※この作品はR-18です。

因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする   作:CloudWagon

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いなほのひやく・落雁(治験)

・落雁(治験)

 

 

 小沼家一階、奥から二番目の部屋から霧理の気配がする。思うがままに足を進めていると、廊下の真ん中に紺色の衣類とメモが落ちていた。広げてみると、どうやら男性物の作務衣のようで、傍らのメモ用紙には『雰囲気作りのために、服を着て』と書いてある。

 セーラー服まで用意してくれたんだ。シチュエーションの一つや二つ、存分に付き合おう。いそいそと作務衣を身につけるが、勃起したまま戻らないちんこが作務衣に収まらない。少し格好悪いが、このままいくしかないだろう。

 

「入るぞ、霧理」

 

 襖の前で告げて、開く。部屋には畳と本棚。窓際に文机があって、部屋の中央には卓袱台。霧理は、錫色のボブヘアから戻そうとはせず、モスグリーンのセーラー服に身を包んだまま、横座りで卓袱台にノートを広げていた。

 

「いらっしゃい、おにーさん……って、ふふ、あは。期待してくれてたんだ?」

 

 霧理は俺のちんこを見て銀色の瞳に喜色を浮かべると、頬杖をついて俺を見る。

 

「わざわざ用意してくれたんだろ? そりゃ、期待するさ」

「そっか。おにーさんが興奮してくれたなら、用意した甲斐があったなぁ」

 

 霧理の声を聞きながら、右隣に腰を下ろす。左手を霧理の腰に回すと、霧理は俺に体重を掛けて微笑んだ。

 

「もう手を出しちゃうんだ?」

「イヤか?」

「ううん。好きにして。おにーさんは、わたしを自由にして良いんだよ?」

「光栄だよ、本当に」

 

 右手を顎にかけて、触れるだけのキスをする。唇を離して、舐めて、もう一度合わせて。今度は舌を絡めて、たっぷり唾液を呑ませて、呑んで、吸い付いて。

 期待。高揚。行為。愛情。興奮。巡り、繞り、彼女の心を呑み込むようにキスをする。深く深く潜れば潜るほど、霧理の心の奥底には、“不安”があった。俺を繋ぎ止めていたいという、可愛らしい“願い”があった。俺から手放すコトなんて、万に一つもあり得ないのにな?

 

「ちゅ、ちゅ、んふ、ごく、ちゅ」

 

 霧理は俺がどんな風に求めても、全て余すことなく飲み干してくれた。

 

「脱ぐ?」

「そのままで」

「じゃあ、触る?」

「ああ」

 

 モスグリーンのセーラー服に、ぽっちが浮かんでいる。下着を身につけていないようだ。右手の人差し指で突起をひっかいてやると、霧理は受け入れるように胸を張った。

 小沼霧理。村の重鎮でもある俺の嫁、銀木冬にも引けを取らない天才。生まれながらの超越者。人の上に立って、利益で物事に定規を当てるのが当然だった彼女にとって、愛のみで成立する関係は新鮮で、かつ、なにより求めるものだったようだ。

 俺の恋人に収まることで、霧理は、俺になんでも許すようになった。そうと願えば霊術すら用いて好き放題させてくれるのだろうが……俺は、霧理の力に興味はない。霧理に求めるものは、彼女自身だけだ。

 

「おにーさん、きす、きもちいい」

 

 右手を、紺色のスカートから伸びた白い足に置く。指を滑らせ、スカートの中を潜り、毛の生えていない恥丘を揉んで、割れ目に指を沈ませた。やはり、パンツは履いていないようだ。

 中指で膣口をつつくと、愛液が潤滑液となって奥へ導く。まだまだ狭い膣内に指を沈ませて、暖かい膣内を堪能するように指を動かした。

 

「ひぁぁ、きもちー、ぁ、きもちいいよ、ん~っ」

「イキ顔が見たい」

「んふふ、いーよ。見て」

 

 霧理は顔を隠しもせず、俺と目を合わせる。それからぶるりと震えると、蕩けた瞳で甘イキした。

 

「ぁぅぅっ、ぁっ、ふぅーっ」

「可愛いよ、霧理。かわいい」

「うれ、しい。……ね、おにーさん。ごっこ遊びしよう?」

「うん? どんな?」

 

 霧理は俺に体重を預けながら、そう告げる。そういやわざわざ作務衣まで用意してくれたんだ。したいことがあったんだろう。

 

「おにーさんは傍若無人な偉い人で、わたしは使用人の娘。おにーさんは権力を盾に、わたしにやりたい放題するの。ほんとうに、どんなことだって言うことを聞かなきゃいけない。そういうお遊び。ね? いいでしょう? おにーさん――ううん、旦那様♡」

 

 うっとりと、蕩けるような笑みで告げる霧理に頷くと、霧理はいそいそと席を立つ。襖を出て歩き去り、遠くから「おにーさんとシチュエーションプレイするからそっとしておいて」と聞こえてきた。入浴中の香奈に言ったのだろう。

 それから、霧理はやはり足音一つ無く戻ってくると、俺に、粉薬を一包手渡した。

 

「香奈には、二階で久宇の世話をするように頼んだよ。だからおにーさんも、二階には上がらないで、一階でお遊びしましょう? あと、これもあげる」

「二人にも演技を強いるのもアレだもんな。わかったよ。これは、あれか? 閉月の秘薬、か?」

 

 言い当てると、霧理は少し驚いたように目を見張り、それから目を眇めて微笑んだ。窮理の法の応用だ。少し“願え”ば、ものの構成もなんとなくわかる。それが、霊力が込められたものなら、なおさら。

 俺は作務衣の裾に秘薬をしまう。閉月の秘薬は、ものすごく簡単に言うと安全にお尻でセックスできるようにするための薬だ。羞恥や息苦しさ――いわゆる、心を陵辱されているような不快感に襲われる代償に、体内不純物や心理的負荷や穢れなんかを、逆転し神秘の物体“月零真珠”と呼ばれる宝石に“転化”し、“天化”する。

 恋人同士であっても、月零真珠を排泄する“雫落とし”と呼ばれる儀式を見ることは強くタブー視されているわけだが――霧理は、なんでもしてもいいという言葉のとおり、それすら受け入れる気でいるようだった。

 

(……なんて、既に何人も見てしまっているのは、まぁ、言わない方が良いだろうな)

 

 霧理は錫色の髪を紐で括り、ポニーテールにする。それから、正座から両足を開いた、いわゆる女の子座りになると、卓袱台に広げられたノートと参考書に向き直った。

 それならそれで、俺は襖から板張りの廊下に出て、シチュエーションプレイ――ごっこ遊び、とやらを意識してみよう。俺はこの土地の権力者で、盾にできる程度には権力をふるえる。屋敷に下宿させているのは、自分の言うことを聞かなければ追い出されてしまうような女の子だ。

 

(ならきっと、どう歪んでいようと、権力者()は、女の子のことが好きなんだろう)

 

 傲慢な自分に靡くはずがないと思いながらも、心も体も陵辱して、離れられないと思い込ませたい。優秀な彼女は、本当ならどこへでもいけてしまうだろうから――己に、縛り付けてしまいたい。そんなほの暗い欲望が、ぐつぐつと、胸の奥からわき上がる。

 襖に手を掛ける。音を立てないように開くと、一生懸命勉強する霧理の姿が見えた。家では下着を着けるな、とでも命令されたのだろう。セーラー服を押し上げる突起がなまめかしい。俺は欲情と苛立ちを隠すように、襖を大きく引いた。

 

「よう、励んでるな」

「ぁ、だ、旦那様」

 

 怯え。悔しさ。さすが、演技がうまい。なら俺も、成り切ってしまわないと。

 

「いい、続けろ」

「は、はい」

 

 顔を上げ、いじらしく返事をして姿勢を正す霧理。俺はそんな霧理の背後に回ると、膝を突いて身を屈め、霧理の脇の下に両手を入れる。そして、セーラー服の上から、おっぱいの形を確かめるように鷲掴みにした。

 ブラジャーも、おそらく肌着もない。セーラー服一枚越しの柔らかい感触が、手のひらから興奮を呼び起こす。

 

「ひっ――い、いけません、旦那様」

「俺は続けろ、と言ったんだ。忘れたか?」

「ご、めんな、さい」

 

 抵抗の一つもできず、無遠慮に胸をまさぐられて震える霧理。彼女のBカップのおっぱいは、俺の手のひらにぴったり収まる。俺のためにあるかのようなおっぱいだ。

 霧理は、ノートの上で踊らせていたペンの動きを止めていた。ペンを握る手は震え、小さな肩が身をよじる。

 

「どうした? 続けないのか?」

「お、おゆるしください、旦那さま」

「おいおい、俺の言うことが聞けないのか? なら、仕置きしなきゃらねぇな」

「ひっ」

 

 おっぱいを掴んだまま引き寄せて、肩口から顔を出し、滑らかな首を舐める。じっとりと掻いた汗は甘く、頭がくらくらするほど美味い。

 

「卓袱台に手を着いて四つん這いになれ」

「そ、それだけは、どうかっ、どうか、おゆるしください」

「はぁ。じゃ、妹に代わって貰うか?」

「っ、ぅぅ」

 

 霧理はのろのろと俺の手から離れると、卓袱台に両肘をついて四つん這いになる。持ち上げられた紺色のスカートから見える白い足が、情欲を誘う。

 スカート越しに形の良いお尻を撫で回すと、霧理はまた、びくりと震えた。俺は、霧理のスカートをめくり上げ、腰にひっかけるように置く。内股気味に閉じられた足は、最後の抵抗だろうが……この体勢で隠すのは無理があった。

 

「綺麗なケツだ。今、揉みしだいてやるからな」

「おゆるしを、どうか、どうか、ひっ」

 

 尻タブを掴んで、ぐにぐにと動かす。無抵抗な美少女を好き放題にできる、という状況に、ほの暗い欲望が震えてくる。俺は左手の中指と人差し指を膣内に侵入させると、膣肉を探るように動かした。

 

「ひぁっ、んぅぅ、だめです、ぁぅっ、いけません、ゆるしてください、ぁぁっ」

「嫌がる割に良い反応じゃないか。そうだな、今から三分の間、イかなかったらレイプはやめてやろう。いいな?」

「そんな、んっ、は、はい、うぅぁっ」

 

 霧理は、どこもかしこも感じやすい身体だ。性的欲求を受け止めるのがうまく、身体の状態を管理することに長けているから、快楽だって逃がしやすい。

 俺はあえてGスポットには触れず、左手を開いたり、閉じたり、抜き差しをして快楽を調整する。霧理は、体調管理に長けている。だからこそ、想定外にはあまり強くない。俺は左手でこじ開けた霧理のまんこに右手の中指を突き入れると――降りてきた子宮口に指先を当て、“絶頂しろ”と“命令”を与えた。

 

「ひ、ぇ? ぁぅぁぁぁあああああああぁぁぁっ!!!?? なにこれ、ぁっ、イくぅぅっ、だめっ、ぁぁっ、と、とまらな――!!??!?」

 

 卓袱台に突っ伏して絶頂する霧理。そのイキ方はけっして演技なんかではなく、困惑の中で絶頂していた。愛液は音を立てて噴きだし、ガクガクと腰が揺れる。小さな肩が震えているのを見ると、征服欲が俺の背筋を震わせた。

 

「だめじゃないか。言うことも聞けないんじゃ、仕置きしなくちゃなぁ?」

「まっ、まって、ぁぅぅ、まだ、イ、もどって、なっ、ぁぅっ」

 

 未だ愛液を垂れ流して痙攣するまんこに、イキリ立ったちんこを宛がう。痛いほどに勃起したそれを焦らすようにめり込ませると、めくれ上がった大陰唇が亀頭を呑み込んだ。

 蜜壺から溢れた愛液が、イヤらしくちんこに絡みつく。震える腰を掴んで逃げようとする小さな身体を固定すると、霧理はぎゅぅっと拳を握る。

 

「おゆ、おゆるし、くださっ、ぁぅぅ、絶頂から、ぬけて、なくてっ」

「黙れ。良いからまんこ締めて膣肉で媚びろ、霧理ッ!」

 

 ちんこを一息に奥まで挿入する。強烈な絶頂に晒された霧理の肉襞は、俺のちんこを絡め取って歓喜していた。言葉とは裏腹に、とっくに媚びてすり寄る膣肉が、俺の快楽を引き出していく。

 

「ひぁあああああぁぁぁぁっ!! ぬいて、ぬいてくださいっ、いやぁぁっ!!」

「華奢な体躯の割にずいぶん肉厚な膣肉じゃねぇか!」

「ぁっぁっぁっ、つかないでぇ! やだぁっ! きもちいいの、いやなのぉっ!」

 

 激しいピストンが霧理の身体を揺らす。射精感が立ち上り、早くこの雌を孕ませたいと本能が叫ぶ。

 

「ぬいて、ぬいてくださいっ、ぁっぁっ、ぁっぁっぁっ、いや、いやぁっ!」

「抜いて、じゃあどうする? 飲み干しでもするか? おい!」

「っ、の、のみます、口で受け止めますっ、だからぁっ!」

「ちッ」

 

 いやいやと首を振る霧理が、自分で、俺の精液を飲み干したいと訴える。それならば、それでもいい。気が変わった。嬲り方を、少し変えてやろう。俺は口角を上げると、霧理のまんこからちんこを引き抜く。

 

「咥えろ。早くしないと、もう一度ぶち込むぞ」

「っ、ぅぁ、くぅ、、ぁ」

 

 霧理は震えながら振り向くと、快楽の涙でぐしょぐしょになった顔を隠そうともせず、己の愛液で濡れた俺のちんこにしゃぶりつく。両手で支えて、慣れない仕草でちんこを咥え込む霧理に、俺は容赦なく射精した。

 

「むぐっ?! ごく、ごく、ごく、はむ、ん、ごく、ふぉ」

「ぐっ、はは、良い飲みっぷりじゃないか。飲み干せたか確認する。口を開けて見せろ」

「ぅぅ、はい」

 

 霧理は膝立ちする俺によく見えるように、女の子座りで口を開け、上を見る。俺は左手で霧理の柔らかい舌を指で摘まむと、ぐにぐに動かして口内をチェックした。

 

「よし。膝立ちになってスカートを持て」

「は、い」

 

 言われるがまま、霧理は膝立ちになると、両手でスカートをたくし上げる。俺は素直に言うことを聞いた霧理を褒めるために、透明な液体を垂らし続ける霧理のまんこに、右手の中指を置いた。

 

「ひっ。ゆ、ゆるして、ください。絶頂が、つづいて、ぅぅ、つらいのです。だから」

「はぁーっ、しらけた。じゃ、おまえの妹に遊んで貰うよ」

「っ、ぅ、ぅぅ、ち、乳で、どうか、わたしの乳房で、遊んでいただけないでしょうか」

「へぇ?」

 

 俺が興味を持ったことに気が付いたのだろう。霧理はぺたんと座り込むと、セーラー服のフロントホックに手を掛ける。チャックを上まで上げて、スカーフを抜き取ると、左右に開いておっぱいを露出させた。ハリのある綺麗なおっぱいだ。

 このおっぱいで、自由に遊んで良いとは中々気前が良い。俺は両手を伸ばして掬い上げるように持ち上げると、ぷるぷる揺らして弄ぶ。

 

「柔らかいな。好きに遊んだら壊れちまうかもしれないぞ?」

「こ、こわれっ――ぅ、ぅぅ、は、い。お好きに、なさって、くださ、ぁぁっ、い」

 

 はらはらと涙を流しながら、両手を後ろについておっぱいを差し出す霧理。いじらしく、健気で、可愛らしい。長く遊んでやるためにも、ほどほどに苛めてやることにしよう。

 あえてソフトタッチで、突き出されたおっぱいを撫でる。手のひら全体で愛撫し、乳輪を軽くひっかき、回して、だんだん強くしていく。

 

「ん、ふ~~」

 

 根元から引っ張り、乳房に指を沈めて遊び、期待で立ち上がった乳首に息を吹きかけ、唐突に左の乳首に吸い付いた。

 

「ん、ぁ、ぁ、ぇっ、ぁぁぁっ!?」

 

 唇で乳首を潰しながらしごくと、甘い母乳が舌を潤す。喉を鳴らして飲み干すと、霧理は、演技を超越して混乱した表情を見せた。そういえば霧理にも、精液を飲むと母乳が出る説明をしていないな。普通はしないからなぁ。

 

「あぅぅっ、な、なんでっ、えっ、なんで???」

「ぢゅ、ぷは。遊ばれすぎて壊れちまったな? ぢゅっ、吸えば吸うほど溢れてくるぞ」

「そ、そういう??? んんっ……やぁ、こ、こわさないでぇ」

 

 霧理は一瞬目を白黒させたが、とくに動揺がない俺を見て即座に軌道修正。秘薬効果で母乳が絞られる度に快楽が立ち上っていることも、聡明な霧理に推理の余地を与えたのだろう。

 シチュエーションに没頭できなかったら申し訳ないから、俺ももう少し深く入り込もう。壊れるほど弄びたい理由は、自分の手から離さないためだ。自分に依存させるために、快楽に沈めようとしているからだ。この手から、こぼさないために。

 

「次は右だ」

「うぁ、おねがいです、こわさな、こわさないで」

「だめだ。右もだ」

「やぁ……」

 

 右の乳首にしゃぶりつき淫乳を飲み干す。そうしながら周囲に意識を回すと、窓際の文机の上に空のガラスコップが置いてあるのを見つけた。俺が突然来たものだから片付け忘れたのだろう。

 俺はあえて下品に音を立てて乳首を離すと、立ち上がってグラスを持ってくる。円筒状の普通のガラス製のコップだ。手に持って、息も絶え絶えに快楽から逃げよう唇を噛む霧理の前に、座り込む。

 

「壊されたくないなら、自分でコップに絞れ」

「ぁ、ぁぅ、そんな、いやらしいこと、わ、わたし」

「イヤならいいぜ。壊れた蛇口みたいになるまで、俺が絞ってやるよ」

 

 霧理は俺の言葉に逡巡し、涙を堪え、やがておそるおそるコップを受け取った。

 

「やり、ます」

「そうか。だが返事が遅かったから、仕置きだ。コップを落とすなよ?」

「ぇ」

 

 両手でコップを持った霧理の肩に左手を置き、右手をまんこに伸ばす。霧理が身構えるより早く右手の人差し指と親指でクリトリスを挟むと、少し強めにしごいてやった。

 

「やぁぁぁっ、そこ、まだびんか、ぁぁっ」

「びんびんにクリトリスおっ立てておいてなに言ってんだ! オラ、イけッ!」

「い、ぎゅぅぅっ!!?」

 

 霧理はがくがくと肩を揺らし、けれど、コップは落とさずに耐えた。

 

「もう、いやぁ、うっ、うぅ、ぐすっ」

「俺がやってやろうか?」

「や、やります、ぅぅ、ひ、なんで、こんな」

 

 霧理は左手で左の乳首の下にガラスを置くと、右手でゆっくり擦り始める。これまで姉妹たちと並べられる中で、目立たない演技をしてきた霧理は、さすが、こうした演技も上手だ。だがどうしても、母乳を生み出す自分のおっぱいへの疑問は残るようで、今の「なんで」は少々真に迫っていた。申し訳ない。

 霧理の細い指が、乳首をしごく。さながら自慰行為のような光景には、背徳感と美しさと淫靡さがない交ぜになっていた。少し眺めていると、やがて、淫靡な液体がコップを半ばまで満たす。俺がそこでコップを受け取ると、霧理は、目に見えてほっと息を吐き出した。

 

「霧理」

「は、ぁぅ?」

「喉、乾いただろう?」

 

 俺は、そんな霧理の目の前で、懐から取り出した秘薬をミルクに溶かした。霧理はそれだけで全てを察して、じりじりと後ずさり、けれど、卓袱台にぶつかって止まってしまう。

 さぁ、彼女の期待に応えよう。好きにして欲しい。好き放題にされるプレイがしたい。そうまで言ってくれるのなら、演技を越えて俺だけのものにしてしまおう。尊厳も、魂も、なにもかも。

 

 

 

 この手から、こぼれてしまわないように。

 

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