「戦いが終わった後、しばらく帰ってこなかったから、心配したよ」「大丈夫なんですか?」
そう、アカネとリーリエが俺を心配そうに見つめてくる。
それに対して、俺は視線を逸らすように。
「あははぁ、うん、大丈夫、大丈夫」
俺は空返事をしてしまった。
それに対して、アカネは少し怪しむように、こちらをジト目で見る。
「ふぅん、それで、その子が今回の怪獣の中にいた」
「そうね、シノンよ」
そのままシノンが軽く挨拶をしてくれた。
見た目通りに少しクールな挨拶をする。
それに対して。
「うぅん」
「どうかしたのか、アカネ?」
ふと、シノンを見て、首を傾げる。
「いや、なんか、既視感というか」
そう、アカネは呟く。
それに対してシノンは。
「悪いけど、私は、あなたの事を知らないのだけど」
そう、シノンはアカネに対して言う。
それに対して、アカネは。
「そうよね、ごめん」
「別に謝らなくても良いわ」
そうシノンは、そこで話を止める。
「それで、結局、ここがどこなのか、分かるの?」
「それが、私達にもさっぱりで」
「一つ分かる事があるとしたら」
そう、地図を見る。
そこには。
「怪獣に支配されている街。それを解放していけば、何か分かる」
「今の所、それしか分からないから、当面はその方向で攻略するしかないかな」
そう、アカネとリーリエは言う。
それに対してシノンは。
「面白そうね」
「これ、そういうゲームじゃないと思うんだけど」
アカネがそう言ったが、気にしない事にした。
「とりあえず、何処かに街を解放できる所があるはずだから、そこを探しながら、攻略していきましょう」
そう、アカネがまとめる。
「けど、結局は分からない事も多いけど」
なぜ、少女達が怪獣となっているのか。
怪獣を倒す時に、少女達がまるで武器のようになるのか。
全てが謎に包まれている。
けど、あえて、その謎を解く鍵は。
「もう1人の黒い髪のアカネ」
「その鍵を握っているのは、あのアカネ」
そう、今、目の前にいる少女こそが、鍵を握っている。
だが、俺は敢えて口にしない。
あくまで推測だ。
それはまだ分からない事だらけであり、確証はないからだ。
だから、今は。
「新しい所に向かわないといけない、けど」
正直に言えば、このままでは危険かもしれない。
「何か自衛する手段は「あるわよ」えっ」
そう、シノンが取り出したのは、巨大な狙撃銃。
それには、俺もアカネもリーリエも、驚く。
「えっと、いつから持っていたの?」
「さぁ、何時の間にか持っていたわ」
その言葉に対して、俺達はどう言ったら良いのか分からない。
とりあえずは。
「行こうか」「「えっ」」
俺の一言と共に、出発する事にした。