「処刑! 処刑じゃ! 貴様は処刑する!」
ハートの女王様は少年の顔のまん前で怒号を放つ。
「申し訳ございません、お許しください女王様……」
弱々しく呪文のように謝罪の言葉を繰り返すも、聞く耳持たずか、ハートの女王様は怒りの顔を変えない。
「ならん、許すものか。貴様は生クリームの刑に処す!」
そう高らかに宣言すると、トランプの兵士たちが揃って、何やら大きなものを運んできた。それは一体何に使う道具なのだろうか。ケーキを作るときに使う金属製のボウルのようにも見えたが、あまりにも大きい。何せ、兵士が数人がかりで持ち上げるほどなのだ。
えっさほいさと担ぎ込まれた巨大なボウルが庭園のど真ん中にドスンと置かれる。続いて運ばれてきたのは、これもまた大きな大きなしぼり袋。中にはたぷんたぷんと生クリームが詰まっているのだろう。
まるで大規模な工事のよう。兵士たちはまたえっさほいさと大きな生クリームのしぼり袋を持ち上げて、二人がかりでギュウウッと絞ると、巨大なボウルの中に生クリームが物凄い勢いで入っていく。
あっという間にボウルの中は生クリームだらけ。アリスの立っている場所からも甘い甘いふんわりとした生クリームの香りが漂ってくるくらいだ。もちろんこれだけで終わるわけがなかった。
「ご、ご慈悲を……」
トランプの兵士たちが少年を取り囲み、服を脱がせたかと思えば、そのまま担ぎ込んで、巨大なボウルの中へと放り込んでしまった。ドップンと少年の全身が生クリームの中へと沈む。
「うわっぷっ!」
トランプの兵士たちが大きなヘラでボウルの中を豪快に引っ掻き回す。生クリームに包まれた少年はもうなすがまま、生クリームの波にさらわれて、生クリームごとかき混ぜられてしまう。まるで料理をしているかのよう。
中に人が入っているなんて気にもせず、遠慮なしにグルグル、グルグル。
あの中はどんなことになっていることか。
少年が生クリームなのか、生クリームが少年なのか、分からなくなるくらいにグルグル、グルグルとボウルの中が回される。
「さぁて、そろそろか。引き上げるのじゃ!」
そのハートの女王の一声で、トランプの兵士たちはヘラを生クリームに深く突き刺し、持ち上げる。するとボウルの中からすっかり生クリームまみれになった少年が姿を現す。
べちゃ。体のどこかしこも生クリームだらけ。そんな姿の少年がハートの女王様の前に落とされる。
「ふふふ……うまそうじゃのぅ」
じゅるりとハートの女王様が舌なめずりする。生クリームと一緒にかき混ぜられた少年はすっかりくたくたになってしまい、逃げるどころか立ち上がることもできなさそう。
ハートの女王様は犬のように這い蹲り、仰向けに倒れる少年の頬からぺろりと舐める。
「ひぃぅ……」
少しずつ舐めとるように、少年の顔の生クリームを舐めつくすと、次に首へと移り、肩へと移り、下の方へ下の方へとハートの女王様の舌が少年の体を制圧していく。舌が這う度に、少年の体はピクンピクンと跳ねるものの、少年は抵抗する力すらないのか、女王様のなすがままにぺろぺろを許してしまう。
「むふふ、美味じゃ……美味じゃ……」
くちゃ、ぺちゃ。そういいながらも少年の体の生クリームがどんどんハートの女王様の口の中へと消えていく。
這わせるように舐めたり、または唇を押し付けて吸うように舐めたり、強く、弱く、または丁寧に、下品に、緩急をつけては、右へ左へ頭を振るように女王様の制圧は勢いが止まることがない。
「ぁ……、ダメ、ですぅ……、女王様ぁ……」
少年のお腹の下あたりに来たくらいだろうか、甘い甘いクリームのように、甘い声をもらしながらも体をくねくねとよじらせる。くすぐったいとは違う、何かが来ていたのだろうか。少年の顔は苦痛とは違う、甘いとろけるような顔になってきていた。
「何がダメなものか。貴様は大人しく舐められておればいいのじゃ!」
有無も言わせず、やはり女王様は少年を舐めるのを止めようとはしない。対する少年も抵抗できないままで、女王様の舌による猛攻を受け入れるしかない。
そして、それがたどり着いたのはあっさりだった。
「あぁ……」
「ふふん、どうした?」
ぴたりと女王様の舌が止まる。そこは、少年のおへそのさらに下。お尻よりも上。そこにあったのは、生クリームまみれの中でも分かるくらいピンと勃った少年のおちんちんだった。
女王様が少年のおちんちんの生クリームを一舐め。
「あひぃ」
そこは今まで一番敏感なのか、少年が悲鳴のような声をあげる。
「どうしたのじゃ、と申しておる」
また生クリームをほんの少しだけぺろりと舐めとる。
「きゅぅぅ……♥ そこは……、だ、め……です……♥」
焦らすように焦らすように、女王様は少年のおちんちんの根元のところから舌を這わせる。生クリームはまだまだおちんちんの先端にまでたっぷり残ったままだ。
「何がダメだというのじゃ?」
いじわるっぽく女王様が問いかける。耳まで真っ赤にした少年は、どう言葉にしたものか迷うように詰まらせる。しかし黙っている間も、女王様は何もしないわけがない。舌の先が、上方向に向いたかと思えば、また女王様の舌は少年のへその方をぺろ、と舐める。
「んんっ……♥ そこじゃな……ぃ♥」
思わず口を滑らせて少年はハッとしてしまう。
「んん~? なんじゃ? ここじゃないのかぁ?」
女王様から目をそらして茹で上がりそうな顔をした少年は「しまった」と言いたげに唇をむすぶ。
ニヤニヤと上機嫌そうに、女王様はまたおへその下辺りまで舌を這わせていく。
少年は腰が浮き上がるほど、体を仰け反らせて、またピクピクと体を震わせる。その格好は気づいているのか気づいていないのか、女王様の顔の前に生クリームおちんちんを突きつけるような形になってしまっている。
「ほうれ、どうした? そんな粗末なものをわらわに向けて、一体どうしてほしいのじゃ?」
ぺろっと、先端に近い生クリームを舐めとる。
「ふぁっ……♥」
舌が触れたのか触れないのか曖昧なところで、生クリームだけが女王様の口に収まる。
「申せ、貴様は次にどこを舐めてほしいのじゃ? 素直に申せばわらわが舐めてやろう」
その言葉に、ぴくりと少年が反応する。おずおずと、少年が口を開く。
「あの……、そのぅ……、お、お……ち……♥」
「なんじゃ? 舐めてほしくないのか? 仕方ないのう。処刑はこれまでにするか」
「なっ! 舐めてほしい、です……」
立ち上がろうとする女王様に、慌てて少年が口にしてしまう。
「これは処刑じゃぞ? 本当によいのか? そんなにおしおきしてほしいのか?」
また、いじわるっぽく女王様がニヤニヤと笑う。
「はい……、ボクをおしおきしてください……♥」
観念したように少年が言う。すると、また女王様は少年の上に覆いかぶさるように四つんばいになり、生クリームおちんちんの前で舌をちろちろと蛇のようにさせて、いじわる笑顔で少年の顔を覗き込む。
「では、何処じゃ? 何処を舐めてほしいのじゃ?」
「お……、おちんちんを……、舐めてください……お願いします」
「よろしい。では、覚悟するのじゃな」
覚悟を決めたように、少年がそれを言葉にするやいなや、女王様は嬉々として、少年のおちんちんの先からぱっくりと銜え込む。
まるでキャンディーを舐めるような仕草で、口の中で少年の生クリームおちんちんがぺろぺろと執拗に、徹底的に舐めくり回される。