因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする 作:CloudWagon
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コーヒーショップ・朝露は、一階が店舗で二階が住居という造りだ。
俺は適当に余っていた枕を持ってフィオナさんの部屋に転がり込むと、彼女とフィーナとの擬似的な同棲生活(住居侵入)を始めた。
フィオナさんの部屋はスクラップボードにたくさんの写真を貼っていて、色調の落ち着いたお洒落な部屋だ。ベッドは大きなダブルベッドで、二人で眠るには充分だった。写真はフィーナとのものばかりで、彼女を産む要因になってくれたことだけは、死んだ早漏旦那に感謝してやっても良い。フィオナさんを大事にしてくれたらもっと良かったが。
俺は何気なく隣を開けてくれたフィオナさんの右隣に潜り込み、彼女を腕枕しながら眠りについた。いや、まぁ、腕を“枕と勘違いした”体で奪われた、というのが正しいが。
(元旦那は、よほどひどかったんだろうな)
眠りについて、朝。フィオナさんより先に目が覚めた俺は、健やかに眠る彼女の頬を撫でる。今日はフィーナにも構ってやらないと拗ねそうなくらい、フィオナさんとの距離が縮まった。
一発ヤッただけの、セックスが気持ちいいだけの男にこれだけ入れ込むのは心配だが、受け入れざるを得ないという状況と、元旦那との対比が原因だろうなぁ、とは思っている。
「フィオナさん、朝だよ、起きないと」
「すぅ……すぅ……」
「起きないと、悪戯するぞ」
「! す、すぅ、すぅ、むにゃ、むにゃ」
よし、合意だな。
地味な白いパジャマだ。遺産も分配されなかったのかもしれない。俺は左手は枕にされているので、右手でどうにかパジャマのボタンを外す。それから、ナイトブラを押し上げておっぱいを露出させると、丁寧に、脇下から下乳にかけての性感帯を刺激し始めた。滞在中に、乳イキができるようにしてあげよう。
下乳を撫で、マッサージし、乳房を押し、乳輪を指でくるくる回す。乳輪も乳首も小さく、けれど少し尖っているから吸いやすい。フィーナに母乳をあげている間に、大きくなっていったんだろうな。
乳輪を触っていたら、少し体温が上がってきたようだ。俺は乳頭を指先でカリカリひっかいたり、押し込んだり、しごいたりしながらフィオナさんの様子を見た。
「んっ♡ ふぅ、ふぅ、アンッ♡ ふふっ、すぅ、すぅ」
ずいぶんと気持ちよさそうにしてくれている。興が乗った俺は、フィオナさんの胸元に口を寄せ、ぷっくりとした可愛い左乳首に吸い付いた。
「はぁンっ♡」
音を立てて吸い、べろべろと舐め、乳頭を舌で掻き分けるように押す。それから、母乳が出ることを願って、音を立てて吸い始めた。
「ぢゅっ、うま。もっと中出しすれば、母乳が出るかな」
「んっ、んぅぅ、ちくび、すぅ、きもち♡」
そうしていると、扉がノックされる。どうやら本当に起きなきゃいけない時間が来たようだ。
「ママー、起きたー? そろそろ準備の時間だよー?」
そう言って部屋に入ってきたのは、フィーナだった。制服に着替えたフィーナは、金髪を揺らしながら俺たちを見つける。乳繰り合っているのを見て半目になると、「ふーん」と口にした。
「もう、ママったら!
榎木さん? 知らない名前だな。学校の人間はだいたい把握していたりする俺だが、聞き覚えがない。中学生か? 大学は町にしかないから、大学生ってことはないだろうし。
フィオナさんは名残惜しそうに俺の手から抜けると、わざとらしくあくびをして起き上がる。
「ごめんね、フィーナ。起こしに来てくれてありがとう」
「もうっ。じゃあ、私は掃除だけしておくから」
「ああ、フィーナ。掃除は俺がやっておくよ。朝食の準備をしておいで」
「……や、やっぱり、朝ご飯の用意、してくるねっ」
「ならフィーナ、今日は三人分用意して。旦那様の位牌の前に置いてあげましょう」
「は、はーい」
今の会話、全てちらちらと俺を見ながら行われた。つまり、死んだ旦那に用意する体で、俺の分も用意してくれる、ということなのだろう。気遣いが胸に染みる。
俺は、俺の前で堂々と着替えるフィオナさんに近づいて、触れるだけのキスをする。するとフィオナさんは、ぽっと顔を赤くして微笑んだ。
朝食を終え、フィーナに行ってらっしゃいのキスをして送り出す。
「ちゅ、ちゅぅ、べろ、ん、きもち」
「フィーナ、出発前におっぱいも触っておいてやるな?」
「ぁ……ん」
空は快晴。よく晴れた日だ。俺は喫茶店から一歩出たところで、フィーナとイチャつく。フィーナはあくまで玄関先で出発準備をしている、くらいの感覚で立ち止まって、俺からのセクハラを受け入れていた。
ブラとシャツの上からだが、すりすりと乳首を刺激しながらおっぱいを揉む。途中で物足りなくなってベロチューをすると、フィーナは両手でスカートをたくし上げた。
「ぢゅっ、れろ、ちゅ、んぅ、な、なんだかおまたがむずむずして、出発できないなー」
「ああ、一回イっておかないと、か。いいぞ」
「んぁっ」
パンツをずらして中指と薬指を挿入。ずぼずぼと動かすと、フィーナは足をガタガタ揺らしながら、快楽を享受する。すっかり、快感の受け入れ方を覚えたメスの表情で、フィーナは静かに絶頂した。
「ぁっぁっぁっぁっぁっぁっ♡ んんぅぅ~~~っ♡」
「よしよし。じゃ、今日も一日頑張れよ。夜は一緒に風呂にも入るぞ」
「~~~……えへへ」
フィーナを見送ると店内に入り、カウンター席の一番奥に向かう。今日はいよいよ、丸山商店で回収した本の確認だ。カウンター席に腰掛けて、村の風習について書かれた冊子と、それから古文書を並べた。ついでに、古文関係の解説書も持ってきたんだが……。
「さっぱりわからん」
古文書はまぁ後回しにして、村の風習について書かれた冊子を手に取った。主にはやはり神棚の手入れ方法と手入れ時期や冠婚葬祭について書いてある。葬式は一般的な火葬で、お坊さんを呼んで……あん? なんだこれ。
葬式の申請は役場で行い、その後、浄階庵主にお焚き上げを願う? なんて読むんだ、これ。いや――そうだ。確か湊姉妹が話してたな。
『上裸看守の』
『あの人、そんな痴女じゃないでしょ。ジョーカー阿修羅よ』
そうだ。じゃあこれは、
読み方に察しがついたところで、意味はよくわからない。とにかく、冠婚葬祭全てにおいて、浄階庵主という人間が関わる、ということが理解できた。そしてその浄階庵主にあたるのが現状、冬先輩であることも間違いないんだろう。
(それと、やっと漢字もわかったが――
うちの村で祀られている神様の名前。狐の神様、ってことか? わからないことだらけだが、もう少し、どうにか読み取らないとならない。せめて、無策ではなく、もう少し情報を獲得して――それから、冬先輩に向き合いたいんだ。
「おはようございまーす!」
聞こえてきた大きな声に、顔を向ける。きらきらの笑顔とともにドアベルを鳴らして入ってきたのは、紫色のロングヘアにぴょこんと伸びたアホ毛を持つ女の子だった。瞳の色は濃い緑色で、身につけているのは白いスカーフと白いラインの黒セーラー。伊那穂中学の制服だった。
「あれ、開店前なのにお客様じゃない気のせいですねあははは……」
「あら、
「おはようございますフィオナさん! では私は着替えてきます!!」
やけに元気な女の子だったが……あれが例の、
ちょっと悲しくなってきた。発育も良さそうだったし、あとでレイプまではいかなくても、セクハラしておこう。感度にもよるが。
さて、続きを読もうとしたとき、まだ開店前だというのにまた扉が開く。
「おはようございます、フィオナさん。なんか家だと筆がすすまな――あっ」
誰かと思えば、二日連続でサボって来店してきたのだろう。穂村は今日は、モスグリーンのミニスカートにブルーのシャツという比較的地味な装いにキャンバスバッグを手に持ってきた。
「きょ、今日もいるんだったらもっと可愛い格好をしてくればよかった」
穂村はバッチリ聞かれているとも気づかずに、小声でそう告げる。心なしか、緑色の、二本の三つ編みお下げが萎れているようにすら見えた。ド変態なのに可愛いことを言うんじゃない。調子狂うだろうが。
「おはよう、美涼ちゃん。ところで美涼ちゃん、出禁じゃなかったかしら?」
「え?! それ本気だったんですか?!」
「ふふ、冗談よ。いつものでいいかしら?」
「うぅ、びっくりしましたよフィオナさん……はいぃ、いつもので」
穂村はそう言うと、とぼとぼ歩いて、一番端の席に座る俺の右隣に座った。俺はワープロを取り出す穂村にそっと身を寄せて、耳打ちする。
「一週間くらいいるから、次は昨日の服で頼む。ああ、あと、今日の服も可愛いぞ、穂村」
「ぴっ」
変な驚き方をして、顔を赤くする穂村。息抜きに穂村の太ももを撫でていると、不意に、スクールバッグを見つける。入り口付近に放り捨てられたそれは、さっき更衣室に走って行った、榎木のものだろう。
まぁ机の上に置いてやろうと手に取ると、少し開いていたようで、中から生徒手帳とブックカバー付きの本が落ちてくる。
(
生徒手帳を戻して、本を開けようとして――足音が聞こえたので、スクールバッグをカウンターの端に置いて、本は持ってきてしまった。
「ただいま戻りました!」
紺のロングスカートと白いワイシャツ。その上からモスグリーンのショップエプロンを着けた紫色のロングヘアの少女。ぴょこんと伸びたアホ毛がなんともコミカルだ。エプロンの上からじゃよくわからないが、たぶん、おっぱいはフィオナさんより大きい。もしやDかEぐらいあるのか?
なんにせよ、雰囲気がアホっぽいというか、能天気というか、底抜けに明るいので美少女の割に性的な感じはほとんどない。まぁ、穂村に悪戯しながら、今日は古文書の解読でもしますかね。しかしなんなんだこの、ミミズののたくったような字は……。
「穂村先輩、おはようございます!」
「おはよう、泉さん。今日も元気だね」
「はい! 元気だけが取り柄ですからね!」
ふんすと力こぶを作る榎木は女らしさより可愛らしさが目立つ。にこにこと微笑みながら仕事の指示を出すフィオナさんと、アルバイトの榎木。優雅にココアを飲みながらエロ小説を書く穂村。今日は快晴で、窓辺から差し込む陽光が心地よい。ま、俺という異物は空気だとでも思って貰って、のんびりしておくかな。
そういえば、と手元の本を見る。白いブックカバーに、黄色い栞。本を読むタイプにも見えないが、意外と可愛らしい小説でも読むのだろうか。いや、漫画という可能性もありそうだ。俺は、穂村があえて俺側に置いてくれたお冷やを手に取って、一口傾けて唇を濡らすと、本を開いてみた。
『痴漢陵辱 ~言いなりウェイトレスの恥辱~』
「ごほっ、ごほっ、げほっ、んんんっ、ふぅ、はぁ」
心配そうに視線を寄越すフィオナさんに、なんでもないと首を振る。この本が俺の手元にあることが榎木にばれないように、俺はそっとあらすじを見た。
『カフェで働く可憐な女子中学生、ミウは、ある男に弱みを握られ、仕事中に客の前で淫靡な痴漢をされる。客の前で、上司の前で、絶頂を繰り返すミウはやがて快楽の虜に……』
ま、またハードなものを読んでるな。嫌な予感がするが……やはりおまえか、焔☆ベル。どうしてあんな純朴そうな元気っ子が、よりにもよってこんな本を?
(いや、違う、待て……嫌な予感がしてきた)
山田の家の書店はけっこう厳格で、こういう中学生に成人向けの本は売らない。となると、ネットもなく、唯一の書店でも成人向けの本が手に入らない思春期の少年少女はどうすればいいか。悩みに悩み、光明を見つけ、それがもし、焔☆ベル先生の自費出版という抜け穴だったら?
簡単だ。焔☆ベル先生の自費出版作品は、どうやら先生が本を読んで貰うために丸山商店に置いて貰っているらしく、安価で容易く手に入る唯一のエロ本になっている。そのため、思春期でムラムラした少年少女――とりわけ、漫画よりも文字の本に目を向けやすい少女達は焔☆ベル先生の自費出版作品に手を出し、結果として、ハードプレイしか書かない彼女の性癖に染まっていく。
(やってくれたな、穂村美涼……ッ!)
もう一度、本を見る。栞の他にたくさんの付箋。頁の端がよれていて、何度も読み直したことがわかる。おそらく穂村はいきつけの喫茶店を題材にして、これを書き、榎木はそれを読んで自分と重ねてしまったのだろう。
眉間を揉みながら、ちょっと本を読んでみる。穂村、可愛らしく視線をちらちら向けるんじゃない。俺が読んでいるのがおまえのエロ本だと気が付いたとき、絶望するのは他ならぬおまえだぞ、穂村。
俺は痛む頭を抑えながら、深く、深く息を吐く。
とりあえず、色々確認してみるか……覚えておけよ、穂村。