「ぁぁ、ああっ♥ き、きもちいいです……♥ 女王様ぁ、あひぃ、きもちいいですぅ♥」
じゅるじゅる。ぺろ、にちゅ。生クリームなんてとっくになくなっているんじゃないか、というくらいに、女王様は少年のおちんちんをしゃぶりつくしては、離し、また根元から舌を這わせて少年のおちんちんを刺激しては、またしゃぶりを繰り返す。
「じょ、女王様、ぼ、ボク、もう、もうっ♥」
そういったときには女王様は少年のおちんちんを喉の置くまで銜え込んで、じゅるると吸い上げていた。
「イっ……クゥゥゥッ♥」
次の瞬間、少年の身体が跳ねたかと思えば、おちんちんをしゃぶる女王様の口の中から生クリームのようなものがプシュっと飛び出す。すぐさま女王様はそれを飲み込むが、途端に不機嫌そうに声を荒げる。
「むむむ、不味いではないか! こんなものをわらわに飲ませるとは!」
先ほどまでの上機嫌さは何処へ行ったのか、切り替わり早く、女王様は吼えるように怒鳴る。
「もっと生クリーム漬けにしておけ! 身体の中の中まで全部甘くなるまで二度と出すな!」
「……ふぇ?」
とろけるような余韻に浸る間もなく、またくったりとした少年は再びトランプの兵士たちに担ぎ上げられ、巨大なボウルの中へポイと放り込まれてしまう。
そして追加の生クリームも注がれて、巨大なヘラでぐっちゃぐちゃとかき混ぜられながらも、巨大なボウルはトランプの兵士たちによって何処かへと運び込まれて去っていった。
「次のときにはおちんちんからも生クリーム出るくらい甘く仕上がっておるじゃろう」
フン、と女王様が鼻息荒く、一息つく。
すると、庭園の中、気がつけば、この場にいるのはハートの女王様と、ずっとそれを見ていたアリスだけになってしまっていた。
何処で声をかけたらいいのか、止めた方がよかったのか悩んでいたが、結局最後までただただ女王様に舐め尽くされる少年の姿を見届けてしまっていた。
あの少年の気持ちよさそうな声ときたら、アリスは胸のどこかでまたドキドキするような感じを覚え、それはごく自然と自分の足と足の付け根、パンツの下に指を滑り込ませていた。
すっかり庭園の地面にぺたんと座り込んで、パンツもびしょびしょに濡らしてしまったアリスは、熱い吐息をもらしながらも少年がボウルで運ばれる姿を見送っていた。
「なんじゃ、貴様は?」
今更気付いたのか、女王様が不機嫌そうな顔で座り込んだアリスを見下ろして問いかける。
「誰の許可があって、わらわの庭園に足を踏み入れておるのじゃ!」
突然の怒りの声に、アリスはハッと我に返り、立ちあがる。
「あ、あのごめんなさい……、わたし迷っちゃって」
「言い訳など聞かぁん!」
ずいずいずいと女王様がアリスに歩み寄る。
「しかもなんじゃ貴様。わらわの庭園でこんなことを……」
女王様は見逃さず、アリスのぐっしょりと濡れたパンツごしに、指をキュっと挿し込む。
「んぁ……っ」
くちゅりと指先を引き抜くと、とろりとした蜜が女王様の指先に滴っていた。それをぺろりとまた舐めとると、女王様はまたあのいじわるそうな笑みを浮かべる。
「ふふ……貴様も処刑じゃ! 処刑する!」
アリスは突然のことにまたドキっとする。もしかして少年のようにあの生クリームいっぱいのボウルに放り込まれてしまうのだろうか、などと心の何処かで期待していた。
「貴様はそうじゃな、ハニーポットの刑じゃ!」
予想とは外れたものの、アリスはがっかりはしなかった。
いや、むしろがっかりよりもびっくりしていた。
何故なら、女王様の手にはとてつもなく大きな鎌が掲げられていたから。
こんな大きな鎌をアリスは見たことがない。まさに処刑するために作られた鎌。
「処刑、処刑、処刑じゃぁ!」
女王様がアリスの背の丈よりもずっと高く大きな鎌を軽々と振りかぶる。
「きゃあっ!」
思わずアリスは目をつぶってしまう。
サクッ。
何かが切られるような音。
一体何が切られたんだろう。
アリスが恐る恐る目を開くと、目の前で女王様が大きな鎌を振り下ろした後の姿だった。
一体何が切られたんだろう。
アリスが恐る恐る自分の身体を確認する。
すると、すぐに分かった。そこに転がっていたから。
アリスの右腕。
まるで人形の腕みたいにそこにゴロンと転がっていた。
アリスは「あっ」と声を上げたときには、女王様もまた大きな鎌を振り上げ、そして下ろしていた。
今度は反対側、アリスの左腕がサクッ、と飴を切るみたいにポロッと落ちる。
アリスが「えっ?」って思ったときにはもう、アリスの両方の腕はなくなっていた。首と胴体と足だけ。
「さあ、次は足じゃ!」
アリスは今まで感じたことのない恐怖を感じ、とっさに女王様から逃げるように背を向け振り返る。しかし足がすくんでいて、絡まってしまい、そのまま地面に倒れこんでしまう。すぐに立ち上がって逃げなきゃ、と思っても立ち上がれない。何故なら、アリスは両腕がないから、身体を支えられない。
芋虫のように地面を這って逃げようとするも、女王様がそれを逃がすわけもなく。
サクッ。今度はアリスの両足が両方ともキレイに切られる。
それはそれはもう一瞬の出来事。アリスはその一瞬で両腕と両足を切られて、首と胴体だけになってしまった。こうなってしまうとどうやっても逃げようがない。
「むふふ……、それではまいろうか」
まさに手も足も出ないアリスは、そのまま女王様にひょいと担ぎ込まれてしまうのだった。
※ ※ ※
※ ※
※
「これでいいじゃろう」
手も足もないアリスは、そのまま女王様の城へと連れてかれ、今、女王様の部屋のテーブルの上、倒れないように、アリスの身体がすっぽりと入るような瓶の中に入れられて、まるで置物のように置かれていた。
それはアリスという花を飾った花瓶のよう。しかしそれは普通の花瓶とは違う。
普通、花瓶というものは底に水を溜めておくために穴など空けたりしないが、アリスの入った瓶はアリスの元々足と足の付け根だったところ、ぷっくりとした割れ目の場所だけがキレイに空いており、他にも、アリスの乳首やわき腹など、アリスの敏感なところだけ穴のあいたおかしな構造をしていた。
アリスの入った瓶というのもまた違うのかもしれない。
いっそ、アリスそのものが瓶になっていると言っていいのかもしれない。不思議な心地だ。
「わたしをどうするつもりなの?」
全くの身動きの取れない瓶にされてしまったアリスは今にも泣きそうな顔で、恐々と女王様に訴えかける。そのどうなってしまうのかという不安の一方では、どんなことをされてしまうのかという期待も込められていた。
「ふふん、貴様はハニーポットとしてわらわのために蜜を作り続けるのじゃ」
女王様は答えるが、アリスにはよく分からない。花瓶のように飾られてしまったアリスだけれど、アリスは花ではない。蜜なんてどうやって作ればいいのだろう。
きょとんと考え込んだアリスをよそに、女王様は瓶からあらわになったアリスの乳首をきゅっとひねる。
「はぅっ……♥」
急にひねられたせいなのか何なのか、アリスは何故か異常に敏感に反応してしまう。痛いほどつねられたはずなのに、ちっとも痛いとは思わなかった。それどころか、アリスは気持ちいいとさえ思ってしまったくらい。