因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする 作:CloudWagon
よいお年を!
・きつねのゆえん
伊那穂村の最東端。
「むずかしいわね」
作業台と本棚の置かれた質素な書斎。安楽椅子の上。俺の膝に腰掛けた美女。白い長い髪と黄金の瞳。白いロングスカートに黒い半袖のブラウスを来た、涼しげな格好の彼女――冬先輩は、机の上に置かれた丸薬を見ながら、うんうんと唸っていた。
ガラス玉のような丸薬だ。透明の殻の中には、雲のような靄がかかっている。この特殊な丸薬こそ、この村に根ざす神にして俺の嫁、命が古来よりもたらした秘薬の一つである。
「さすがの冬先輩でも、ノーヒントは難しい、か?」
俺は膝の上の冬先輩のお腹に手を回し、少し屈んで冬先輩の耳元から顔を出す。机上のノートにはたくさんの分析が書かれているが、俺の知るそれに近いモノはない。
つい先日、俺の肉体に“精飲させると母乳が出る”という効果の秘薬を盛った冬先輩は、そのことで命からお叱りを受けたそうだ。その際、罰として出されたのが、この、“
「ええ。他の秘薬は文献があったもので、新しい秘薬はゼロから生み出したものよ。なんの薬かわからないものを、服用禁止・文献閲覧不可で解析するのは難しいわ」
無から生み出す方がすごいと思うんだが……“できる”ことを“すごい”と思わないのは、冬先輩の天才性をよく表していると同時に、短所でもある。なにせ敵を作りやすい。
「うぅ、
「はは、そうだな」
命が言い渡したのは、“解明するまで倉持浩太との性交渉を禁ずる”というものだった。それは俺にもダメージがいくから止めて欲しかったんだが、すぐに解読できると思った冬先輩はこれを承諾。そして行き詰まってたった一日で、こうして俺の膝に乗っていた。
他にも命は、俺に朧月の秘薬を五つ渡してくれた。なんでも、冬先輩には文献閲覧と自身での服用こそ禁止したが、他人が服用する様子の観察までは禁じなかった。
『ぬははは、他人と旦那様がイチャイチャしている様子を見ることで、妾を“ぱっぱらぱー”にしたことを反省させる、という訳じゃ。妙案じゃろう? なんじゃ旦那様。なにか言いたいことがあるのか? ん? な、なぜ、
ということがあった。
そんな訳で、解析までの期間――冬先輩と雪は我が倉持邸に泊まり込み、俺の様子を監視することになったのだ。
まぁとはいえ、俺が秘薬を服用した他の女の子とイチャつく場面を極力見たくない冬先輩は、こうしてギリギリまで研究をしていた訳だが。
「な、そろそろ行こうぜ」
「うぅ。せっかく浩太君の家で同棲生活なのに」
「雪もそうだが、君恵さんもいるからな?」
「雪が、“君恵様の方が姉らしく見えるので、今日から君恵様が姉様です”って言ったらどうしよう」
言いそう。もちろん、冗談だろうが。
俺はぐずる冬先輩の頭を撫でながら、苦笑する。
「言わない言わない。それに言ったら言ったで、君恵さんに姉らしさを学べば良いだろ?」
「そ、そうね」
冬先輩はそう言うと、俺からお尻をどかして、手早くノートを片付け始めた。
「では、荷造りするわ。浩太君は外で待っていて」
「ああ」
俺は冬先輩に頷きながら、立ち上がって部屋を出る。
俺は今、ブルーのワイシャツに黒いジーパン、という簡素な姿だが……固いはずのジーパンは、股間が盛り上がっていた。あんなに可愛く甘えられて、興奮しないはずがない。
言われるがまま階段を降りて外に出る。境内の中、砂利道の上。冬先輩が研究道具の準備に時間が掛かるので、とかなんとか言って雪を先にいかせたため、俺はちんこをイライラさせたまま冬先輩を待つ。
「ふぅ……解析終わったら、ぱっぱらぱーにするか」
冬先輩の理性の箍をぶっ飛ばすことに興味がある。すごいことになりそうだが、これも霊力強化とやらの訓練だ。受け入れて貰おう。
さて、冬先輩が荷造りを終えても足がない。そこで、時間になったら丸山先輩が来るまで迎えに来てくれる手筈になっているんだが……来ないな。
(とはいえ電話もないし……苦労掛けるが仕方ない)
俺はため息一つ零すと、胸ポケットから平べったい筒を取り出した。犬笛のように独特な周波数――霊力を用いて、伝書狐を呼ぶための道具、“
口にくわえて息を吹き込むと、変化は一瞬。近くの林からぴょんと飛び出た銀毛の狐は、その場でくるりと回転し、白い煙とともに変化した。
「呼ばれて飛び出てこんここーん! 主様のお呼びとなれば、たとえ火の中水の中、風の如く林のように、大山鳴動狐一匹推参いたします! してこの度は、何用で?」
毛先が白い銀毛の髪と尾と、大きな狐耳。一五〇にも満たない背丈とCカップはあるおっぱい。今日の服装はネイビーブルーのワンピースに黒いスカジャンと、ロックファッションに決めていた。足下には黒いエンジニアブーツ。髪は黒いリボンでポニーテールに。♪マークのシルバーアクセが似合っている。
「今日も可愛いな、
「はぅあっ!? 急になんですか!?」
そんな魂は、俺と生涯を誓った仲ではあるのだが、“嘘を吐かない”という約束を交わしているため、正直に思ったことを言うしかないのだ。
「ふぅ。不意打ちはずるいですよ、
「思ったことを言っちまうんだ。その場でくるりと回ってくれ」
「沈黙は金なりですよ。ほうら、よくご覧なさい」
「悪いな、金より銀に夢中なんだ。魂の銀毛、綺麗だな」
照れる魂のファッションを楽しみ、ふわふわの頭を撫でる。狐耳に触れれば、銀毛の耳はふるりと震えた。
俺は魂の手を引いて、
「丸山先輩と待ち合わせしているんだが、来ないから呼んで貰おうと思ったんだ」
「でしたら何故、腰掛けさせたので?」
「いや、よく考えたら待ってたら来るんだし、魂と喋っていた方が有意義だろう?」
「時は金なり、ですよ。わたしとの時間など、そんなに大切にしなくとも」
「金より銀の方が好きなんだ」
「はいはい。まことに主様は雄弁であられる」
なんて言いつつ、魂は俺の左側にぴったりくっついていた。
……しかし、丸山先輩もそうだが冬先輩も遅い。さては冬先輩、俺とイチャつく時間のために、荷造りしてなかったな? 意外とマイペースだし、どうせ丸山先輩が暇を潰してくれていると思ってのんびり準備しているんだろう。
「そういや以前、人から伝書狐になったケースがある、なんて話を聞いたが、魂も元人間なのか?」
俺は魂を抱き上げ、膝に乗せながら聞いてみた。すると魂は、俺の膝に乗りやすいように、大きな銀の尾を、白い煙とともに消す。
「わぁっ、一言くださいな、もう」
「抱きしめて良いか?」
「はいはい、しょうがない主様ですねぇ」
魂は呆れたような物言いだが、首まで真っ赤になっている。実に美味しそうだったので首筋にキスを落とすと、魂は振り向いて俺の唇をぺろりと舐め、元の体勢に戻った。
「わたしは元より
立て板に水とはこのことか。朗々と語る魂の口調は聞きやすく、ついついうんうんと聞き惚れてしまった。
「……三狐神様は、ときには女郎蜘蛛も裸足で逃げ出す手練手管で妙手を手繰り寄せます天与の才をお持ちでございますが、その実、気風がよく、豪放磊落大胆不敵の言葉が似合います
「なるほど。やろうと思えば繊細な手段も執れるが、怠け者だから雑、と」
「――こほん。わたしという前例を手にした三狐神様は、これ幸いとわたしの霊力を“もでるけーす”に致しまして、やれ東から河童が訪れ頭を垂れれば、“おまえは狐”と眷属に。やれ西から鬼が攻め入りますや、これを制して“おまえも狐”と眷属に」
「それで人間も狐の眷属にしたのか!? おおざっぱすぎるだろ!!」
み、命、おまえなぁ。俺は命の暴挙に呆れながら、魂の狐耳にキスを落とす。だいいち、あいつ自分も狐の神様やってんだから、モデルケースも自分にすりゃいいのにほんとうにさぁ。
「そういえば」
「ひんっ、な、なんです?」
「その割には命のやつ、魂の名前をよく覚えていなかったなぁ」
「ああ……三狐神様には“しすてむ”として名を頂戴するまでに時間がありましたから。わたしの元来の名、
つくづく雑だ……。
魂のすべすべの太ももに左手を置く。魂は察してワンピースの裾を浮かしてくれたので、これ幸いと右手も魂の服の下へ。左手は太ももに置いたまま、右手をおっぱいの下に置いた。
「ぁんっ。もう。主様は助平であられる」
俺は、膝に乗せた魂の腰を掴んでくるりと回し、対面の形に変える。さんざん撫で回した魂の顔はすっかり紅潮しきり、腰を撫でるだけで目を閉じてぶるりと震える。そんな魂が可愛くて唇を舐めてやると、魂は、もどかしそうに口を開けた。
魂の意思を汲み取って、柔らかな舌に吸い付く。魂は目を開けて、愛おしそうに眇めると、うっとりと目を閉じて舌を絡めた。
「主様、ちゅ、ちゅ、あるじさまぁ、ちゅ」
唾液を交換しながら互いの舌を堪能し合う。甘い体液に、頭がクラクラしてきた。
「魂」
「はい、どうか、なさりたいように」
「ああ」
勃起したちんこを、魂の腹に当てるように見せつける。魂は気負うこともなく腰を上げて、びしょ濡れの膣にちんこを受け入れた。
「あぅぅ、は、入って、んぅぅぅ」
「魂」
「あぅ、はっ、はっ、ふぅー、なんでしょう?」
「挿入したままがいい。可愛い魂を堪能したい」
「う、動かず???」
「動かず」
「相変わらずひどい主様ですねぇ。んっ、ふふ、良いですよ、しょうがない主様です。どうぞ、ぁぅっ、堪能なさってくださいな♡」
魂の言葉に甘えて、挿入したまま彼女を抱きしめる。俺だってそりゃあ、ピストンした方が気持ちがいい。でもそれ以上に、俺を受けいれてもどかしい快楽に焦らされ続け、蕩けていく魂を見る方が好きだ。
魂のナカは小さく、狭く、熱く。時折痙攣する彼女の締め付けが気持ちがいい。スカートを捲り上げてお腹を揉み、太ももを撫で、空きっぱなしになってしまった小さな口に舌をねじ込む。
「あー! ぅー! ちゅ、ちゅ、ひぁ」
「可愛い、可愛い、可愛い」
「主さまぁ、うごいて、うごいてくださ、んんんっ♡♡」
「だーめ」
魂は俺の膝の上で、何度も震えていた。女性は別にピストンされなくてもイクことができるから、魂は繰り返し絶頂して、愛液を石畳に染みこませている。
「きゅぅーん、きゅー」
「かわいいな」
魂は快楽を逃そうと腰を振り、それがかえって快楽を強めているようだった。
「ナカに、ほしいです、あるじさまぁ」
「わかった。俺もそろそろ限界だ」
「ひゃ♡」
魂は蕩けた表情で、俺の首に手を回す。俺はそのまま立ち上がって、駅弁の体位でピストンを始めた。貫く度に魂の膣はきゅうきゅうと締まり、接合部分から白く泡だった本気汁が、いやらしい音を立てる。
「ぁぅっ、ぁっ! ひぁっ、ぁっ♡ ぁっぁっぁっ!」
「出すぞ。受け止めろ、魂」
「ひゃい、きてっ、きてっ、き――ぁぅ~~~~っ!!」
魂は子宮で俺の精子を受け止めると、仰け反って深イキした。その絶頂はすさまじく、ちんこを引き絞るほどに膣肉が締まっていた。
「は、ふぅ。あの、あるじさま」
「ん? どうした?」
「おそーじ、してもよろしいですか?」
潤んだ瞳で上目遣いをする魂に、俺は苦笑して頷いた。そんなことしたら二回戦確定だろうな、とは、口に出さずに。
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