続いて、今度はアリスのわき腹をやさしくさする。
「あふぅ……♥」
それはくすぐったさよりもアリスは上り詰めるような、幸福感が体の芯を抜けていくような感覚に襲われる。思わず声をもらしてしまうほど、アリスはあまりの心地よさにうっとりと笑みをこぼしてしまう。
「どうじゃ? 分かったか? 今の貴様は何処を触れられても感じてしまうのじゃ」
アリスはたった今それを実感した。しかし、それが一体どうしたというのだろうか。アリスはほんの少し息遣いを荒くして、疑問に思ったが、そんな疑問もすぐに理解した。
ぴちゅ。ぴちゃ。それはアリスのぷっくり割れ目。そこから蜜が垂れてきていたのだ。女王様はにんまりと笑うと、アリスから垂れてくる蜜を、キスするように直接口で触れ、ちゅっ、と吸う。
「はぁぁ……ん♥」
「ふぅ、美味じゃ。貴様が感じれば感じるほどに蜜はあふれて出る。せいぜい沢山感じて沢山わらわのために蜜を作るのじゃな」
「そ、そんな……ぁぁ♥」
また女王様がキュッとアリスの乳首をつまみあげる。するとまたアリスから蜜がこぼれ、女王様はちゅうちゅうと吸い上げる。
「口答えは許さぬ! 貴様は今日からわらわのハニーポット。わらわが好きなときに好きなだけ蜜を出すだけのポットじゃ。それを努々忘れるでないぞ」
「わたしはハニー、ポット……」
「そう、貴様はポット。ポットなのじゃからポットらしくしておれ!」
アリスに拒否権なんてもうあるわけがなかった。手も足もないただのポットにされてしまったのだからどうやったって逃げようがない。このままポットであることを受け入れるしかない。このまま女王様のために蜜を作り続けることしかできないし、許されない。
「ふむぅ、しかしまだまだ甘さが足りぬな。もっともっと甘いものを飲ませるか」
女王様がアリスの蜜を舐めながら思いふける。そしてぶつぶつと「もっと甘いのを……」とか「沢山与えねば……」などなどと呟きながらも、そのまま女王様は部屋から出ていってしまった。
その途端、アリスはポツンと部屋の中でひとりぼっち。
アリスはポットで、女王様の家具なのだから当然だ。ポットはポットらしく、部屋に置かれて、持ち主である女王様が使ってくれるときを待っていなければならない。
寂しさがこみ上げてきても、涙がこみ上げてきてもアリスはポット。何処かに行きたくたって、誰かに運んでもらわなければならない。
周りには誰もいない、と思い始めたら、アリスは無性に身体が疼いてくる。だって、ポットなのだから手もない。どんなに胸がキュッとしても、アリスは自分で自分の身体に触れることもできやしない。
「ぁ……♥ だ、だれかぁ……、さわってぇ……♥」
露出したアリスの乳首やぷっくり割れ目がうずうずと疼いて、アリスをもどかしい気持ちにさせる。しかし誰もいないのだから誰にも触れられることはない。もどかしい気持ちをますます加速させてしまう。
「うぅぅ……、女王様ぁ……♥」
誰もいない部屋にアリスのなやましげな声だけがむなしく響く。もしもアリスに手が使えたなら今すぐにでも両手でぐちゃぐちゃになるくらいに身体中を弄り回していただろう。でもそれはもう叶わない。だってアリスはポットなのだから。
どんなに泣いても喚いても、何の意味もない。そう分かっていても、一度蜜を作るという快感を、蜜を飲んでもらえるという快楽を覚えてしまったアリスは、どうしようもないくらいに火照る身体に抗えるわけがなかった。
誰でもいい、誰でもいいから蜜を作らせて。
そのアリスの願いが通じたのかどうかは定かではないが、女王様の部屋に誰かが訪れた。
「……誰?」
思うように動けないアリスは振り向くこともできない。誰かの気配は感じたけれども、それが誰なのかまでは分からない。もしかしたら女王様が帰ってきたのかも、と期待するも、その誰かはアリスの目の前にヌッとやってくる。
残念ながら、女王様ではなかった。しかし、甘い甘い生クリームのような香りをただよわせるその人をアリスは知っていた。先ほど庭園で女王様に処刑されていたあの少年だった。
先ほどと違うところといえば、すっかり生クリーム漬けにされたせいなのか、そこに立っているだけで生クリームの香りがすることと、召使いのような服は着ているものの、下半身は何も履いておらず、おちんちんが丸出しになっているというところくらいだろうか。
心なしか、顔もとろんと甘くとろけているような気もする。
「キミがハニーポットかい?」
「う、うん。わたし、女王様のハニーポットなの」
予想外の来訪者に、アリスは思わず思わぬ返事をしてしまう。
「ボクは庭師……だったんだけど、女王様のお叱りを受けて、今じゃ代わりに女王様専用の生クリーム製造係にしてもらったんだ。やっと生クリームが作れるようになったから女王様に召し上がってもらおうと思ったんだけど……」
不意に少年が息をはぁ、とつき、突然おちんちんを握るとコスコス、コスコスと前後にすり始める。
「ああ、ああ、ダメだぁ……クリームが……、もうガマンできなぃ……♥」
アリスは少年のおちんちんを前にただただそれを凝視することしかできなかった。そしてすぐのこと。どぷ、どぴゅ、ぶりゅるる。まるで絞り袋から搾り出すように少年のおちんちんの先から生クリームが噴き出して、アリスの顔いっぱいを真っ白にする。
「はぁはぁ……、ああ、またやっちゃったぁ……」
「あ、甘い……これ」
アリスは口元の生クリームを舌先でペロっと舐めると、これまで味わったことがないくらい、甘い味が口の中に広がるのを感じた。こんな極上の生クリームなんて食べたことがない。
「いっぱい作れるようにはなったんだけどね、女王様が召し上がってくれないから生クリームがパンパンになってしまってたまらないんだ……だからこうやって少しずつ出してるんだけど全然収まらなくて……」
はぁはぁと息を切らせながら、また少年はおちんちんを前後に摺る。
「キミはハニーポットなんだろ? だったらこの生クリームを女王様の代わりにもらってくれないかい?」
「え……? でも……」
そこまで言ってアリスは女王様の言葉をハッと思い出す。甘いものをもらえればもっと蜜が甘くなる。確かそんなことを言っていた気がする。もっともっと蜜を甘くしたら女王様も飲みたくなるに違いない。
それに、目の前の少年がこんなにたくさん生クリームを出していたら女王様も生クリームばかり食べてしまって、アリスの蜜に目もくれなくなってしまうかもしれない。
だったら少年の生クリームを絞りきって、全部自分の蜜にしてしまえば、きっと女王様はいつまでもアリスの蜜を飲んでくれる。絶対そうだ、とアリスは確証持たず確信を持った。
「うん、分かった。わたしに生クリームちょうだい」
そうと決まったらアリスの決断は早かった。幸い少年もアリスに生クリームを食べさせに来たのだから断る理由なんてなかった。
どうやって生クリームをもらおうか、と一瞬アリスは考えたが、そもそもアリスは自分から動けないのだから、あーんと大きく口を開けるしかない。少年は察しよく、すぐさまおちんちんをアリスの口に挿し込むようにしゃぶらせる。アリスの口の中いっぱいにまたあの甘い甘いクリームの味が広がる。