エロシーンです。
じゅうたんを思わせる柔らかな短い草の生えた広々とした草原に一人の女性が立っている。遠くを伺うように見つめていた女性の顔がぱっと明るくなる。克人は女性に大きく手を振りながら駆けた。白いワンピースを着た女性に急いで駆け寄る。両腕に抱き止められた克人は満面に笑みを浮かべて女性を見上げた。胸に克人を抱きとめたのは美しく淡い紫色の髪をした女性、紫だ。
「おかえりなさい」
優しい笑みを浮かべて紫が言う。克人はうん、と頷いて紫に差し出された手を取った。穏やかな風が吹いて草原を揺らす。鞄を背負い直して克人は紫と共に小さな家に入った。
木の柵で囲まれた家の台所からはいい香りが漂っている。克人はドアを開けて歓声を上げた。嬉しそうな声を上げた克人に紫が優しい笑みを返して夕食の支度を始める。克人は鞄を部屋に放り込んで急いで紫を手伝い始めた。
「パパ、遅いわね」
そう呟いて紫が手を止めて遠い目になる。克人はその度に大丈夫だよ、と紫に微笑んでみせた。すると紫はいつも安心したようにそうね、と応えるのだ。
紫の用意してくれた食事をとった後、克人はのんびりとじゅうたんの敷かれたリビングに寝そべった。その傍らに座って紫が編物を始める。克人は笑顔で紫の手元を覗きこんだ。
「まあ、ゆうちゃん。今日は宿題はいいの?」
小さな靴下を編みながら紫が悪戯っぽい笑みを浮かべて克人に言う。克人は平気、と笑って紫に寄り添った。長く細い編み棒を器用に動かして紫が編物を続ける。その様を克人は笑みを浮かべたまま見守った。
次第に空が暗くなり、やがて夜が来る。その頃になると紫の顔から笑みが次第に減っていく。これもいつものことだ。克人は遠い目をする紫に学校の話や友達の話をし始める。すると少しは気が紛れるのか、紫は熱心に克人の話に耳を傾ける。もう何度も繰り返したその話を克人はゆっくりと紫に話した。
そろそろお風呂に入りましょうか。促されて克人は紫と共に風呂に向かった。今日の紫は産んだ直後ということもあって、若々しい身体をしている。腹もいつものように出てはいない。克人がふざけて腹に顔を擦り付けると紫は困ったような顔で笑う。
二人で仲良く風呂に入ってベッドに入る。克人はいつもと同じように紫の腕に抱かれて目を閉じた。紫はベッドに入って必ず克人に物語を読んでくれる。今日も紫は童話を持ち出して枕元の細い明かりの下でゆっくりと読み始めた。小さな部屋に紫が物語を読む声が響く。克人は口許まで毛布を引き上げて紫の話す物語に耳を傾けた。
やがて話を読み終えた紫が本を閉じる。そこで紫は困ったように克人を見た。克人は眠るどころかはっきりと目を開けて紫の胸に抱きついた。
「ママ」
呼びかけると紫が微笑みを浮かべてなあに、と克人に言う。そう。紫にとって克人は自分の子供、しかも優一郎なのだ。克人は紫の胸の中で顔を上げた。ふんわりと柔らかな乳房が服越しに頬に触れている。
「えっ……あ! だ、駄目よ、ゆうちゃん!」
焦ったような声を上げて紫が克人を引き剥がそうとする。だが克人はママ、と紫を呼びながらパジャマのボタンを外し始めた。紫が泣きそうな顔をして首を振る。これもだがいつものことだ。
白い乳房に吸い付く。克人は両手でしっかりと乳房を支えて愛撫をし始めた。嫌がって紫が身を捩る。克人は紫の乳首に吸い付いて意識を凝らした。舌先に現れた極細の針を紫の乳首に突き立てる。その瞬間、紫は細い声を上げて仰け反った。針から媚薬を注入してから克人は顔を上げた。次第にうっとりとした面持ちになる紫のもう片方の乳首にも針を突き立てる。血すら出ないほどの細い針から媚薬を注ぎ、克人は紫に圧し掛かった。克人の頬を手で包んで紫が口づけを求めてくる。克人は頷いて紫と唇を合わせた。
紫にとっての子供は優一郎で、主人は今は亡き真也だ。そして紫はこうして毎日、同じ一日を繰り返すのだ。それは心が壊れた紫の最後の逃避行動らしい。
艶やかな笑みを浮かべて紫が克人を組み敷く。克人はママ、と掠れた声で紫に呼びかけた。
「大丈夫よ、ゆうちゃん。優しくするから」
うっとりとした目をして紫が克人のパジャマを剥がしていく。足を開かれ、ペニスを口に含まれたところで克人は思わず小さな声を漏らした。媚薬の効果もあって紫はもう嫌がったりはしていない。うっとりとした顔でフェラチオを始める。克人は意識して夢魔の力を抑えた。紫の口に卵を注いでも効果はない。植えるなら子宮にしなければ無意味だ。
だが丹念に口で奉仕されるうちに克人は切羽詰ったものを感じて仰け反った。唇と舌だけではなく、手や乳房を使って紫はペニスに愛撫を加え続けている。それはまるでこの場にいない主人を求めているようでもあった。さっきまで母親らしい柔らかな微笑を浮かべていたのに、今はひたすらに快楽を求めて奉仕に夢中になっているのだ。そんな紫の様を克人はぼんやりと見つめた。
不意に衝撃に似た快感が腰から突き上げる。克人は反射的に腰を動かして紫の頭を小さな手に挟んだ。
「くぅっ! ふぅうんっ!」
衝動が弾けて熱いものが一気に迸る。待ち構えていた紫の口の中に克人は射精した。嬉しそうに笑みを浮かべて紫がそれを飲み下す。克人は我慢出来ずに紫の股間に飛びついた。まあ、と笑ってはしゃいだ声を上げる紫のパジャマを乱暴に剥がし取る。紫のショーツは既に愛液にぐっしょりと濡れていた。
「もう、そんなにがっついちゃ駄目よ、ゆうちゃ……ああっ!」
困ったように微笑んでいた紫がびくん、と身体を震わせる。克人は紫の股間に顔を伏せて陰部にむしゃぶりついた。赤く膨れたクリトリスを口に含み、舌で転がす。そうしつつ克人は紫の膣を手で弄り始めた。
「あふっ! あっ、ああんぅっ!」
淫らに喘いで紫が腰をくねらせる。克人は小さく笑って顔を上げた。
「もう欲しいの? でもまだ駄目。パパのこと、いっぱい想って」
呪文のように囁いて克人は力を解放した。虹色の羽根が背中に現れ、ペニスの先端に卵管が現れる。だがもう紫の目には何も映っていない。ただ、与えられる快楽に喘ぎ、更に強い快感を求めるだけだ。
十分に紫の膣内に手で快楽を与えた後、克人は一気にペニスを紫の膣内に挿入した。それと同時に卵管を伸ばして子宮内に滑らせる。糸のように細くなった卵管は難なく紫の子宮内に潜り込んだ。
「くあっ! あふああんっ! うふあんっ!」
激しく悶えながら紫が腰を淫猥にくねらせる。一度、夢魔の苗床になった紫の身は卵が根付き易い。克人は口許に薄い笑みを浮かべて抽迭を始めた。何度、蟲を生み出しても紫の膣はまるで処女のようにペニスを締め付けてくる。克人は夢中で紫に突き入れ、衝動のままに射精した。同時に体液に混ぜて卵を子宮内に注ぐ。紫のある意味では純粋な想いと、順の精気を食ってこれから卵は成長するのだ。
壊れた操り人形のように身体をひきつらせて紫が快楽の果てに失神する。そこで漸く克人は動きを止め、紫の身体に付着した汚れを丁寧に拭き始めた。膣からペニスを抜いて卵管と羽根をしまう。元通りに紫にパジャマを着せたところで克人はそっとベッドを降りた。
今の紫はちょっと病んでる感じです。