※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

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kouhai

 リーリエの1件もあり、俺達の次の動きは決まった。

 

「また、同じく、空白の場所にある地図を埋める。そうしていけば、何か分かるかもしれないよね」

 

 アカネはそう呟きながら、先日、解放された港の事を思い出す。

 

「けど、やっぱり、また出てくるんでしょうか、怪獣は」

 

 それは、リーリエを閉じ込めていた存在。

 

 怪獣は、まるでリーリエのトラウマを糧にして存在しているようであり、実際に囚われていた時のリーリエの様子は、母親に見捨てられてしまった。

 

 そんなトラウマを刺激されたように思えた。

 

 リーリエ自身は、その時の事は覚えていないと口にする。

 

 実際に怪獣になっている間のリーリエは、自分の記憶が曖昧になっているという事を口にしていた。

 

「実際に、俺達も分からない事が多いからな」

 

「もう1人の私の事を含めて」

 

「……それを知る為にも」

 

 未だに向かった事のない場所へと、俺達はそのまま向かう事にした。

 

 だけど。

 

「うわぁ、ここって」

 

「ある意味、とんでもない場所だな」

 

 俺達は周囲を見渡す。

 

 荒れ果てた遠い未来の地球。

 

 そう思わせる程の荒廃した町並みが、そこには広がっていた。空は赤く染まり、建物の多くは倒壊し、植物は枯れて、地面すらもひび割れ、まるで地獄のような世界。

 

 そして何より。

 

 その荒廃した世界を闊歩しているのは、生物が存在している気配は何もない。

 

 まさしく、生き物の存在しない街。

 

「本当に何か、生き物が存在している気配が無いね」

 

「あぁ。でも、この風景。なんか、見覚えがあるような気がするんだけど」

 

 アカネの言葉に俺は少し考え込む。

 

 荒廃した街並みに覚えはある。

 

 だけど、何処かが思い出せない。

 

「まぁ、とりあえず、行こうぜ」

 

「うん。私も、この場所は気になるよ」

 

「ですね。何か、この場所だけ、他と違っている感じがしますし」

 

 リーリエアカネはそう言いながら、先に進む。

 

 そんな2人を追いかけるように、俺達も進んでいく。

 

 荒廃した道を進んでいく。すると、何かの影を見つける。

 

「おい、あれは?」

 

 俺が指さす方向に目を向けると、そこには。

 

 巨大な化け物がいた。

 

「おいおい、何だありゃ!?」

 

 その言葉と共に見つめた先。

 

 そこに立っていたのは、銃の塊。

 

 そう言って良い存在がいた。

 

 顔も、腕も尻尾も。

 

 その全てが銃となっている竜が、そこにいた。

 

 その姿を見て俺は、異形の竜の正体をすぐさま理解をした。

 

「怪獣」

 

「また、現れたのか」

 

『怪獣』は、俺達を見つけるとゆっくりと歩み始める。

 

 それを見て、俺達は自然と拳を握り。

 

「ねぇ」

 

 アカネが俺に声をかけてくる。

 

「1つ、考えたんだけど」

 

「奇遇だな。俺もだ」

 

 互いに頷き合いながら、俺は確認するように口を開く。

 

「いいか?」

 

「うん、大丈夫」

 

 2人で確認を取る。

 

 今、この場で改めて、頷く必要はない。

 

 だけど、無言で互いを見つめ合う。

 

 それで、十分。

 

 そして、頷き合い。

 

「行ってくる」「うん」「気をつけて」

 

 その言葉を合図に、俺は走り出す。

 

「アクセスフラッシュ!」

 

 それと共に、俺は再び、グリッドマン・アルターに変身する。

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