「……本当に、いいのか?」
「っ! あ、当たり前、めぅ……」
そんな顔を真っ赤にして肩で息しているような奴に言われても信憑性があったものじゃない。
思えば、ここに招き入れたのも、そもそもあの勝負を持ちかけてきたのも、全てこのときのためで、芽兎めうも前々からそういう覚悟を決めていたのかもしれない。
それにしては、無残な姿な気もする。さながら、肉食動物に勝負を挑んできた草食動物のよう。むしろ、自分から食われに飛び込んでいるわけだが。
妙にしめっぽくにじんだ下着に目がいく。汗ばんだにしては不自然なくらい。
「こんなにして」
「……んっ」
屈み、伸ばした手で下着越しにつつくと、それだけでその下がどうなっているか分かるくらいに濡れそぼっていた。
ふとももまで垂れてきそうな勢いで溢れそうだ。
「はぁ……うぅ……、なまごろしめう……」
くにくに、くちゅ、くちゅり。指の腹がただ擦るだけでぐっしょりと湿る。
「ぁぅ……っ、ひ、ひどいめぅ……」
「酷いのは感じやすいお前だろ。どんなことを考えてたんだ?」
「そ、そりは……、ぁっ」
また、あっさりと芽兎めうの身体が跳ねる。どれだけ敏感な身体をしてるんだ。
この濡れ具合は食べ頃熟れ頃と言うほかない。
ひくひくと下着の上からでも分かるくらいものほしそうにしている。
下着に手をかけ、ゆっくりと下ろす。ぬちゅり……、くちゅぅ、と糸を引いてるんじゃないかというくらい、ぴっちり張り付いた下着がはがれると、下から蜜を垂れ流すそれが姿を現す。
「ひっぅ……っ!」
指先を入り口にあてがうと、今にもしゃぶりつきたそうなくらい切なそうにしている。くい、と押し込む。ぬち、ぬちゅぅ。まだ奥まで入らないまでも驚くほどスムーズに食いついてきた。
「ず、ずるいめう……そんな、そんなじらしちゃだめぅ……、おねがいめう……」
「それは命令か?」
「……ぅん」
返事よりも早くこくりと頷く。もはやあんな賭け事の命令なんて関係ないところまで来ているが、ここは付き合うしかないか。
トン、と手一本で芽兎めうの身体を退けて、パタンと仰向けにする。
そして両足を開いたまま膝をたたませ、腰を浮かせてやる。すると先ほどよりもよくそこが見えた。
覗き込むだけで奥の方まで見えてしまうんじゃないかというくらい、やはりひくひくとひくついてよだれを垂らすように蜜をこぼしている。
ある意味で、まな板の鯉とはよくいったもので、全くの無抵抗のまま、芽兎めうは身体を丸ごと差し出すように自らも腰をくいっと浮かせて、今か今かと切なく待ちわびるようにしていた。
一目で分かる我慢の限界。しかしそれはこちらも同じこと。あれだけのことをしておいて、平然を装うのももう無理だ。
はちきれそうなそれをようやくして開放する。もう、これ以上抑えきるのも辛い。芽兎めうのそこはもうとっくにとろとろのひくひくで準備が整っている。後は一線。
「……っ! ぉ、おっきぃめぅ」
「怖いか?」
「こわくない、めぅ。全然大丈夫めう……」
語尾がとってつけたように引きつっている。だが、ここまで来て退くという選択肢はない。
床に、前のめりに手をつく。目と鼻の先に芽兎めうの顔が迫る。
滑り込ませるように、それが芽兎めうのそこへぴたりと触れる。しっとり濡れて、やわらかなそこに、照準が定まる。
「……ぁ」
くちゅぅ、ぷちっ、ぬちゅり。やわらかな抵抗の後、きゅんとしめつけるその中へ一気に挿入る。それとともに、芽兎めうの背筋が伸びるほどにビクンビクンと大きく身体が仰け反る。
「んっっ、あぁぁ……っ!」
とろとろの蜜とは違う、緋色のそれが混ざってあふれ出てくる。
「大丈夫か? やめておくか?」
「……ぃ、いたくないもん」
大丈夫かどうかを聞いただけなのに、辛そうな声でそう言う。また強がりか。
芽兎めうのそこは小さな身体の通りに小さくてキツく、壊れてしまいそうなくらい。このまま動いてしまっていいのか、不安にかられてしまう。
これ以上深くに挿入するにも、引き抜くにも、きゅうぅっと銜え込んでしまっているので、芽兎めうには辛いだろう。
何より、強がったことを言ってる当人も、身体を縮こめては痺れたように身動きがとれないでいる。
多分、見た目よりもずっと辛いに違いない。ここは無茶をさせず引くべきか。そう思った矢先、それを察したのか、芽兎めうの両足が持ち上がり、がっちりと腰まで回りこんで挟んできた。
こんな不安定な体勢で、両足で掴まれると、当然重心が大きくズレる。
ましてや、今まさに挿入れている状態でそんなことをしたら、どうあったってさらに深く挿入る。
すると必然的に、芽兎めうは自ら深くまで挿入させた挙句、さらに追い討ちをかけるように、バランスを崩した身体ごと芽兎めうの方に倒れこみ、ググッと重く突き刺さる。
「っぐ、んんぁぁ……っ!!」
挿入れようか引き抜こうか迷っていたソレが小さくてキツキツの膣内をぶちゅぶちゅと無理やりこじ開けるような容赦ない勢いで、奥まで到達する。
芽兎めうの小さな身体では大きすぎるだろうそれがおそらくは子宮口をズズン、とノックした。なんてバカなことを。
ぴっちりと奥までハマりこんで、もはや抜けるかどうかも分からないし、抜けても形を覚えてしまってくっぽりと開きっぱなしになってしまうんじゃないだろうか。
芽兎めうの身体は痙攣したかのようにピクピクしてしまっているし、膣内もすっかり銜え込んで放すまいといわんばかりにしゃぶっている。
「なっ、にしてんだよ」
「……っく、……えっく、だ、……だってぇ」
さすがの芽兎めうもこらえ切れなかったのか泣きじゃくる。痛みのあまり言葉にならないようで、しゃっくりを繰り返しては雨みたいな大粒の涙をポロポロとこぼしている。
いくら濡れていたからといって、こんなもの激痛なんてレベルじゃないはずだ。おそらく脳天を突き抜けるような衝撃で一瞬気を失ったか、あるいはあの世まで意識が飛んだだろう。
このままだと芽兎めうの身体が持たないかもしれない。早く引き抜かなければ。
「動かすぞ、大丈夫か?」
「ぃぁ、これ……らいじょうぶじゃな……、ぁぁ……」
腰を引こうとしたそのとき、ミチミチと隙間がないくらいにハマり込んだ膣壁ごと巻き添えにズズズと引き抜けようとしていた。
その身体を持っていかれるような感覚がどのようなものだったのか、想像もつかないが、きっと反射的にだろう、まだ腰に巻きついていた芽兎めうの足がビクンと力が込められる。
引くつもりだったはずの腰は、また芽兎めうの身体に逆に引き寄せられて、落ちる。
芽兎めうを下敷きにドンと密着する。まだ膣奥を突いている状態でさらに床に叩きつけるように押し込む形になってしまう。
「ぁ……、ゃぁ……、ぅ、うごかな、で……」
足だけでなく、今度は両手も背中の方に回して芽兎めうに拘束してくる。よほど辛かったのだろう。だが、この体勢はもっと辛い。
何せ、芽兎めうの身体に腕立て伏せのように覆いかぶさっている上に、両手両足でがっちりと抱きつかれてしまっているから身動きが取り辛い。おまけにバランスが悪いので立ち上がることも寝そべることも難しい。
床に手をついて腰を引こうにも芽兎めうが許さないだろうし、そのまま前のめりに倒れようにもこれ以上前に倒れようものなら芽兎めうの膣内を、子宮口をさらに押し込まなければならない。
よりにもよって芽兎めうが身体にしがみついている状態でその体勢なのが難点だ。