※この作品はR-18です。

狩りの終焉 二部   作:伊駒辰葉

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佑視点が長すぎて切り刻み中です(泣)
若干、エロシーンがありますけども本番はないです。


水輝がやっと登場したんだけど

「これでいいわ。それで、渚さん、わたしをどうする気?」

「飢えた龍神の群れにでも叩き込んでみましょうか」

 

 特に感慨のこもらない声で渚が言う。それを聞いた佑は眉を寄せた。相変わらず股間は晒されたままで、酷く落ち着かない。幾ら自由になる方の足を動かしても股間は丸見えになったままなのだ。

 

「そこまで歪んだ龍神なら、わたしに触れるだけで、かなりの痛手を被ると思うわ」

 

 望むような事態にはならないと思うけど……。そう呟いた佑を見ながら渚がそうね、と笑う。

 

「でも正気をなくしていれば判らないわね。痛みなんて感じることも出来ないくらいに歪んでいれば、喜んであなたを食うんじゃないかしら」

 

 そう言いながら渚は佑の股間を覗きこんだ。慌てて動かそうとした佑の足に、再び鞭が絡みつく。佑の両足は動きを封じられ、左右に大きく開かれた。膝を曲げて足を上げられた格好になった佑を渚がまじまじと見つめる。

 

「特に水輝じゃなくても良さそうだし」

 

 渚が唇を窄めて佑の陰部に息を吐きかける。

 

「んくっ! そうね、どう言い訳しても水輝さんを裏切ったことには違いはないわね。わたしは水輝さんの妻なのに」

 

 悔恨をこめて呟いた佑に渚が楽しそうに笑いかける。そうだ、と目を輝かせて渚はその場を離れた。戸惑いの目で姿を追っていた佑は机を探って振り返った渚の手に握られているものを見て仰天した。あれは確か、ヒューマノイドの機体の検査をする際に用いる専用スティックだ。

 

「それを挿入する気!?」

「幾つ入るか試してみましょう」

 

 渚の右手には一本のスティックが握られている。左の手では白い箱を抱えている。恐らくその箱の中にスティックが幾つも入っているに違いない。そのことに気付いた佑は蒼白になった。

 

「それは生身の膣に挿入するようには出来てないわ! やめてっ!」

「あら。心配は要らないわ。傷がついても治療術くらいは使えるでしょう?」

 

 笑顔で言いながら渚は佑の正面に寄り、手にしていたスティックを乾いた陰部に押し付けた。渚の持つスティックの先端にはヒューマノイドの機体に繋ぐ、専用のプラグがついている。金属で出来たそのプラグの部分で渚が佑の陰唇を左右にこじ開ける。

 

「痛い! やめてっ! いやあぁっ!」

 

 実際の痛みよりも視覚的な恐怖から佑は悲鳴を上げた。先端部分についた金属の細いプラグは頭の部分が丸く削られてはいる。だがそんなものを体内に入れられたらどうなるか。佑は嫌がって必死で身を捩ろうとした。だが動けば動くほど鞭が肌に強く食い込む。

 

「まあ、濡れてきたわ。嫌ね、やっぱりいやらしい」

 

 くすりと笑って渚が軽く手首を回す。刺激によって濡れ始めた陰唇の間を捏ねられて佑は恐怖に顔を引きつらせた。

 

「いや、違う! わたしはっ! ……ずきさん……。助けてっ! 水輝さんっ!」

 

 佑が叫んだ瞬間、金属が触れる音が鳴る。唐突にその場の空気が割れるような音を発して大きく振動する。空間を跳んで現れた水輝の姿を見止めた佑はぱっと顔を輝かせた。驚きの声を漏らした渚の傍に現れた水輝が鋭く腕を振る。頬を張られた渚がその場に崩れ落ちるのと、水輝が舌打ちをするのは同時だった。

 

「何してやがる」

 

 低い声でそう吐き捨てて水輝が佑を拘束していた鞭を無造作につかむ。助けに来てくれた、とほっとしていた佑は水輝の表情を見て目を見張った。水輝は淡々と鞭を外しにかかっている。だがそのうちに嫌な匂いが辺りに漂い始めた。鞭をつかむ水輝の手が焼けているのだ。

 

「水輝さん! 無理はしないで、わたしは……わたしは裏切り者だから」

「そうよ」

 

 すかさず言葉を挟んで渚が立ち上がる。水輝は顔色一つ変えずに鞭を解いていく。

 

「彼は必ず裏切るわ! あなたを! なのにどうしてそんなに大事にする必要があるのよ!」

 

 そう叫んで渚が佑を指差す。水輝はそんな渚を少しだけ振り返ってから佑に向き直った。佑の足に絡まっていた部分を解き、続いて上半身をくくりつけている部分に取り掛かる。

 

「渚さんの言うとおりよ。あの、多輝という娘に、次も迫られたら、わたしどうなるかわからない。また、わたしがわたしで無くなって、水輝さんを裏切るわ」

「別に他の男に抱かれたいならそれでもおれは構わない」

 

 低い声で言いながら水輝が鞭を解いていく。そんな水輝の手の中で鞭は嫌がるようにうねっている。間近に水輝の手の焼ける音を聞いて佑は真っ青になった。だが懸命に止める佑を余所に水輝は鞭を解いている。

 

「いやよっ! だってわたしは水輝さんが好きだもの! 水輝さんの妻だもの!」

「ばかね。あなた、また性を分離する気なの?」

 

 叫んだ佑に今度は渚が呆れたように言う。二人の間に挟まれた水輝が深々とため息をついて振り返る。すると途端に渚は辛そうに顔を歪めて目を逸らした。

 

「また、ってどういうこと? わたしはわたしよ。祐とわたしは違うわ!」

 

 悲鳴のような声で叫んだ佑をぎらりと渚が睨む。漸く鞭が解けて水輝の腕の中に抱きとめられた瞬間、佑の耳に叫びが飛び込んだ。




渚と佑が喧嘩してるみたいなもんなんですけどね……。
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