※この作品はR-18です。

ぼくはわるい触手じゃないよ?   作:罪袋伝吉

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触手さんの部下の科学者さん語り。

つうか触手さんが逃がしたみんながどうなってるかと言うと……。


科学者(触手怪人支部所属)

 

「……あー、ウチの支部、無くなっちゃいましたねぇ」

 

 私は黒いバトルスーツの、なんつうか支部司令の副官っぽい感じってのか作戦参謀って感じに偉そうな雰囲気を持っているけど実際は支部司令の古参の肉奴隷な『アークサンダー』に言った。

 

 いやかなり有能な人で戦闘経験とか指揮能力とかすごい人なんだけどさ。

 

 その『アークサンダー』は呆然と自爆した支部基地のクレーターと化した穴を見ている。何を話しても反応せず、ワナワナと震えている。

 

 『アークサンダー』は元はエリート婦人警官で警視庁の『ポリスヒーロー計画』、つまり警察による戦隊ヒーロー計画の第一弾、『ポリスサンダー計画』で生まれた『ポリサンダー1号』の相棒の『ポリサンダー2号』として活躍していた正義のヒロイン……だった。

 

 だった、というのはまぁ、ウチの支部司令が彼女を倒して捕まえて、まぁ……、その怪人としての能力をこれでもかっ!と使ってなんていうか、陵辱されたなれの果てって感じだ。

 

 まぁ本当、支部司令のあれはもうえげつないの一言しか出ないような行為なのに、なんつうか受けた女達はみんな悪堕ちってのか、口説かれ落ちってのか、なんて説明したら良いのか悩みとかストレスとかから解放されたって感じになんのよね。吹っ切れて善も悪もへったくれも無く、もう嬉々として支部司令に仕えて支えて忠誠心MAXっつー感じで生き生きと働きはじめんのよ。んで愛情値もMAXで女房気取りだったり恋人気取り?そんなんで支部司令から離れない感じ?そんなんなんなんだよね。

 

 つーかアークサンダーも名前を『ポリサンダー2号』から『アークサンダー』にしちゃってノリノリでさ。

 

 ああ、アークってのは悪のポリサンダーってのから支部司令が考えた名前だよ?センスあるのかないんだが……。

 

 まぁ、それはさておき。

 

 しっかし、支部司令のあれはなんつうか本当にえげつないんだよ。

 

 というか触手系陵辱同人とか触手系陵辱エロゲーとか今まで見た奴で一番えげつない奴を想像してみて欲しい。

 

 想像した?

 

……そんなもんは普通の触手が穴に突っ込んでるだけの生殖行為だ。

 

 つうかそんなんでも現実にやられたらSAN値がやべーことになるだろうけど、支部司令のあれは一言で言えば混沌とか深淵とか、そういうものが肉と肉、精神と精神、脳神経と脳神経、お互いの全てを以て愛を囁く邪悪にして純粋かつ醜悪にして神聖な行為って感じなんだよ。

 

 あー、一言で説明なんか出来ない。蹂躙劇にしか見えないのに、やがては受けてる誰もがみんな喜んで悦んで自ら受け入れてなんかラブラブんなんだよ。

 

 普通ならSAN値直葬で人格崩壊して使いもんになんてならないはずなのに。

 

 あたしはさ、防弾のマジックミラー越しにモニタリングルームで見てたんだよ。一応監視と異常とか起こった時に対応するためにさ。あとデータ取りね。

 

 初めて見たときはあたしのがSAN値やばかった。

 

 肉が部屋の中に溢れ、全てが卑猥かつ芸術的に咲き、全てを飲み込み、そして冒涜的な蹂躙。そんなんさすがにあたしがマッドサイエンティストだっていっても正気を失いそうになったよ。

 

 つうか陵辱するために造り上げられた触手怪人なんて考えた奴の頭ん中身を疑うし、その性能を全て使って陵辱する支部司令の精神構造もはっきり言って疑っちまう。

 

 陵辱するための触手群はどれもが醜悪で穢れた感じで、どれもが行う責めの為に特化した凶悪な形なんだよ。

 

 それに、どうやら女達の反応を見るにどの触手もかなり臭いらしい。

 

 支配された女ん中でそこそこセックスの経験のある人に聞いたんだけど、

 

『夏の野球部の汗臭い更衣室で汗塗れんなった部員の子達のチンカスまみれなちんこをダブルでフェラした時の風味と臭いを熟成させて精製したような強烈なフェロモン臭かしら』

 

 とか言っていた。

 

 いや、つうか女教師やったアンタが生徒となにしとんねん、『マスクドミストレス』さんェ。

 

 いや、それはさておき。

 

 女達は誰もが最初はその強烈な臭いに顔をしかめ背けるが、しかし、いつしかその臭いの虜になっていくわけ。さらにはその臭いモノを自らねだり、恥も外聞も関係ないとばかりに欲しがり自らの女性自身に擦り付けようとするようになる。支部司令のフェロモン臭、パ無いわー。

 

 つうか、見続けているとこっちの精神が汚染されるような気がしてくる。いや、目が離せなくなるんだよ。

 

 醜く穢らわしいはずの触手なのに、それらはいつしかまるで女を最も美しく淫猥に飾り、それこそが最も似合う宝飾品ののように見えてくるんだ。

  

 まとわりつき拘束して温やかに優しく撫で嬲っていく触手が、あたかも愛を囁いているように見えてさ。

 

 目や耳を覆い、感覚を、視覚を、聴覚を自在に操り犯しながら繋がり、その全てで愛を囁きながら相反した冒涜的な蹂躙としか言えない行為をその肢体に刻み込むその様に愛情すら感じるほどにさ。

 

 最後らへんじゃ、のた打ち這いずり回る触手はもはや浸食と言うにふさわしく全ての中に蠢き蠕動し回転しピストンし、そして冒涜的な白濁した汁を穴という穴に注ぎこむそれを、見ているあたしらまで洗脳されたみたいに尊い行為なのだって錯覚しちまってさ。

 

 いや、多分本当に尊く美しい行為、そうなんだろう。

 

 あれは暴行などではない。強姦?陵辱?そんな下劣なものではない。

 

 深淵なる根源の生命がその全てを以て注ぐ愛そのものであり、混沌なる者による美しくも醜悪なる肉の芸術なのだ。

 

 ああ、いつしかあたしはマジックミラーの向こうで自分の全てをさらけ出してその支配を受け入れ溺れ、自ら支部司令に己の全てを捧げる女達のその様をうらやましく思うようになってさ。いつも股座を濡らしていた。

 

 助手なんて無意識に股間弄ってたからね。つうか後の掃除がいつも大変だったよ。

 

 もっとも、支部司令はあたし達、科学者や戦闘員には手を出さなかった。でもいつかその愛が自分に向けられるのを支部司令のその行為を見た誰もが望んでいたのさ。

 

 あんな愛を知ったら、そりゃあそうなる。そして受けた女達を羨望の目で見るようになるのさ。 

 

 見なよ、支部司令に愛された女達のこの様を。

 

 支部司令からの洗脳を解かれて呆然としているではないか。最悪の者に見捨てられた女そのもの、いいやあたかも救世主や神を失った使徒そのものだ。

 

 多分、支部司令は自分の洗脳回路が切れて正気を取り戻し、結社に支配される前の人格に戻っちまったんだろう。

 

 自分の罪を自覚して、全ての罪を清算しようと支部基地と共に滅びようとしたんだろうさ。

 

 でも、あんた罪な人だよ。こんなにみんなあんたの事を求めてるじゃないか。女達を残して死ぬなんざ最悪の罪だよ……。

 

「ああっ!ご主人様……!ご主人様ぁぁぁっ!!」

 

 爆発四散した支部に残った支部司令を思ってアークサンダーは叫び、そして滂沱の涙を流している。

 

 支部司令は

 

 『彼女達の脳の神経に施した洗脳を解いた。君達は彼女達を連れて早く逃げたまえ。君が引率だ。後のことはよろしく』

 

 と言ってあたしや戦闘員、そして彼が自分のモノにした鹵獲ヒロイン達を逃がしてくれたが洗脳を解いたところで彼女達は心から支部司令の愛の虜んなっちまってる女があんたから解放されることは無いんだよ。

 

 アークサンダー、ランドライガー、ブラックスワン、ダークパラディンさん、アーマードヘル、マスクドミストレス、みんなあんたに飲み込まれた女達は、自らあんたの所有物になっちゃってるじゃないか。

 

……というか男の怪人の鎧ウニ男まで泣いてるのは何でだろうね?

 

「おおおおおんっ司令ぃぃっ!!一人で逝くなんて、我とナマコ女、地獄までお供いたしますと誓ったではありませんかぁぁぁっ!!」

 

「うううっ、司令ぇぇ。結社の嫌われ者だった私とウニくんをわざわざ指名して支部に招いてくれて優遇してくれただけじゃなく結婚式まで挙げさせてくれた……。その御恩をまだ私達はお返し出来てないのに……」

 

 あー、あの支部司令は全く……。

  

 うーん、しっかし大幹部にして『あの』大マッドサイエンティストのプロフェッサーDが再改造後に『これぞ完璧にして究極の不死身怪人』と称したほどの『怪人触手男』がそんな簡単におっ死ぬかねぇ。

 

 つうかプロフェッサーは『触手の一本でもあればアレは簡単に再生する』とか言ってたけどさ。

 

 ふーむ、とあたしは冷静に『高性能バイオレーダー』を懐から取り出した。これは怪人のバイオマテリアルの生体反応を感知してその位置を表示する装置だ。

 

 スイッチ入れてピコっと。

 

 レーダーには光点が幾つか現れる。

 

 緑が鹵獲ヒロイン達。怪人鎧ウニ男やナマコ女などの下級怪人は黄色で、あたしら人間は白。正義のヒーローを示す赤は無い。

 

 しかしなんか遠くの廃墟街の方向に小さいが動いている反応がある。

 

 レーダーに表示されている色は上級怪人や幹部の色の青。それも支部司令を示す星マーク。光点は小さく、微弱な感じだがこれは……生きてるねぇ。多分本当に触手一本分って反応だ。

 

「……あー、支部司令の反応が東の廃墟街の方にあるよ。つか多分、司令は誰にも知られていないと思っている、あの秘密の隠れ家を目指して移動してるみたいだよ」

 

 あたしはみんなにそう言った。

 

 とりあえず、あの罪深い死にぞこないの支部司令を捕獲しようか。

 

 つか、そうしないと多分みんな先に進めないだろうしね。

 





【科学者さん】

 悪の秘密結社の大幹部『プロフェッサーD』の最後の弟子でマッドサイエンティストの端くれだがまだマトモな方。洗脳回路無し。触手さんの陵辱洗脳を見てから触手フェチになってます。

【プロフェッサーD】

 結社において首領の次の地位にいた大幹部。権力欲は全く無く、愉快犯的にろくでもない事をやらかしたりする。なお、結社の限界を見抜きつつ他の幹部連中の愚かさに正直うんざりしていた時に面白そうなコンセプトの触手怪人に目を付けて持てる全ての技術を注ぎ込んで大幹部クラスの怪人をも超えるほどの性能をこっそり盛り込んで再改造した。

【アークサンダー】

 元婦警さんなスーパーヒロイン。『ポリサンダー1号』とは恋人同士だったが、ヒーロー活動が約10年経った頃に『ポリサンダー1号』が若い一般婦警さんと浮気をしたためにコンビを解消し、ソロでの活動を始めたが、その頃に後進となる『警察戦隊パトレイザー5』とか『婦警戦隊フケイランナー3』など最新型装備のヒーロー達が出て来て閑職に回される直前に、当時怪人に改造されたばかりの初期の触手さんと遭遇、戦闘を行ったが敗退し捕獲されて童貞だった触手さんに陵辱洗脳されて堕ちてしまった。つうか愛を感じてしまった。

【その他】

 怪人鎧ウニ男と怪人ナマコ女は下級怪人の中でもコンセプトが悪く実力は中の下。またナマコ女は怪人達の慰安用の娼婦怪人として造られた為、他の女怪人達に蔑まれていた。

 その他ヒロイン達はまた今度。
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