「悪い、今ちょっといいか?」
「一夏か。もちろん構わない。」
休み時間に箒を訪ねると、次の時間の準備をしていた。周りにセシリア達はいない。チャンスだな。
「箒、もし良かったら今週の土曜日出かけないか?」
「え?」
俺の誘いに箒は目をぱちくりとする。そして言葉の意味を飲み込んだのか、ぱあっと笑顔を咲かせた。
「そ、そうなのか。お前から遊びに誘うなんて珍しいな。」
「いや、この間遊園地に遊びに行っただろ?」
「そうだったな、突然すぎてちょっと混乱してしまった。それで誰が一緒なんだ?」
「いや、二人っきりでどうだ?」
「ふぇ?」
予想外の返事だったのか、箒から可愛らしい声が出た。そしてボッと噴火する。
「ふ、ふ、二人っきりでだと!?」
「おう、ちょっと頼みがーーーーー」
「そ、そ、それは、私が特別だからという訳だからか!!?」
「ああ、多分箒にしか頼めない。」
「そ、、、そうか、私が必要という訳か!そうかそうか!!!」
箒は喜色を現にしながら机をガンガンと叩く。大丈夫?机スクラップにならない?
「ここで話すのもな、、、教室の外でいいか?」
「ああ、もちろんだ。ーーーーーセシリア達に嗅ぎ付けられる訳にもいかないだろうからな。」
俺たちは連れ立って教室を後にする。因みに箒にフルボッコにされた机は傷一つついていなかった。頑丈だなあ。
教室の傍にある階段下で箒と対面する。ここは生徒たちが秘密の会話に使う場所だ。ここだったら聞かれる心配は限りなく薄くなる。
「まず最初に確認なんだけど、、、箒は俺が高校入学までの記憶が若干曖昧だって知っているよな?」
「ああ、、そういえばそんな事を言っていたな。」
箒が顎に指を当てて、想う出すように目線を上に向けた。
「その時にこの世界の常識が少し、、いや大分、、結構忘れたみたいでさ。特に、、その、いやらしい方面で。」
「そういえば入学式の日も男女の性行為に、有り得ないほど同様していたな。」
「ああ、、昨日の授業もそれで全然集中出来なかったし、、流石にこのままじゃいけないと思うんだよ。」
「じゃあ頼みというのは、、。」
「ああ、俺にこの世界のいやらしい事を教えてください!」
我ながらなんてことを言っているんだとは思うが、俺はこの先もずっとこの世界で生きていく。だからこの世界の事を知っていかないととは思うのだ。
「なるほど、、それで私になのか。」
「ああ、、大丈夫か?」
「ああ、これぐらいお安い御用だ。私にできる範囲で力になろう。」
「箒、、、!」
こうして今度の土曜日、俺の社会科見学が予定されたのであった。
「一夏。待ったか?」
「いいや、今きたとこだ。」
土曜日、俺たちはいつもの時計台の前で待ち合わせる。箒の格好はフリルのついた白いブラウスに青いジーパン姿だった。
「箒、とても大人っぽくていいと思う、、!」
「あ、ありがとう一夏。」
俺たちはテレテレしながら見つめ合う。何処からともかく「チッ」という舌打ちが。まぁ気持ちは分かる。前世では俺もアッチ側だったんだよな。
「ま、まぁ時間も限られている。早く行こう。」
「お、おう。」
俺たちは固くなりながら歩き出す。
「そうだな、、今の日本の法律では、公共の場で男女がいやらしい事をするのは法律で禁止されていない。一夏もそれは何度も見てるから分かっているだろう?」
「そうだな。」
何度もセックスしているカップルとかな。
「だが、それは男女両方の合意があればの話だ。もし嫌がる異性に無理矢理迫ったら性犯罪で逮捕されるからな。」
良かった。そういう所はちゃんと守られているんだな。何か安心した。
「まぁ、無理矢理じゃなかったら大体はOKだと思ってくれ。」
「おう。」
「まぁ、今から行く所は少しばかり特殊な例だが、、着いたぞ。」
俺たちが着いたのはーーー駅。箒の事だから考えがあるんだろうけど、、何があるんだろうか?
俺たちはプラットフォームへと降りる。休日というのもあって沢山の人で溢れていた。
「多分もうそろそろだと思うが、、ああ、来たぞ。」
箒の言う通り向こうから電車がやって来た。見たところ普通の電車だがーーーーー
"猥褻専用車両"と書かれていた。
「る?」
「さ、入るぞ。」
「るる?」
箒に引っ張れるように俺はその車両へと入る。ちょ、まだ心の準備が!!
中に入ると、そこは何の変哲もない車両だった。中には十数人の男女が乗っている。
「箒、ここは?」
「この車両はな、他の車両とは違うもので、、お、ちょうどいい。あれを見るといい。」
箒の指差す先にはーーーー男性が女性のショーツの中に手を突っ込みながら濃厚なキスをしていた。電車の中で。
「お、おお、、、。」
「ああいう風に合意さえあれば女性と性行為をしていい車両なんだ。まぁこの車両に乗っている以上、断る人はいないだろうがな。」
周りを見渡してみると、女子高生の曝け出されたおっぱいを揉んでいる男性がいたり、座席に座った大学生ぐらいの女性の丸出しになった秘部をクンニしている男性もいた。何だかAVの世界に迷い込んでしまったようだぜ。
「なるほど、、本当にエロい事が当たり前にあるんだな。」
俺はこの先この世界でやっていけるのだろうか?そう一抹の不安を覚えた時だった。
「る?」
何やら布が擦れる音がすぐ側で聞こえたので振り向くとーーー箒がジーパンを足首までズリ下げていた。つるんとしたお尻と黒い陰毛に覆われた秘部が露わになる。
「ほ、箒?」
「いやらしい事に慣れたいんだろ?なら、私の身体でやってみるといい。」
「マジかよ、、。」
ホントにやるべきだろうか?でも、箒だって身体を張ってくれてるし、、ええいままよ!
俺は箒の後ろに回り込むと、秘部に手を添わせる。指に陰毛が絡まる感覚を感じた。
「んんっ.....♡」
箒から甘い声が。思わず理性が飛びそうになるが、何とか我慢して手を動かす。
「あっ...きもちいぃ...♡♡」
秘部は次第に湿り気を帯びてきて、指もだんだんと濡れてきた。何だかいけない事をしているような気がする。いや、前世ではいけない事なんだけど。
「あ...イクっ..んんっっ♡♡」
箒が身体を震わせる。彼女の足元は愛液の水たまりが出来ていた。
「悪い、大丈夫か箒?」
「あ、ああ問題ない。、、、それでだな一夏。」
箒は頬を染めて上目遣いで俺を見つめる。
「まだ身体の疼きが治っていないんだ、、、もし良かったら続きをしてくれ、、♡」
目的地に着くまでに箒は後3回絶頂した。
「ここは図書館だな。ここでもいやらしい事は行われている。」
俺たちが着いたのは市立図書館だった。本棚に入れられた沢山の本、木で作られたイスやテーブル、静かに読書に集中する利用者達、、、そこまでは俺の知っている図書館だったのだが、、。
「お、おお、、。」
箒に案内されたコーナーには、沢山の卑猥な本が並べられていた。成人雑誌、エロ漫画、exc、、、もう肌色が凄い。信じられるか?ここビデオ屋のr18コーナーじゃないんだぜ?
唖然としていると一人の女性がそのコーナーの本を一冊取った。そしてすぐそばにあったイスに腰掛けると、、、ジーパンに手を突っ込んで、本を読みながらオナニーを始めた!
「あ、あれいいのか?」
「大丈夫だ。いたって普通の行動だぞ?」
そうなのか、、前世でこんな事をしたら普通に出禁案件だと思うが。
女性は息を細かに吐きながら、ジーパンの中の指を動かす。股は染みが出来ていた。
「〜〜っっ!!」
あ、イッたようだ。
「というかこの人が読んでいるの、男性向けの雑誌だよな?」
「そういう趣向なんだろう。」
まぁ人それぞれだよな。
「ここは、、公園か?」
「ああ。やはり人の多い所だと分かりやすいと思ってな。」
緑に囲まれながら中年の夫婦がジョギングしたり、子供達がボール遊びに興じていたりと、何処にでもあるような公園の風景ーーーーー
「マキのおま◯こ本当に美味しいわね...くちゅっ.....♡」
「えぇ...ありがと..んんっ...♡」
ーーーーー服をはだけさせた女性のグループがレズ行為に励んでいなければ。
舌使いが上手いのだろうか、秘部を舐められている女性は数回ほど絶頂している。相手の女性は吹き出している愛液を丁寧に舐めとっている。前世だったら正気を疑うような背徳的な光景が広がっていた。
「相変わらず信じられない光景だな、、。」
「そうなのか?セシリアと鈴は偶にこういうピクニックをしていると聞くぞ?後シャルとラウラも。」
「る!?」
俺に衝撃が走る。あのペア仲がいいとは思ってたがそんな事をしていたのか?あ、頭に何やら違和感が、、、これが、NTR、、?
「おそらく一夏の思っているようなものではないと思うぞ?単なるコミュニケーションの一環だ。」
いや、仮にコミュニケーションだとしても、若干頭が痛くなるのだが、、。そんな俺を尻目に女性達は盛り上がっていた。
「ああああああん♡♡」
お互い秘部を貝合わせにした女性達が、一斉に絶頂する。甘い香りが辺り一面に漂う。
それを子供達が興味津々で見つめていた。見るんじゃありません!
「百貨店にもそういうのがあるのか、、。」
「ああ。それ目的でもあるが、せっかくだ。のんびり買い物デートを楽しもうではないか。」
そうだな。箒には骨を折ってもらってるし、ここは彼女の意思を尊重したい。俺もいつかデート代は全額出せるようになりたい。バイトでもするかな?
「一夏、珍しいのか?」
「いや、百貨店なんてあんまり行かなかったからさ。」
前世でも縁がなかったためつい目移りしてしまう。本当に色んな店があるな、、服屋、玩具屋、ケータイショップーーーーー
「ねぇ、これマジでヤバくない!?」
「それな!こんなん絶対バズるでしょ!」
同年代ぐらいだろうか?派手な格好をしたギャル二人が手に持ったもので何やらはしゃいでいる。あれはーーー
「ねぇクミちょっとつけてみてよ!見てみたい!」
「そだね!ちょっと待って!」
ギャルの一人はスカートを捲り上げて、ショーツを下まで下ろすと手に持ったものーーーアナルプラグを肛門に近づけた。
「んんっっ、、♡」
異物だと思ったのだろうか、肛門はプラグを中に入れまいとキュっとしまっていたのだが、、、やがて観念したかのようにすっぽりと中にいれた。
「ああんっ、、♡コレヤバ、、んっ♡」
「ヤバい!これめっちゃエロい!」
もう一人のギャルは興奮した様子で写真を撮る。アナルプラグを咥えたギャルもノリノリでピースサインをしている。それ、もしかしてSNSに上がるのだろうか?
「あっ、、ヤバい、もうイクっ、、、んんっ♡♡♡」
ギャルの秘部から潮が吹き出された。愛液は床に水溜りを作る。よほど快感が強かったのだろう、かなりの量だ。
ギャルは後始末すると、何事もなかったかのようにキャイキャイと騒ぎながら立ち去っていった。これがこの世界のギャル、、!
「一夏、、もしかしてアレに興奮したのか、、?」
「いやいやそんな事ねぇよ!正直呆気に取られててーーーどうした箒?なんでジーパンとパンツを脱いでいるんだ?」
「私もあのプラグを試してみようと思ってな。決してアイツらに対抗してという事ではないぞ?」
「あ、はい。」
尻にアナルプラグを装備した箒を、俺は写真を撮るハメになった。
「まぁ、こんな感じだな。どうだ?だいぶ分かったか?」
「ああ、、この世界がどういうものかよく分かったぜ、、。」
夕暮れの住宅街を俺たちは家に向かって歩く。な、なんだか休日なのにどっと疲れた。まぁ、明日日曜だからいいか。今日が土日で良かったぜ。
「一夏、今日の夕飯はミストローネだからな。」
「おお、箒の料理は美味しいからな。楽しみだぜ!」
「そうか、、なら手によりをかけて作らなければな。」
買い物袋を手に持ちながら、腕をグッとする箒。可愛い(脳死)。
「箒、さっきからテンション高いな。」
「いや、今日という日が楽しくてな、、最近はデートするにしても大勢だったから、2人きりというのは本当に久しぶりで、、。」
「箒、、。」
そういえば2人きりで遊びに出かけたのは本当に久しぶりだな。もしかしたら、ずっとその事が引っかかっていたのかもしれない。
「あのさ、、また2人っきりで遊びに行かないか?今度は普通のデートでさ?」
「一夏、、いいのか?」
「もちろん!箒なら喜んでだな!」
「そうか、、やはりお前は優しいな、一夏。」
夕暮れに照らされた箒の笑顔は、、、とても美しかった。
「だが、私にばかりかまけてないでセシリア達も構うんだぞ?みんな平等に愛してこそのハーレム主人公だ。」
「ああ、もちろんだ!俺の愛に限界はない!」
「ふふ、そうだな。」
まだまだ俺にとっては非常識なこの世界だけど、、、彼女達となら上手くやっていけそうだ。そんな気がする。
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