その白波ちゃんからの告白を断るために」
「彼氏…やく?」
「うん、彼氏役!」
屈託のない笑みを浮かべる一之瀬さん
そんな笑顔綺麗だな~
…あー、そういうことね。完全に理解したわ。
ま、まぁこんな美少女から告白されることなんてありえないからな
知ってたし…最近よく一緒にいる櫛田を見習って人からの頼み事を断らないようにしてただけだし…
(ポヨン❤)
「助かったよ!白波ちゃんを傷つけないでどうやって断ろうかなって考えてて…これからよろしくね!」
ぎゅっ…むにゅ
「ん…っ。彼氏を理由に断ったら良いって雑誌にか…書いてあって…ぁん❤」
モミ…モニュ…
「それでお、男の人を探してたら只野くんをッ…見つけて」
両手に一之瀬が付けてるブラの感触が広がる
Dはあるだろうそれでも抑えきれずにはみ出してるおっぱい
布で隔てられてる母性の塊を沈みこんだ指が解きほぐしている。
ニギ、ニギ…
モニュ…
かり…ッ
「あっ❤そこダメぇ…っ! お願い、してみよう~ッ!ってぇ…」
ピンと主張する頂きを指で弾くと…一之瀬の身体が震えた。
コリュ…
「んっ…!あぁ…ん」
カリ、カリ…
「そこぉ… ダメ❤、なの。ずっと…ぉ…」
目の前で内股になっている一之瀬
びくびくと震えが大きっていく、そして…
「あ…っ、んぅ~~~ッ❤」
崩れ落ちながら体を震わせる一之瀬さん
そのまま倒れこむとずっと内股に閉じられていた、太ももが開かれていく…
びちゃびちゃに濡れているピンクの花柄のパンツが丸見え
一之瀬はまだ痙攣して
「ん…っ❤」
女子高生らしい下着が吸い切れなかった雫が太ももへと流れていく。
え…っ?えっとぉ…
なにこれ?
ニギニギと一之瀬のおっぱいの感触を思い出しながら現状を理解し途方に暮れた
綾小路清隆が入学してる世界線
「くそ…どうなってんだこの学校。なんで女しかいないんだよ…高育は共学だったはずなのに」
憧れの高校生活から一週間も経たない内にこの学校の異常性が身に沁みてきた。異常な数の監視カメラ、ポイントという現金代わりになる独自通貨、明らかに故意的なクラス分け…
というか既に大概なことなってるのに5月になってからじゃないと2~3年生のフロアには立ち入れないって更に隠し事があるって言ってるようなもんじゃねぇか!
女しかいないから気安く話せる相手もいないし…比較的に無難そうなAクラスになれたのが救いと言えば救いか。他所のクラスは暴力沙汰が起きて学級集会開かれたみたいだし…
ウチはウチであのお人形さんみたいな子がずっと付き纏ってくるのが怖いんだけど…
授業聞いてるとやけに眠くなって気付いたら授業が終わってることも多い。だから放課後というのに無駄に元気が余ってるんだけど…
男子用の部活がないみたいで部活は出来ないし、フロアが制限されてて校内探索もろくに出来ない。寮の部屋にはあんま居たくないし…
なので放課後はマジでやることがない。
「図書室にでも行くかー」
「おーい、もしかしてお前が噂の…」
「……っ!」
そうして歩いてたら後ろから声がした。
ここ一週間聞くことが無かった変声期が終わった男性の出すテノールの旋律
男だ!若い男の声!
俺以外にも男子生徒が居たのか!!
期待に胸を躍らせて振り返るとそこには
ショートより短い茶髪の髪、しっかり鍛えられた胸筋、男特有のがっしりした体格、俺と同じくらいの背の男が不安そうにしていた。
「…あー、その初めまして?」
「・・・・」
「その、櫛田!櫛田は知っているだろう?同じクラスの櫛田から話を聞いてだな」
「俺と絶対仲良くなれるって言ってたから探してたんだけど、お前が只野で良いのか?」
「・・・・・」
男は俺の反応がないのが不安なのかたどたどしくも言葉を紡いでる。
男だここしばらく見ることなかった『男』なんだ、が…
「お、俺は綾小路清隆って言うんだ」
「その、何か言ってくれ。自己紹介は得意でなくてな、何か変なこと言ってしまったなら謝る」
「…な」
「な?」
「なんでスカート履いてるんだよ!!」
そうこいつは何故か知らんが女子の制服に身を包み、そこから覗く絶対領域♂から引き締められた大腿筋を惜しげもなく晒していた。
「スカート?あぁ、制服なんだから履いているのは普通の事だろ」
「寧ろお前の履いている紺のズボンの方がおかしくないか、学校の制服はこっちのはずだ。先生に見つかったら校則違反で怒られるぞ?」
自分が来ている女子用制服を見ながら寧ろお前が間違っているぞと指摘してくる
…コイツ!
なんて淀みのない澄んだ目をしてやがる…っ!
「いや、男はズボンだろ?スカート履いてる方がおかしいわ」
それに対して綾小路が首をかしげながら反論してくる。
「ん?いやいや俺はこの学校に入学してからお前以外にズボンを履いてる生徒を見たことがない。みんなスカートを着ている。だからスカートを履いている俺は間違いなく普通だ」
ど や 顔 だ っ た
まるでネットで聞いた話を信じ間違いないと友達に話すかのような小学生のような純朴な瞳で見つめてくる
「そりゃこの学校には女しかいねぇからだよ!!」
周りのやつがみんな着てるからってスカート履くか普通?
もしお前が女子高行ったらそこの制服着て、相撲部屋に見学行ったら廻しを巻くのか!?
いや、絶対そうならんだろ!?
「で、でもクラスメイトも教師も何も言わないし…
やはりスカートをはいている俺が普通でズボンをはいてるお前が以異常なんじゃないか?」
「教師も全員スカート履いてる?つまり統計学的にもこの格好こそ一般的な服装である可能性が高い、はず…」
自信なさげに不安そうな顔で見てくる清隆にため息をついた。
「んな訳あるかぁ!」
「俺がお前に一般常識ってもんを叩きこんでやる!!!」
この学校唯一の男であり、俺の苦労を理解してくれるかもしれない清隆をこのイカれた学校の常識に染めさせてはダメだ!
俺はそう決意した。
気分転換に書いたよう実の常識改変もの
続くかもしれないし、続かないかもしれない。
続いたとしてもエタることは確実なので期待しないで