※この作品はR-18です。

ぼくはわるい触手じゃないよ?   作:罪袋伝吉

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 ちんこ一本からの人生やりなおし。良い日朝勃ち、さらば過去よ……(しかし過去からは逃れられない模様)。


触手さんは苦労人。

 

 俺が任されていた支部は山の中の廃村からさらに山を上がった所にある廃病院の地下にあった。

 

 つうかここは山の周りも廃墟だらけで山の下はゴーストタウンと化した温泉街と風俗街、その街道沿いの街も過疎の村でこの前最後の村人達五人が街の老人ホームに引っ越していって事実上、廃村となった。

 

 廃病院、廃村、廃温泉街、廃風俗街と廃、廃、廃、廃、ときてウチの支部も目出度いか目出度くないかわからないが、自爆によりその廃の仲間入りとなった。

 

 まぁ、世間的には悪の秘密結社なんぞ無い方がよほど良い気はするが、つうかそもそもウチの支部は悪の秘密結社らしいこととかあんましやってなかった気がする。

 

 幼稚園の児童バスジャックもやんなかったし、どっかの研究施設から悪用するとかなり危険な器具なんぞも強奪したりもしなかったし、やってた悪事といえば女性ヒーロー捕まえて陵辱して洗脳して服従させて鹵獲しまくってた記憶しか無い。

 

 まぁ男性ヒーローは大抵、鏖と書いて皆殺しやったけどな。

 

 いや全部大それた悪事やわ。

 

 今の正気な頭で考えるとヤベーことしとったんやなぁ、俺。頭っつーか脳みそないんやけど。つうか亀頭はあるけど海綿帯っつーかちんこや。

 

 ホンマどこで俺、モノを考えとるんやろなぁ。モノだけにイチモツってうっさいわ←セルフツッコミ。

 

 まぁ、余所の支部の作戦に派遣というか応援に行ったりとかヒーロー撃退に手を貸しに行ったくらいで、一年の内、そのほとんどはウチの支部の活動費やら本部への上納金を捻出する為に副業を頑張っていたような気がする。

 

 つうか、悪の秘密結社の各支部は悪の活動の他に何らかの副業をせんけりゃならんのや。

 

 バカみたいに高い上納金は取られるわ戦力は出さなあかんわ、その上、上からはパワハラモラハラ暴力暴行当たり前で、マジで洗脳回路とか無かったら叛乱起こしたろかレベルやったんや。

 

 というか僻地で過疎の村でどうやって資金繰りせぇっちゅーんじゃ。つか上納金も他ん支部よりなんか高かったし、マジで上の誰か横領してません?それ、って感じやったんや。

 

……まぁ、ホンマに上の奴に横領されとったんやけどな。俺の給料とかもやたら低くされとった。

 

 奴らに法もクソも無い。そら上からしてDQNなんや、下もDQNやわなぁ。

 

 洗脳回路んせいで文句も言えんかったのが今思い出したらマジでムカつくわー。ホンマブラックつつーかウンコ色な仕事やで悪の秘密結社ってのは。

 

 つうか反乱を起こさせんための洗脳回路なんやろけどそれを良いことに大幹部連中は健全な組織運営を全くやる気が無かった。

 

 ま、金が無いんはクビが無いんとおんなじでな。俺らは必死で働いた。そりゃあもう働きアリさんみたいに働いた。

 

 乏しい資金でちょっとの土地買って俺のドリル触手使って地面ボウリングして温泉掘って、ポリタンクに詰めて街に降りていって販売したり。

  

 ふんだんに生えて余っとるその辺の木を高周波触手ブレードで切って加工して大量に家具を量産してネットで安く売り叩いたり。

 

 触手の分泌細胞使って肌を若返らせる高分子コラーゲン成分をドモホルンとかSKなんたらな感じで一滴一滴たらして丁寧に仕上げて精製して、化粧品やら洗髪剤やらに配合してネット販売する傍ら大きい街のエステサロンとかに営業かけて化粧品のサンプルを置いてもらって試してもらったり。

 

 山でみんなで捕まえたカブトムシとかクワガタ虫とかを繁殖させて特殊なエサで大きく育てて街のペットショップとかに高値で売ったり。

 

 バイオ技術でマッタケを大量に量産したり椎茸生産して干して売りに行ったり。

 

 バイオ技術で懸賞金が掛かっているツチノコの死体をでっち上げて市に売りつけたり。

 

 ホンマ、小さな事からコツコツと地道な営業活動をやって事業を少しずつ少しずつ、目立たんようにやってなんとか黒字出して頑張ってきたんや。

 

 苦しかったけどなんか楽しかったなぁ。

 

 初めて支部の収支が黒字になったときにはみんなと一丸になって何かをして、やったぁ!とか言い合って達成感を分かち合ってな。

 

 ああ、仲間って良いなぁって思ったなぁ。

 

……しかしそのほとんどの仲間は俺と同じように洗脳回路つけられてる怪人とか戦闘員な連中ばかりやったから、ホンマは嫌々俺に従っとったんかも知れん、とか考えたらなんか怖くなってきたけど。

 

……とはいえ、そんなんももう終わってもうた。

 

 上納金が無くなったのはめっさ嬉しいしクソな上の幹部連中に従わんでも良くなったのはいい。非常にいい。

 

 だが、苦楽を共にした仲間と別れるのは……いや、本当は仲間なんかじゃ無いんや。全部、嘘の関係なんや。洗脳回路やら俺が植え付けた服従心やらでそうなっとった偽りの関係でしかないんや。

 

 悪夢の中ですがった夢はもうお仕舞い。後ろは見たらあかん、前を向いていこか。

 

 ふんぬっ、めきめきめきっ。

 

 ひかひかひかん!カニ足ちんこぉ~!てってれてってーてーてーてーっ♪(ドラ○もん調に)

 

 俺はなけなしのエネルギーでちんこにタマタマを発生させ、タマタマの皮を横に広げて甲殻類の甲羅のようにするとカニのような脚を生やし、そしてちんこの先からナメクジのような目を生やした。

 

 ビジュアル的には某エイ○アンの卵から飛び出てくるフェイ○ハガーの上にちんこがもっきり生えてさらにその先に目ん玉が生えている感じだろうか。

 

 いや、俺の残存エネルギーで今行える変形はこれが限界だ。つうか遊星からの○体Xっぽくもある。きっとあの映画でもちんこだけ生き残ったら今の俺のような形状になるかもしれない。

 

 つうかエネルギーとかカロリーとか考え無くても良い分、物体Xのが変形に融通が利いてて良いかもなーとか思わなくも無いがそれはさておき。 

 

 俺は前を向いて、もう過去は振り返らぬと決めた。さぁ、新たなる未来へとまっすぐ進むのだ!

 

 ワサワサワサワサワサっ!ワサワサワサワサワサっ!!

 

……ってカニ足でまっすぐは無理でした。横歩きぃぃぃっ!!ちんこが横にぶるんぶるんしゅるのぉぉぉぉっ、んほぉぉぉっ!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  

 

 

 あー、しんどかった。さすがにカニ歩きでダッシュはキツかったわ。つかちんこが曲がってまうかと思た。

 

 今は脚をクモ脚に作り直してまっすぐ歩けるようになったけどホンマいらんエネルギー使てもうた。

 

 ぜいぜいぜい、と息を荒げ……いや、ちんこなので呼吸はしとらんけど、ちんこ(本体)を上下にしつつ俺は辺りを見回す。

  

 俺は廃温泉街に来ていた。ここには俺の秘密の隠れ家への地下通路がある。

 

 隠れ家には俺が密かに貯めていた非常用物資やバイオマテリアル……バイオ系の怪人の肉体の損傷や欠損を治すための修復剤。強化万能細胞とナノマシンからなる……のタンク、そして下級幹部にしては他の幹部よりも支払われる額の少なかった俺の給料から爪に火を灯すかのようしてホンマ少しずつ少しずつコツコツとやっていた財テク……株式やら先物取引やら仮想通貨やら……で増やしていた隠し資金がある。

 

 こんなケースは想定外だったので隠れ家に貯蔵してあるバイオマテリアルのタンクはさほど多くはないが、まぁ、子供サイズくらいには再生出来るだろう。

 

 つかぶっちゃけ口や消化器官、内臓さえ再生出来ればあとは普通に飯食って栄養摂れれば身体の再構築は出来る。つうか見た目が犬だろうが猫だろうが飯が食えりゃ良いのだ。

 

 うむ、バイオマテリアル使って身体を再構築しつつ備蓄したレーションやら食って寝て食って寝てを何日か繰り返せば元の姿に戻れるだろう。

 

 ま、支部の自爆を察知した政府の連中やヒーロー達が調査に来たとしても、隠れ家の存在まで嗅ぎつけれるかどうかってところだ。

 

 こんな辺鄙なところの規模の小さいチンケな支部跡の調査に裂ける人員なんぞ無いやろし、それにだーれも住民もおらんくなった廃村や。どーせ後回しにされるはずや。

 

 つか政府やら県警のお偉いサン共ががキチンと仕事するような組織やったらあんなDQNな連中がトンチキな秘密結社なんぞ立ち上げとらなんだし、日本全国に支部なんぞ出来んわい。

 

 しかし気をつけねばならんのは低級な三流ヒーローとかが落ち穂拾いみたいに戦闘員とかを狩りに来るっつーことやが、まぁ、三流が俺が巧妙に隠した隠れ家を見つけられるわけはない……が、まぁ念の為に早く身体を再構築してまおう、そうしよう。

 

 俺はワサワサワサワサワサっと足を早める。温泉街を抜けてさらに街の奥へと向かう。

 

 温泉街を過ぎるとこれまた壊れた独特のアーチ状のゲートが見えてくる。

 

 『湯源境遊郭街』なんぞと書かれてあり、ゲートには壊れたネオン管があちこちに付いていた。

 

 ゲートの向こうはピンク街、つまり風俗街である。

 

 無論今は廃墟となっており、もはや誰も居ないゴースト風俗街だ。 

 

 向こうに大きな昭和を感じさせるような大きい看板が見える。

 

 看板職人が描いたのだろう、独特のタッチで天女のような羽衣を身に纏った豊満な裸婦が躍動的なセクシーポーズでこちらを誘っており、その裸体の下には『湯源境・女神天国』とか文字が書かれている。おそらくは店の名前だろう。

 

 通りを進むと、特殊浴場、個室サウナ、あかすり無料、花びら大回転、まな板ショー。5000円ポッキリ特別サービス有ります、といった看板が放置されてどれも錆びて朽ち果てかけている。いや立ち並ぶ店すらもそうだ。

 

 世の無情を思い知らされるなぁ。

 

 そう思いつつ俺は風俗街の中でやや小さい建物の前に来た。

 

 『無料案内所』と書かれてある看板のビルだ。

 

 解説しよう。無料案内所とは風俗街の各店舗がお金を出し合ってやっている案内所である。どんな店がこのピンク街にあるのかとか、サービス内容はどんなんで、どの店きどんなねーちゃんがいるのかとか、あとは各店舗の割引チケットとかが置いてあったりするぞ?お得に遊べちゃうぞ?って、まぁここは廃墟やから遊べへんけどな。

 

 この建物を隠れ家にしようと思ったのは、この建物には地下室があったからだ。というか一階部分の無料案内所は偽装で、二階から上がヤクザの事務所、んで地下道と俺が隠れ家に改造した所は多分、警察のガサ入れんときに逃げる為の隠し通路で、広いホールみたいな部屋はヤクザ同士の取引とかそんなんに使われたスペースだったのだろう。

 

 ま、どんな所にも闇の部分はあるもんやけど、まぁ、色街にはヤクザは付きモンっつーことか。つうかそれよりもっと業が深い闇にいた俺が何を言うって感じやけどな。

 

……何故に俺がこの街に詳しいのか、と言えば廃墟とはいえピンク街ってどーなってんのかなーとか好奇心で見に来ていたのだ。つうか、ほら、俺は高2んときに秘密結社に攫われてさ、風俗とか行ったことなかったし。

 

 で、偶然どっかで見たような看板がある建物があって、そっちのが気になって調べたのがこの無料案内所だったってわけだ。その看板には『○○組』とかヤクザん組の名前が書かれてあったからなぁ。

 

 で、調べたら構造的に隠れ家にちょうど良さげな物件やったんで改造して使うことにしたわけや。支部からも離れとるし、まぁ、ウチのモンはこんな廃墟にゃこないだろうし。

 

 俺は無料案内所の裏手へ回ろうとした。隠れ家への入り口は裏の方にある。

 

 と、その時、ガサッガサッと足音が向こうの方からした。

 

 俺はすぐさま反応し、道の端の側溝に飛び込むように身を隠す。

 

 街の湿気でぬちょっとした泥が脚に付いて不快だったが仕方あるまい。今の俺はただの足が生えただけの雄々しくも弱々しいちんこでしかない。敵に見つかればその命は無いも同然なのだ。

  

 側溝から目だけをひょっこりと出して足音のした方を確認した。

 

 む?あれはウチの上級戦闘員のタケダくんではないか!

 

 いつもの戦闘服ではなく一般人のようなGパンにジャケットなラフな姿だが……まぁもう結社は無いのだからあんな服など着なくてもいいんだが……ジャケットの下に銃とナイフを隠している。それに首にはチョーカーに偽装した声帯振動型のマイクと耳にイヤホンをして、さらにその手に持っているのはバイオレーダー。

 

 作戦行動中って感がパネェ。つか声帯振動型マイクでなんかどっかと通信しとる。

 

 これはもう俺を探しとるのだ間違いない。つうか逃がした昨日今日でもう復讐しに来るなど、どんなけ俺、元部下達に恨まれとんのよ?!

 

 ガーン!!とショックを受けるも俺はすぐさま自分の皮膚の表面をステルス細胞……バイオレーダーや熱源探知装置に映らなくなる。また某メタルなギアなオクトカムのように周りの景色に同化する迷彩機能もある……に変化させ、側溝の中をクモ脚で音を立てないように移動した。

 

 注意深く慎重に側溝のコンクリートの蓋の隙間から目を伸ばして辺りを見回すと、他の戦闘員達数名がここを包囲するようにして動いている。

 

……マジでまちがいあらへん。これは俺を捕らえるために部隊を展開させとる。しかし誰が?ウチの女科学者ちゃんか?それとも。

 

 俺、なるたけ部下達には危険が無いように作戦とか立ててた。つかウチの支部が発足してから負傷者は出たりはしたけど死亡者はゼロでやってきた。それに戦闘員達ん給料、最初はあんまし払えへんかったけど黒字んなってからは年次昇給しとったし年二回のボーナスも頑張って出しとった。傷病手当てとか、作戦で頑張った戦闘員にはMVP報奨金もや。それに慰安旅行もみんなで行ったやん。和気あいあいと楽しくやっとったやん。

 

 ううっ、これが現実なんかやっぱし。

 

 絶望感が俺に降りかかり、目の前が真っ暗になった。

 

……いや、みんな悪の秘密結社に捕らわれた被害者なんや、そら上司の怪人を恨んどっても仕方ない。

 

 空の太陽を遮り、影が指したと思ったらすぐに向こうへ飛び去った。

 

 あれは『ブラックスワン』、いや洗脳が解けた正義の女ヒーロー、『ホワイトスワン』、か。空から俺を探しとるのか。

 

 我が支社が鹵獲したスーパーヒロイン第三号、ホワイトスワン。

 

 彼女は清純かつ高潔、正義の女ヒーローとして誇り高い戦士やった。ヒーロー初の空戦バトルスーツを運用し高出力のエネルギー兵器を使って悪を薙払うSSS級のヒーロー。

 

 その処女を散らし、あまつさえもおそらくは彼女が使うはずの無い不浄の穴まで調教し辱め、それすらも悦ぶように仕立て上げたのだ。

 

……そら恨まれとるわなぁ。俺みたいな触手怪人に純潔奪われたらそら殺意抱いててもしかたない。

 

 しかも通りの向こうから戦闘員連れて合流してきたの、『ランドライガー』やん。陸戦最強の元自衛隊・対怪人部隊『J-フォース・サード』の最強の女隊長の。

 

 しかもガチ装備、顔に多目的光学複合センサーなんてつけとる。マジで俺を狩り出す気満々や。

 

 彼女にも散々酷いことしたからなぁ。つうか体力めっさすごかったから俺も本気で陵辱した。

 

 腹筋のシックスパックと形のいいお臍がさ、エロくてさ、執拗に触手でそのへんぬらぬらと撫でてお臍に媚薬効果のある粘液を塗りたくってさ。彼女はお臍のところが弱かったからその辺を執拗に嬲って口を生やした触手でちゅっちゅしたりペロペロしたり……って、うん、あかん、マジで殺される。

 

「……そっちは?」

 

「はっ!バイオレーダーの反応が急に消失しました。この付近のはずですが……まさか……」

 

「つったく、あの触手野郎、かくれんぼのつもりか?ったく、手間とらせやがって!」

 

 ああ、苛立っとる。ギリっとか歯を軋ませとる辺りどんなけ俺を恨んでるかわかろうもんだ。

 

 こら俺も終わったなぁ。

 

 つか、ホワイトスワンがランドライガーん所に降りて来て合流しよったわ。更に終わりが濃厚な気配な件について。オワタ。

 

 はぁ、しゃあないなぁ。どうせ罪滅ぼしに支部とともに爆死するつもりやったんや。みんなが俺を殺したいくらいに憎んでるなら、殺されてやろう。

 

 生き残ったからには生きてみよか、とか思ったのが間違いだったのだ。つうかもう俺の身体のエネルギーは残りわずかだ。ステルスでいらんエネルギー使こてもーたから、あと少ししか動けへん。

 

 俺はステルスを解き、ワサワサとクモ脚で側溝の蓋の無いところから這い出ようとした。

 

 こうなりゃ堂々と出ていって……って、あり?

 

 俺のカリ首が何者かの手によって掴まれ、そしてひょいっと持ち上げられた。

 

 ん?んんんん?

 

 俺は目玉を後ろに回した。

 

「ん~ふふ~、なかなか良いおちんぽねぇ。これが本体なのかしらぁ?」

 

 つうか『正義の痴女マスクド・ミストレス』やんけぇ?!

 

 え?つうか俺この怪人変態教師にも恨まれとるのか?

 

 この女ヒーローは闇墜ちなんぞしてはいない。秘密結社による区分は『敵性離叛怪人13号』となっており、結社の怪人改造手術を受けたものの洗脳回路植え付け手術が完了する前に機材トラブルが発生し、その隙に結社から逃亡した言わば怪人系の女ヒーローである。

 

 無論、俺はコイツと戦って捕獲し確かにいつもの陵辱洗脳を試みたがこの女はものすごい変態であり、俺の責めをノリノリで受け入れ、終わった時にはなんかセフレ認定され、さらに警備をある程度厳重にしていたはずなのに、さらりと普通に帰って行きやがったのだ。

 

 その後、普通にウチの支部に堂々と出入りし、職員用の食堂で飯食って俺を性的に襲って満足したらまた帰って行くという事を繰り返し、最後にはウチ支部に転がり込んで居候になりやがったため、誰もがウチの鹵獲ヒロインだと思いこんでしまった。

 

 つうか上層部にバレないようにすんの大変やったんやからな。つかバレたら俺の立場が悪くなるどころではない。

 

「……ん~、身体が無いと生暖かいディルドーって感じねぇ。ま、いいわ。タケダくーん、触手クン捕獲~!みんなに通達よろ~」

 

……くっ、変態でも腐ってもコイツは正義の女ヒーローだったって事か。

 

 俺はなんか裏切らないと思っていた変態に裏切られ、絶望的な気分でうなだれた。

 

 いや、しかしどうせ罪は償わねばならぬ。つうかもう活動エネルギーも残り少ないのだ、ならば意識のあるうちに、彼女達に殺されてやろうではないか……って、あかん、意識が……。

 

 ぽてちん。

 

 エネルギー切れで俺氏、活動限界につき意識消失。

 




 
 捕らえられた触手さん。彼の明日はどっちだ!


【上級戦闘員のタケダくん】

 元男子高校出身で元野球部補欠。高校二年の時の修学旅行でバスごと秘密結社の人狩り部隊によって他の生徒達と共に攫われた。なお、彼のクラスの担任教師は実は後の『マスクド・ミストレス』だった模様。

 なお、彼は童貞のまんまである。理由は逃げまくったから。

 同じ支部の女中級戦闘員が彼女である。

【マスクド・ミストレス】

 変態女教師。男子高校生をその美貌と肉体で誘惑して若く激しい性を貪っていた淫行教師だったのだが、修学旅行の引率をしてたらバスジャックにあい、そのまんま秘密結社に連行、美人だったが故に大幹部の目に留まり、その大幹部のオーダーにより同じ大幹部のプロフェッサーDの改造手術を受け、戦闘も慰安も出来るマルチな怪人にされてしまう。……が、隣の改造手術室にて改造手術中の野球部のエースの子が暴走し結社の施設を破壊して暴れた事により、彼女はその隙に脱走。その後は正体不明のスーパーヒロイン『マスクド・ミストレス】として戦っていた。

 秘密結社やその関連企業、さらには秘密結社と癒着していた政治家の事務所などを襲撃し、その金庫から金目のものをごっそり盗んで行く事から盗賊怪人と呼ばれているが、触手さんの支部では金品を盗んだ事は一度も無い。ただし、食堂で飯は食っていく。

 なお、彼女曰わく触手クンはセフレ。

 
【今日の触手さんコーナー】

 触手怪人と呼ばれているが、実際には強化万能細胞の塊。原初の混沌とか遊星からの○体Xとか、怪人というよりも怪物体。

・様々な薬品や物質を体内で合成出来る。

・人の身体に自分の細胞を送り込める。

・ちんこのサイズは元々の本人のサイズ。


 
 
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