Re:SuperMonster~AnotherHeroHert 作:カオスサイン
Sideソウビ
「随分とかなり奥の方まで来たようだな」
俺はリアと二人で魔物狩で大森林のほぼ最奥まで足を運んでいた。
「ソウビ、いい加減にお腹空いた…」
「そうだなそろそろ飯にするとし…スマン!しばらくお預けになる!」
「!アレって!…」
夕飯時だったので飯タイムにしようとしていた所で俺はふと異様な気配を察知する。
上空を見上げると其処にはワイバーンの軍勢、それとかなりのサイズを誇った白銀色のドラゴンが出現していた。
「ギャオオオー!」
「流石は最奥といった所か…あんなモンまでやって来ようとはな!…
話は通じ…そうにはないようだな…リア!今日はドラゴンミートも食えるぞ!構えろ!」
「ワイバーンにドラゴンのお肉!…食べたい!…倒してみせる!…」
ドラゴン肉に何時もよりもより一層に目を輝かせて気合を入れるリアも臨戦態勢を取っていた。
「リア!まずはワイバーンの群れから対応するぞ!」
「分かってる!…はああああああー!」
「「ギャ!?……」」
「おおう!?…」
え?何かリアから黒いオーラの様な物が視えた気がしたんだが…彼女はオーラをナイフに纏わせてワイバーンの軍勢へと突撃を仕掛けていった。
それで火力が増したのかいとも簡単に軍勢の陣形が崩壊していく。
そして数十秒と経たない内にワイバーン達は物言わぬ屍となっていた。
「ギャギャギャ!?」
取り巻き達が一瞬にして殲滅させられる…これにはおもわず流石の白銀龍も驚いたのか唖然とした声を出していた。
「リアその力は?…」
「この間の訓練から使えるようになった…加減を間違えると武器が壊れる…一本はそれで折れちゃった…」
「…」
リアは既に折れてしまっているコンバットナイフを俺に見せてきて少し落ち込んでいた。
「新しい武器やるから」
「うん…」
間違い無い…サムライオーラじゃねえか!
リアが何時の間にか体得し得ていた力の正体に行き着いた俺は驚きつつも彼女のセンスに感服した。
「さてと…俺達の事を餌だと思ってやって来たのだろうがそれは大きな間違いである事を教えてやるとしよう!
まずは小手調べといかせてもらおう!【超電磁タツマキ】!!」
「ギャオーーーー!!」
気を取り直した俺は白銀龍に再び向き直る。
即座に俺の繰り出した超電磁タツマキと白銀龍が吐き出した白銀のブレスが激しくぶつかり合う。
がどうやら奴のドラゴンブレスの方が威力が上だったようで次第に押し返されそうになる。
「マズッ!?…」
すぐにリアを抱えて飛び退いてブレスを回避するが俺達の背後は奴のブレスによって焼野原となる。
「流石はドラゴン!一筋縄ではいかないか…だったらコレだ!【サンダーブレーク】!!」
「ギャオ?!…」
俺は次なる技を繰り出す。
がそれは一向に出ない…なんて思っていたらそれは大きな間違いなのである。
ゴロゴロ!ピッシャーン!
「ギャオオオー!?…」
遅れて上空から放たれた雷が白銀龍に直撃し奴は叩き落ちる。
「おっし!もう一度、超電磁タツマキ!!」
「ギャ!?」
「リア、今だ!合わせろ!」
もう一撃の超電磁タツマキを繰り出して奴の動きを完全に拘束してやった俺はリアに叫ぶ。
「分かった!…」
「<Vツインランサー>!【超電磁ツインランススピィィィン】!!」
「やあああー!!」
俺は超電磁ツインランススピンを、リアはサムライオーラをナイフに纏わせて必殺の横薙ぎの一撃を白銀龍に向けて繰り出す。
ズウウウン!…流石にこの攻撃には耐えられずに轟音を響かせて奴は倒れ伏した。
「ふう…」
白銀龍の討伐に見事成功した俺達は拠点へと帰還した。
「お!ソウビも戻って来たのか!」
「ゴブ郎、その傷だらけな体は…」
「ああ、ちょいとウッカリ遠出しちまってレッドベアに遭遇しちまったんだよ…なんとか辛勝出来たけどよ」
ゴブ郎はそう言って討伐したレッドベアの素材を出した。
「レッドベア…主の一種か…俺らの今回の成果はコレだ!」
俺は討伐したホワイトドラゴンとワイバーンの素材を出して見せた。
「いっ!?…」
「な、なんじゃコリャアアアー!?」
「こ、コレって全部ドラゴン系の物!?それもこんなに大量の!」
流石にドラゴンの資源な上にこの数は予想外だったのかゴブ郎もゴブ爺さん等も大層驚いていた。
「こんなにどうしたんだよ!?」
「俺らもちょっと森の最奥にまで向かったんだよ。
其処で奴等の軍勢に遭遇してな」
「よ、よく無事だったな…」
「お前こそな…しかもワイバーンの群れに関してはリアがほとんど…というか全部倒したんだよ。
流石にホワイトドラゴン相手は二人掛かりじゃないと厳しかったけどな」
「それでも凄えんだが…って待て待て今耳を疑うような事が…」
「リアの事か?あの子この間の訓練で新たな力に目覚めていたらしい」
「マジかよ!…」
流石にリアがワイバーン群を全て倒したのは予想外だったのだろう。
「ソウビお腹空き過ぎて倒れそう…」
「り、リアちゃああーん!?」
「…とっとと準備だー!」
「お、おう!今夜は宴会だあ!」
リアが空腹限界を訴えてきて今にも倒れそうになったので俺達は慌てて調理に向かうのだった。