現実の世界に帰ってきた。
同時に、俺と一体化していたシノンは、そのまま解除される。
すぐに、俺はシノンを手に乗せて、近くの建物に避難させる。
「まったく、遅かったじゃない」
そう軽口をたたくシノンを下ろして、その視線は怪獣に目を向ける。
そして、俺は後は任せろという意味を込めて、頷く。
(行こう)「アクセスコード、クラッシャーズ・トレイン!」
その声が聞こえると共に、こちらに迫るのは電車。
その電車に向かって、俺は走る。
電車は、そのまま俺の方へと近づく。
電車は、そのまま二つに分離し、そのまま俺の腕に合わさる。
分離した二つの電車は、片手はチェンソー、もう片手はパイルバンカー。
各々の武器が備わったアームとなって、合体する。
「「粉砕巨人! ブロウクン・グリッドマン!」」
それと共に、俺は降り立つと同時に、目の前にいる亀の怪獣に目を向けると共に走り出す。
「「必殺! ヘル!」」
そう、片方の手にあるチェンソーで亀の怪獣の甲羅に向けて、振り下ろそう。
振り下ろされたチェンソーは、甲羅にヒビが入る。
そのまま地面に叩きつけられた亀の怪獣は、動きを止める。
しかし、すぐに亀の怪獣は起き上がろうとするが、俺はもう片方の手にあるパイルバンカーを構える。
「「&!!」」
亀の怪獣のヒビに向かって。
「「ヘブン!!」」
そして、亀の怪獣の甲羅を打ち抜く。
亀の怪獣はそのまま後ろに倒れ込み、パイルバンカーの一撃により甲羅のヒビは割れる。
亀の怪獣はそのまま倒れ込んだまま、動かなくなった。
同時に、俺はその場を離れると同時に、亀の怪獣は、その場で爆発する。
それが、俺達の勝利を意味した。
同時に、俺はその場で変身を解除した。
「なんとかなったか」
そうしながらも、安堵すると共に、周囲を見渡す。
先程まで、発展していた近代都市は、怪獣との戦いによって、その姿を大きく変えていた。
ビルは半壊し、車は燃えている物が多い。
そして、人々が大勢倒れている。
「……」
俺は、その倒れた人々に目を向ける。
それは、恐らくは怪我人や、怪獣の巻き添えになった人だろう。
だが、それ以外にも多くの人間が倒れている。
「本当に、これからどうするか」
そうしていると、俺は背中を見る。
それは、怪獣の中にいた少女が、少し安心したように寝ていた。
「とりあえず、皆を迎えに行って、帰らないとな」
あの黒いアカネの目的を知る事は出来た。
だけど、それが絶対的な解決になる訳じゃないだろう。
結局は、アカネを止めない限りは、被害が出る事も覚悟しなくちゃならないだろう。
だからこそ、今は俺達はこの世界で出来る事をやるべきだろう。
そう思いながらも、俺達はその場から撤収する事に決めた。
少なくとも、何か手掛かりが見つかるかもしれないから。