※この作品はR-18です。

TSして親友と結ばれそうだったのにキモおじさんに寝取られた   作:運命は、英語でいうとディスティニー

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振り続ける雨と滲む汗は、彼らの心と身体に重くのしかかる。


黒雨の空と汗とベッド

─side.結月(春)

 

 鼻息を荒くした藤田が、あたしの部屋に入ってくる。

 苛立ちと、これからするであろう行為に嫌悪感を隠しきれなくて、藤田から目をそらす。

 するとやつは、ベッドの前で固まるあたしの目の前で、服を脱ぎだす。

 

 あっという間にパンツ一丁になった藤田。

 毛だらけのメタボ腹が、本当に気持ち悪い。

 白いブリーフパンツから、黒黒としたグロい巨根がべろんとだらしなくはみ出している。

 なんで、もうそんな大きくしてるんだよ。

 

「じゃ、契約条件について話そうか」

 

藤田は、一枚の紙を取り出した。

 

『佐藤結月は、藤田和雄との恋人契約を本日から数えて5日間結ぶ。対して、藤田和雄は、本契約が結ばれた時点をもつて、内田智紀の犯行に関して持ち得る全ての情報(情報記憶端末に保存されたものも含め)をただちに破棄する。』

 

 営業担当の作った契約書にしては、随分お粗末で稚拙だ。

 馬鹿馬鹿しい、と思う。

 

「ふん。こんなツッコミどころ満載の契約書、よくドヤ顔で作れたな。ワープロで頑張ったのか?そもそも恋人契約ってなんだよ」

「要はキチンと日時とお互いの()()()()()が書いてあれば、それでいいのさ。もうお互い大人だ、恋人同士のすることくらい分かるよね?」

「……そうかよ」

 

 これでただ5日間、こいつとお手々つないでデートくらいだったら良かったんだが…

 意味深な物言いに、その意味を改めて悟る。

 どうせ、やることは変わらない。

 さっさとやることをやって、巻き込まれた内田を救う。

 

 あくまで取引。

 

 内田のために、文字通り一肌脱いでやるだけのこと。

 なんでもない。

 

 ただの、性行為だ。

 あたしにだって男の頃は経験がなかったわけじゃないんだから、何もビビることはないんだ。

 

 そう気構えた瞬間、藤田は突然あたしに抱きついてきた。

 腕を腰に回して、お尻を撫で回すような手つきで触ってくる。

 ゴブリンか何かか、こいつは…?!

 

 その力の強さに、本能的に恐怖を覚える。

 抵抗できない。逃れ、られない。

 女という生き物は、男の前ではこんなにも無力なのか。

 全身に一気に鳥肌が立つ。

 

 ―─あたってる…っ!

 

 ブリーフごしに、藤田の熱く硬いものが、あたしのお腹にあたって力強く主張している。

 びくん、びくんと躍動しているのがわかった。

 

「え…っ、これ…ぇ……」

 

 あたしの動揺をよそに、藤田は大きな手であたしのお尻から背中までを撫で回しながら、

 今度は首筋に顔を埋めてきた。

 そのまま、汚い舌で、べろべろと首を舐められる。

 

「えっ…ひっ!? 、あ……、うぅあ」

 

 なんでっ!

 自分でも意識しないまま、女のような声を出していたことに気づいて、

 途端に耳まで熱くなる。

 

 まるでナメクジが身体に張り付くような感覚に、あたしは身悶えする。

 

 鳥肌もずーっと立ちっぱなしだ。

 

 タワシのようなヒゲが、じょりじょり当たって少し痛い。

 あたしの首筋が、藤田のツバでベトベトになって汚されていく。

 

「ぅあッ!? ………ぁ」

 

 急にちゅぅっと力強く首を吸いだす藤田。

 吸い込まれて鬱血した部分に、蚊に刺されたような赤い跡が残る。

 

 ―─キスマーク、つけられた。

 

 そして今度は、腰に回していた手を、

 身体の前に持ってきて、そっと服の下から胸をまさぐっていき、

 ブラジャーをずりあげて、揉みしだかれる。

 

「てっめぇ…! ふざけ、やがッ…ふっ…く、っっ…あぁっ……」

 

 藤田の指先が、先端にふれて…っ

 弾けるような快感があたしを襲った。

 

 こんなやつに触れられてるだけなのに…どうして?

 感じてるなんて一瞬でも悟られたくなくて、目をぎゅっと閉じる。

 

「おや、可愛い声も出せるんじゃないか。

 いいね、すごく可愛いねえ。」

「っ……!」

 

 藤田の毛むくじゃらの指が、あたしの頬を、髪をそっとなでる。

 繊細で、まるで愛しいものをいたわるような手つき。

 その意味を理解したくない。

 

 藤田が、あたしに向ける眼差し、指の動きや大きな身体。

 それは全て、女に対して、男が向けるもの。

 職場の連中が、あたしに対して向けていたもの。

 

 こんな気持ち悪いやつに、女として、性的対象として、見られてることを

 実感して、ぞっとする。

 

 胸を触っている方と別の手を、あたしのお尻へとスライドさせる藤田。

 お尻を好き勝手に揉みしだきながら、あたしの耳元でつぶやく。

 

「大きなお尻になったねえ。安産型だぁ。元気な赤ちゃん産めそうだねえ?」

「う、うるさい! 気持ち悪いこというなぁ! ……ぁっ、ぅ」

「ぐふふ。じゃあ、結月ちゃんも脱ぎ脱ぎしよっかあ。」

「わ、分かってるから。急かすなよ……くそが」

 

 悪態をつきながら、着ていたTシャツの裾をつかんで、もぞもぞと頭から脱ぎ、床に落とした。

 せっかく買ったばかりの水色のブラジャーを見て、ニヤニヤとしている藤田の顔面を今すぐぶん殴りたい。

 

 脱いだおかげで部屋の空気が身体に直接あたって、冷たい。

 続いてこれも最近買ったばかりのジーンズに手をかける。

 

 チャックを緩めて、ウエスト部分を広げた。

 さっきよりもねっとりした藤田の目線が気持ち悪い。

 

 でも、やらなきゃ。

 

 するするとつかんだ手を膝まで落として、足から抜き取り、それも床に落とした。

 

「ぐふっ、綺麗な身体だねえ、結月ちゃん。

 まだ君は、自分が美しい女性になってる自覚がないみたいだからねぇ。

 これからちゃあんと分からせてあげるから、安心してねえ?」

 

 にちゃにちゃと笑いながら、藤田は言う。

 たしかに、女の自覚はまだないと思うけど。

 本当に気持ち悪いことばかり喋るやつだ。

 

 …もう、これで満足してくれれば、いいのに。

 当然ながら、視線で早く脱げ、と急かしてくる藤田。

 

 分かっていたことなので、あたしは覚悟を決めて、

 片方の手で前を隠しながら、もう片方を背中にやり、

 ブラジャーのホックを、外した。

 

 支えられていた胸が、こぼれる。

 最低だ、ほんとうに。

 するすると肩からブラジャーを外して、ぱさりと床に落とした。

 

 それほど大きくはないが、それでもそれなりに膨らんでいる胸は、

 緊張もあるのかいつもより張っていて、先端のピンクの突起がつんとしていた。

 

 藤田が小さくおぉ、と声を漏らす。

 あたしはそのまま、ブラジャーとおそろいで買った水色のショーツをつかみ、

 下まで一気に引きおろした。

 

 ついに、誰にも見せたことのない太ももが、お尻が、そして……

 俺のあそこが、空気にさらされている。

 藤田の熱い、食い入るような目にも。

 

 とうとう完全に全裸になってしまった。

 もう、後戻りすることはできない。

 

「脱いだぞ。ほら、さっさとすれば?」

 

 藤田は、ニヤリと笑って。

 あたしの顎を指で触って、クイッと上に向けた。

 

 とうとう、藤田の顔が、あたしの眼前へと迫る。

 藤田と目が合った。

 しばらく見つめ合う。

 

 こんな気持ちの悪いやつと…?

 ──だめだ…せめて、それだけは。

 なんとか拒否しようとするけど、身体に力が入らない。

 

 あたしの唇と、あいつの汚いカサカサした唇が触れ合って…

 キス、をした。

 男と、キス。してしまった。

 

「んむぅッ!? …ンッ……ちゅ、…ぢゅぅ……」

 

 一瞬、唇の先と先が触れる。と思ったら、唇を一度離して、もう一度重ねる。

 唇ごと吸い付いてくる。

 いやだ。いやだ。いやだ。

 きたない。きもちわるい。くさい。

 

 肌に触れる、吐息。

 ぬめぬめした、熱い感触。

 汗臭い、男の体臭。

 

 身体の感覚器官が、おかしくなりそうだ。

 あたし、男と、キスしちゃってる……

 

 そうしていると、口の中にざらついた感触が入ってきた。

 藤田の舌が、あたしの口に入り込んできたのだ。

 

「ちゅぅ、……んぢゅっ…ん……ぅむ…はぁッ……ちゅ…」

「目を閉じないで、ずっと僕を見つめるんだ」

 

 そう言われて、閉じていた目を開いた。

 目の前には発情しきった藤田の醜い顔があった。

 日焼けして色黒で、ニキビまみれで、小さく鋭いヘビのような目。 

 脂なのか汗なのか、汚らしくテカってみえた。

 

 藤田の分厚い舌は、あたしの小さな舌と絡め合わせるように、上に下に口内を蹂躙する。

 あたしの唾液を残らず吸い出して、その代わりに藤田の汚い唾液が送り込まれる。

 

 やめろ、そんなの流し込むな!

 必死に首を振って無理だと訴えた。

 それなのに。

 

「んッ……コクンッ………はぁぁっ…んっぢゅ、…」

 

 気づけば。

 あたしはまるで、自分から藤田の舌を啜るようにして、

 藤田から送られた唾液を飲み込んだ。

 アルコールでも飲んだように、じゅわ、と喉からお腹にかけて熱くなる。

 あたしはどこかうっとりして、身体を震わせた。

 

 下腹部のソコは、”何か”を欲しがるように熱く脈打っている。

 身体はあたしの意志と関係なく、藤田を受け入れたがっているようで…

 違う、絶対に”俺”は、そんなこと…

 

 じゅる、じゅるるると、およそロマンチックなキスでは

 聞こえることのないような下品な音が、頭の中に響く。

 

「んっ、じゅるる……んっ……ちゅる……ふ、ぁ……」

 

 頭がクラクラする。

 あたしの、女になってからのファーストキスは、

 こんなにも簡単に、こんな下品なやつに、奪われてしまった。

 あー……さいあくだ。ほんと、さいあく。きもちわるい。

 

「ぢゅぶ、ンッ、ちゅ、ンンッ……んむぅぅ……」

 

 知らない間に、あたしも藤田の舌の動きに応えるようにうごいていて。

 藤田も、それに気づいていて。

 

 あぁ、もうお互いの顔と顔の角度が付いて、完全に同意の上のキスみたいだ。

 

 どうして、あたしはこんな、興奮した女のような喘ぎを、漏らしている?

 どうして、気づいたら藤田の首に手を回して、もっと欲しがるような真似をしている?

 

 あたしが今キスしてるのは、男、なのに。

 もう藤田の唾液を飲まされすぎて、どっちのツバも混ざり合っていてわからない。

 

「ん、ンンッ、ぢゅぶぶッ………んむ、ぁ…ッ……ん……ちゅぱ、ちゅるる…」

 

 もう10分以上ずっとキスしてる。

 ずっと口を塞がれてる息苦しさと、唾液の臭さで不快感が止まらず、

 その一方で、どこか満たされていくような、色々な感情が襲いかかってくる。

 

「ぷはッ…はーっ、はぁぁーーっ、……ぐすっ…」

 

 あたしの口の中を散々堪能した藤田は、やっと唇を解放した。

 気づけばあたしは涙を流していた。

 藤田の唇とあたしの唇にかかった唾液の糸が銀色に光っていて、

 断ち切るように頭を振った。

 

「お、前…、調子に乗りやがってッ…は、はじめてっ…だったのに…」

 

 そして、あたしが泣いていることに気づいた藤田は、

 そのままあたしの目元にちゅ…と軽いキスをする。

 その意外とキザな仕草に、あたしは。

 キュンとして、胸が苦しい。

 なんだよこれ、なんなんだこの感覚は?

 

 唇がさみしい。切ない。

 もっと、激しく、あたしの舌をしゃぶってほしい。

 もっと、もっと力強く、あたしを抱きしめてほしい。

 ぽーっとして、藤田の唇から目が離せなくなる。

 

「ちゅーしただけで、こんな蕩けちゃうなんてねえ。

 さて、ベッド行こうか」

「………ッ、…はい」

 

 熱にうなされたように、何もできない。

 ―─ちがう。ぜったい、ちがうのに。

 そのまま藤田に手を引かれて、ベッドに誘われる。

 恋人繋ぎにされてることに気づいて、ゴツゴツと骨ばった藤田の手が、

 あたしが女になっていることを強く意識させる。

 

 ―─もう、分かってる。

 こいつは明らかに女慣れしている。

 難しいのかもしれない。

 女になってからたかが数週間のあたしが、こいつの責苦にいつまでも抗うのは。

 

 藤田にとっては、あたしなんてそこらの小娘となんら変わらないだろう。

 でも、残った理性とプライドがまだそれを許そうとしない。

 考えてるうちに、優しくベッドに座らされた。

 

 藤田はブリーフパンツをつかんで、一気にそれを脱ぎ去った。

 反動でぶるんっと。藤田の充血して硬く、赤黒く、吃立したソレは、

 必然的に、あたしの目の前に来る。

 

 そんな、これ嘘、だろ…?

 大きさ、太さ。

 いわゆる、カリ首というやつの高さが、ものすごくエラ張ってて。

 びくびくと血管が浮き上がっている。

 こんなの俺が男だった時のものと比べても、一回りもちがう。

 吸い寄せられるように目が離せない。

 

 そのあまりの男らしさに、喜び。

 本能的な恐怖と、怯え。

 これから訪れる、圧倒的な快楽への、期待。

 

「ぁ……。」

「驚いたかな? 自慢ってほどじゃないけど、

 カリと硬さには結構自信あるんだあ。

 メスの君が何をすればいいのか、もう……分かるよね?」

「……っ!」

 

 目の前のソレを、俺の鼻先に当たりそうなくらい近づけてきた。

 鼻が曲がりそうな、汗臭くて、すえた不快な匂い。

 オスの…匂い。

 

「すん…ンッ……、ふぅ、ふうぅっ…」

 

 鼻から吸うと、顔を背けたくなるほど、嫌な匂いのはずなのに。

 

「すーッ……♡はぁ……ンッ…すぅ……♡、すんッ…はぁぁっ……♡ふぅッ…」

 

 なんで、男の…藤田の、匂いなんて、気持ち悪いだけなのに。

 …そのはずなのに。

 何度も、何度も、顔を寄せて匂いを嗅いでしまう。

 

「そんなにこれが好きなのかな? ずいぶん嬉しそうだなあ…」

「ふざけんなよ…ッ気持ち悪い、だけだ…」

 

 そう反論したものの。

 匂いをかいでると、お腹が熱くなって、もじもじしてしまう。

 太ももをすり合わせると、

 二チャッ…とした音が、濡れた感触があって。

 

 あたしの身体が、喜んでる。

 ―─欲しがっている。

 その実感に、いよいよ目の前のソレに、吸い寄せられる。

 

 これを、ほんとに舐めるのか? 男のを?

 フェラしろ…ってことだよな。

 

 どうしても、躊躇してしまう。

 だけど、心の片隅ではどこか不快に思っていない自分がいることに、

 気づいてしまう。

 

 それは絶対に認めたくないことなのに。

 

 コレを口の中いっぱい──深い場所に、この匂いを受け入れてしまったら。

 あたしにはもう、これ以上抗うことは…

 

「ふふ、仕方ないなあ」

「…?」

「まずは挨拶のキスだ。さっさとしろ」

「は…ぁ、ぅ…!?」

 

 今まで少なからず紳士的だった、藤田に、命令される。

 その言葉に、あたしは脳がびりびり痺れて…。

 また、きゅん、とお腹の下あたりが熱くなった。

 

 こんな最低な命令されて、ムカついているのに、

 なぜこんなに胸が苦しくなる?

 

 支配されるのが、この男に従属させられるのが。

 気持ちいい。

 濡れたあそこから、愛液が、太ももまで垂れてきているのが分かる。

 あたしの身体はもう完全におかしくなってしまった。

 

 あたしは、ソレに向かって身体を動かして…

 

「ンッ…チュ……」

 

 恐る恐る、唇でキスをする。

 あ…

 これ、もう、ダメだ。

 匂いをかぐよりも、ずっと──

 

「ふぅ、はぁっ、……れろ…れろっ、ン、…ちゅッ…れろぉ…ン、はぁ…」

 

 そのまま舌を突き出して、舐める。

 苦くて生臭いひどい味がする。

 

 お腹の熱さに突き動かされるように、舌を硬くして何度も舐める。

 カリには汚い垢もたくさん溜まってて、それがあたしの涎と混ざっている。

 それを舐めながら飲み下す。

 

「ンクッ…はぁぁッ、……れろっ、れろ…ちゅッ、ちゅ…ぴちゃ、れろっ…」

 

 亀頭を唇で包みこんで、舌を押し当てる。

 藤田の先走り汁が、先からどんどん出てきて、

 少ししょっぱい味のそれも構わず、舐め取る。

 

 歯が当たらないよう…気をつけないと。

 藤田が、ビクン、と震えた。

 

 気持ちいい、の?

 上目遣いで、藤田を見上げる。

 

 藤田は、相変わらず笑みは絶やさないが、

 少し余裕のなさそうな顔にも見える。

 初めてあたしが優位に立てたような気がして、嬉しい。

 

「んふっ…じゅぽッ…じゅる……ちゅぱッ…ぢゅるる」

 

 今度は、舌を伸ばして…カリ首に這わせるようにしてみる。

 

「じゅる…ぷちゅ、れろ…ッ。はぁー、…ちゅ、れろ、れろ…」

 

 口から漏れた汁が、顎先まで垂れるのも気にせず、

 裏筋をべろ~って、竿に舌を押し当てて、下から上に舐める。

 これ…大きさも、硬さも伝わりすぎて、やばい。

 愛おしい……

 

「れろぉ~、……んちゅ…ンっ、れろ……れろぉ、……はぁッ。……ぴちゃっ、ん、……」

 

 どうやったら、もっと気持ちよくなってもらえるか。

 いつの間にか、そんな事を考えながら、舌を動かしていて。

 そうしたら、藤田はそっとあたしの頭をなでた。

 

「すごく気持ちいいよ、結月ちゃん」

「ぅむぅっ…! じゅる…、ちゅぱ……」

 

 どうして、ただ、気持ちいいよって言われるのが、

 褒められるのが…こんなにうれしいんだ。

 もう、わけわかんない…。

 

 もっと、気持ちよく…。

 亀頭を咥えたまま思い切って、ぐぐっと喉の奥まで受け入れる。

 

 おっきい…

 くるしい。でも、きもちい。

 えずきそうになる喉を必死にこらえる。

 

 努めて歯を当てないように舌でごしごし擦るように舐める。

 頭ごと振るようにしごく。

 色々なものが混ざりあった汁が口から漏れ出て、もう胸のほうまでだらだらとこぼれてる。

 

「ぶふっ、ぐぢゅッ…ン……ほぉえ、ひもひいい? …じゅるッ…ぐぽ……ン、…」

 

 咥えたまま頭を振って。

 長くなった髪が、カーテンのように耳のあたりでさらさらと擦れる。

 

 イキたいよ、な?

 ほら出せ。

 あたしの…口にっ!

 ほら、ほらっ!

 

「う、ぐっ……ゆ、結月ちゃん、い、イク! 出すよ!」

「んっ、むぐぅッ!?」

 

 突然、藤田はあたしの頭を両手で掴み、あたしの顔を股ぐらに押さえつけた。

 咥えこんでいたソレが、さらに喉の奥に突っ込まれて。

 苦しくて、えづき出しそうになった瞬間。

 

「ぉッ!? ングっ、ンンンッ!?」

 

 音が聞こえそうなくらいの精液が、あたしの喉奥に放出される。

 鼻に藤田の陰毛があたって、くすぐったい。

 大量の精液はいくらか顎を伝って、床にこぼれるほどだった。

 

 口の中に出された精液の、独特のえぐみと生臭さ。

 すぐに吐き出したくなるくらいの濃さ。

 藤田は、あたしの口からソレをゆっくりと引き抜いて、言った。

 

「気持ちよかったよ、結月ちゃん。大事な子種だからねえ。よおく味わって飲みなさい」

「んっ……ンン……ンッ………」

 

 言われるままにあたしは、口の中の精液をころころと舌で転がして絡める。

 ゼリー状などろりとした精液は、味わうなんてものじゃないくらいひどいものだった。

 

「……ン…ゴクッ……ぷはっ……はぁーっ、はぁ……」

 

 そのまま口の中の精液を嚥下していく。

 喉に引っかかって苦しくなりながらもなんとか全ての精液を飲み下した。

 

「ちゃんと飲めたみたいだね。偉いよ。結月ちゃん」

「あっ……ぅ」

 

 藤田はまたあたしの頭を撫でる。

 ご褒美とでもいいたげに。

 撫でられた先からまた暖かくなって、嬉しくなってしまう。

 なんなんだ…っ、ほんとに。

 

「それじゃあ今度は、君の身体を楽しもうかな」

「…っ!」

 

 夜はまだ、終わらない。

 あたしはすでにおかしくなっている心と身体を、必死に押さえつけるしかなかった。

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