因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする 作:CloudWagon
――大人達のミルクサーバー飲み会7(あとかたづけ)――
・あるいはピロートーク
南と別れた俺は、厨房からガラスの容器二つとスプーンを持って二階に上がる。宴会場では、机が寄せられていて、みんなが川の字に寝かされていた。君恵と南の二人でこうしてくれたのだろう。重労働だったろうに。
俺は部屋の端でグラスを傾ける君恵に近づいて、君恵の左隣に座り、容器を差し出す。君恵はそれを、笑顔で受け取ってくれた。
「みんなのこと、ありがとう」
「いいえ。そのまま、というのも気が引けましたから」
「そっか。今はなにを飲んでるんだ?」
君恵は可愛らしくグラスを傾けて、柔らかく微笑んだ。
「伊那穂大吟醸です。二十歳になったら一緒に飲みましょうね」
「はは、君恵ほど強いかわからないけれどね」
「ふふ、うち、酒造なんですよ? 家は焼けてしまいましたが、酒蔵は“町”と“村”の間にありますので。
「そうだったんだ。……君恵のこと、まだ、全然知らないんだな、俺」
「私もです。以前は、昔のことを聞くのを躊躇っていましたから」
俺もそうだ。家を焼け出されてうちに来た君恵に、嫌われたくなかった。だから何も聞けず、でも、上っ面だけの家族として接してきた。
でも、今は違う。今は本当の家族として、恋人同士として、あるいは夫婦としてあの家に住んでいる。だから、前よりもずっと、心の距離を近づけられる。
「君恵は、どんな子供だった?」
「そうですねぇ。嫌な子供、でしょうか。達観していて、世間の全部がわかっているような気になって、つんとすましていて」
「想像できないな」
君恵の頬に左手を当てる。熱く、柔らかい頬だ。
「浩太くんはどんな子供でした? 初恋は?」
「はは、馬鹿な子供だったよ。昔から球技が好きでさ。ボールをつつくか転がしてた。でも、小六の時に近所に住むおねーさんを好きになって、おねーさんが通う図書館に通うようになって、初めてまともに本を読んだよ。おねーさん、通信関係の勉強しててさ、おねーさんと秘密のやりとりがしたくて、モールス信号まで覚えたんだぜ?」
ナナお姉さん、と呼んでいた。今となってはどんな字を当てていたのかもわからない、二つ年上の女の子。セーラー服の良く似合う、声の可愛い少女だった。
「あら。可愛いですね。実ったのですか?」
「まさか。俺が中学に上がる前に、引っ越しちまってそれっきり。俺もまだガキだったからさ、彼女の名字も、どこに行ったのかもわからずじまいさ。君恵の初恋は?」
「ふふ。浩太くん、と言いたいところですが、近所のお兄さんでした」
「なんだ。妬けるな」
「大丈夫ですよ。その方、とっくに結婚して村を出ましたから。そもそも、実は写真しか知らないんです。格好いい方だなって思って親に聞いたら、『おまえが赤ちゃんの時に村を出たよ』なーんて」
「ふーん」
俺の反応に、君恵は口元に手を当てて笑う。シャーベットを口に運ぶ仕草が可愛くて、俺も、君恵に並んで柚子のシャーベットをなめた。甘酸っぱくて、美味しい。初恋みたいな味だ。
「ふふふ、浩太くん、可愛い。お付き合いしていた彼女さんのこと、聞いても良いですか?」
「ん、いーよ」
君恵は俺に寄り添って、俺の太ももに手を置く。肩紐の付いた青いジャンパースカート風ワンピースに身を包む君恵は、いつもよりも垢抜けていてどぎまぎしてしまった。
「最初の彼女は中二の時で、部活のマネージャーでさ。一つ年上なだけで大人っぽく見えて、みんなの初恋泥棒だったよ。なんの因果か告白されて有頂天で付き合って、初セックスで痛がらせてぎくしゃくしちゃってさ。半年で破局」
「中学二年生で初めて、は、進んでますねぇ」
「感想そこ? ま、いいや。次は遠征試合行ったときに知り合った他校のマネージャーで、時間を合わせて放課後デートとか楽しかったんだけどさ。失敗を繰り返さないためにって意気込んだセックスでイかせすぎて、そのあとも何度かセックスしたんだけど、結局四ヶ月で破局。なんか違うって言われたんだよなぁ」
「浩太くん、こんなに素敵なのにフラれちゃうんですねぇ」
やめてくれ、照れる。
頬を掻きながら頷くと、君恵は俺にスプーンに乗っけたシャーベットを差し出してきた。口を出して食べると、自分で食べるよりも美味しく感じて、同じようにシャーベットを差し出した。君恵の嬉しそうな表情が、俺も嬉しい。
「最後は高一のとき。一個下の後輩に告白されてさ。大事に大事にして、多分だけど、重くてフラれた」
「む。浩太くんより私の方が重いですよ」
「張り合うのそこ? ま、俺の方が重いが」
「えー。ぜったい私ですのに」
確かあの子も他校の子で、ナンパから助けたのが切っ掛けだった。紺色のセーラー服が良く似合う小柄な女の子。
施設育ちで、親を知らず、愛情に飢えて、感情に聡かった少女。名前を、
「じゃ、試してみるか?」
「はい。では浩太くん。冷たいお口でおちんちん、舐められたくないですか?」
「う。お願い」
重さにどう関係するかわからないが、君恵は顔を下げると、昔話で萎えた俺のちんこを冷えた舌で咥え込む。
「冷たい」
「はむはむ」
「う、気持ちいいよ、君恵」
「んふふ、
君恵は俺に後頭部を見せながら、時々シャーベットを挟んで俺のちんこをしゃぶる。食べ比べでもしてるのか???
そんなエロいことをされたら、直ぐにフル勃起してしまう。君恵がシャーベットを挟んでいる内に大きくなってしまい、君恵は咥えづらそうにしゃぶってくれた。
「むー。ぷは、小さくなりません?」
「抜いてくれたら」
「嘘ですね。浩太くんは、ちゅ、抜いても小さくなりません」
「はは、否定できないな」
君恵は諦めて俺のちんこをしごき始める。ずっとシャーベットの容器を持っていた手は冷たくて、いつもと違う刺激に、射精感が立ち上るのがわかった。
「君恵、小さくなるかも」
「あら、ではストップです」
「えっ」
君恵は俺のちんこから手を離し、微笑む。
「浩太くん、ずっと服を着ていてつまらないです。さ、脱ぎましょう?」
「君恵、酔ってる?」
「ちょっぴり」
俺は君恵に言われるがまま、衣服を脱ぎ捨てる。足袋まで脱いで全裸になると、君恵は満足そうに頷いた。そして君恵は、何故か脱がない。
「君恵は脱がないの?」
「裸よりも洋装の方が新鮮でしょう? 大丈夫です、さっきブラジャーとパンツは脱いでおきましたので」
「どれどれ」
服の上からおっぱいに触れる。指を掠める突起と柔らかさ。確かに、ブラジャーは外しているみたいだ。パンツの方も確かめたかったが、そっと手を止められた。攻め攻めの君恵が可愛くて、ついつい従ってしまう。
「では浩太くん、仰向けに寝て下さい。今日は疲れたでしょう? 私に全部任せていいですからね」
「うーん、新鮮だ。わかった、頼むよ」
君恵の言葉に従って、仰向けに寝転がる。畳の感触がちくちくするが、これはこれで良い。君恵は寝転がる俺の頭の下にささっと丸めた座布団を入れると、満足げに俺のちんこよりも下に寝そべった。太ももの上に君恵の体重が乗るわけだが、小柄な君恵は心配になるほど軽い。
君恵は俺の睾丸を舐めながらちんこを右手で擦り、左手で俺の内ももを撫でる。慣れない状況に射精しそうになるが、君恵はまた、焦らすように手を止めた。そしてそのままじりじりと俺の上を這い、登り胸元までくる。
「浩太くんっていつも攻めてばかりですから、受ける経験は無いでしょう?」
「まぁそうだな」
「ですから攻めるんです。私、浩太くんの初めての女になりたいですから」
君恵はそう言うと、右の太ももとふくはぎで俺のちんこを挟むと、俺の胸や乳首に舌を這わせる。柔らかい舌の感触がこそばゆくて唸ると、君恵はまた、嬉しそうに微笑んだ。
「ぐっ、ぁっ、き、君恵、そろそろ」
「ふふ、あんまり焦らすのも可哀想ですし……今、気持ちよくいたしますね」
君恵は、身体を起こすと、俺のちんこの上に跨がる。よく狙いを定めて、膣肉で締め上げるように、俺のちんこをぐっぽりと呑み込んだ。
「ぐぁっ」
「んぁぁ、はぁーっ♡ おっきくて、きもちいいです」
膣肉を擦りつけるように腰をグラインドさせながら、君恵はスカートの端を持ってたくしあげる。薄い陰毛の下、てらてらと光る愛液とずっぽり埋まったちんこ。君恵がたらふく飲んだ酒のせいで、膣内は燃えるように熱い。
君恵はスカートを持ったまま、器用に腰を振る。結合部がを俺に見せつけて、ノーブラのおっぱいを揺らしながら、俺のちんこに快感を与え続けていた。
「君恵、君恵っ、君恵さんっ、好きだっ!」
「私も、あんっ、っっぁっ、すきです、好きです、浩太くんっ! ぁぁんっ♡」
君恵さんは自分のスカートから手を離すと、俺の胸に両手を置いて、かりかりと乳首をひっかきながら腰を振る。下品に上下する腰使いがエロすぎて、興奮でどうにかなりそうだった。
君恵さんは、器用にまんこを締めて、俺のちんこを余すことなく刺激する。ぬこっ、ぬこっ、となまめかしい音を響かせながら、君恵さんは俺の胸にキスをした。君恵さんの額からこぼれ落ちた汗が、俺の肌に乗り、濡らす。
「君恵さん、っぁ、出るッ!」
「はいっ、ぁっぁっぁっぁっぁっぁっ、たくさん出して下さいね、浩太くん♡ っ~~~っっ♡♡♡」
君恵が腰を打ち付けた瞬間、君恵の子宮にちんこを擦りつけながら絶頂する。君恵は艶然と微笑みながら腰を揺らして俺のちんこを搾り取り、そうしてから、微笑んだ。愛おしい、好きだと、全身全霊で伝えてくるような笑顔だった。
「こうた、くん」
「うん」
「すきです。ずっと、これからも、ずっと」
「うん、俺も、俺もきっと、ずぅっと好きだよ、君恵さん」
「はい。ふふ、嬉しいです」
俺の上に倒れ込んできた君恵さんを、抱きしめる。
別れと出会いの先に巡り会えた大切な人の体温を、心に取り込むように。
・それからどうなった
大人達の飲み会は、全員爆睡という形で幕を下ろした。
翌日になっててんやわんやで解散し、俺と君恵さんは家に帰って一緒に風呂に入って二度寝。君恵さんは酒造の子というだけあってピンピンしていたし、俺はあくまで秘薬の効果で酔っ払っていただけなので問題ない。
翌々日には普通に登校したわけだが、先生方は顔色があまりよくはなかった。何でも、飲み会の翌日は二日酔いでダウン。登校日までにどうにか出歩けるようにしたが、気怠さが残ってしまったそうだ。
「で?」
そう、俺がすごむのは冬先輩だ。
放課後、まっすぐ銀木薬局に向かった俺は、「私が可愛いばかりにすいません。欲情させてしまいましたか?」と告げた雪を上も下もなでくり回し、「可愛くてごめんなさい」と言わせ、書斎に直行。気まずげに目を逸らす冬先輩に詰め寄った。
「命のやつに、“現人神としての側面が云々かんぬん”とか言われたんだが?」
「め、酩酊状態の意味をはき違えていたみたいで……ご、ごめんなさい」
「まったく。副作用はないんだな?」
「それはもちろん大丈夫よ」
ふふんと胸を張る冬先輩の、突き出したおっぱいをつつく。冬先輩は、飛び上がって驚いた。
「ひゃんっ、び、びっくりした」
「ま、今回は冬先輩も酷い目にあってるし、許すよ。今度、白先輩だっけ? 冬先輩の従姉妹のことも聞かせてくれ」
飲み会で得た情報。冬先輩の従兄弟で、“町”の筆頭だという、白髪ピンクメッシュツインテールギャルについて話題を振る。すると冬先輩は、優しく微笑んで頷いた。
「あら、
「(んんー???)……憧れって、そういうもんだろ」
「ふふ、そう、かしら。そう、なのね」
あれぇ???
璃涼たちから聞いた話と違うぞ???
いや、まさか冬先輩、ギャルになった白先輩を理解することを拒んで、悪夢かなんかで処理したな???
これ、もしまた巡り会うことがあったら大変なことになりそうだ。まぁ、お互い、村の筆頭と町の筆頭。それぞれの場所に引きこもる以上、会う機会なんかないんだろうが。
「九月のお祭りでは、村と町の中間地点で筆頭同士の合議があるの。神子様枠、ということで浩太くんを紹介するから、ぜひ、白姉様に会ってみて。あ、でも、お美しい方だからと言って目移りしてはだめよ」
柔らかく微笑んでくれる冬先輩に対して、冷や汗を掻く。どうなるんだこれほんとおまえいい加減にしろよ丸山ァッ!
「は、はは、その前に、“町”に免許を取りに行きたいんだが、許可っておりるのか?」
「あら。いいわ、美名子に車を出させましょう。一週間の合宿で所得できるように話を通しておくわね。素敵な白姉様に会っても、私のこと、忘れたらいやよ?」
「ありがとう。……ところで、ずいぶん白先輩とやらに俺を取られることを心配しているようだが、やっぱりもう一度、俺がどんなに冬先輩のことが好きか、教え込まないとだめそうだな」
「えっ」
冬先輩に近寄って、頬を赤らめる彼女を横抱きにする。まぁ、雪ともども、骨の髄までわからせるために、姉妹対抗セックスでもさせるとしようかね。
とりあえず先々の色んなコトは後回しだ。どの道、“町”にはいつかいかなくてはならない。なにせ“町”の最西端、
俺はびくびく震える冬先輩の首元に顔を埋め、鼻腔いっぱいに心地よい花の香りを堪能しながら、そう、心に決めた。
――大人達のミルクサーバー飲み会・完――