※この作品はR-18です。

因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする   作:CloudWagon

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三狐神

――三狐神(さぐじ)――

 

 

 

 ――五月二十二日・夜。

 

 色々あってついに五月も半ばを越え、初夏の兆しが見え始めたころ。俺は冬先輩と二人、銀木薬局の黒い扉の前に居た。この先に、三狐神(さぐじ)サマとやらがいるそうだ。

 

「ごめんなさい、浩太くん。本当はみんながいた方が心強かったと思うのだけれど」

 

 腰までの白いロングヘア。偽装を止めた黄金の瞳。均整のとれたプロポーションに整った顔立ち。冬先輩は俺にそう告げて、眉を下げた。

 銀木薬局最奥に位置するこの部屋は、三狐神サマとやらが住み暮らす“伊那穂神社”の裏の本殿とやらがあるらしい。漆喰のように黒く、闇のように深い不思議な色合いの扉だ。普通の木造建築の廊下に突然この扉があるモノだからびっくりしたが、昔、泊めさせて貰ったときは気が付かなかった。

 

「普段は【偽装】と人払いの香を焚いているの。なんとなく近づきたくない、とか思ったでしょう?」

「ああ、あれか。以前学校で見たが、俺にはよくわからなかったなぁ」

「あなたが今、魂の質が格上げされて現人神(あらひとがみ)になっているから、でしょうね。元々強い力の香でもないから、ある程度強化された段階で弾けていたとは思うのだけれど」

 

 今、この扉の前に立つのは、俺と冬先輩だけだ。というのも、開いた時点で浄階庵主以外の人間がいると、感づかれてしまうらしい。裏の本殿に入る前に閉ざされたら、冬先輩でも開けられないとか。

 その点俺は、たくさんのこの村の女を抱いたことで現人神、ようは魂がレベルアップしているから、裏の本殿――神域に入っても、三狐神サマには気が付かれない、らしい。例の三界(さんがい)供譲(くじょう)の儀が結実する、今晩の零時までに決着をつければ俺の勝ち。制限時間は……一時間。二十三時になるまで、入れないそうだ。

 

「見送りが私だけ、というのは不安でしょうけど……」

 

 冬先輩は、自信なくそう告げる。今まで三狐神のために頑張って頑張って頑張って、家族も友も好きな人のことも切り捨てて、夢も希望も諦めて、そうして心が折れてしまった少女は、矜持も自信もわからなくなって、不安定になっていた。

 思うところはあったが、もう俺の嫁で俺の女だ。三狐神から奪い取る前に、元気づけておくかな。俺はため息を一つ吐くと、左手で冬先輩の腰を抱き寄せて、右手でCカップのおっぱいを鷲掴みにした。

 

「ひゃぁぁっ!? な、なんでこの流れでおっぱいを揉むの!?」

「いや、可愛い冬先輩を元気づけようと思ったらムラムラしてつい」

「つい!? あっ♡ ちょっ、ちょっと、だめよ」

 

 俺の手によって全身を性感帯に変えさせられた冬先輩は、ブラジャー越しで感覚が薄いはずの愛撫に、甘い嬌声を上げた。時間があれば前後不覚になるまで犯しぬくんだが、今日はお預けだ。

 

「続きは後で。信じて待っていてくれるか? 冬」

「……うん。まってる」

 

 幼い少女のように頬を赤らめる冬先輩に、笑いかける。

 

「では、開くわよ。――『浄化庵主の名の下に、本殿への参道を開かんこと、願いたもう』」

 

 冬先輩の言葉に反応して、黒い扉が開く。ここから先、入れるのは一人のみ。俺は冬先輩に向かって頷くと、扉の先を見た。

 夜の光景。石段が連なり、その上に大きな神社が見える。階段の横は草の生えた坂になっていて、何段かに一度、灯籠が飾られている。灯籠の中には青い炎が揺らめいていて、なんとも神秘的だった。

 

「九段に一度灯籠があり、二十八個の灯籠の先に三狐神様がおられるわ」

「わかった。行ってくるよ、冬」

 

 俺の服装は、動きやすさ重視だ。黒いスラックスに黒い半袖のシャツ。それにウエストポーチを装着した。最悪、闇に紛れて逃げられるように全部黒にしようと提案したのは、丸山先輩だったが……どう見ても、黒一色に腕を出した俺が見たかっただけ、だった。

 そこまで期待してくれるなら、今度この服でお散歩プレイしてやろう。首輪の用意しておかないと。

 

(寒い。どういうところなんだ、これ)

 

 月が見える。とてつもなくデカい満月だ。神社の裏から、俺を照らす月。この月が頭上に昇ったら、アウトなんだろうな、と直感的に理解した。

 階段を登り、汗一つかくことなく白い鳥居をくぐる。砂利道に挟まれた参道は、操作された記憶の中と変わらない。右手に手水舎(ちょうずや)があり、左手には鐘がある。正面にあるのは本殿のような形の大きな門で、そのさらに先に道が続いていた。夜道を、明るすぎる月明かりの中、歩く。門の先に見えたのは、満月を映す大きな湖だった。中心には四本の石柱があり、石柱の中央には小さな社が一つ。その上に座る、女性の姿。

 

「よくきたのぅ、供譲の神子よ」

 

 聞くモノに安心を与える不思議な声。冬先輩より少しだけ低いその声は、大きな湖の中心で、人影は手のひらサイズくらいにしか見えない距離なのに、耳元で語りかけられているかのように響いた。

 

「俺が来るってわかっていたのか?」

「ああ、もちろん。なにせ(わらわ)に謁見を願う不遜な柱は、過去にもおったゆえ」

「柱が、いやになって?」

「くふふ……いいだろう、少し昔話をしてやる。ちこう寄れ、小僧」

 

 言われて、一歩踏み出す。泳いでやっても良かったが、俺が踏み出すと、水面に波紋が浮かぶだけで沈むことはなく、そのまま歩くことができた。

 近づいてみるとよくわかる。白銀の豊かな髪。頭上の大きな狐耳。大きく毛並みが艶やかな銀の尾が一本。

 

「昔々、妾はただの狐じゃった。畑を荒らし、けれど人間に捕まらず、そうしていると人間は妾を祀るようになった。妾は御饌津(みけつ)神と呼ばれ、田を守る守り狐となった」

 

 巫女服のような、上下白の袴姿。上衣は豊満な肉体の胸元まで下げられ肩を出していて、今にも乳首が見えそうだ。

 

「それに変化があったのは数十年経った頃。人間達は神仏習合を謳いはじめ、ただの八百万の一柱でしかなかった妾は、人間たちの“こじつけ”で古くから信仰のあった仏閣と同一視され、いつしか妾は、神としての側面と、仏としての側面を持つことができた。尾は増え、形の取り方を変え、術理を操り――妾は、この甘美な力をより欲しくなってのぅ」

 

 白い肌。

 黄金の瞳。

 銀の麻呂眉。

 薄い桃色の唇。

 冬先輩に似た顔立ち。

 

「故に妾は、人間達がそうしたように、“こじつけ”を愛することにした。妾を神として信ずるこの村を、守り神としての力で囲い込み、信仰と教えと術理を与えた。こじつけで巡り廻り繞る一族を作り、神の血を与えた。囲い込むための結界に法則を与え、人間達から繁殖の力を奪いながらも、繁殖が思うように行える奇跡を与えた。神として君臨しながらも、仏の教えを広め、我が力となる大きな儀式を整えた」

 

 三狐神(さぐじ)は小さな社から飛び降りる。音もなく水面におり、波紋が広がった。

 

「百年でこじつけは迷信になった。二百年で迷信は因習になった。三百年で因習は信仰になった。名に由来した三をあらゆる儀式に根ざし、三を重ねて九十九年に一度、大規模な儀式を行うことにした。欲界、色界、無色界からなる三界を人の身にこじつけて、有頂天に至らせる。その格別の魂で、妾はまた、強く、美しくなるのじゃ! 見よ、この美しい尾を。千年を超え、九つ数えた尾は一つに統合された。こうも、美しくのう」

 

 三狐神はそう、童女のように笑った。幾人もの人生を狂わせ、幾人もの愛を踏みにじり、その全ての犠牲を、己の美貌のためと嗤った。拳を握る。思ったよりも、怒りは湧いてこない。既に、そんなもんは通り過ぎていた。

 

(やえの。おまえがいなかったら俺は、きっと闇に堕ちていたのだろうな)

 

 だが、どんなに怒り憎もうと、それをぶつけるのだけは止めると俺の女に誓った。だからいつものように、俺らしいやり方で、俺らしいアドリブで、俺らしく決着をつけよう。

 

「さて、ここからは約束の時間じゃ」

「約束?」

「そう。何代か前の供譲の神子が、妾と約束を交わしたのさ。妾に打ち勝つにはどうしたらいいか、ここに辿り着いた柱に教えてやれ、となぁ。もしもここから逃げ出せたとき、必ず後世に言い伝える、と。じゃがまぁ、小僧、おまえが知らない時点で、柱たちの末路は察しておろうがのぅ」

 

 三狐神は俺の前まで歩み寄る。年の頃は、二十前後に見える。冬先輩よりもほんの少し年上、という程度だ。後ろ手を組んで、前屈みになる。扇情的な仕草と、人を煽る表情。

 

「ここに来ると言うことは、冬をいたぶったのだろう? 惜しいのぅ。アレは優秀な暇つぶし道具じゃったよ。童女の頃に“おまえの味方は妾だけ”と思考を操っただけで、実の妹すら道具のように扱いおった。くふふ、可哀想な娘じゃ」

「へぇ?」

「なんじゃ、無感動じゃのう」

 

 無感動。

 ふむ、無感動か。

 なるほどなぁ。

 

「例えばアレを心身共に堕としておったら話は違っていた。銀木、八重垣、榎木、秋山。全ての心を手に入れていたら、妾に手が届いたかもしれんのう。じゃが、それは叶わぬ。声が聞こえてきただろう? 廻りの一族を傷つけ、心を手に入れさせないための声。供譲の神子の心を縛る声。面倒じゃから自動化してあってのぅ。妾が関与せんでも、小僧の心に罅を入れる」

 

 なるほど、つまり手が届くということか。いやいや、本当か? 迂闊すぎないか?

 首を傾げる俺を、怯えと捉えたのだろう。三狐神は楽しそうにくるくる回る。

 

「例えば巡りの一族はどうじゃ? 水の湊、豊の丸山、道の三枝。いずれもそう関わりのない連中だろうが……適当に、一人には憎しみが向くように結界の調整をしておいた。もう壊してしまったかのう? くふふ、可哀想に。小僧の憎んだものは、もとよりおまえに好意を抱いていたものじゃ! じゃが、もう終わり。彼女らの心身を掌握しておれば、妾を捕まえることもできたじゃろうに」

 

 眉間を揉む。つまりなんだ、こいつもしや、“自動化”とやらに丸投げで、下界の様子なんか見ていなかったのか? 今のところ、手は届くし捕まえられるんだが?

 

「ああ、それとも二十八人の心身を得られたか? 方位二十八宿に準えた星の循環じゃ。妾を支配し返したいのなら、この村の女を二十八人従えなければならない。くふふ、じゃがそれも難しかろう? 供譲の神子は儀式の参加者に憎しみを抱く。そして儀式の参加者とは、この村すべてのこと! 何人壊してしまったのか、あとで教えてたもれ? くふ、くふふ、くふふふふふふっはははははっ!!」

 

 高笑いを上げる三狐神を見る。なんかもう勝ち筋も見えたからいつ初めても良いんだが。一応、このあと何かするんなら対処しなきゃならない。

 

「儀式の結実は、妾が小僧を犯し、小僧が妾よりもさきに絶頂することで終わる。四天の最高峰、有頂天に至るために構築した“こじつけ”じゃ。もし万が一、妾を先に絶頂させたのなら、屈服の証として妾が小僧の神嫁(しんか)となり、小僧はこの(むら)の柱として、皆に敬われる三狐神(さぐじ)の神子となる。最期の最後に妾の肉体を堪能させてやろうという慈悲じゃ。くふ、くふふ、くふふふふ、さぁ、ちこうよれ、柱よ」

 

 息を吸う。こんなののために気合いを入れたのかと思うと、ため息を吐きたくなる。

 息を吐く。とはいえ、向こうがまな板の上で包丁を差し出してきたんだ。捌かないなんて不義理はできない。

 

「雪は、決死の覚悟で後を託した。冬先輩は、孤独の中で俺に繋いだ」

「はぇ?」

「あんたは二人よりも、ぜんぜん怖くないよ。俺にはドブ臭い獣にしか見えないね」

「くふ、強がりか。愛いのう。よかろう、ではこの守狐――三狐神(さぐじ)観音(かんのん)()(みこと)が、小僧の心を踏みにじり、快楽の有頂天へ導こうぞ!」

 

 三狐神の拍手と同時に、空間がひび割れる。思わず目を瞑り、開いたときには、場所が変化していた。満月を天蓋に、丸く広く敷かれた布団。周囲は本殿の中のようだ。外側に、床に敷かれた畳と板張りの壁。幾重にも連なる襖。俺は巨大な部屋の中、中心にぽつんと存在する(ねや)に招かれた。

 三狐神は艶然と笑みを浮かべながら、片膝を突く俺に四つん這いで近づく。余裕と期待に塗れた顔だった。

 

「くふふ、これほどの魂は初めてじゃ。どぉれ【感応誘縁】……心を蕩けさせ、衣類を脱いで横におなり」

 

 いややっぱりまったく効果ないな。とりあえず、言われるがまま、全裸になって仰向けになった。すると三狐神は俺の上に馬乗りになり、胸元に指を這わせ、「まずは味見じゃ」と呟く。衣服を脱ぎ捨てた三狐神は。神というだけあって、安産型のケツと綺麗にくびれた腰を持っていた。おっぱいは、Eカップってところかな。

 ……その味見が、己が優位に立つ最後の瞬間だとも知らずに、三狐神は俺にケツを向けて四つん這いになると、俺のちんこを美味しそうにしゃぶりだした。

 身長が足りないから、まんこを舐めるには遠い。しょうがないから銀の尻尾を掴んで、濡れたまんこに中指を差し込んだ。

 

「じゅる、じゅる、うまい陰茎じゃ。ちゅ、じゅる――んむ!?」

「お、意外と狭いな。もっとガバまんだと思っていたが」

「な、ぷはっ、なぜ動けるんじゃ!? ひんっ、や、やめろ、動かすでない!」

 

 独りよがりのフェラなんざ、少しも気持ちよくはない。それよりも、もっと気持ちの良いことをしてやろう。中指で膣内を適当にかき混ぜながら、親指でずる剥けのクリトリスを撫でる。俺の腹にぽとぽとと落ちる愛液が、彼女を交尾可能なメスだと教えてくれた。

 

「やめろ、きゅぅんっ、や、やめ、ひ、人の指でイきとうない! やめ――」

「じゃ、そろそろGスポットぞりぞりしてやるな?」

「――イぎだぐな゛い゛ぃぃぃぃっ!!??」

 

 絶頂勝負とはなんだったのか。俺の指でGスポットをぞりぞり撫でられただけで絶頂した三狐神を、俺の上から下ろして仰向けにする。全裸で、茫然自失といった様子の三狐神。絶頂勝負はあっさりと俺が勝ったせいか、子宮の上、へその周辺に、子宮と卵巣を象った紋様が浮かび上がる。

 

「なんてことを、してくれたんじゃ! あぁ、ぁ、妾が、三狐神の命である妾が、こんな小僧の嫁に……。もうよいじゃろ。出て行け。おぬしへの責め苦はこれで終わる」

「はは、何百年生きてても、わかんないことがあるんだな」

「は? ひっ」

 

 仰向けになった三狐神に馬乗りになり、両手でおっぱいを鷲掴みにする。上向きの生意気なおっぱいだ。

 

「嫁になった女が(しとね)で誘ってんだ――当然、食い散らかすに決まってるよなぁ?」

「ぁ、いや、やめ、そ、そうだ。お尻でしてやろう。神は飲食をせん。だ、だから、不浄もない」

「ほんとか? じゃ、飲め」

 

 俺は脱ぎ捨てたウェストポーチから丸薬を取り出すと、三狐神の口に放り込む。とっさに呑み込んだ三狐神は、顔を真っ青にして、四つん這いで布団から逃げだそうとした。俺はさっさと歩いて三狐神の左隣に立つと、三狐神のお腹の下に膝を入れる形で正座して、左手で背中を抑えた。

 

「ひぃぃっ、た、たのむ、せめて外で……!」

「神様でもいやなもんなの?」

「閉月の秘薬は儀式には重要だが、痛みを緩和するための媚薬効果にのめり込まれても生産性がない! ゆえに羞恥と忌避感を盛り込んだ! 妾に忌避感など通じんが、月零真珠とはいえ排泄を見られて喜ぶ女がいるわけなかろうこの変態めがッ!!」

 

 そこまで言われたら、変態らしく観察するしかないなぁ。夜の閨。満月を光源とするこの空間は、意外と明るい。とはいえ電球よりは薄暗く神秘的な光景なのだが、その上に、三狐神のケツからあふれ出た光りが、閨を照らし尽くすほど強く広がった。

 

「すげぇケツ光るな。定期的に神社でスポットライトやれよ」

「うぁ、ぎっ、づぅ」

「痛いのか? や、でもどんどんまんこ濡れてきてるな。どれ、手伝ってやるよ」

 

 三狐神は苦しみの声を上げる。単純に、飲食を不要としていたのなら、久々の感覚過ぎて辛いのだろう。俺は空いた右手を振り上げると、半ばまで黄金の月零真珠が顔を出し始めたケツを、音を立てて叩いた。

 

「いぎっ!?」

 

 悲鳴。同時に、月零真珠が音を立てて飛び出る。その勢いはすさまじく、閨を飛び出して畳に落ちた。今度雫落とし飛距離コンテストをやったら、雪は喜んでくれるだろうか。

 

「離せ、このグズめ、はなさんかぁ」

「よくここまでされて煽れるな。感心するよ。お尻叩きで躾けてやるな?」

 

 繰り返し、右手を挙げる。叩くといっても、痛みよりも音が出るように調整している。その方が屈辱的だろうと思ったのだが、案の定、悲鳴が強い。ただ、二個目の月零真珠はそう遠くまでは飛ばなかった。

 

「うぐぐ――ぎゃんっ!? あぐっ、ぅっ、た、たたくでないぃぃぃっ」

「すげぇな、何個出るんだ?」

「わ、妾は奉納された月零真珠の半分を結界に、半分を取り込んでおる……故に、制限分の五つを全てださんと終わらん。もういいじゃろ? な?」

「そうだな。そろそろ離してやるよ」

 

 俺がどくと、三狐神は脂汗を掻きながら外へ行こうとする。俺はそんな三狐神の後ろに回ると、がっしり腰を掴んだ。デカい尾が邪魔だが肩に抱えておけば良いだろう。

 

「いぎっ、な、なにを?」

「なぁ三狐神って呼ぶの面倒だからさ――」

「まてまてまて! 儀式で神嫁となった妾に名をつけるということは、お主が妾を隷属させてしまうことになる! いいのか!? 人の身で不老長寿は辛かろう?」

「――(みこと)って呼ぶことにするな?」

「ぁ、ぁぁ、ぁ……ち、力がはいらん……」

 

 もはや月零真珠を堪える元気もないのか、三つ目の月零真珠が音を立てて落ちる。三狐神……命がデメリットを提示するときってイマイチ信用できないんだよな。ただ、隷属という言葉は本当だったのだろう。肌の感度や紅潮、発汗など、さっきまでより明らかに感じやすくなっている。

 俺は四つ目の月零真珠が顔を出す前に、くっぱりと開いたアナルにちんこを宛がう。

 

「な、なにをする!?」

「月零真珠、たくさん出てつらいだろ? 押し戻してやるよ」

「やめ、やめろやめろやめろ!」

 

 アナルにちんこを入れる。とてつもない締まりでちんこを気持ちよくしてくれる奉仕の気持ちは、夫としてありがたく受け取ろう。そのままぐいぐいちんこを進めると、命から悲鳴が響きはじめ、俺は命の腸内で、次の月零真珠とちんこでキスをした。

 

「いぎぃぃぃぃぃぃっ!!!??」

 

 そのまま腰を振る。月零真珠はちんこの動きに合わせて腸内で前後し、子宮を裏から叩くのだろう。命のまんこからは水鉄砲みたいに愛液が噴き出し、水音ではすまない鋭い音が響く。

 

「いやじゃ、お尻で気持ちよくなりとうないっ、お尻でイきとうない!」

「オラッ! 月零真珠に腸内ぶっかけだ! 大人しくイっとけ!」

「いやじゃ、いやじゃ! お゛じり゛でイ゛ぐぅぅぅぅぅッ!!!!??」

 

 ちんこを引き抜くと同時に、残り二つの月零真珠が連続で飛び出る。とっさに避けると、二つの月零真珠は精液を纏って輝きながら、一つ目よりも奥に落ちた。やっぱりこれは運動会に加えるべきだな。

 

「う、ぅぅ、これいじょうひどいことしないで。充分辱めたじゃろう?」

「足りんが?」

「なぜじゃ!?」

 

 何故もなにもあるか。俺は命をひっくり返すと、とにかく扱いに困る尻尾を命のクッション代わりに背中に敷いて、足を開脚させた。

 

「抵抗しないんだな?」

「お主が隷属させたんじゃろう!? 逆らえるかアホめ!!」

「口だけは達者だな。じゃ、生意気畜生まんこの味でも確かめるかな」

 

 顔を屈めて、左手で足を押さえたまま右手でまんこを開く。びらびらは控え目で、色も濃いピンクくらい。てっきり沈着しているかと思ったがそうでもない。クリトリスは包皮が剥けていて、膣口から流れる愛液と合わさってたいへんエロい。

 舌で膣口をつつき、クリトリスを吸い、膣内に舌を侵入させる。くらくらするほど甘い。これが隷属の証とでもいうのか、俺にガチ恋している女たちくらい甘かった。味は、昔、なんかの機会に飲んだ御神酒を思い起こさせる。日本酒の味、ということだろう。

 

「ぁぅっ、な、なぜ舐める必要が。ぅぅんっ、ひぁ、ぅぁ♡」

「ぢゅっ、どうしたー、命。嫌がってる割に嬌声が甘いぞ」

「やぁっ、し、神嫁になると夫からの愛撫に弱くなるんじゃ、ぅひン♡」

 

 舌を前後させ、クリトリスを右手でしごき、足を押さえた左手で太ももを撫でる。

 

「やぁっ♡ う、うそじゃ、人間のベロでイきとうない!」

「れろ、ぢゅっ、じゅぞぞ」

「やぁぁんっ♡ 人のベロでイ゛ぐぅぅぅぅっ♡♡♡」

 

 愛液を噴出させて盛大にイった命は、腹の紋様を光らせながら白目を剥いていた。顔は蕩け、涎で汚れ、Eカップおっぱいには汗が張り付いている。おっぱいを堪能するのは、まぁあとでいいか。とりあえず、と、濡れたまんこに俺のちんこを宛がった。

 

「ま、まっへ、まって、みよ、今は満月じゃ。わかるじゃろう!?」

「はいはい。処女ってわけでもないんだろう? 挿入するぞー」

「イっ♡ あああんんっっ♡」

 

 狭く濡れた膣肉は、ちんこを蕩けさせるほど熱く、全方位からちんこを撫でるように蠢く。こいつ自身は畜生だが、まんこは最高だ。

 

「ぐお、いいまんこじゃねぇか。壁に挿しておいて、毎日使っても良いな」

「ぁぅぅっ、いやじゃ、いやじゃ、孕月の儀が始まってしまうぅぅ」

「ああ、なるほど」

「いぎゅっ♡」

 

 俺はちんこを子宮に叩きつけ、イキ続ける命の、恐怖と快楽に歪んだ唇を奪いながら、一番奥にちんこを叩きつける。

 

「んちゅ、んあ、む、んむぅ、ちゅぅ♡ やぁ♡ ちゅ♡ ごく、ごく、ん♡」

「はは、ずいぶん上手そうに唾液を飲むな?」

「うぁ、ちゅぅ♡ 妾とてこの村の法則内にいる女。心身を捧げた相手の体液は美味しくなる。それは妾を基準とする以上、どんどん神に近づき味が良くなる。ちゅぅ♡」

「ふぅん。まぁいいや、動くぞ、命」

「んぐ!?」

 

 腰のストロークを始める。めちゃくちゃに犯すのもいいが、こいつは人間にイかされるというのがずいぶん屈辱的なようなので、ちゃんと性感帯をちんこで擦りながらピストンをする。命は顔を上げ、腰をへこへこと動かし、足を震えさせながら何度も絶頂し、そのたびに童女のような涙を流す。

 

「いやじゃ♡ あんっ♡ ひぁっ♡ きもちよいのは♡ いやじゃぁっ♡ ひ、人の仔を孕んでしまうぅぅっ♡ やめてくれ、人の仔など孕みとうない!!」

「うるせぇ! 今まで犠牲にしてきた人間の分だけ、きっちり孕めッ!!!!」

「いやぁアアアアアアアアアアああああァァァッッッッ!!!!!」

 

 子宮口に擦りつけるように射精する。精液が子宮全部を満たして、果てぬように。

 

「うぁっ♡ 射精ながぃぃぃっ♡ ひぁっ♡ きもちいいっ♡ ぁっぁっ♡ 陰茎が」

「おちんちんって言え」

「命令はだめじゃぁ♡ 隷属のせいで実行力を持ってしまぅぅ♡ お、おちんちん、きもちいい♡ ぐすっ、うぁ、おちんちん、すきぃ♡」

 

 一番奥に挿入したまま、俺は命の頭を抱える。

 

「いいか。迷惑掛けた全員に謝って、それから犠牲にしてきた人間の分だけ子供を産んで、苦労して育てろ。育児は俺と分担して、赤子の世話を冬たちに頭を下げて手伝って貰うんだ。子供を育てる愛と苦悩を学べ、命」

「ぅぁ、は、い、旦那、さ、ま」

 

 快楽の最中、気絶するように命が眠る。俺は命に毛布をかけてやると、服を着て、命の月零真珠をウェストポーチに入れて本殿を出た。あの山門が本殿に変化していたようで、満月の夜空と道は変わっていない。

 だが、それが、俺がほぼ人間ではないということなのだろう。この場所がなにより居心地が良く、また、ここでできることも自然と理解ができる。これほど神秘の深い場所は、ここより他にないのだろう、とも。

 

 階段を降りる。手をかざすと、黒い扉が開いた。ここへの行き来は、もう、俺ならいつでもできる。

 扉をくぐると、そこには冬先輩がいた。正座し、手のひらを合わせ、ずーっと祈っていたのだろう。俺の姿を見ると、泣き腫らした目元を隠そうともせず、ふらふらと立ち上がって、近づく。

 

「終わったよ、冬」

「こ、うた、くん。こうたくん、浩太くん!! うぁぁぁっ!!」

 

 冬先輩を抱きしめる。彼女がもう、これ以上泣かなくても良いように、強く、優しく、ずっと。俺は冬先輩と抱き合ったまま、冬先輩の頬に右手を当てる。涙を拭い、瞼に口付けをして、額を合わせ、冬先輩の唇に触れるだけのキスをした。

 

「さっきの続き、するか」

「……ん、ちゅ」

 

 唇をしたで割り、歯列を舐め、舌に触れる。甘い唾液を飲みながら俺の唾液を送り込むと、冬先輩は嬉しそうに喉の奥で笑った。

 

「服、脱げるか? 冬」

「脱ぎ、たいのだけれど、ふふ」

「冬?」

 

 困ったような、残念なような顔で笑う冬先輩に首を傾げる。冬先輩は俺の頬に右手を当てると、少し離れて、左手で俺の右手をとった。

 

「みんなに怒られてしまうわ」

「みんな?」

 

 手を引かれ、廊下を歩く。居間にまでたどり着くと、なにやら中が騒がしい。冬先輩より一歩前に出て、少しだけ、明かりの点る襖を開ける。

 まず目に飛び込んだのは、長机。その長机の周囲に集まる女の子たち。みんな学校から直帰できたのか、制服姿だ。俺の視線の正面、長机の短い辺で並んで座る、紅葉と青葉。何故か紅葉は青葉におっぱいを揉まれていた。ほんとに何やってんだ。

 

「青葉ちゃん! 何度も言うけどおっぱい出ないからね?!」

「わからない。冬先輩は出た。さっき適当な薬を雪に貰って紅葉の飲み物に仕込んだ。出るかも」

「雪ちゃん!! 青葉ちゃんになに渡したの?!」

 

 紅葉が雪の名前を呼ぶ。雪は長机の長い辺の方、襖と真反対の窓辺を背にして、二リットルの炭酸飲料のペットボトルを片手に、白いシャツと群青色のスカート姿の丸山先輩にだる絡みをしていた。

 

「栄養剤です。……そんなことより美名子さん。早く次の姉様の弱みを教えてください。注ぎますから」

「圧が強くて怖いんだが。やめろぉ、私のお腹を炭酸でたぷたぷにするんじゃない。というか私みたいな陰キャに冬妹の圧は無理すぎる……」

「ささ、どうぞどうぞ。閉月の秘薬もありますよ。羞恥プレイ、しましょう?」

「それで悦べるのはおまえだけだからなぁ?! 見てないでなんとか言ってくれよお嬢!」

 

 丸山先輩がお嬢などと言うのは、一人だけだ。長机の短い辺。紅葉と青葉の向かい側。うつらうつらと船を漕ぐ榎木を膝枕するやえのの姿があった。やえのは丸山先輩に柔らかく微笑むと、小さく首を振る。

 

「ふふ、私は身動き取れませんよ」

「ふにゃふにゃ、こーせんぱい……」

 

 やえのは榎木の頭を撫でると、次いで、俺の姿に気がつく。

 

「……浩太さん」

 

 やえのは温かく微笑んで、それから、一筋の涙を流す。左手で自分の涙を拭うと、俺に小さな口を開いた。

 

「おかえりなさ――」

「助けて浩太先輩! 紅葉が私に母乳が出る薬を盛ろうとしてくる!」

 

 その、やえのの暖かい言葉は、青葉の豪速球に阻まれる。青葉は俺の腰に抱きつくと、追いかけてきた紅葉の盾にした。

 

「はは、おいおい、よせよせ」

 

 気負わず、何気なく名前を呼んで、俺を……日常に、帰してくれた。本当におまえは、まったく。どうして俺のしてほしいことがわかるんだ。

 

「浩太センパイどいて! あ、あと、最初に盛ろうとしたのは青葉ちゃんだからね?!」

「ふふん。でも最後に盛ろうとしたのは紅葉。丸山先輩もそう言ってる」

「言ってないが?! 巻き込むのはやめろぉ双子ぉー!」

 

 俺を中心にクルクル回る二人。そんな二人に、強めのツッコミをする丸山先輩。懐かしい。いつもの天文部の光景だ。

 

「くっ、ははははは! もう三人とも飲め。な?」

「待て待て待て倉持ィ! なんで私も?! だったら冬もだろう!?!」

「え!?!? 私も飲むの?!」

「いいな。天文部ミルクサーバーか。俺、みんなの母乳でケーキ作って食べ比べするよ」

「ド変態じゃんかぁ! 冬妹なんか言いなよ!」

「望むところです」

「だめだ! こっちもド変態だ! 助けてお嬢!」

 

 カオスだった。味が濃いとつくづく思っていた天文部だが、雪も加わると加速しかしない。榎木は寝ていて良かったと思うぞ。本当に。

 丸山先輩に声をかけられたやえのは、薄く微笑んで遠くを見ていた。

 

「この乱癡気騒ぎに雪さんほど早く乱入できないなど、なんたる不覚。これで浩太さんにどのように顔向けすればよいと言うのでしょうか……かくなる上は、浩太さん!」

「お、おう、どうした? やえの」

「私の母乳でミルク寒天を作ってください! 恋敵に差をつけますゆえ!」

「差は開くと思うが……」

 

 とんでもないことを言い出したやえのを、どうどうと抑える。

 俺はしょうがねぇな、と頭をかくと、そうだ、と思い出した。

 

「みんな」

 

 みんなの顔が、こちらを向く。きょとんとした、でも、優しい顔だった。

 

「ただいま」

 

 声が響く。次いで俺に届いた声は、大音量で、深夜の銀木薬局に響いた。

 

 

『おかえり!』

 

 

 明日に繋がる声。

 今日を乗り越えた俺たちに、祝福のように降り注ぐ声に、俺はただ、そっと、両手を広げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 らんちき騒ぎが終わり、冬先輩に泊まっていくか提案されたがそれを断り、俺は家に帰ってきた。そろそろ日も昇ろうかという頃で、空には朝と夜の狭間の、紫色のグラデーションが流れている。

 倉持家は、瓦屋根の平屋で、玄関は引き戸だ。磨りガラスの引き戸に鍵を差し込んで開くと、広い玄関が見える。明かりはなく、板張りの廊下は薄暗い。

 石畳の三和土(たたき)に靴を脱ぎ捨てて、廊下に上がる。足音は立てないようにしたが、どうやら起こしてしまったようだ。廊下の向こう、居間の奥の部屋からぱたぱたと足音が聞こえてきた。

 息を切らして俺を迎えたのは、普段丁寧に結わえている髪を無造作に下ろした、君恵さんの姿だった。

 

「浩太、くん」

「君恵さん、その」

「浩太くん!!」

 

 君恵さんは、目尻に涙を溜めて走り出す。俺に飛びつこうというころには、溜めた涙が流れて廊下に散った。

 俺は君恵さんを抱き留めて、優しい匂いとあたたかい体温に、帰ってきたことを実感する。

 

「ごめんなさい、ごめんなさいっ! 浩太くんが帰ってこなかったら、私、私っ!」

「君恵さん……君恵さん。俺の方こそごめん、俺、俺……」

 

 強く、強く抱き締め合う。色々あった。本当に、色々あった。でもきっと、君恵さんと語り合えなくなったことが、俺の始まりだったから。

 

「浩太くん。私はいいんです。浩太くんが、無事で、ぐすっ、かえってきてくれたのなら、私は、ぅぁ、私は、それでよいのです。だから……おかえりなさい、浩太くん」

「うん、うん、ただいま、君恵さん」

 

 抱きとめていた体を離す。互いに涙で濡れたまま、俺は、俺たちはどちらからともなく、唇を合わせた。触れるだけのキス。そのまま、満足出来ずに舌を絡め、唾液を飲み干し、飲ませて、また舌を絡める。

 

「ふ、ふふ。もう早朝ですが、なにか食べますか?」

「君恵さんが食べたい」

「あら、ではお召し上がりの準備をいたしませんと」

「もう美味しそうだけれど」

「では調理はお任せしても?」

「任せてくれ。得意なんだ」

 

 手を繋いで歩く。板張りの廊下を、きしきしと音を立てて。歩く中で、君恵さんは帯を解き、新緑色の着物を脱ぎ、長襦袢だけになった。俺もウェストポーチを外し、シャツを脱いで、ついでにズボンも脱ぎ捨てる。

 いつも二人で食事をした居間を抜ける。君恵さんは長襦袢を肩からするりと脱ぐと、白い和装ブラを外し、パンツの紐を衣擦れの音と共に引き抜く。

 俺もまたパンツを脱ぎ捨てて全裸になると、共に一糸まとわぬ君恵さんと、君恵さんの私室に入った。

 

「枕が二つ置いてある」

「いつでもここで眠れますように、念の為」

「間違えて俺の方を使いそうだな」

「あら、よだれの跡がありましたか?」

「確認しないとなんとも」

「ふふ、では、どちらのものかも判らぬようにしてしまいましょう」

「完璧な隠蔽工作だな」

 

 布団の上に、二人で向き合って座り込む。俺は俺の枕の下で、あぐらをかき、君恵さんは俺の向かいで正座をした。美しい体だ。こうして向き合っているだけで、心臓の鼓動が早くなる。

 

「触っていいか?」

「私も触って良ければ」

「どうぞご随意に」

「ふふ、では遠慮なく」

 

 君恵さんは、右手を伸ばして俺の胸板に触れる。宝物でも撫でるような手つきは、どこかむず痒い。お返しに俺も右手を伸ばして、君恵さんのおっぱいに触れた。

 

「君恵さんのおっぱい、柔らかい」

「浩太くんのおっぱいは硬いです」

 

 君恵さんのおっぱいを持ち上げて、柔らかさを堪能するようにふよふよと揉む。君恵さんは君恵さんで、俺の大胸筋を撫でて、ほぅと熱の篭ったため息を吐いていた。

 

「硬いのは嫌いか?」

「嫌いな手つきに思えますか?」

「大好きって手つきに思うぞ」

「あら、では互いに堪能しませんと」

「違いない」

 

 Dカップのおっぱいは、揉みごたえがあって楽しい。乳頭がよく見えるように乳首を摘んで持ち上げると、君恵さんは楽しそうに嬌声をあげた。

 

「ん♡もう。おっぱいで遊んではいけません」

 

 君恵さんの言葉に、俺はおっぱいをぷるぷると上下に振って謝った。

 

「ごめんなさい」

「まぁ、では私も、浩太くんの乳首に謝ってもらいましょうか?」

 

 君恵さんは悪戯げに笑うと、俺の乳首を柔らかく引っ掻いた。

 

「ごめんごめん」

「もう。……ほかの女の子には、どんなえっちなことをしたんですか?こんなこと?」

「あー、引かない?」

「引きませんとも」

「雫落とし鑑賞会、みたいな」

「まぁ」

「あ、引いたな?」

「まさか。おっぱいに聞いてみます?」

 

 君恵さんのおっぱいを揉んで、乳首を傾ける。

 

「引いてないみたいだ」

「では、私もして差し上げましょうか?」

「いいのか?」

 

 口角をあげて微笑む君恵さんに、思わず聞き返す。君恵さんはもうヤケだ、なんて言いたげに、俺の胸板を引っ掻いた。

 

「ええ。ほかの女の子になさったことは全部して下さい。他にはなにを?」

「あー?」

 

 君恵さんは、言い淀む俺のちんこを両手でギュット握ると、上目遣いで俺に問う。

 

「おちんちんに聞いてもいいんですよ?」

「わかったわかった。ちんこを人質に取らないでくれ」

「わかればいいんです」

「その割に、離さないんだな」

「もちろんです」

 

 俺は強気な君恵さんに根負けて、一つずつ答えることにした。なにせ、君恵さんはちんこを離す気がないようだから。

 

「縛ったりとか」

「あら残念です。帯は廊下」

「今日は反撃して欲しい気分」

「えいえい♪」

「上下しないで。繊細なんだ」

 

 ちんこをしごく君恵さんの手つきに、思わずツッコミを入れる。君恵さんは止めず、俺も本気で止めようとはしなかった。

 

「あとはどのような?」

「母乳が出る薬とか」

「では朝食はパンにしませんと」

「売ってるの?」

「焼きます」

「すげぇ。じゃあ決まりだな」

「ええ。私も浩太くんをミルクサーバーにしますから」

「朝から重くない?」

「重いのがいいんです」

「美容に?」

「健康にも」

「はは」

「ふふ」

 

 互いに見つめ合う。もう、これ以上言葉を交わすには、熱を溜めすぎた。

 

「もう、挿入いたします?」

「うん。準備はどう?」

「そうですねぇ。まずは挿入して確かめてみましょうか?」

「賛成」

 

 君恵さんを布団に寝かせ、正常位の形をとる。膝を立てて足を開いて、ちんこを膣口に宛がいながら、おっぱいを口に含んだ。

 

「あんっ♡ もう、ちゃんと狙えるんですか?」

「もちろん」

「では今度、四十八手すべてでちゃんと挿入できるか試しましょう」

「いいね。――君恵さん、もういいか?」

「……はい。どうぞお召し上がり下さい、浩太くん」

 

 君恵さんの膣内に挿入する。膣肉は完全に俺の形を覚えていて、じゅるじゅると絡みつきながら俺のちんこを咥え込んだ。俺が腰を進めると、君恵さんは気持ちよさそうに嬌声を上げて、俺の首に手を回す。

 

「動くよ」

「はい♡」

 

 言葉は少なく、腰を前後する。君恵さんのおっぱいが揺れる様がエロくて、微笑む顔が可愛くて、腰の動きがどんどん、どんどん、早く強くなっていった。

 

「ぁっぁっぁっぁっぁっぁっ♡ きもちいいです、浩太くんっ」

「君恵さん、ふ、ふ、ふぅ、君恵さん、俺も、すごく気持ちいいッ」

「んぅぅ、ひんっ、ぁっ、ぁっぁっぁっぁっ、私も、私も気持ちいいですっ」

 

 そうしてどれほど時間が経ったのだろう。腰を振って、甘イキする君恵さんを見て、キスをして。

 

「浩太くんっ、ぁっ♡ んひぃっ、ぁっぁっ、すきです、好きです、だから」

「君恵さんっ、君恵さんっ! 俺も好きだ! 君恵さんが好きだ! だから」

 

 手を取り合って、一緒に絶頂する。君恵さんの中に精液が流れ込んで、手を繋いで、微笑み合った。

 互いに言葉はなく、抱き合って果てる。朝日が差し込む室内で、俺は君恵さんと体温を分け合うように、影が融け合うまで眠りについた。

 

 




もう一話だけ続きます。

改めてという声がありましたので、ここまでを経て再アンケートを採ります。次話の最後にも登場人物後編を加えますのでぜひご参加下さい。

  • 梓川 美穂
  • 木崎 杏
  • 藤見 花
  • 掛川 緑
  • 田中 玲菜
  • 湊 眞美
  • 湊 眞紀
  • 瀬戸 南
  • 油島 保奈実
  • 三枝 フィーナ
  • 三枝 フィオナ
  • 柏木 愛里咲
  • 山田 基子
  • 四谷 愛奈
  • 四谷 萌奈
  • 進藤 潤
  • 東 悠光
  • 河上 理梨代
  • 秋山 青葉
  • 秋山 紅葉
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