※この作品はR-18です。

転生インフィニット・ストラトス学園   作:赤い髪の勇者

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お疲れ様です。ちょっとこの話でアンケートを取ってみたいと思います。次話の展開に悩んでいて、、どうかお願い致します。

お待たせしました。投稿です。


第五十九話 野球観戦

俄然蒸し暑くなってきた夏の夕暮れ、スタジアムは早くも熱気に包まれていた。今日は野球観戦。大の野球ファンである鈴の要望で俺たちは都内のスタジアムへと足を運んでいた。

 

「一夏は野球を観戦するのは初めてなんだっけ?」

 

「ああ、だから今日は凄いワクワクしている!」

 

前世では全然野球観戦に興味がなかったからな、、ヒロインズとのお出かけでテンションが上がっているが、野球も楽しみだ。悔いが残らないように楽しむぜ!

 

俺達は人の波に押されながら入場ゲートをくぐる。付き添いの教師であり、俺の姉である織斑千冬がチケットを掲げた。

 

「一夏、はぐれるなよ?お前はすぐ何処かに行ってしまうからな。」

 

「千冬姉、俺はもう高校生だっての!」

 

俺が憑依する前の織斑一夏は落ち着きがなかったのだろうか?さぞかし織斑千冬先生も苦労しただろう。

 

織斑千冬先生の言葉を煩わしく思いながらも後ろ姿を目で追ってしまうのは、彼女が嫌いになれないのだろう。俺も姉離れ出来ていないな、、。

 

「一夏、早く!席が埋まってしまうわよ!」

 

「鈴さん、スタジアムの席は予約制ですわ!ちゃんと席は用意されています!」

 

鈴のやつ、いつにもましてアホの子になっていないか?織斑千冬先生も目元を抑えて首を振っているぞ。

 

「わあ!これはいい席ですわね!」

 

スタンドに行くと、なんと俺たちの席はボックス席だった。セシリアの言う通り、確かにこれはいい席だろう。

 

俺たちが席に座ると、離れた席に座る相手チームの応援団が大声で叫んでいた。

 

「絶っっ対勝つぞーー!!」

 

その言葉と共に応援歌が流れ、旗が振られる。凄いな、、こっちまで熱意が伝わってきそうだ。

 

「ど、どうしよう鈴。こっちの応援負けているかも、、。」

 

「大丈夫シャル。うちのチームの応援は派手だから!」

 

鈴の言葉通り、場内の照明が落ちスクリーンが光り輝く。そしてスモークと炎が立ち上がり選手の名前が一人一人呼ばれる。まるでライブ会場のような演出に、観客は一斉に完成を上げた。

 

「凄い、映画みたい!」

 

「ほう。日本の野球はこんなにも派手なのだな。」

 

シャルが目を輝かせて興奮し、ラウラが腕を組んで感心したように頷く。

 

日本人の俺も驚いている。こんなにもド派手なのか、、!

 

さぞかし鈴はテンションが上がっているだろうと目を向けるとーーあれ?なんで少し落ち込んでいるんだ?

 

「私の推し、今日は出ないんだ、、。」

 

「そういえばいつも鈴さんが話してくださる選手の方の名前が出ていなかったですわね。」

 

「控え選手なのか?」

 

せっかくの野球観戦で推しの選手が出なかったのだ。さぞガッカリしただろうと不安になったが、鈴はタオルを片手に笑った。

 

「まあ、出てなくてもちゃんと応援するけどね。」

 

笑顔の鈴にホッとしていると、ふと目を奪われた。

 

階段を上がってくるビールの売り子が笑顔でジョッキを掲げている。な、なんだあの顔面偏差値、、ヒロインズにも負けてないぞ、、!

 

「一夏、見過ぎだぞ。」

 

「はっ!?」

 

織斑千冬先生の呆れたような声に我に帰る。ああ、刺さるような視線が五つ、、ステイステイ!!

 

何とか箒達を宥めていると、いつの間にかグラウンドに奇妙なキャラクターが登場していた。丸い球体の身体に小さい羽根。なのに何であんなに俊敏に動いているんだ?

 

「何あれ、可愛いようで怖いんだけど!」

 

シャルが笑い出す。うん、小さいころにアレに出会っていたらトラウマ不可避だったな。

 

スクリーンにはテレビで見たことあるアナウンサーの顔が映り、会場中が画面に目を向ける。

 

「さあ、いよいよ試合が始まります!」

 

アナウンサーの声が高らかに響いた。

 

続いてダンスチームの登場。音楽に合わせて揃ったステップを踏むその迫力に、俺達は言葉を失った。

 

「凄いね、、試合前からもう本気じゃん。」

 

「これが見れただけでもチケットを買った価値はありますわね。」

 

俺達はずっとパフォーマンスから目が話せなかった。

 

名残惜しくもパフォーマンスが終わり、ダンスチームの皆様が退場すると、鈴がタオルを差し出してきた。

 

「一夏、これを掲げて!」

 

彼女の笑顔に同じく笑顔でうなずくと、タオルを高々と掲げる。チームカラーのオレンジが一斉に揺れて、会場が一色に染まった。

 

そして両チームの監督がグラウンドの中央で何かをしている。

 

「あれは何をしているんだ?」

 

「メンバーカードの交換だな。あれで出場するメンバーに間違いがないか、最終確認をしているんだ。」

 

「へー、、。」

 

織斑千冬先生の解説に俺は声を漏らす。監督がお互いカードを手渡している様子をカメラが撮影している。それが終わると、スクリーンに選手たちの顔が次々と映し出されていく。

 

「いよいよですわね、、!」

 

「みんな、気合を入れて応援するわよ!!」

 

音楽が止まり、スタジアムに緊張が走る。アンパイアのコールが響き、歓声が波のように選手たちに押し寄せる。

 

俺はごくりと喉を鳴らすと、グラウンドを見つめた。

 

ーーーーーいよいよ試合が始まる。

 

夏の夜空の下で、選手たちの熱い戦いが幕を開けた。




11/19:すいません、、リアルが忙しくて、投稿が遅れます、、。申し訳ありません。

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