※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

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Kame

 グリッドマン・アルターに変身すると共に、眼前にいる怪獣に目を向ける。

 

 その見た目を見る限りでも、その怪獣は亀であるのは分かる。

 

 同時に、軽く動くだけでも、この近代都市がまるで地震を思わせる程の重さであるのが分かる。

 

 正面からぶつかれば、力勝負で勝てるか分からない。

 

 だが。

 

(動きが遅ければ、それだけ隙はある!)

 

 それと共に、真っ直ぐと走る。

 

 俺の動きに気づいた怪獣は、構える。

 

 そのまま滑り込むように、俺は怪獣に向かって、蹴り込む。

 

 だが。

 

(なっ!?)

 

 脚に伝わる痺れ。それは怪獣の甲羅が分厚く、そして硬いのが分かった。

 

 俺の攻撃で怪獣は僅かに仰け反る。だがそれだけであり、すぐに体勢を立て直す。……やはり、一筋縄では行かないようだ。

 

 そのまま、怪獣はこちらに向けて拳を繰り出す。

 

(くっ!?)

 

 回避は間に合わず、拳を腕で受け止める。

 

 瞬間、腕が悲鳴を上げる。

 

 これは、駄目だ。

 

 このまま戦えば、間違いなく俺は負ける。

 

 それでも。

 

(ここで諦める訳には、いかないんだよ!)

 

 そう思いながら、俺はそのまま後ろに下がる。

 

 シノンがこちらに目を向けていた。

 

『アクセスコード! モーターギア!』

 

 聞こえた声と共に、シノンの姿が変わる。

 

 そのまま巨大な戦車へと変わると。

 

『さっさと片付けるわよ!』(あぁ!)

 

 シノンの言葉に合わせるように、俺達は合体する。

 

『(狙撃合体超人バレットグリッドマン!!)』

 

 そのまま、バレットグリッドマンに変わると共に、構える。

 

 一撃必殺の弾丸を放つように。

 

『(スナイピング・キック)』

 

 それと共に、その蹴りを亀に向かって、放つ。

 

 だがその瞬間、怪獣は、そのまま甲羅の中に籠もる。

 

 それと共に、俺達の攻撃が防がれる。

 

 俺達の攻撃が通用していない訳ではない。

 

 だが、ダメージが入っていない。

 

 それに、甲羅に籠もっている以上、攻撃も出来ない。

 

(だったら、どうすればいいんだ!)

 

 思わず、声を上げる。

 

 それと共に見つめた先には、怪獣の心が見える。

 

(そうか)

 

 あの時、黒いアカネが言っていた骨組み。

 

 つまりは、この怪獣の中にある誰かの心だろう。

 

 これもまた、黒いアカネの企みかもしれない。

 

 けど。

 

(迷っている時間はない!)

 

 俺はそのまま、手を伸ばす。

 

 その中にいる誰かを救う為に。それが、今の俺に出来る事だと思ったから。

 

 だから、俺は手を伸ばした。

 

 その瞬間、俺の手が、何かを掴む感触があった。

 

 同時に、俺の意識は途切れた。

 

(シノン、後は)『さっさと行ってきなさい!』

 

 その言葉を聞くと共に、俺は、真っ直ぐと、その誰かの心の中へと入っていく。

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