※この作品はR-18です。

狩りの終焉 二部   作:伊駒辰葉

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エロとグロとBLとかカオスに警報です!
(克人が人間じゃないので仕方ないのですが!(汗))


克人の里帰り 2

「通信システムが全部やられてなあ。えらい目におうたわ」

 

 榊は克人を一軒のバラックに招いてこれまでのことを説明してくれた。どうやらこのコロニーに所属するハンターの数は半数にまで減ってしまったらしい。車や弾薬、あらゆる資財を諦めなければならなかったのだと榊は苦しそうな表情で告げた。雨風を避けるためのトタンの板が風に煽られて耳障りな音を立てる。この時間は林の中を風が抜けるのだと榊は笑った。

 

 端の欠けた茶碗に満たされた茶を啜って克人はそうですか、と小声で答えた。だが今はコロニーも何とか落ち着いてきたのだという。

 

「こっからは西の例のコロニーも近いやろ。近いうちにそっちに合流しようてゆうてるんや」

「……桑南のコロニーですか」

 

 呟くように答えて克人は目を細めた。桑南という男が仕切るコロニーは西でもかなり大きなものだ。それ故、以前は蜜に連絡を取って獲物を分配していたのだ。同士討ちだけは避けたいのはお互い様だったのだろう。桑南もコロニーの情報提供にはすぐに賛成してくれた。

 

「ああ。ほんまは順様の指示を仰ぐのが一番なんやろうけどな。本部に行くんにはちょっと時間がかかり過ぎるし」

 

 そこまで言って榊が顔を曇らせる。確かに順の本邸のあるあの場所に行くのは難しい。しかもこのコロニーに所属しているのは若いハンターばかりではない。榊はもちろん、年老いた者も多く居る。以前ならそれほどでもなかっただろうが、彼らと共に移動を試みるのはかえって危険だ。何故なら魔は神出鬼没だからだ。

 

 渋い顔で榊が茶を啜る。そうですね、と同意してから克人は両手に包んでいた茶碗を置いた。

 

「でもカツが戻ってくれたんやから百人力やな」

 

 このコロニーに所属するハンターたちは克人が順の目を与えられていることを知らないままだ。それに突出した能力を持つハンターもいない。彼らの個々の纏う雰囲気を読む能力は低い。

 

 ほんまええ時に帰ってきてくれたわ。そう言って豪快に笑った榊の声が唐突に消える。榊は笑って口を開いたままの表情で動きを止めた。額に針ほどのごく小さな穴が穿たれている。胡座をかいて向かい合っていた榊に微笑みかけて克人は首を傾けた。榊の額に刺した卵管をストローのように使って血を啜る。

 

「ボクがここに戻ってきたのには訳があるんです」

 

 もう二度と喋ることのない榊に向かって克人は穏やかに言葉を向けた。服の裾から伸びた卵管がまるで血管のように脈打つ。うっとりとした眼差しで榊を見つめる克人の頬は仄かに赤く染まっていた。

 

「あなた達を殺せるなら、あいつも殺せると思ったから」

 

 血液を徐々に抜かれていく榊の肌が皺を刻む。克人は目を潤ませて正座していた足を崩した。足を開いてズボンのボタンとファスナーを開く。勃起しきったペニスをはみ出させて克人はささくれた畳を優しく撫でた。

 

 おいで、という克人の小さな呼び声に答えて一匹の蟲が畳から頭を覗かせる。地面を泳ぎ、畳から頭を出した蟲はみみずのようななりをしている。克人は榊の血を卵管を通して啜りながらみみずを指先で撫でた。粘ついた体液に塗れた蟲が口を開いて克人のペニスを咥え込む。

 

 元の形が判らないほどにしなびた榊を見つめて克人は唇を舐めた。蟲は無数の繊毛の生えた口の中でペニスを愛撫している。

 

「どうせなら、お人形にしちゃおうかなあ。あいつもいっぱい持ってるし」

 

 うっとりした面持ちで呟いて克人は自分の指を舐め始めた。唾液の音を立てて指を舐めながら卵管を泳がせる。全ての血を吸い取った卵管は今度はしなびた榊の身体を内側から溶かし始めた。しなびていた足が次第に膨張を始め、やがて元の形以上にぱんぱんに腫れる。それを見た克人ははしゃいだ声を上げた。

 

「風船みたい」

 

 笑いながら言って克人は唾液に塗れた指で蟲を撫でた。すると蟲の口内に咥え込まれていたペニスの先端に極細の針が刺さる。血も出ないほどの細い針を刺された克人は艶かしく腰をくねらせ始めた。

 

「くふっ……」

 

 甘い声を漏らして克人は妖艶な笑みを浮かべた。しなびた榊の身体は足から腰、腹、そして胸と徐々に膨らんでいく。やがて頭までが腫れたところで克人は一気に溶解液ごと榊の中身を吸い取った。卵管に全てを吸われた榊の身体が一気にへしゃげて床に落ちる。

 

「あはぁんぅっ!」

 

 強い快感に襲われて克人はあられのない声を上げて腰を跳ね上げた。射出された克人の精液を蟲が身体を波打たせて取り込んでいく。克人は息を弾ませながら蟲をペニスから剥がした。

 

 快感の余韻にしばらく浸ってから克人はくすくすと笑い出した。乱れた服もそのままに立ち上がる。へそから生やしていた卵管を一度器にしまい、克人は鋭く腕を振った。赤い光を描いて放たれた細い卵管がバラックの壁や屋根を一気に切り崩す。唐突に官能の声が聞こえてきたことに何事かと思っていたのだろう。榊のバラックの周囲にはいつの間にかハンターたちが集まっていた。

 

 驚愕に息を飲んだ彼らをぐるりと見回して克人は笑った。唖然としたように佇む者たちに向けて克人は腕を振るった。克人の意のままに伸びた卵管が次々に彼らの額を射抜く。

 

「逃がさないよ」

 

 漸く正気に戻ったのか、逃げかけていたハンターたちに克人は一気に駆け寄った。中の一人を捕まえて着ていた服を引き裂き、素早く卵を植え付ける。それまで必死の面持ちで逃げようとしていた女がくたりと地面に沈む。次いで女は跳ねるように飛び起き、まるで獣のように四つんばいになって走り始めた。

 

「ほらほら、そんなスピードで逃げても無駄だよ」

 

 哄笑して克人は再び逃げていたハンターの一人を捕まえた。今度は男だ。懸命に抵抗しようとする若い男の服を引き裂いて克人は卵管を伸ばした。

 

「暴れると痛いよ」

 

 肩に取り付いて耳元に囁いてから克人は男のペニスに卵管を突っ込んだ。するとそれまで暴れていた男が地面に膝をつく。

 

「あとで残さず食べてあげるから、まずは遊んでみようか」

 

 くすくすと笑いながら言って克人は男の肩から降りた。地面にがっくりと崩れた男が唐突に跳ね起きる。男は先の女と同様に獣のような格好で逃げるハンターを追い始めた。

 

 逃げていたハンターの全てを捕らえたところで克人は中の数人を選び出した。どうせ人形にするなら若くて見目もいい方がいい。それに、と呟いて克人はぞくりと肌が粟立った自分の身体を腕で抱きしめた。虚ろな眼差しをしている女を押し倒して昂奮にいきり立ったペニスを突っ込む。同時に克人はぼんやりと突っ立っていた若い男のハンターを操った。

 

「くっ、ああんっ!」

 

 熱く緩みかけた肛門に勃起したペニスを咥え込んで克人は激しい声を上げた。それを境に佇んでいたハンター達がのろのろと克人に近づく。克人は愉悦の笑みを浮かべて彼らと交わり始めた。腸内や両手、口で複数のペニスを扱きながら自身のペニスは女の膣に突き入れる。

 

「んふっ! あははうっ! くああはははんっ! あはははははあぁんっ!」

 

 何人もの嬌声が木立の中に響く。克人は男達からたっぷりと精を吸収しつつ、女の胎には卵を植え付けた。やがて女の腹を裂いて蟲が生まれてくる。垂れ流されるハンターたちの夢を食いながら克人はひとり、笑い声を上げた。




目覚めたというか、克人には元々、魔の素養があったのだと思います。
そういう意味では桜が警戒するのは当たり前でしたかね!
でも奈月がちっとも気にしてないので意味ないけどね!w
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