エロシーンはまだありません。
(機械的にはエロだとは思いますが……)
狭い部屋のドアを開ける。渚は祐をベッドに戻すつもりは全くなかった。
「あー、噂のこれってここにあったんだあっ! 灯台下暗しってこのことですね!」
波絵がダンボール箱を一つ抱え上げる。渚は今度は自分に割り当てられた客室に二人を連れて入った。出際まで暴れていたためにソファやクッションは裂け、中の綿がはみ出している。だがそれを気にも留めず、渚はベッドに祐を横たえた。ダンボール箱を抱えたまま、波絵がベッドに上がる。
「それではぁ、交換しますね。だけど性欲増幅回路とか本当に内蔵してるんですねぇ」
しみじみと言った波絵を渚はぎらりと睨みつけた。すると慌てたように波絵が作業を始める。渚は腕組みをしてじっとその様子を見守っていた。つなぎを着た眼鏡をかけた愛らしい少女が銀色の首輪のついた美しい少女の股間で作業をしているのだ。二人を眺めていた渚はほうっ、とため息を吐いて思わずその場によろけた。
「これで修理は完了ですけど、覚醒させないで調べていいんですよね?」
そう言って顔を上げた波絵に渚は慌てて頷いた。理性と欲望が頭の中で真っ向から対立している。だが身体は正直で、渚の股間ではペニスがショーツをめいっぱいに押し上げていた。
「まずは精神ステータスをチェックしますね」
そう言いながら波絵がつなぎのファスナーを下ろす。丈の短いタンクトップが現れ、次いで波絵の白い腹が現れる。へそまで見えたところで渚は口許を覆ってふらりとベッドにもたれかかった。波絵が下腹から引っ張り出した検査用のスティックを祐の膣内に静かに挿入する。その光景を見つめていた渚は必死で欲求を堪えていた。痛いくらいに張りつめたペニスがこれでもか、というくらいにショーツの小さな布を押し上げている。
「……下着つけるのやめようかしら」
渚はしみじみとため息を吐いてそう呟いた。
「うちのメンバーでも地下でショーツ穿いてるの道代っちくらいですからねえ」
気軽に笑って波絵が言う。そうねえ、と渚は思案した。だが昂奮しているのは男性器だけではないのだ。ショーツの底布は膣から溢れた愛液にしとどに濡れている。渚は眉を寄せてため息を吐いた。だが目は自然と二人に向いたままだ。
「あたしはこんな身体だから下着はあきらめてますけど、他のヒューマノイドでも何かあるたびにクリトリス弄ったり、あそこにスティックさしたり、加熱の問題もあるし、可愛い下着穿きたいって気持ちもあるんですけどついついみんなノーパンになっちゃうんですよねえ」
しみじみと言いながら波絵が祐の膣に入れたスティックを指で少し押す。コードで祐と波絵の下腹部が繋がっている様は渚の目にはとてもエロティックに見えた。昂奮に濡れた目で二人を見つめる渚をふと波絵が見上げる。
「渚さま、今、押し倒したりするのは超デンジャラスなのでやめてくださいねっ! あたしもこの娘も完全に壊れちゃってもかまわないっていうなら別ですけど」
「判ってるわよ! だから必死で我慢してるんじゃない!」
慌てたような波絵の声に渚はヒステリックに叫び返した。うわあ、と情けない声を漏らした波絵が急いで祐に向き直る。今、この時間は吉良瀬トータルソリューションは稼動中だ。手空きのヒューマノイドはいることはいるが、今現在の渚の欲望をぶつけて耐えうる者はいない。それだけ渚は強く欲情していた。だが波絵の言う通り、ここで二人を押し倒してしまう訳にはいかない。
「大丈夫ですね。ボディへの適合度も高いですし、サブマスター登録すればうまくまわるようになるかもです」
口早に言った波絵に渚は顔をしかめてみせた。機械は詳しくないのよ、と呟くように言った渚に波絵が苦笑する。
「えっと、つまるところ、このひとってかなりマゾ度高くて身体にしっかり適合して安定してるってことです。あと、マスターのあの青い人のことはどうしても好きなのはやめられないけど、渚さまのこともかなり好きみたいだから、マスターに準じる存在として登録することが可能ってことです」
ずらりと説明を受けた渚はしばし思案してから判った、と波絵に頷いた。要するに水輝のマスター登録は消去できないのだろう。だが、もう一人、自分を登録することが可能ということだ。
「いいわっ。さっさと登録するわよ!」
検査スティックを祐の膣から抜いた波絵がくすくすと笑って何かを差し出す。要するにこれを祐に入れろということだろうか。渚は手渡された細長いスティックと波絵を見比べた。
「ぶっすりやっちゃってください」
言いながら波絵が場所を空ける。渚は祐の足元に膝をついてためらうことなく祐の膣内に手にしたスティックを押し込んだ。傷つけないように気をつけながらスティックを膣の奥に進める。
渚は以前、祐が使ってた機体を使ってました。