「ジュワァ」(目の前にいる怪獣。これまで以上に異質だ)
グリッドマン・アルターの姿になると共に、俺は構える。
眼前にいる怪獣は、全身が銃器の塊であるドラゴンは、それら全ての銃口をこちらに向けていた。(これ程の量の銃を……一体どうやって避けるんだ)
「アクセスコード!サンライトハート!」
そう思った瞬間だった。怪獣が放つ銃撃を、その手に召喚したサンライトハートを用いて防御をする。
それにより、周囲に弾け飛ぶ弾丸の音を聞きながら怪獣の様子を見る。
(これは、どうやって近づけば良いんだ)
そう思いながらも俺は相手の動きを観察する。
しかし、怪獣の方には明確な動きは無く、ただその場に佇んでいるだけだ。
だけど、まるで尽きる様子のない銃弾の雨の中を俺は進むことが出来ない。
どうにかして近づく方法がないかと考えながらも相手の様子を伺う。すると、突然怪獣が動いた。
今までは動かず、こちらの攻撃を待つようにじっとしていた怪獣だったが。突如としてこちらへと向かってきたのだ。
(っ!来るのか!)
咄嵯に回避しようとするものの、やはりと言うべきか、その大量の銃口から放たれる無数の銃弾によって、俺は動きを大きく制限されてしまう。
突然、怪獣がこちらに向けて銃を放ったのだ。それは先程までとは比較にならない程の量だった。
(マズイッ!)
咄嵯に回避行動に移るものの、それでも避けきれない程の弾幕の雨に晒される事になった俺はそのまま地面に倒れ伏す。
「っ、ぐあっ!」(くっ!このままじゃ)
何とか立ち上がろうとするも、全身に受けたダメージが大きく立ち上がる事すら出来ない。
そんな俺に対して怪獣は容赦なく攻撃を続けてくる。
その巨体から放たれる弾幕の嵐によって、俺は完全に追い詰められてしまっていた。
(くそっ!このままでは……)
このまま地上にいても不味い。だけど空中にいても不味い。
だったら。
俺はその手にあるサンライトハートを地面に叩く。
それと共にサンライトハートから噴出する光が、俺を覆う。
「地面を進めば良い!!」
そのまま地面を掘り進む。
その結果、先程の銃弾の嵐を放つ事に、夢中になっていた怪獣は、突如として現れた巨大な地面の槍を回避する事が出来なかったようだ。
その結果として、怪獣は体ごと地面に叩きつけられた。しかし、それでも油断は出来ないだろう。
俺は再び空中へと飛び出し、そのまま地上に降り立つと共に、俺はリーリエの時のように手を伸ばす。
すると、あの時と同じく奇妙な空間へと入っていく。