「あれ、?」
気がつくと俺は辺り一面まっさらな空間に立っていた。
「おいおいこれってライトノベルとかであるアレじゃないか?」
俺がそう思っていると、俺の期待通りに目の前が光り輝いたかと思うと、今まで見たこともないほど美しい女性が出現した。俺が感動していると、女性が口を開いた。
「勇敢な迷える魂よ、汝の新しい道を、、」
と、そこで止まったかと思うと女性が
「、、うああああ!もうやっぱこんなかたっ苦しい口調無理!私こんなキャラじゃないのにぃ!」
と急に喚きだした。俺があっけにとられていると、女性が俺のほうを向き、
「うん、そういうことだから今からゆるい感じでやっていこうと思います!あなたも肩の力を抜いてリラックスしていいからね!あ、私は地球担当の女神、ガイア。ガイちゃんと読んでね!」
かなりインパクトの強い女神に何も言えずにいると、ガイアが話始めた。
「じゃあ早速話を進めるけど、○○さん、あなたは死んでしまいました。本来なら今までの記憶を消して、地球の別の生命体として転生させるところだけど、今回は特別に元の記憶を保ったまま転生させちゃいます!イエーイ!」
かなりハイテンションで今後の行く末を決められた俺だが、一つガイアに聞いてみることにした。
「あの、、ガイア、、様?」「ガイちゃんでいいよ!」
「ガイちゃん、俺はそんな特別扱いされるような人間じゃありません。俺にはなんのとりえもありませんし、先ほどだって人質にされていた元クラスメイトを助けようとは思えなかった、」「けどあなたは助けた。」「え?」
思わず聞き返すとガイア、、ガイちゃんはまるで女神のような笑みを浮かべていた。実際女神だが。
「あなたはかつて自分を傷づけた人間を自分の命を犠牲にして救った。それは誰にもできることではありません。私はあなたが新しい人生を生きるに値する人間だと思います。」「ガイちゃん、、」「それにこんなカッコよくて優しい人をほっといたら地球の損失ですものね!」
ガイちゃんの言葉に俺は目から涙を流した。今まで俺のことをほめてくれた人なんて一人もいなかったからだ。
「ありがとう、ガイちゃん、、」「ふふ、今までよく頑張りましたね。」ガイちゃんの暖かい言葉に俺は涙が止まらなかった。
「よし!悲しい事件のことは忘れて転生のことを考えましょう!」「ガイちゃん、本当に俺は転生できるのですか?」「この期に及んで噓はつきませんよ~。」
ガイちゃんはケラケラと笑うと急に真剣な顔になった。
「○○さん、あなたを転生させるにあたって、これから一つ質問をします。噓偽りなく答えてください。」「は、はい。」
俺が思わず緊張しながら答えるとガイちゃんは鋭い目で聞いてきた。
「○○さん、あなたの、、好きなゲームジャンルは何ですか?」
思わずずっこけそうになった。
「それ今聞くことですか!?」
「はい、さぁ○○さん、正直に答えてください。恥ずかしがらずに大丈夫ですよ。」
女神の威厳的に黙秘できる状況ではなかったので俺はラノベを読む合間によく好んでプレイしているゲームのジャンルを答えた。
「恋愛アドベンチャーゲームですかね、、学園が舞台で女の子を疑似恋愛を楽しめるやつです、、」きっとキモがられただろうなと俺が思っていると、「ふふ、私は嫌いではないですよ♪恋愛はとても素晴らしいものですからね♪」とガイちゃんは返してくれた。こんなにも美しい人が自分のオタク趣味に理解を示してくれて思わず照れていると、急に辺り一面を光が覆い始めた。
「な、なんだ!?」「あ、これは転生が始まるみたいですね。」
ガイちゃんの爆弾発言に俺は今日一番驚愕した。
「噓ですよね!?俺まだ転生先について何も知らな、、」「大丈夫ですよ♪悪い転生先ではありませんし、あなたならきっと気に入ると思います♪」「いやまずは説明を」「あなたの新しい人生に幸多からんことを!ウエルカムトゥニューワールド!!」「ガイちゃんんんん!?」
光はどんどん大きくなっていき視界が真っ白になったかと思うと、俺の意識はまた途切れた。
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