※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

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honegumi

「へぇ、結構、面白いメニューが色々とあるんだねぇ」

 

 そう、黒いアカネは、店のメニューを見ながら笑みを浮かべる。

 

 それだけならば、普通の光景かもしれない。

 

 けど、奴は、俺達の知らない何かを知っている。

 

「それで、君が聞きたいのは何かなぁ?」

 

 笑みを浮かべている黒いアカネは、間違いなく俺の知っている黒いアカネだろう。

 

 だけど、どこか不気味な感じがする。

 

「……お前は、なんで怪獣を生み出すんだ」

 

 だから、素直に聞いた。

 

 その答えは。

 

「好きだから」

 

「っ」

 

 そう、まるで何もないように答える。

 

「怪獣を見るのも好きだけど、作るのも好きなんだよねぇ、だから私は怪獣を作る。ただそれだけだよ」

 

「……それだけ」

 

 俺は、呆然とする。

 

 だって、そんなので人を殺し、街を壊すのか。

 

「そう、だって私にとっての怪獣って、そういうモノでしょ? だから怪獣がいれば、きっと面白いと思うのよねぇ」

 

「面白いって、それじゃ、怪獣の中に取り込んでいる彼女達は」

 

 そう、言うと黒いアカネは言う。

 

「君ってさ、フィギュアを作る時に必要な事って、知っている?」

 

「なんだよ、いきなり」

 

「骨組みだよ、そこをしっかりとしていないといけないの」

 

 それと共に、何時の間にか、そこには針金によって出来た何かがあった。

 

「この骨組みにね、粘土を付けて、カッターナイフでゆっくりとデザインをすれば」

 

 そうして、出来上がったのは、まるで亀を思わせる怪獣。

 

「まさか」

 

 それと共に黒いアカネは頷く。

 

「彼女達はね、怪獣を作る時の基盤なんだよ。あぁ、安心して、ちゃんと生きてはいるから」

 

「そんな、そんな理由で」

 

 黒いアカネの言葉に、俺達は震える。

 

 だって、そんな理由で。

 

「ふふっ、でも、これで分かったでしょ?」

 

 黒いアカネは言う。

 

「私はね、ただ、怪獣が暴れる所を見たい。けど戦っている所も見たい。だからね」

 

 その言葉を最後に、俺は後ろから何かが近づく気配を感じて振り向いた。

 

「っ」

 

 巨大な亀の怪獣がそこにおり、俺は驚く。

 

「さっき、造り出した怪獣がっ」

 

 そうしている間に、黒いアカネは。

 

「君の戦い、楽しみにしておくねぇ」

 

 その言葉を最後に、そこから姿を消した。

 

 そして、亀の怪獣は俺に迫り、俺はその怪獣に向かって走った。

 

「アクセスフラッシュ!」

 

 それと共に、俺は構える。

 

 そのまま、俺はグリッドマン・アルターへと変身する。

 

 すぐに振り返って、見つめた先には、既に黒いアカネの姿はなかった。

 

 次に何時会えるか分からない。

 

 それでも、この場で目の前にいる怪獣を倒さなければ、次に進む事は出来ない。

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