因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする 作:CloudWagon
・沈魚(治験)
村の最東端に銀木薬局が位置しているわけだが、銀木薬局の手前には三枝家の喫茶店があり、そのさらに手前には三叉路がある。この三叉路が三枝の管理する地、なのだが……。
俺の首に巻かれた銀色のマフラー。伝書狐の魂が変化したそれが、どこともわからない声帯を震わせて俺に説明をしてくれる。
『小沼の家は、罪人の処刑人であり、罪科の裁定者であり、地獄の沙汰を示すものでもあります。その役割は闇も闇。闇にして
「なるほどなぁ。つまり
銀木薬局から山沿いに北へ進んだ先。山道にしか見えなかったそれは、魂を前にすると踏みしめられた土の道に変化した。原チャリだと転倒するんじゃないかと心配だったが、なんでもこの道は“特別製”らしく、俺ならば問題なく通れるそうだ。
鬱蒼とした森を脇目に、木漏れ日の中、原チャリで道をゆく。その道中、魂は生殺し疲労からあまり抑揚のない声で、引き続き俺に解説をしてくれる。
『山間に
促されるまま、原チャリを山道に停めて耳を傾ける。水の流れ落ちる音が聞こえ、少し歩くと山道の終わりから森が開き、滝が見えた。大きな滝ではない。岩肌から流れる水は穏やかで、湧き水といった方がしっくりくるかもしれない。
その滝の脇、右から石で舗装された道が見えた。石の道のさらに奥に見えるのは……屋敷、だ。俺は煙草盆を持つと、石の道、坂をすいすいと登って屋敷の前に立つ。二階建ての木造建築で、瓦屋根がずいぶんと立派だ。玄関は引き戸で、建物は向かって右に広く、左側には大きな湖沼が見える。
「呼び鈴……なんかないか」
『小沼の者は物音に敏感です。しばし待てば、ほら』
足音はない。けれど、俺の鋭敏な感覚が気配を捉える。ただ玄関の前に立っていただけだというのに、家の者が気が付いたのだろう。引き戸を開けた影は、一切の警戒も悟らせずに俺を見て――きょとんと、首を傾げた。
「はりゃ、倉持先輩?」
灰色がかった黒髪と黒い目。頭の上で髪を結んだパイナップルヘア。百七十近い身長と小ぶりな胸。グレーのパーカーに、紺色のショートパンツから覗くしなやかな足。
「よう、香奈」
伊那穂高校二年一組、陸上部所属の彼女に、俺は片手をあげて声をかけた。
「え? あれ? なにか約束あったっけ?」
「銀木薬局からのお遣いだ。なにか聞いてるか?」
「そういや霧理がなにか言っていたような……」
むむむと唸る香奈は、小声で「倉持先輩が来るならもっと可愛い格好しておけば良かった」と零していて、それがもうかわいい。
俺が唸る香奈を見ていると、どうにもやきもきしたのか、俺のマフラーに擬態していた魂が、首からするりと抜けて空中で回転。白煙と共に姿を変え、銀の毛並みの狐に変わった。
「うわっ!? 伝書狐?」
『人の仔では埒があきません。霧理様はご在宅ではないのですか?』
魂は地面に降り立つと、俺に相対するときよりも幾分か平坦な声で香奈に告げる。香奈はそんな魂に慌てた様子だったが、直ぐに呆れた表情に変わった。
「もう。いい加減、当主筋以外の人の名前も覚えなよ」
『さて。人の仔の見分けを覚えるのも一苦労なのですよ。
気安いようで、一線を引いたやりとり。距離を感じさせるのは――互いに、名前を呼ばないから、か?
「そればっかり……。あ、じゃあ私、霧理を呼んでくるから、倉持先輩、上がって待っていて!」
「ん、わかった」
魂はどうする? と見れば、彼女は狐の姿のまま首を横に振る。
『あ、ではわたしはこの辺りで待機しています。帰路でまた必要でしょうし。小沼の香は、獣には強すぎますゆえ』
「あー、なるほど。わかった。じゃ、またあとで。魂」
『次の時は、最後までシテくださいますよう、重々お願い申し上げますよ、主様』
「はは、まぁまぁ」
『まったく……まぁよいです。獣よりも鬼畜な主様が、そう簡単に責め手を緩めるとも思っておりませんでしたゆえ』
拗ねたような表情の魂にはぐらかすと、魂は少し間を開けながらも、結局は頷いてくれた。許可も下りたことだ。じっくり堕としていこう。
開け放たれた引き戸から屋敷に入る。
シューズを脱いで板間に上がる。するとすぐ、足音が聞こえてきた。今度は気配を消さずにおいたのだろう。香奈は玄関と廊下を繋げる引き戸を開けて、一人で戻ってきた。
「霧理、入浴中だったから、出るまで待っていよう」
「わかった。ありがとうな、香奈」
ところで。
香奈の背後に見えた廊下は、けっこうな長さだった。入浴中なのはわかったとしても、ろくに声はかけていないだろう。霧理のことだから、声をかけたら飛んできそうなものだし、香奈だって霧理の性格はよく理解しているに違いない。
それなのに、わざわざ用があって訪ねてきた俺を待たせてまで時間を稼いだ理由は、たぶん、きっと、俺の想像どおり、だと良いんだが。
「香奈」
引き戸に手を掛けた香奈を、後ろから抱きしめる。抵抗はない。彼女は、俺に何を求めている? 立場、容姿、環境、理性、欲求。鼓動、吐息、躊躇うような、身じろぎ。一つ一つ解きほぐすように、手のひらで、“理解”して。
「やって欲しいことは言ってくれ。俺の彼女だろ? 遠慮なんか、しなくていい」
「……うん」
香奈は、俺の手を撫でる。それからするりと抜け出して、引き戸を開けると、俺の手を取った。
上気した頬。熱に浮かされたように潤む、黒い瞳。俺の手を握る細い指が、微かに震えた。俺は香奈に手を引かれたまま、彼女の後に付いていく。
「霧理と久宇に気が付かれちゃうから、その、静かに」
「……ああ、それならちょうど良いのがある」
「え?」
俺は手に持っていた煙草盆から煙管を取り出し、手早く用意する。煙が立ち、吸い込み、ほんの二十秒程度。これで二百秒間、約三分ちょい、俺は“透明人間”だ。香奈は俺の姿が見えなくなって――けれど、指先から伝わる体温に安心したのだろう。手を握る力を強めた。
「すごい……これが、霧理が共同開発したっていう、沈魚の香・改、なのかな。このまま、ついてきて」
返事は聞こえないかも知れない。ぎゅっと手を握ると、香奈は柔らかく微笑んだ。
右手に襖が並び、左手は縁側からずぅっと湖沼が見える不思議な間取り。一番奥はトイレで、その右手に階段。
音もなく階段を登り、まっすぐ続く廊下を見る。向かって左手に部屋が並び、右手が窓だ。香奈の部屋は一番手前のようで、襖を開けると彼女の部屋が視界に飛び込む。
向かって左手が押し入れで、奥に箪笥とローテーブル。座椅子は質素なグレーで、畳の上に白い絨毯が敷かれていた。向かって右手も襖で、隣の部屋に行きやすいようにできている。
「間取りが不思議、と、思ってるかな? 階段の手前は久宇の部屋で、私の部屋の隣は霧理の部屋。昔の名残でさ、襲撃があっても霧理だけは逃がせるように、っていう配置なんだ。襲撃を気にしなきゃいけないような時代もあったんだねーって感想しかないんだけど」
絨毯の上に座り込む香奈。俺は香奈の左隣に腰掛け、煙草盆を小脇に置いてから、左手を香奈の肩に回した。そうしたところでやっと、薬の効果が切れる。便利だな、これ。
「あ、見えた」
「寂しかったか?」
「うん」
香奈ははにかんでそう告げると、女の子座りになって俺にもたれかかる。こうして、寄り添って、言葉を交わすだけでも良い。イチャイチャしたいのなら、それに応えたい。だからえっちなことはしなくてもいい。
「……えっちなこと、する?」
――が、求められているのなら話は別だ。
「する」
「く、久宇ほどおっぱいないし、霧理ほど可愛くもないよ?」
「香奈は可愛くて綺麗だよ」
「うぐぅ、倉持先輩、やり手って感じがするぅ」
右手を香奈の頬に添えると、香奈は察して顔を向けて、目を閉じてくれた。唇に触れるだけのキスをして、頬を撫で、角度を変えて何度もキスをする。それだけで、香奈はもじもじと内股を擦り始めた。
「姉妹が気になるか?」
「ちゅっ、う、うーん。うちね、町にも姉妹が居るの。ちゅ」
町、と言えば、山道とトンネルを挟んだ先。双子盆地の片側で冬先輩の従姉妹が管理しているという“
香奈の瞼にキスをして、唇に戻りながら俺はささっと自分のズボンとパンツを脱ぎ捨てた。なんか無駄に得意になっちまったな、この動作。
「私の妹の佐夜と、霧理の妹の
俺は香奈の引き締まったお腹に手を当て、おへそを撫でる。香奈は興味深そうに右手を俺のちんこに伸ばして、触れ始めた。
「あ、あつい。んんっ、そ、それで、えっと、だから」
「香奈の誕生日はいつなんだ?」
「え? ぁ、んっ、は、八月四日、だよ」
香奈のショートパンツと下着を脱がせ、右手をまんこに当てる。左手は香奈の肩に回して支えたまま、俺たちは互いの性器を愛撫し始めた。香奈は快楽で閉じそうになる足を一生懸命開いて、俺の指を受け入れてくれた。中指で膣肉を擦ると、香奈は目に見えて悦ぶ。激しくほじくるのではなく、優しく優しく、良いところを撫でるように。
俺のちんこを擦る香奈の右手はぎこちないが、びくびくと指を締め付けながら俺に奉仕する香奈が可愛らしくて、ぎこちなさなんてどうでも良くなる。
「じゃあ、お祝いしないとな」
「ぁんっ、うれしい。倉持先輩は?」
「十月六日。まだまだ先だよ」
「ひぁっ、んっ、ふぅ♡ おいわい、したいな」
「嬉しいよ、香奈」
つるつるの恥丘が愛液で濡れ、絨毯に染みこむ。香奈はもう俺のちんこを握ったまま動かせなくなり、歯を食いしばって快楽に耐えていた。
「イく、っっぁ、イ、ちゃ、ふぅーっ」
「香奈のナカ、熱いな」
「くらもち、せんぱっ、ゆび、きもちっ、んぅっ」
香奈は顎を上げて足をぴんと伸ばし、一際大きく身体を震わせる。
「ぅぁっ、ぅぅ、はぁっ♡ くらもち、せんぱい」
「どうした? なにがしたい?」
「倉持先輩の、その、舐めたい」
「……わかった。じゃあ、俺の上に乗ってくれ」
「へ?」
ところで。
俺の身長は最後に計ったときで確か、百八十七センチ。そうなると、比較的小柄な少女中心のこの村じゃできなかったことがある。香奈は目算で百七十センチ手前くらいの身長だろう。
差が十七センチ前後なら、俺がちょっと首を曲げたり体勢を工夫すれば、可能なことだ。
「あのさ、倉持先輩って、その、ぁぅ」
「良い眺めだぞ、香奈」
「ぁぅ」
寝そべった俺の上に、ケツを向けてうつ伏せに重なる香奈。いわゆるシックスナインの形をとると、俺の眼前に遮るものもなく晒された、綺麗なピンクのまんこが見えた。
香奈はなにかもごもごと言い募ろうとしたが、やがてそれすら恥ずかしくなったのか、黙り込んで俺のちんこを舐め始める。アイスクリームでも舐めるような、ぎこちなく可愛らしい舌使いだ。
一方俺は、指で香奈のまんこを開くと、膣口から流れた愛液を舌ですくい取り、そのまま、水分補給を始めた。爽やかで美味しい、甘い愛液だ。
「ひぅぅ、べろ、きもち、いい。ん、れろ、ちゅ」
白くて滑らかな香奈の尻が、快楽で左右にゆらゆらと揺れる。俺は両手で香奈の尻たぶを揉みしだきながら、とぷとぷと溢れる愛液を舐め取り、クリトリスを舌でこね、膣口を舐め上げた。
「はぅっ、はぁ、あむ、ふぅーっ♡ ふぅーっ♡」
香奈は快楽を誤魔化すように、一生懸命奉仕していた。頭を上下に動かし、舌を使って亀頭や鈴口を刺激し、ちんこに快楽を与え続けていた。その最中も、香奈は何度もイって、飲みきれないほどの愛液で俺のシャツを濡らす。
そろそろ、俺はともかく、香奈の方は限界だろう。足はガクガクと震え、肌は熱を灯したように熱い。名残惜しいが、この辺りにしておこう。
「そろそろ出すぞ、受け止めろ、香奈ッ」
「は、ぇ。んぅぅ~~っ!!? じゅぞ、ごく、ごく、ごく、おおい、はむ、んぐ」
香奈は俺の精液を頑張って飲み干し、零した分も舌を使って舐め取る。
「ぷは……ね、ねぇ、倉持先輩」
「ふぅ。どうした?」
「このまま、いれてもいい?」
香奈は振り向いて、俺のちんこを腹に当てるような体勢で跨がった。香奈はまだ萎えていないちんこを撫でながら、潤んだ瞳で俺に告げる。これを断る理由なんか、どこにもない。
「ああ。自分で気持ちいいように入れるんだ」
「うん。よいしょ――」
香奈は暑そうにパーカーを脱ぎ捨てると、スポーツブラも外して俺の胸に両手を置き、腰を上げる。うまく挿入できるように俺がちんこを固定してアシストしてやると、香奈はどうにか狙いを定めて、勢いよく腰を下ろした。
「ここかな。よし、挿入して――ひぁぁぁっ!!?」
「そんなに勢いよく入れたら、ぐっ」
香奈は膣肉を締め上げ、俺のちんこを刺激する。入れただけでイってしまったのだろう。顎を上げ、悲鳴のような嬌声を上げた。
「動けるか?」
「ご、ごめんなさ、ぁぅぅ、むりだよ、きもちよすぎ、ぃぃっ」
香奈は身をよじって、倒れ込まないように太ももを引き締めて耐える。だが、その動きでちんこを擦り上げてしまい、肩を跳ねさせながら快楽の逃がし方を模索していた。
悪戯心で腰を前後にグラインドさせると、香奈はまた絶頂する。震える手は体重を支えることも難しくて、ついに俺に倒れ込んだ。
「ひぁぁっ、悪戯しちゃ、だめだよ、ばかぁっ」
「はは、わるいわるい。香奈が可愛くて、つい」
「なにがつい、よ。ぁぅぅ」
「香奈」
名前を呼ぶ。香奈はゆるゆると俺を見上げ、快楽に震えながらも、上体を起こした。
「おっぱいを舐めたい。いいか?」
「……ちっちゃいよ? つまんなくない?」
「良いんだ。香奈のおっぱい、綺麗で好きだよ」
「ぁぅ。なら、い、いいけど」
Aカップのおっぱいは、確かに小ぶりかも知れない。でも、カップ表記されている時点で充分揉めるだけはあるんだ。俺は軽く上体を起こすと、上気した頬でおっぱいを差し出す香奈の乳首に、しゃぶりついた。
「んぅぅ、は、あ、あれ?」
「ぢゅっふぅ、あまい」
「ひぁっ、な、なんで、あれ??」
唇で扱きながら吸うと、甘く爽やかな淫乳が喉を伝う。香奈は混乱しながらも、歯を食いしばって快楽に耐えた。入れっぱなしのちんこが排出される母乳に合わせて締め上げられると、背筋を走るような快楽に襲われる。
「ぷは……いい忘れていたが、今俺の精液を飲むと母乳が出るんだ」
「なんで???」
「銀木薬局で薬を貰ったらこうなった」
「浄階庵主さま!? 稀代の天才の!!?? ほんとになんで!??」
右のおっぱいから唇を離し、左のおっぱいに移る。今度はおっぱいをなめ回してから乳首に息を吹きかけ、乳頭を虐めるように舌でつついた。
「ひぁっ、ぐりぐり気持ちいいよぅ、ああ、おっぱいでちゃっ、ぁぁぅっ」
「飲むぞ」
「う、うん。いいよ、のんで、おっぱいのん――ぃぁ~~~っっ!!?」
吸い上げると、香奈はまた顎を上げて絶頂する。綺麗な肌に珠のような汗が浮かび、両側の乳首からミルクを零して、いやいやと頭を振る。快楽がもたらす涙に濡れた香奈の表情は、いやらしく蕩けていた。
こうなってくると、快楽の拾い方に慣れてきたようで、香奈は腰を前後に振り始める。接合部から淫靡な水音を響かせながら、茫洋とした表情で腰をグラインドさせる香奈は実に艶美だ。俺は再び上体を倒すと、香奈の滑らかな太ももを撫でながら、彼女の奉仕を見守った。
「ぅぅ~、ぁんっ、ふぅ、ふぅ、きもいい?」
「ああ、気持ちいいよ、香奈」
「ぁぅぅっ、え、へへ、よかったぁ、んんっ」
そろそろ俺も限界だ。ラストスパートでも……と、香奈の太ももを撫でたところで、階段の方から気配を捉える。俺は香奈を抱きしめると、耳元に囁くようにそれを告げた。
「香奈、誰か来る」
「へ? ぇぁ、あ、じゃあ、香を焚く?」
「……いや、ちょっと待ってくれ」
俺は手早く煙管をたぐり寄せると、香奈に灰が落ちたりしないように気をつけながら煙管に火を入れ煙りを呑む。吸い込んで、それから直ぐ。襖の前に、人影が映った。
「香奈ー、いるー?」
ぼんやりした声としゃべり方。小柄なシルエットの主は、十中八九、小沼三姉妹の一番下。小沼
灰色がかった黒髪を、首の後ろで結んだ少女。三人の中で一番身長が低いが、おっぱいは一番大きいCカップ。ラフなボーダーシャツにショートパンツ姿の彼女は、堂々と部屋に入ると、一直線に部屋の左手奥の本棚の前に行き、座り込んだ。あと一歩右に歩いていたら、俺たちの身体に当たっていた。そんな、ギリギリの距離だ。
一か八かだったが……成功だ。俺と繋がっている間は、香奈にも“透明人間”の効果が適用されるようだ。
「ど、どうしよう」
小声で告げる香奈の頭を撫でる。いくら小声とは言え、声を上げたら普通はバレる距離だが……。
「ごめん香奈、漫画借りるー」
独り言のようにそう呟きながら漫画を物色する久宇に、俺たちの声は届かない。そして、大丈夫だと思えば、悪戯したくなるのが男心だ。バレたらバレたで、謝って久宇も混ぜるという手もある。
「香奈、声を上げないように気をつけろ」
「う、うん――え?」
俺は挿入しっぱなしのまま、香奈の乳首に左手を当てる。優しく乳頭をひっかくと、香奈は甲高い悲鳴を上げた。
「ひゃんっ」
「ほら、我慢するんだ、香奈」
「せ、せんぱ、今悪戯しちゃ、だ、だめ、っ~~」
両手を口元に当てて、快楽に耐える香奈。俺は向き出しになった右の乳首を口に含むと、腰を軽く揺らしながら香奈のおっぱいを吸う。香奈は顎を上げ、快楽に耐えながら弱々しく俺の肩に手を置いた。精一杯の抵抗と、抗いがたい快楽への許容。
甘く、熱いミルクが舌を伝う。香奈は乳を出す度に俺のちんこを締め上げて、全身で快楽を伝えていた。
「んぅ~~~っ、ぞくぞく、して、ふぅッ、ふぅっ♡」
「そろそろ我慢の限界だ。動くぞ」
「だめ、久宇が側に、ぁぅッ♡」
下から突き上げるように腰を揺らすと、香奈は驚きながらイく。そのまま身体を揺らし続けてやると、香奈は何度も襲い来る絶頂に、歯を食いしばって耐えていた。降りてきた子宮口は何度も、何度も俺のちんこにキスをする。香奈は声を我慢することもできず嬌声を上げるが、騎乗位という体位が、快楽から逃げることも許さない。
スレンダーな体躯に汗が張り付き、おっぱいから流れた母乳が白いお腹に轍を作る。下から突き上げながらおへそ越しにポルチオを抑えてやると、香奈は身体ごと仰け反った。
「ぁっ、はげしっ、ま、ぁっぁっぁっ♡ イくぅっ、すごいの、ぁっぁっぁっ、きちゃ」
「出すぞ、香奈ッ!」
「うん、きて、き、ぁぅ――っ~~~~~~~ーーーーーーっっっ!!!!」
騎乗位のまま、子宮で精子を受け止め絶頂する香奈。その絶頂は深く、何度も身体を痙攣させながら、香奈はガクガクと震えた。俺はとっさに上体を起こして、倒れ込む香奈を受け止めると、脇を持ってちんこから引き抜いてやる。
「ぁ、ひぅ」
「ふぅー、気持ちよかったよ、香奈」
「え、へへ、私も、きもち、よかった。うれしい」
ふにゃけた笑顔で笑う香奈と、視線を合わせて微笑んで、キスをする。お互いどろどろになっちまったし、このまま霧理の長風呂に乱入してもいいかもしれない。なんて、思っていたのだが。
俺たちの隣で漫画を読んでいた久宇が、唐突に本を閉じる。まだバレる時間じゃないと思うが……久宇はむむむと眉を寄せて唸っているようだった。しまった、ちんこを抜いたからバレたか? いや、それにしては反応が妙だ。中出しすると効果の共有は持続する、のか?
「……なんだか抜け駆けされてる気がする」
俺の上で香奈がびくりと震える。香奈は恐る恐る俺の上から抜けると、俺の隣、久宇とは反対側に寝転がって息を潜めた。
久宇はおもむろに立ち上がると、眉根を寄せて唸る。それからぽんっと手を打つと、無言で部屋から出て行った。なんだったんだ、本当に。
「風呂、入るか?」
「もう立てないよ、ばか」
「はは、すまんすまん。身体、拭いてやるな?」
「うん……えへへ、優しくしてね」
「もちろん」
香奈の部屋のタオルで、色んな液体でぐしょぐしょになった香奈を拭いてやる。最中、ふにゃふにゃと嬉しそうに笑う香奈と口づけを交わしながら。