※この作品はR-18です。

狩りの終焉 二部   作:伊駒辰葉

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耐久レースみたいになってますが……。
一応はエロシーンです。機械なのでそうは見えないかもです。


呉羽のイタズラと焦る佑 3

「興奮レベル上がってますね? 快感は得られないはずなのに」

「あら? そう?」

 

 にこやかに笑みを浮かべて呉羽が首を傾げる。指摘されたことをまるで意に介してないその態度に佑はさらにむくれた。だが先ほどの呉羽の自慰の際に隠れていた指の動きまでを正確に見て取った佑は一方で強く昂奮していた。呉羽は驚くほど繊細に指を動かして愛撫を続けていた事が判る。乱暴に機体を傷つけることもなく、優しい刺激を指先で送っていたのだ。もしも性感が切れていなかったら達していたのではないと思われるほど、機体の受けていた刺激を示すグラフは滑らかな曲線を描いている。

 

「快楽のシステムはご存知ですよね?」

 

 パネルを熱心な目で見つめながら佑は呟くように訊ねた。すると呉羽がためらいもなく軽く頷く。

 

「知ってるよ。ヒューマノイドを効率よく維持させるためのシステム。まあ、開発当初は総一郎もそんなものが必要になるとはまさか思ってなかったみたいだけど」

 

 さらりと言ってから呉羽は苦笑のようなものを浮かべた。最初のヒューマノイドである由梨佳が出来た時の事は佑も後で知っただけで当時にその場に居合わせた訳ではない。残されたのは数枚の写真と資料だけだ。

 

「呉羽さんの身体には、その改良版が取り付けられています。これによって呉羽さんは他のヒューマノイドと異なり、性欲をある程度自分でコントロールできます」

 

 けど。そう呟いて佑は嗤いを浮かべた。手早くキーボードを操作する。するとそれまでのんびりと構えていた呉羽がぴくりと眉を寄せた。おやおや、と笑って呉羽が舐めるように佑を見つめる。

 

「まずは快楽のシステムを有効化しました。気分はどうですか?」

「気持ちいいわねぇ。なるほど、こういうことか」

 

 天井を見つめて吐息を漏らしてから呉羽が佑を見つめる。その目には先ほどまでは見られなかった艶やかなものが宿っていた。

 

「まだ、これだけじゃありませんから。とりあえず、蓋は閉じますね」

 

 そう告げて佑はにっこりと笑った。開いていた下腹部の蓋を閉じてしっかりと留め金を掛ける。

 

「僕は呉羽さんのことが好きです。そして呉羽さんを他の誰にも抱かせたくない。でも、呉羽さんの維持に必要な快感を与えるほど、定期的にセックスを行うこともできません」

 

 我がままですよね。そう続けて佑はくすりと笑った。呉羽が首を傾げて微笑を浮かべる。

 

「別に我がままじゃないんじゃない? 独占欲が強いんだって言ってたじゃないの、あんた。自分で」

 

 そう告げた呉羽の膣口からとろりとした透明な液体が漏れる。呉羽は軽く身震いして上目遣いに佑を見つめた。

 

「合成愛液垂らすほど反応してるんですか? まだ、最低レベルなのに」

 

 佑は笑って呉羽の股間に手を伸ばした。垂れていたものを指ですくう。その途端に呉羽はぴくりと肌を震わせて吐息をついた。

 

「言ったでしょ。私はあんたが好きだって」

 

 熱を帯びた声で呟くように言って呉羽がくすりと笑う。確かに恋しいと思う者の前で足を大きく開いているというだけでも感じるものなのかも知れない。佑はすくった合成愛液を指の間で擦りながら小さく笑った。

 

「でも、我を忘れて股間をまさぐりたくなるほど、欲情しているわけではありませんよね?」

 

 この状態だと。指を擦り合わせながら佑はそう訊ねた。そうねぇ、と考えるように天井を仰いでから呉羽が頷く。

 

「確かにまだそんな状態じゃないね。まあ、しろって言われればするけど?」

 

 何ならしようか? そう訊ねながら呉羽が身を起こそうとする。佑は首を振ってそれを制した。

 

「まずは、クリトリスを右手の親指と人差し指でつまんでみてください。人のものより大きく作ってありますから、つまみやすいはずです」

 

 了解、と頷いて呉羽が片手だけを股間に伸ばす。佑の命じたままにクリトリスを指でつまんでから呉羽は目を上げた。

 

「呉羽さん以外のヒューマノイドの場合、欲情レベルは自動的にプログラムに従って調整されます。でも、呉羽さんにはそのプログラムはインストールされていません」

「あら、じゃあ私は手動で調整しろということかしら」

 

 佑が説明する前にそう言って呉羽が微笑む。佑はじっと呉羽の股間を見つめて薄い笑みを浮かべた。赤いクリトリスをつまむ細い呉羽の指はほんの僅かだが震えている。

 

「そのとおりです。流石ですね」

 

 にっこりと笑って佑は身を屈めて呉羽の股間に顔を寄せた。急に股間を覗き込んだことにも呉羽は何も言わない。

 

「調節スイッチがどこか、もうお分かりですよね?」

 

 くすりと笑って佑は呉羽の指にそっと触れた。クリトリスをつまむ呉羽の指を指で押さえる。佑が微かに手を動かすと呉羽は息を飲んで全身を緊張させた。

 

「まずは一レベル上げましょう。こうしてカチリと音がするまで右周りに捻れば、欲情レベルが上がります」

 

 説明してから佑はじりじりと指を動かして呉羽の指ごとクリトリスを捻った。

 

「これで一段階」

「なるほど、ねえ」

 

 掠れた声で呟いて呉羽が片手でシーツを握る。そんな呉羽を見上げて佑はにっこりと笑ってみせた。生身とは異なり、ヒューマノイドの機体はこうしてスイッチで簡単に欲情のレベルが切り替えられる。佑は如実な呉羽の反応に満足感を覚えながら耳を澄ました。呉羽の下腹部ではモーターが動き出している。




どっちも意地っ張りなのでこうなる件w
呉羽がそろそろ負けそうですw
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