※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

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juu

あの時と、似たような空間に、俺は立っていた。

おそらくは、あの時と同じように周囲はどこかの空間。

そして、あの時の怪獣と同じだろう。

俺が降り立った場所。

 

「というよりも、なんで銀行なんだ?」

 

そうして、俺が歩いて行くと聞こえて来たのは水の音。

疑問と共に、ゆっくりと俺は足下を見る。

 

「っ」

 

見つめた先にあったのは、水ではなく真っ赤な血。

靴を簡単に汚す程の血の量。

 

「本当に何が起きているんだ?」

 

銀行という場所に関して、よく観察する。

銀行の文字を見る限りだと、日本である事は一目で理解出来るが。

 

「なんでここに血がって」

 

そうして、見つめた先には、頭を撃ち抜かれたと思われる男がいた。

見る限りでも、その男が何かを行おうとしていたのだろう。

何よりも。

 

「額に穴が空いている」

 

それは、日常の光景ならば決して見る事のない光景。

人が死んでいる。

一目で見れば、それが分かる程だった。

ゆっくりと視線を見つめれば、おそらくはこれを行った犯人はいた。

 

「・・・この子が、いや」

 

この場合は、この怪獣の本体と言うべきだろう。

同時にその先には、小さい女の子がいた。

その手には銃が握り絞めていた。

 

「私が、殺した。私が」

 

銃を握り絞め、俯いていた。

未だに幼い少女だろう。

この現場で、何が起きたのか。

それは分からない。

しかし、こんな小さい子が殺したのか。

疑問はあった。

けど、同時に周囲を見る。

 

「これは」

 

窓の外からはこちらを見る目だった。

 

『人殺し』『人殺し』『人殺し』

 

聞こえて来た声は、こちらを見ていた。

おそらくは、この少女に向けられているんだろう。

 

「私は、私は」

 

その視線に対して、俺はどうすれば良いのか分からない。

だけど、もしもこの恐怖が銃ならば。

自然と、俺はその銃を、少女から取る。

 

「えっ」

「正直にいえば、この状況はどう動けば良いのか分からない」

 

記憶もない。これから何をしたら良いのか。

流れるように戦っている。

けど、ここでやるべき事は。

 

「敵は、目の前にいるこいつらという事」

 

それと共に引き金を引く。

窓には穴が空く。

その穴からこちらを見つめる目は恐怖が見えた。

 

「たった1人の女の子を見捨てるのは、どうも無理そうだからな」

 

それと共に、俺は銃を捨てた。

にしても、これからどうしようか。

迷っていた。

けど、こちらを見ている少女がいる。

 

「どうする、ここにいるか?」

「・・・連れて行ってくれるの?」

「正直に言って、ここから出ても、どうにかなるか分からないけど、良いか?」

「・・・うん」

 

言葉と共に、俺は彼女を背中に抱える。

だけど、ここからどう脱出しようか。

すると、何やら俺達は、何か吹き飛ばされる感じがする。

それと共に、俺の背中にいる少女の呟きが聞こえる。

 

「アクセスコード、モーターギア」

 

聞こえた声と共に、俺はその空間から飛び出した。

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