因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする 作:CloudWagon
・陽白(投与)
伊那穂村の最東端。神社に続く境内の手前。三叉路の道の先。
銀木薬局と銘打たれた趣ある看板の隣、勝手口から登って二階。
本棚と作業机の簡素な部屋、俺は、冬先輩に呼び出されていた。
「足を運んでくれてありがとう。助かったわ、浩太君」
「いいさ。冬先輩の頼みだからな」
新雪のような白いロングヘアと、黄金の瞳。整った顔立ちと美しい声。俺は、ここ、銀木薬局の主にして、村の実力者兼天文部のOG兼俺の嫁である冬先輩に呼び出されて、原チャリで足を運んだ。
そろそろ初夏にさしかかるころだが、この村は酷暑とは無縁らしい。俺はライダージャケットを脱いで、黒いデニムと白い半袖のワイシャツ姿になると、冬先輩に向き直った。
「それで、用件っていうのは?」
俺は作業台側の簡素な丸椅子を引っ張ってきて、書斎机の前の安楽椅子に座る冬先輩の正面に腰掛ける。
「実はね、秘薬の治験をして欲しいの」
「へぇ……どんな?」
嫌な予感がする……なんてことはおくびにも出さず、冬先輩の言葉を待つ。
「
「ほぅ?」
「ふふ、最近、銀木薬局が少々、その、淫乱な薬局だと勘違いされている、ということを雪に聞いたから、ちゃんと村のために有用な薬を作っている、ということも見せたくて」
月海の秘薬とは、母乳の出ない、出にくい母親が赤ちゃんに乳を与えられるよう、摂取することで母乳の排出を促す、という薬だ。何故か乳を出すときに快楽が伴う副作用が確認されてはいるものの、薬自体は有用だと思う。
改良、ということは、この副作用をなんとかしたのだろう。まぁ、月海の秘薬で俺に母乳を与えて快楽に悶える冬先輩が見られなくなるのは残念だが、由緒正しいこの薬局に不当な評価が下される、というのは、冬先輩としては我慢ならなかったんだろうな。
「どんな風に改良したんだ?」
「摂取してから二十四時間、母乳が出続けると生活に困る人が出てくるかもしれないでしょう? だから、摂取した男性が対象の女性に体液を与えることで、短時間の間、母乳が出るようにしたの。その名も、
得意げな冬先輩に申し訳ないが、それはえっちな薬では?
いや、夫婦ならキスくらいするか、と、考え直す。まだえっちな薬とは決まっていない。早計に物事を判断するのは、あまり良くないだろう。
「キスとかでいいのか?」
「それでは薄いわね。できれば血液か精液が望ましいのだけれど、血液は感染症が怖いから精液が良いわ。ああ、あと、直接摂取するのが好ましいわね」
「えっちなお薬じゃねーか!!」
びしりと突っ込むと、冬先輩は気まずげに顔を逸らした。作ってる最中で気が付いたはいいが、止まれなくなったってところか? それだと汚名返上できないだろうに……。
「うぅ、やっぱりそうよね。でも、これをさらに改良するためにも、まずは治験に付き合って欲しいの」
それってつまり、俺の精液を飲むって事なんだがわかっているんだろうか? じっと冬先輩を見つめると、冬先輩は顔を朱くして視線を泳がせた。どうやら、わかっているようだ。
嫁の頼みだ。俺としても聞いてやりたいし、えっちな薬師にえっちな頼み事をされていると思うと、どうしても期待してしまう。だが、その前に、一つ聞いておかなければならないことがある。
「まぁいいが――これ、効果時間はどのくらいなんだ?」
以前、人を酩酊させる香――
「三時間よ」
「へぇ、常識的な範疇だな」
「ええ。多少前後はするかも知れないけれど、それも含めて治験して欲しいの。はい、これよ」
冬先輩が渡してくれたのは、真珠のように美しい丸薬だった。
「水がなくても飲めるわ」
「ん、わかった。――三時間もイチャイチャしたいって要望なら、叶えてやりたいしな」
「ぁ、ぅ」
照れる冬先輩を愛おしく思いながら、俺は丸薬を飲み込む。別になにか変わった感じはしないが……冬先輩の薬はなにかと即効性が強い。効いてるんだろうなぁ。
「うまく飲めたかしら? 言い忘れていたけれど、まだ替わりがないのよね」
「そうなのか? じゃあ、次の治験は先の予定なのか?」
「いいえ。別に今日、あとに回しても大丈夫よ?」
「んん?」
あれ。なんだ。俺はなにか見落としている?
そう、三時間、三時間だ。その三時間ってのは、どこまでかかっているんだ?
「なぁ、冬先輩。母乳が出るのは三時間。そうだな?」
「ええ」
「なら――俺の精液が母乳を出させる期間ってのは、どれくらいなんだ?」
冬先輩は、「なんだそんなこと」とでも言いたげに、優しく微笑んだ。ちゃんと想定済みか。良かった。また二十四時間なんて言われるのかと思ってヒヤヒヤしたよ。
俺はそう、安堵に胸をなで下ろし、冬先輩の言葉を待って、それから。
「新陳代謝で細胞がある程度入れ替わるまで、だから、二年から二年半くらいね」
「…………んんんん?」
なんだこのドスケベ薬局は……!?
ま、まぁいい、あとで本当に大丈夫なのか命に体験訪問するとして、まずはこれをどうするか、だ。どうするんだ本当に。フェラが好きな北見の性癖が壊れる。毎日の日課で飲んだりしてる君恵さんは、まぁ、悦んでくれそうだが。
「さ、では治験しましょう?」
お仕置きしようにも、他なる冬先輩がたいそう乗り気だ。今回ばかりは仕方がない。焦らしプレイと絶頂管理程度に納めておくか……。
「わかった、わかったよ」
「ぁ、その、もしかして――」
「三時間、イチャイチャできるのは嬉しいって言っただろ? 嫌じゃないさ」
「――そう、よかった。私も嬉しいわ」
しょんぼりした顔から一転、こんなに嬉しそうに微笑まれたら止まれなくなる。冬先輩は手ぐしで髪を整えると、部屋の端から座布団を持ってきて俺の膝の間、床の上に置く。俺のちんこを舐めるために準備をしている、と思うと、それだけで興奮が募った。
「こういうときの作法って、どうしたらいいの?」
「手を使わずに、口だけでちんこを取り出すんだ」
「なるほど、口腔体操も兼ねているのね。奥が深いわ」
そんな訳ないと思うんだが、否定はせずに、感心する冬先輩の頭を撫でる。冬先輩はよし、と気合いを入れると、俺の太ももに手を乗せて、身体を乗り出した。
「ベルトとボタンは固いから、外しておくよ」
「ええ、ありがとう。じゃあチャックを降ろすのよね? あむ」
冬先輩は口でチャックの位置を探し当てると、少々難しそうにはしていたが、要領よく下げていく。やっぱりこの人、技術者として見たときが一番優秀に振る舞ってると思うんだよなぁ。
冬先輩は続いて、俺のパンツを噛んで下げようとする。だが、冬先輩の可愛らしい動きで既にフル勃起しているから、腰を上げるアシストをしても中々下がらない。俺の紺のトランクスに、冬先輩の唾液が染みる。冬先輩は顔を朱くしながらも、懸命に、パンツを降ろしていた。
「むぅ~~~っ、ぁっ」
そしてついにパンツが降りると、勢いよく飛び出したちんこが冬先輩の頬を打つ。冬先輩はびっくりして、俺のちんこを見つめていた。
「まぁ。もうこんなに?」
「冬先輩がかわいいから」
「ぁぅ、そ、そうなのね」
「じゃ、唾液を垂らして」
冬先輩は俺の言葉に頷くと、口に溜めた唾液を俺のちんこに落とす。それからゆっくりと、竿全体の味を確かめるように、あるいはアイスクリームをなめるように、俺のちんこに舌を這わせ始めた。
「んぇ、れろ、ん」
まだ手を使ってはいけないと思っているのだろう。もどかしそうに、けれどどこか嬉しそうにちんこを舐めている。やがて、冬先輩は鈴口にキスをするとカウパーが舐められることに気が付いたのか、蕩けそうな表情でちんこの先を吸い始めた。
(気持ちいい、が、これじゃイケないな)
アシストしてやることも考えたが、ま、飽きるまで付き合ってからでも……なんて、悠長なことを考えていたのだが。
「そこまでです!」
「!?」
ばんっと音を立てて書斎の扉が開く。仁王立ちしていたのは、白い半袖のセーラー服に身を包んだ、冬先輩の妹。
「ゆ、雪? あのこれはそのあのえっと」
「よく聞こえませんでしたが、おちんちんをしゃぶらせていただいているのですよね? なら、姉様のやり方ですと
「あ、ああ」
思わず了承をしてしまうと、雪は俺のちんこの前に割り込む。だが、そうすると冬先輩が弾かれてしまうので、俺は椅子から降りると、足に引っかかっていたズボンとパンツを脱ぎ捨ててあぐらをかいた。
「では、お願いできるかしら? 雪。あなたが頼りなの」
「姉様……はい。一緒にがんばりましょう」
「ふふ、共同作業ね。なんだか嬉しいわ」
「わ、わたしも、私も、嬉しいです、姉様」
左に冬先輩。右に雪。中央に俺のちんこ。なんつー体勢でなんの会話してんだ本当に。
雪はまず、裏筋を舐めながら俺の金玉を揉む。ちらちらと俺の反応を伺うと、今度はいきなり、大きく口を開けて、喉の奥まで俺のちんこを呑み込んだ。
「そ、そんなに? すごいわ、雪」
感心する冬先輩に、雪はどことなく嬉しそうだ。そして、まんこにするそれのように、雪は顔を上下させてちんこを刺激する。雪の小さな口で吸い上げられると、ぬるぬるの喉がきゅっと締まって、快楽で鈴口が震えるようだった。
「ぷは。姉様も、どうぞ」
「ええ、がんばるわ」
口を離した雪に続いて、冬先輩も大きく口を開ける。瑞々しい唇が亀頭を撫で、形の良い歯列の奥、喉の粘膜まで俺のグロテスクなちんこが沈み込むと、自然と背筋が震えた。
一方、雪は暇になってしまったのだろう。俺の右の金玉も揉みながら、左の金玉を舐めしゃぶる。高嶺の花。美しい姉妹がこぞって俺のちんこを舐めしゃぶる光景に、痺れるような射精感が立ち上ってきた。
「ぢゅ、れろ。ん、ん」
「ねえさま、私も、ちゅ、ちゅぅー」
姉妹の白髪が絡み合い、ちろちろと見える赤い舌が劣情を誘う。俺はもう、限界だった。
「ぐっ、冬先輩、そろそろッ」
「ふぁい……あむ」
冬先輩がより深くくわえ込んだ瞬間、せり上がった白濁液が冬先輩の口内に吐き出される。冬先輩は一滴も零さないように受け止めると、口を膨らませたままちんこから離し、雪にキスをした。
「姉様、ちゅ、ん、ごく、兄様の、おせーし、ごく、おいしいです、ごく」
俺の精液を、口移しで渡している。淫靡な姉妹の口づけだ。冬先輩と雪は互いに指を絡め合い、情欲の証を交換した。
「ふぅ、気持ちよかったよ、冬先輩、雪」
「ふふ、良かったわ」
「はい、私も美味しかったです、兄様」
まぁ俺は、姉妹の艶美な口づけのせいで勃起が治まらないんだが……それはともかく。
「で、どうだ?」
「そうね。体感ではなんとも言えないわ。試してみましょうか」
「兄様? 姉様? あの、もしや、ただえっちなことをしていた、わけ、では?」
雪に表情に動揺が走る。俺は思わず冬先輩と目を合わせた。冬先輩は昔、人の気持ちがわからぬあまり、雪に搾乳実験をして怖がらせたことがある。今回は雪が聞き耳を立てていたことだし、わかっていて参加、と思い込んでいたのだろう。
「あー、雪、実は冬先輩が、えっちな薬屋でないことを証明するために、俺の精液を飲むと母乳が出る薬を開発したんだ」
「えっちなお薬屋さんじゃないですか!!」
「ぁぅ」
とりあえず、包み隠さず端的に述べる。すると雪は額に手を置いて天を仰いだ。そりゃあそうなるだろうさ。
雪のトラウマをぶり返させないためにも、治験、いや、実験を目的に据えた話は避けて、今日のところは気持ちよくなってもらおう。せっかく仲直りできたんだ。引っかき回す必要も無い。
「俺はこれから冬先輩の治験を手伝う体でお仕置きえっちするんだが……」
「えっ、ぇっ」
「雪はどうする? 見学してもいいし、参加してもいいし、お仕置きされてもいいが」
「お仕置きで」
「ぇぇっ!? 雪もお仕置きされなくてもいいのよ?」
「自分は悪くないのに姉様のせいで陵辱されるシチュエーション正直好きです」
「ゆ、ゆき……?」
お仕置きエッチの単語と雪の性癖開示に動揺する冬先輩。お仕置きエッチの単語に即答する雪。冬はなにか言い訳をしようと両手を振り、やがてがっくり手を下ろした。態度に浮かぶ心境は――“照れ”と“動揺”と“期待”かな。応えてやらねぇと。人体実験スケジュールを妹に共有しておかなかった罰もかねて。
「二人とも、服を脱ぐんだ」
「は、はい」
「はい! ……んんっ。そ、そんな、私まで、どうして」
演技が遅いぞ、雪……じゃなくて。
「俺は風呂場にバスタオルをとってくるから、全裸で待っていてくれ」
「兄様、そこは命令口調でお願いします」
「……はいはい、ちょっと待ってろ」
雪はセーラー服のスカーフに手を掛けながら堂々と言い放つ。冬先輩はそんな雪を止めることなく、無言でブラウスのボタンを外し始めた。
俺は、ズボンとパンツを脱ぎ捨てたまま部屋を出る。やっぱり旦那としては、二人の要望にキッチリ応えてやらないと悪いだろう。どうも、Sっぽいプレイを求められるとスイッチが入ってしまう。そんなに手ひどく犯されるのが好きなら、たっぷり付き合ってやろう。
一階、脱衣所の棚から大きめのバスタオルと手ぬぐいを何枚か拝借する。書斎に淫臭がこびりつくのを防ぐため、ではなく、寝かせたり膝立ちさせたりしても身体を痛めないように。
「ふぅ……困ったな。ブレーキが利かなくなりそうだ」
俺は呟くように声を零すと、タオルを手に階段を登った。
まな板の上で調理を待つ美しい姉妹を、思う存分いただくために。
お久しぶりです。
とんでもない文字数になりましたが、本日からまたよろしくお願いいたします。