※この作品はR-18です。

因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする   作:CloudWagon

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くじ引き夜這いックス10A/2(?編)

 

・姉妹

 

 

 秋山邸は、特殊な造りをしている。

 左側しか扉が明かず、右側は帰り専用。まるで参拝でもするかのように、左からぐるっと回っていく。

 俺は左の扉を押し開けて、廊下に出る。右手の壁は森のような装飾が施された板の壁で、左手は季節の移り変わりを描いた襖絵だ。またなんというか、さっきまでとは時間の流れが違うような気がする。この屋敷に刻まれた、ぶつ切りの記録を見せられている、のか?

 そう、左右の光景を眺めていると、不意に背後の扉が開く。振り返ると、入り口から幼い少女が歩いてきた。裾を引きずる様な長い着物は、赤地に金の楓が描かれた豪奢(ごうしゃ)なものだ。

 

(この子は……いや、“理解”はできるが……)

 

 背丈は俺の腰くらい。小さく細い手足。赤いセミロングの髪は、両サイドがちょこんと結ばれている。そしてその目は――両目が、炎のように鮮やかな赤だった。

 

「紅葉、か?」

 

 返事はない。彼女は、迷い無く、進んでいく。

 秋山紅葉、だとは思うんだが……色合いだけが、今とは違う。

 

(ついていくか)

 

 廊下を歩く紅葉の後ろに付く。頭でも撫でようかと思ったが、やはりすり抜けた。記憶の追想をしているだけ、なのか? どこかに今の紅葉が居るんだろうな。

 ゆっくり歩く紅葉の後を追う。よく見ると、赤い髪もいつもの紅葉と少し違うみたいだ。風に揺蕩う後れ毛が、波打つ度に紅葉(こうよう)のような燐光を放つ。神秘的で、そしてどこか浮世離れしていた。

 

(雰囲気も、違うな。紅葉であることには間違いないと思うんだが……青葉がいないことも気がかりだ)

 

 短い廊下を歩き、角を一度曲がる。長い廊下を歩き、もう一度曲がる。その先に、玄関と対になるような部屋が見えてきた。やはり、こちら側からしか入れない扉なのだろうか。不便だな。

 紅葉が扉を押し開くと、やはり玄関ホールのようなものがあった。紅葉は右手側、つまり、屋敷の中心に向いた部屋の戸を開ける。どうやら私室のようで、文机と本棚が見える。さらにその奥にも扉があるようだ。

 

(あの奥は――屋敷の中で停滞しているなにかが、あの奥に向かって渦巻いている。分家に必ずあると言う、例の“霊木”、か?)

 

 やえのの家にあった枯れない桜を思い浮かべつつ、紅葉を見る。紅葉は部屋をぐるりと見回し、そのまま踵を返した。

 私室の向かい側。枯れ木の装飾が施された格子戸を開ける。奥には六帖ほどの小部屋があり、木棚が配置されていた。紅葉は部屋には一瞥もせず、さらに奥の格子戸に手を掛け、横に開いた。

 

(階段、か?)

 

 扉の奥には、階段があった。地下に続く木板の階段だ。ぽっかり口を開けたそこは、おそらく二階程度の深さだろう。夜目が利くようになったから、薄暗い階段でも見渡せた。

 紅葉は壁に備え付けられた提灯を手に取ると、迷い無く階段を下る。合わせて後ろからついていきつつ、俺は周囲を見ていた。階段に埃はなく、頻繁に出入りしていることが窺える。

 壁には装飾はなく、天井の高さは二メートル程度。天井付近に提灯が備え付けられ、淡い光で照らしていた。下りきると、また廊下があり、左右には木の扉がある。紅葉は左右を気にすることはなく、正面の扉に手を掛けた。

 ここだけ、鉄の扉だ。少し重そうな様子で、紅葉は扉を左右に開く。鉄の扉は音を立ててスライドし、奥の光景を見せた。

 

「やっぱりここにいたのね」

「紅葉様でしたか。このような場所になにを?」

 

 大きな……大きな、鉄の檻が見える。その檻の手前には、黒いスーツ姿の朧が立っていた。そして、その、檻の中。

 

「青葉ちゃんに会いに来たに決まってるじゃない」

 

 薄汚れた着物。

 伸び放題の赤髪。

 両目に輝く、青い双眸。

 

「忌み子に関わらないよう、お願い申し上げたはずですよ、紅葉」

「くすくす……おかしなことを言うわね。あなたに命令される謂われはないわ。オオオバサマ」

 

 忌々しげに告げた朧に、紅葉は飄々と返す。

 

「……未だ、意見番は私ですよ」

 

 そんな紅葉に、朧は苦しげに答えた。意見番……ご意見番ってやつか? ようは、後ろで構えて口だけ出す役目、みたいな? しかし、オオオバサマ……紅葉の大伯(叔)母か。

 

「当主は私よ」

「であるならば、なおさら。進言には耳を傾けるべきではありませんか?」

「聞くだけ聞いたじゃない。聞いた上で棄却したの。そんなに邪魔をしたいの?」

「忌み子に関わることは、あなたのためにならないと言っているのです!」

「ハァ。それが邪魔って言ってるのよ。それとも、なぁに? 可愛い姪御の腹を食い破って生まれてきた私たちが、憎いの? 朧」

 

 紅葉の言葉に、朧は息を詰まらせる。でも、諦めきれなかったのだろう。なにかもう一言告げようと口を開いて――不意に、足を止めて朧を見つめる紅葉の視線に、朧は縫い止められた。

 紅葉の足下から燐光が浮かび上がる。赤い光は色とりどりの楓の形を取り、水泡のように弾けた消えた。その循環の度に、メープルシロップのような甘い、けれど酒精のような芳醇な香りが立ちこめる。紅葉の瞳の奥では、真紅の円環が爛々と輝いていた。

 

(なにがそこまでおまえを憤らせる。この場に居れば、俺はおまえの力になれたのか?)

 

 詮無きことだ。それでも、考えずにはいられない。紅葉が、泣いているように見えたから。

 

「その、ような、ことは」

「ねぇ、朧。もしも私たちに“秋山の剪定”を施したいというのなら、相応の覚悟を持って臨みなさい。――じゃ。私はとーらせてもらうね?」

「ッお待ちください、紅葉様! どうか!」

 

 紅葉にそう告げられた朧は、諦観を滲ませた目で追いすがる。その姿を、紅葉は一瞥もすることはなく、堂々と檻に歩み寄った。朧はなおも手を伸ばすが、紅葉の燐光に阻まれ近づけず、一歩、二歩と下がった。

 

「おはよ、青葉ちゃん」

 

 檻の中はけっこう広い。二階分の高さの天井と、二十帖はありそうな広々とした座敷。布団はなく、むき出しの和式トイレがあるだけだ。座敷牢、というやつだろう。

 紅葉が声をかけると、青葉はおぼつかない足取りで檻に近づく。その瞳に映るのは、恨みや怒りなどではなく、ただいつものように、自然体で姉妹を迎え入れる喜びだけがあった。

 

「おはよ、紅葉」

 

 声は平坦で、ここが学校であれば日常のワンシーンだと勘違いをしてしまう程度にはフラットだった。ここが牢であることなんて、二人の間には関係ないのだろう。

 

「いい、オオオバサマ。私と青葉ちゃんの間に上も下も、右も左もないの。私は青葉ちゃんの半身で、青葉ちゃんは私の半身だよ。理屈や権威なんか少しも関係ない。ただの事実。そういうものなの」

「しかし、現にあなたは至上の赤で、青葉は凋落(ちょうらく)の青。この色に宿る意味は変えられません。あなたがどう言い募ろうと、生涯ついて回るモノです。そして、それはいつか枷になる」

「もー、朧は頭が固いなー。そんなもの、どうにかしちゃえばいーの」

 

 紅葉は、どこか超然としていた。俺のよく知る悪戯気な表情とは裏腹に、神秘的でカリスマ性のある笑顔。言葉一つ一つに、空気が軋むような威圧感がある。幼い体躯に似つかわしくない言葉選びも、声色も、彼女を荘厳に彩っていた。

 

 

「青葉ちゃん」

「うん」

「誓いをここに。【儀想(ぎそう)界処(かいじょ)】――」

 

 

 檻の向こう。紅葉が差し出した薬指を、青葉が己の薬指で絡め取る。指切りの約束のような行動に、朧は目を見開いて、止めようと手を伸ばした。だが、もう遅い。

 

 

「――(めぐ)り、(めぐ)り、(めぐ)れ【双界(そうかい)廻装(かいそう)】」

「待ちなさい、紅葉ッ!」

 

 

 紅葉から放たれた燐光が、さざ波のように波紋して、青葉の身体に吸い込まれる。すると、紅葉の身体に宿っていた神秘的な燐光が消え、俺のよく知る紅葉と、そして青葉の姿に変化していた。

 

「あ、ああ、なんということを……悲願が、銀木を超え、秋山が廻りの筆頭になれるはずが、こんな……ッ」

 

 絶望の表情で崩れ落ちる朧を、紅葉は一瞥もしない。ただ、己の右の髪を留めていた紐を青葉に渡して、檻を開けていた。そして、幼い双子は俺たちの脇を通り抜け、地下を出て地上へと走る。手を繋ぐ二人の表情は楽しそうで、俺は、その光景に胸をなで下ろした。

 残された朧はただ呆然と立ちすくむ。俯いた表情は見えず、握りしめた手は小さく震えていた。俺は、朧がどんな表情を浮かべているのか見ようとして、彼女の肩に手を置く。

 

(ただ触れてもすり抜けるはずだ。だが、安曇と旗子は巻き込まれていたのか、確かに本人だった。なら、俺の“理解”度によっては、いける可能性もある、のか?)

 

 理解。理解だ。身体に満ちる力と、夢を繋ぐ霊力に“窮理”の力を回す。廻り、廻り、廻り、俺の身体に、神意の力が、満ちた。

 

「よう」

「――ぇ?」

 

 肩を掴む。俺は初めて、朧の体温を知った。同時に、困惑する彼女の身体を抱き寄せる。なんにせよ、こうなったからには仕方がない。ひとまず俺の霊力を馴染ませておこう。いつか再会するその日、その瞬間まで――疼きが、身体から離れないように。

 俺の女たちに厄介な楔を残していったんだ。俺が楔を残してなんの問題がある。忘れられないのなら、痛みも快楽も同じだろう?

 

「これ、は」

「朧。これはおまえの夢だ」

 

 背丈は、一六〇半ばといったところか。一六五か一六六かそれくらいだろう。男物のスーツでよくわからなかったが、肩は華奢で腰はくびれている。

 

「ゆ、め?」

「そうだ。失意の夢なんか見るから、防衛本能で淫夢に塗り替えられているんだ」

「なに、を、わたし、私、は、どう、して? ――んむ!?」

 

 混乱する朧が我に返らないうちに、俺は朧の唇を奪う。あくまで、俺の女にするためではなく、俺の女を傷つけさせないために、楔を打つための行為だ。

 

(なら、まぁ、壊しちまってもいいか)

 

 巡る、廻る、繞る。身体の中で、ふつふつと湧き上がる憤怒の霊力がめぐる。俺は、“絶頂”の霊力を込めた手のひらを、朧の子宮の上に置いた。そして、彼女の身体に染みるように“窮理”を用いて、押し込む。

 

「っっっ!!!!??」

 

 朧は、腰を抜かしてその場に座り込んだ。

 

「ほら、言ったろ? これは淫夢だ。おまえが快楽を求めているのさ」

「夢、淫夢? 淫らな夢?! わ、私は秋山のご意見番! そんな、そんなはずが!」

「でも、身体は反応している」

 

 座り込んだ朧を押し倒し、横向きに寝かせる。この体勢なら、橙色の長い尾も邪魔にはならない。そのまま、パンツスーツを強引に脱がせると、黒いタイツと黒いパンツが見えた。股の間はじっとりと濡れていて、よほど効いたんだろうな、と当たりをつける。

 

「ひっ、や、やめなさい! だいいち誰なのですかあなたは?!」

「おまえの淫夢だぞ。おまえが無意識のうちに思い浮かべている理想の男じゃないのか?」

「ぇ、いや、言われてみれば、でも、だからといって」

 

 適当に言っただけなんだが……通りそうだな? ちょっと可愛げのある姿を見せないで欲しい。おかげで、俺も少し我に返った。旗子に一杯食わされて、乱暴に扱ってしまったことを思い出す。

 事情やなんかは人それぞれだ。もしかしたら、どうしようもない理由があるのかも知れない。俺の女から排除を請われたわけでもないのに、俺が暴走するのは違うだろう。直接会って、調べて、確約が取れたら壊してしまってもいいが……。

 

(ふぅ、危ない危ない。今は楔を打つだけにしておこう)

 

 俺は朧の尾を撫でながら、未だ震える朧に迫る。たっぷりと、彼女を“理解”するように。

 

「そら、理想のプレイを言え。おまえのストレス解消用淫夢だぞ」

「理想なんて、ないわ」

「なるほど、“理解”したよ。抵抗も無意味なほど迫られたいんだな」

「っ!!!??」

 

 朧の、鮮やかな橙色の瞳が見開かれる。頭の大きな耳はぴんと立ち、図星の表現までしている。しかし、夢の中だと願望が伝わりやすいな。こんなに容易く“理解”できるとは。

 俺は横向きに倒れた朧の正面で、同じく横向きに寝転がる。左手を朧の頭の下に差し込んで抱き寄せると、右手をパンツとタイツの裾から中に入れ、まんこに指を這わせた。

 

「っ、やめて、やめなさい! そんなところ、触れてはなりません!」

「はいはい。まったく、淫夢の竿役も楽じゃないぜ。こんなに濡らして、イヤなわけないだろうが! 大人しくほじくられておけ! 朧ッ!」

 

 俺は、言葉とは裏腹に、少し慎重に中指を膣口に当てる。子宮にたたき込んだ霊力のおかげでびっしょり濡れているが、膣口は非常に狭い。分家連中と違って、開発はされていないみたいだ。処女なら、処女なりのほじくり方をしておくかな。

 

「そういえばなんで私は濡れて……? 本当に淫夢だというの? 欲求不満の? そ、そんな、どうして、わ、私――ひんっ!?」

 

 痛みが出ないように慎重に、指を膣内に挿入する。きゅうきゅうでキツキツの膣内は、けれど、俺の指を歓迎して、控え目に包み込んだ。

 

「いいか、気持ちの良い場所ではちゃんと声を上げて、快楽を拾うんだ」

「ぁっ、ぁっぁっ、ぁっ、ぜんぶ、ぜんぶ気持ちいいわ、ぁっ」

「一番はどこだ一番は」

 

 俺の腕の中で、素直に快楽の拾い方を模索する朧。完全に、淫夢だと信じ込んだようだ。いいぞ。

 

「朧。おまえの淫夢の登場人物――理想の男として、気持ちいいところを探ってやる。ちゃんと協力してくれたら、欲求不満を解消してやるから、言うんだぞ」

「は、はい。よろしくお願いいたします」

 

 よろしくお願いいたしますじゃねぇんだよ。素直か。

 もっとも、俺と夢でセックスすると、もどかしい快楽だけが刻み込まれて、俺とセックスするまでは解消されないらしいから――気持ちよくなればなるほど、欲求不満は増すことになるわけだが。

 これで実際に会ったとき、本当の欲求不満の解消を交渉材料にできる、という訳だ。楔作戦だな。原理を解明して多用すると強い武器になりそうだ。

 

 

 

――膣口を指で撫で、恥骨周りを優しく愛撫する。

「ぁっ、気持ちいい。そこ、ちょっと強い方が好きです」

――膣内に入れて、かき混ぜるように指を動かす。

「んぅー、はふぅ……はぁ、背中側、でしょうか」

――思い切って少し奥へ。処女膜は……ないな。受け入れたことがあるんじゃなくて、運動の類いで破れたパターンだろうな。

「ぁーっ、きもち、いい、です。でもさっきの方が」

――もしや、とさらに奥へ。降りてきた子宮口を、指先で撫でた。

「ぁーっ! ぁっ、ぁぅぅーっ、ぁっぁっぁっ!」

 

 

 

 なるほど。手前と一番奥が好きなのか。試しに指を引き抜いてクリトリスを撫でると、朧は尻尾を振って喜んだ。なるほど、なるほど。子宮をノックしながらクリトリスを弄ると、大変なことになりそうだな。

 

「よし、次はおっぱいを見るぞ。出せ」

「む、胸もですか? 恥ずかしいわ」

「淫夢を見ること以上に恥ずかしいことなんかあるか?」

「うっ」

 

 言いくるめて、ネクタイに手を掛ける。横を向いたままネクタイを引き抜き、ブレザーのボタンを外して脱がせ、シャツのボタンを全て外し、黒いブラジャーを引き抜いた。

 タイツとパンツとシャツだけ、というマニアックな格好だ。朧はシャツを引っ張って、俺におっぱいを見られないようにしていた。まぁ見えているわけだが。Bカップってところだな。

 

「触るぞ」

「ど、どこを?」

「まずは下乳だ。感度を確かめる」

「なるほど」

 

 とか言いながら、スペンス乳腺を開発していく。夢の中では“理解”の霊力の廻りがよく、気持ちの良い角度も力もすぐに算出し、数度撫でるだけで小ぶりな乳首がぴんと立った。

 

「んぅぅ、こんなに、気持ちの良いものだったなんて。赤子に栄養を与えるだけの器官ではないの?」

「自分で一つずつ学んでいけばわかることだろう? 乳首の刺激を開始するぞ」

「は、はい。お任せします」

 

 任せられてしまった。

 俺は使命感に燃えながら、右手で乳輪を揉む。時々おっぱいを回すように掴んだり、絞るように持ったりしてから、やっと、乳首を摘まんだ。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぇ、ぁぅッ!!?」

「乳首、引っ張られるのが好きなんだな。乳頭をぐりぐりされるのは?」

「ぁ゛ーーーーーーっっっ!!!!!!??」

「好き、と」

 

 朧は股間をびしょびしょに濡らしながら、また、絶頂した。いやなるほど、わかってきたな。ちょっと強いくらいが好きで、好きな部位は乳頭、膣口、クリトリス、子宮口。途中の膣壁なんかにはあまり興味が無い、と。

 

「だいたいわかった。そろそろ挿入に移ろう」

「そう、にゅう? 挿入!? だ、だめよ、そんな」

「だが、淫夢で解消しきれない分は、現実に持ち越しになるぞ」

「現実に!? こ、困るわ」

「じゃあちゃんと解消しておかないと。わかるだろ?」

 

 俺は、朧からタイツとパンツを脱がせると、大きな尾を彼女の頭の下に敷く形で、正常位のマイナーチェンジ、腰高位の体勢を取る。正座した俺の足の上に、朧の腿を置いて高くするような姿勢だ。

 この方が奥まで入るから、快楽に慣れていない処女にはキツい……ハマりすぎちまうかもしれねぇが、後背位だと表情が見えないからナァ。しょうがない。

 

「う、うそ、こんな大きな物、入らないわ」

「入るよ。おまえの理想のサイズなんだから」

「わ、私は、夢に見るほど、このような……?」

 

 ひとまず、少し下がってまんこに顔を近づける。すると朧は、足を閉じようとして、俺の顔を挟んで失敗していた。

 

「っ、なにを?」

「挿入の決意ができるまで、奉仕しておくから、決まったら言え」

「は? ぇ? ちょっ、ぁ!? なんで、舐め、っっっ!!?」

 

 割れ目に舌を当てて、一息に舐め上げる。膣口からクリトリス。好きな部位を舌で苛められた朧は、目を白黒させながら愛液を零す。すっかり快楽が好きになったのか、本当に俺がストライクゾーンの真ん中なのか、愛液はメープルのように甘い。

 膣内に舌をねじ込んだりはせず、ひたすら膣口を掃除するように舌で擦り、時々クリトリスを舐めて、唇で潰してやった。

 

「ぁぅぅぅっ! ぁーっ! ひっ、きもち、ぁぁっ、あたま、へんになるっ」

「ぢゅ」

「吸うのダメぇぇっ! い、陰核がとれてしまうからぁ!」

「おまめって言え。ぢゅー」

「ひやぁぁぁぁっ! おまめ、おまめ溶けちゃうっ、ぁーっ!!」

 

 吸ってるだけだと暇だから、開いてる片手を子宮の上に置いて揉んでおく。体外式ポルチオマッサージだ。あからさまに愛液の量が増えているが、朧はもう、どこがどう気持ちいいのかなんて理解できていないようだった。

 

「もうだめ、だめだめだめ、達してしまう、ぁぅぅっ」

「イくって言うんだ」

「イ、イってしま、ひぅぅぅっ!!!!!」

「朧の愛液、美味しいぞ。じゃ、続けるな?」

「にゃんでっ、もう、イったのっ、ぁぁ、待って、いま過敏で……」

「止める条件はもう言ったはずだ。ぢゅぅ」

「おまめやだぁぁぁっ! そ、そうにゅう、挿入して、おねがいだからぁっ」

 

 そうも懇願されたら仕方がない。

 俺は朧から口を離し、ちんこを宛がう。朧は涙と涎でぐしょぐしょになっていて、厳しく冷徹な女の面影もなかった。

 

「これだけ濡れていたらすぐに入るぞ」

「あ、ああ、私はなんということを――ひ、うそ、入って、ぅぅぅぁ」

「痛くはないだろ? むしろこうしてちんこで子宮口にキスをしてやると――」

 

 腰を進め、狙いを定め、膣肉を掻き分けながら一息に子宮口を小突く。

 

「ぁぁぁぁっ!!!!!!?? ぁっ、ぁーっ! ぁっぁっぁっぁっ、ぁーっ!!」

「――抜群に気持ちいいだろ?」

「ぬいて、あたまおかしくなるっ! おかしくなるのぉっ!!!」

「しょうがないな」

「ぇ」

 

 言われたとおり、一度抜いてやる。すると、本当に抜かれるとは思っていなかったのか、朧は驚愕に目を見開いた。

 

「じゃ、もう一回入れるぞ」

 

 だが、直ぐに再開しようとしたところで、朧は怯えたような声を上げる。

 

「待って、おねがい、待って、つらいの。気持ちよすぎてつらいの」

「でも、処女なら普通は少しは痛いもんだ。痛かったか?」

「い、たくは、なかった、けれど」

「じゃあそういうことなんだ。このセックスが、おまえの理想なんだよ、朧」

「う、うそ、うそよ、だって、おかしくなってしま――まって、いれないで、ぁぁぁぁっ!」

 

 言いながら、もう一度腰を進める。朧は歯をカチカチと鳴らし、首を振るが……俺は意に介さず、子宮口をノックした。

 

「こわれちゃ、ぁっぁっぁっぁっぁっぁっ、こわれちゃう、こわれちゃ、ひぁぁっ!!」

 

 腰を引くと少し安らぎ、腰を進めるとイく。ただピストンするだけで連続絶頂させられている朧は、もう、いつイっているのかすら理解できていないようだった。

 とにかくキツい膣内が、とんでもなく気持ちが良い。中出しもさぞ気持ちよかろうが、今は我慢だ。

 

「いや、だいたいわかったよ」

「は、ぇ」

 

 俺は、朧の背を抱いて持ち上げて、対面座位に移行する。

 

「ぁぅ、これ、おく、つらい」

「つらい、じゃなくて、気持ちいい、だろ?」

「だって、ひぅ、イくっ!!」

「そうだな。この体勢だと、子宮口をずぅーっと気持ちよくしてやれる。このまま、動かないこと。それが朧の理想体位だ」

「そんなはずっ、ぁぅーっ、ぁーっ、ぁぁっ」

 

 俺はわけがわからなくなっている朧を見ながら、懐から取り出した秘薬を口に含む。それから、朧に強引にキスをして、イく瞬間に合わせて飲ませた。

 飲ませた秘薬は、性感帯開発用の羞花(しゅうか)の秘薬だ。せっかく子宮口をいじめ抜くような体位なんだから、ついでに、ブラの上からおっぱいを揉まれただけで絶頂するくらい感度を高めて置いてやろう。

 俺は口を離すと、両手でおっぱいを根元から掴んだ。手のひらに載せて、絞るような形だ。

 

「なに、を」

「俺に捕まってないと、おっぱいがとれちまうぞ」

「ひっ、いや、いやぁ」

 

 朧はもう、なにがなんだかわからないのだろう。俺の首に手を回し、大きな狐耳をぺたんと伏せた。

 腰を揺らして、子宮口でイく度におっぱいを揉み、乳首を撫で、乳輪をつつき、下乳を押す。朧はもう意味のある単語は喋ることもできず、唸り声のような嬌声を上げていた。

 乳首を摘まんでこねくり回すような強引な愛撫でも、もう、快楽を拾えるようになったのだろう。きゅうきゅうと切なそうに締め上げる媚肉に、ちんこが悦んでいる。

 

「朧、キスするぞ」

「は、ぅ、ちゅ」

 

 言われるがままに舌を絡める朧。俺は乳首をこねくり回しながら唾液を飲ませ、イかせる。これで俺とキスするだけでイケるようになったな。

 あと気になるのは……やはり尻尾かな。俺は腰を前後に揺らして快楽を与えながら、亀頭で子宮口を擦る度に、尻尾の付け根をとんとんと叩く。

 

「それだめぇっ」

「気持ちいいか?」

「とんとんとされると、ぁぅぅ、頭がふわっとして、おなかが切なくなるの」

 

 調教が効いたのか、朧はわざわざどう気持ちいいのか、ということまで説明してくれた。

 

「どうして、ひんっ、尻尾なんて、ぁぁっ、邪魔なだけだと思っていたのに」

「肉体的に相性の良い相手に触れられると、気持ちよくなるんだ。交尾の習性だな」

「それで、ぁぅぅ、イってしま、ぁぁんっ、こんなに、はぁー、きもちいいのね」

 

 まぁ嘘だが。

 とにかく、信じてくれたのなら好都合だ。唇を押しつけると、朧は恋人に向けるような蕩けた瞳で口を開け、舌を絡ませた。どんどん唾液が甘くなっていく。ぺたんと伏せた耳が可愛くて、俺はついつい、耳の付け根をコリコリと揉みながらイかせてしまった。

 

「ちゅ、ちゅ、口づけって、こんなに気持ちいいのね、ちゅ、んんぅっ!!?」

「思いを寄せる異性に触れられると気持ちが良いんだ。ほら、普通は耳なんて別に、撫でられても性的快感なんかないはずだろ?」

「ぁぁンっ、た、たしかに。ねぇ、あなた、夢の中から出てこられないの?」

 

 朧は、繋がったまま俺にすり寄る。きっともう正常な判断はできなくなっているのだろう。興奮と快楽で満ちた瞳は、ただ、愛情に飢えていた。これで事情があったらともかく、ただの悪人だったら離れで監禁しなきゃな……。

 俺は朧の頭を撫でながら、尻尾の付け根を叩いてひたすら快楽を与え続ける。楔だ、楔。ここまで来たら悪人は俺の方じゃないかと問われると、あまり否定できないが。

 

「実在の人物がモデルになっているから、出会ったら頑張って口説き落とせ」

「……うん」

 

 息を吐く。なに可愛いこと言ってんだ。今すぐ赤朽葉の姉妹と双子に頭下げて嫁に来いと、叱りつけたい気持ちに蓋をした。今正気に戻られても困る。双子と姉妹の未来のためにも、対面したときの交渉材料にしなきゃならないのは確定だから。

 息を吸う。とはいえ、今この場でできることはもう、朧が俺のことを忘れないように、俺という存在を骨身に染み渡らせることだけだ。

 

「きもちいい、きもちいい、きもちい、ィ、ひぁぁっ、ぁーっ!! ぁーっ!!」

「よし、そろそろ出すぞ。朧」

 

 俺の上でよがり、隙を見てはキスをしてくる朧の腰を持つ。朧は、蕩けた瞳で俺を見て、期待に生唾を呑み込んだ。

 

「だ? っぁー! きもちいい、いいーっ」

「理想の射精だ。味わえ、朧ッ!」

「ぇ? っぁ!!!!!?? ナカ、うそ、イくぅ~~~~~~~ーーーーーーっっっ!!!!!!?? ぁぁっ、とまらな、ぁー!!!!!!?? ぁぁーっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

「ぐぅっ、すげぇ締まるなおい」

 

 絶叫する朧からちんこを引き抜いて、余韻を味わうように乳首に吸い付き、身体を離す。朧は床の上で痙攣し、腰を上げて何度も何度も絶頂していた。

 やがてその波が終わると、幸福と快楽がない交ぜになった表情で、意識を落としていく。他人が主軸の夢の中で寝るとどうなるのかと思っていたが――どうやら、夢から退室するようだ。

 

「ぁぅぁぅぁぅ、ぁ、ぅ、ひ、ぁ……――、さま、わた、し――すぅ……」

 

 身体が透けていく朧を見送りながら、俺は息を吐く。次に会うときが楽しみだ、なんて風に思いながら。

 

 

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