芽兎めうの身体は若干浮いていて、半ばブラ下がっているといってもいい。動くなといわれても無茶な話だ。
「ゃぁ……、なかぁ、らめぇ……ぇ」
何をするまでもなく、こんな無茶な体勢では身体も震えてしまう。ほんの少しでも身体が揺れるだけでも、一番奥までぴっちりと挿入ったそれは芽兎めうの身体を奥から刺激してまた余計に身体を仰け反らせる悪循環だ。むしろ、芽兎めうが一人で勝手にもどかしく動いて、感じて、また動いてを繰り返している有様だ。
「う、動くなよ」
「らってぇ……ひぅ……、ぁ、ぁぁ……、ぅぁ……お、奥がじんじんして……ぉかしくなっちゃ……」
この体勢のままは辛い。いつまでも芽兎めうの身体を支え続けるにも体力の限界がある。
だが、この体勢を崩そうものなら、ただ微動しているだけで息も絶え絶えの芽兎めうがどうなってしまうか、分かったものではない。
もう目の焦点があっていない。どこかあさっての方向を向いたまま、身体を小刻みに刺激する強烈な感覚に左右され、ビクンビクンと震わせている。口もぽっかりと開いていて、閉じようもなさそうだ。
「あひぃん……、ぅごか、しゃないれ……、あたまヘンに、なぅ……っ!」
ふと、気づく。こちらはさっきから動いていない。なるべく、動かないようにしている。
芽兎めうがブラ下がって動いているだけだと思っていたら、違う。
むしろ芽兎めうは積極的に、腰を前後に少しずつ少しずつ揺らしながら、自分から動いていた。
もしかして、自分で気づいていないのだろうか。腰の動きが小刻みからまた大きな振りに変わっていく。
「ん……っ、ん……ぅ、はぁ、ぁっ……ぅぅ、とまってよぉ……」
ずちゅ、にちゅぅ、ぐちぐちぅ……。ぴっちりと銜え込んだソレは膣肉を巻き添えにしつつも、抜けない程度に、抜かない程度に、それはまるでオナニーしているかのように、芽兎めうは絶妙な腰遣いを覚えていた。
痛みがないなんてことはありえないが、芽兎めうはこの中で、快楽を感じている。それは明らかだった。
そっと、絡み付いてくる芽兎めうの身体を抱き寄せるようにし、腕立て伏せの体勢を崩し、床へと降りる。ググ、ぬちぃとまた奥を刺激する。
「ふにゃぁ……っ」
芽兎めうの両手両足が緩む。この隙に、と腰を思い切り引く。ぬちぬちぃ、にちゅぅ。これでもまだしゃぶりついてくる。おもちゃか何かを取り上げられたくないと必死になる赤ん坊みたいだ。
「ゃ……、もってかれぅ……」
そして、また大きく突く。ずずっ、ぐちゅっ。驚くほどに、それはスムーズだった。
「ぁ……っ、きゅぅぅっ!?」
別にガバガバになってしまったわけじゃない。芽兎めうのそこがこの形を覚えたのだろう。未だにぴっちりとキツキツにしめつけるような感覚は衰えない。なじんだというのが正しいか。
そして、なじませたのはおそらく芽兎めう自身だろう。先ほどから巧みに腰を動かしては、自ら子宮口をこすりつけるようにソレをしゃぶっていたのだから。
ポルチオ性感帯といったっけ。開発するのは大変なものだとは聞いたことがあるが、覚えてしまうと絶頂が長く、快感が終わらないほどらしい。人によっては開発することもできず、ただただ激痛しかない場合もあるらしいが、芽兎めうの場合は、むしろかなり早い段階で快楽を感じていたように思える。
無意識のうちに痛みから逃れようとして自ら子宮口を刺激してポルチオ性感帯を開発していたのか。
またゆっくりと引き抜き、抜ききらないまでにズンッと奥まで挿入れる。芽兎めうが玩具のようにピックンと跳ねる。そしてまた引き抜き、奥へ突き挿す。ぬちぃ、ジュポッ、ぬちぅ、ジュプッ。まるで芽兎めうの膣内を泡立てるように。
「ぁん……、ぁ、っ、ぁ、ゃ……、ぃぃ、……ぉく、が、しびれ、ちゃぁ……ぁ……っ」
もはや、痛みにもだえるような悲痛の声じゃなかった。それは甘い吐息がもれるような、悦に浸った嬌声。心なしか、涙でぐちゃぐちゃになった芽兎めうの顔は、にひゃりと笑みがこぼれるようだった。
このとろけそうな顔。あへあへとだらしなくうなだれるこの顔。もう止めてとも動かないでとも言わない。
容赦ないかもしれないが、遠慮できるほどこちらも我慢強くはない。
ずっと芽兎めうの小さくてキツキツの膣内で搾り取られるくらいにギュウゥっと締め付けられているせいで、もうあっという間に上り詰めてくる。頭の芯が真っ白になっていく。
「……く、出すぞっ」
「ふぇ……?」
膣内を震わせるほどにビクンビクンとうねり、咄嗟に芽兎めうの腰を浮かせ、ググっと引き寄せる。そして次の瞬間には一番奥にまで挿し込みドクドクと、一気に注ぎ込まれる。子宮口に直接注入したんじゃないだろうか。
熱いソレが溢れる間もなく、ただただ奥へ奥へと放たれる。
「……ぁ、ちゅぃぃ……ああぁぁっ、おなか、あつぅぅっ」
ドク、ドクン。一滴残らず絞るように、膣内で繰り返し繰り返し脈を打つ。もう出し切ったんじゃないか。そう思っても、なかなか吸い付いてきて離そうとしない。
ズズ、ぐちぅ、ぐぽぉ。ようやくして引き抜くと、泡だった蜜と、もはや薄まって緋色にも見えない何かと、白く濁ったどろどろのソレが芽兎めうのそこからまとめて溢れ出してくる。
あれだけ乱暴にしてしまって、大丈夫だったのだろうか、と今更のように思う。
「あふぅ……、あつい、……め、ぅ」
奥から奥からどろどろの色んな液体を垂れ流す芽兎めうのそこはもう、ぽっかりと開ききってしまって、見るも無残な形をしている。さっきまで入っていたソレの型をとったかのよう。
見る見るうちにきゅぅぅとしぼんでいったかと思えば、これでもまだ足りないのかと言わんばかりに、ひくひく、パクパクとうごめいていた。
起き上がれるか。そうたずねようとしたが、さすがに口をむすんだ。床に倒れこんで、ぐったりと白いそれをだらだらとおもらしし続けてる姿を見て、立ち上がれるとは到底思えない。
この分だともう足腰もしばらく立たないんじゃないだろうか。全身が痙攣しているかのようにピクピクを繰り返している。
しかし、それにしても顔はとろとろのぐちゃぐちゃで、口元はアヘアヘと言葉にならない声をもらしている。天国にでも行っているかのような至福に包まれたアホ面だ。さすがに、目を覚ましたらさすがに謝っておいた方がいいかもしれない。
そういえば、ポルチオ性感帯で絶頂すると快感が長いんだったか。大の大人でも声をあげてしまうくらいに。
これはもう、しばらく天国から帰ってきそうにもないな。
「め……ひゅぅ……」
※ ※ ※
「おっそろしいめう、おっかないめう。なんまいまいだめう……」
「少しは懲りたか?」
「めぅぅ……、めうのここ、壊れたかと思っためう。まだ何か入ってるみたいだめう」
内股気味にぺたんと座り込み、足をすり合わせながら呟く。
「こりはもうおちんちんの形覚えちゃっためう。どうしてくれるめう?」
ニヤニヤ上目遣いの涙目でこちらの顔を覗いてくるが、きっとまだ我慢しているのだろう。ふざけてごまかそうとしているつもりなのだろうけれど、さすがにその引きつった表情では無理がある。
「どれどれ……」
いじわる気味に芽兎めうの下腹部をさすってみる。そこにはまだちゃぷんちゃぷんとたまっているのか、ぽっこりとした感触があった。下手したら妊娠しているんじゃないかこれ。責任取れるのかこれ。他人事のように思いながらもその内心ではビクビクしてきた。