※この作品はR-18です。

転生インフィニット・ストラトス学園   作:赤い髪の勇者

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早速次話投稿です


プロローグ2 人生の終わりは突然に

「ふう、ちゃんと売ってあって良かったな。」

俺はある休日の昼下がり、本屋でまちに焦がれた「インフィニット・ストラトス」の最新刊を無事に購入し、家への帰路についていた。

(確か今回はルクーゼンブルク公国という国の王女様がIS学園に転校してくる話だよな。いったいどんな話になるんだ、? ヤバい、一刻も早く家に帰って読み漁らなくては。)

俺は手に持っている袋に入っている小説に思いを馳せて、足早に家に向かっていた。

その時、前方からつんざくような女性の悲鳴と男性の怒鳴り声、物が壊れる音がした。

(な、何なんだ?!)

俺は何が何だか分からず、とりあえず悲鳴が聞こえた方向に向かっていくことにしてみた。

足早に何やら騒がしくなっているコンビニまで進んでみると、そこには顔に無精ひげを生やし、薄汚れた服を着た男が、どこかで見たことがある女性の首を腕で挟んで、遠巻きに見ている野次馬に向かって手に持ったナイフを振り回しているという、まるでニュース番組で度々聞くような光景が広がっていた。

(えっと、これはドラマの撮影、、だよな?カメラは見当たらないけど、、。)

そう思いながら周りを見渡してみるが、カメラどころかスタッフのような人物は誰一人いなかった。それに何よりナイフを振り回している男の怒りに満ちた表情と女性の恐怖に塗りたくられた表情がこれがフィクションではなく、今実際に起きていることだといやようにもわからされた。

「いいかお前ら!!警察にチクろうだなんてふざけた真似するんじゃねえぞ!そんなことしてみろ、この女をあの世にぶち込んでやるからな!」

男は野次馬に向かってそう恫喝した。

(ヤバい、ヤバすぎるだろ、、!とにかく警察に電話を、、)

そう思っていると、ふいに男に捕まっている女性と目が合った。

「まさか、あいつは、!」

その時、俺の頭の中にある記憶が浮かんできた。

『は、あんたなんかが私と付き合えるわけないじゃん。マジ有り得ないんだけど。』

高校時代、俺は一目惚れしたクラスメイトの一軍女子に勇気を振り絞って告白したが結果は惨敗だった。翌日、その女子に告白のことを言いふらされ、俺はしばらくの間「惨敗陰キャくん」というあだ名でクラスメイトにいじられた。高校時代からいくらか成長していたが、目の前で男性に捕まっている女性が、その自分を振ったクラスメイトの女子だったのだ。

(気の毒だけど、助けに行く義理はないしとりあえず助けがくるのを待つか、、。)

俺がそう思っていると、

「俺を馬鹿にしてきた連中を全員殺してやる、、女ぁ!まずはお前からだ!!」「いやぁ!!誰か助けて!」

男が元クラスメイトに向かってナイフを振り下ろした。野次馬のなかから甲高い悲鳴が響いた。

俺は元クラスメイトの恐怖に歪んだ顔を見た瞬間、何故か男のほうへ向かって走り出していた。

「ぐっっ!」

気がつくと俺はクラスメイトの女子の目の前に立ち、男のナイフが腹に突き刺さっていた。腹にまるで焼けるような痛みが広がった。

「え、、?」

俺自身なぜ自分を蔑んだ女子をかばったか分からなかった。気がついたら身体が動いていたのだ。

「う、うあああ。」

男は動揺したようにナイフを落とし、その場にうずくまった。その男を数人の男性が取り押さえ、周りの人が警察や救急車を読んでいた。

俺の腹からは血が止まらず、真夏だというのにだんだんと寒気を感じてきた。

ふと気づくと元クラスメイトが俺の顔を覗き込んでいた。元クラスメイトの顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。

「あんた、、なんで、、」

元クラスメイトの問いに弱々しく微笑むと、だんだんと意識がもうろうとしてきた。

「いや!死なないで!」

クラスメイトが叫ぶ中、俺の意識はだんだんと遠のいていき、やがて途絶えた。

 

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