※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

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kodoku

 ガゾートの核となっていると思われる人物の中へと入っていく。

 

 その光景は、これまでとは違った。

 

「なんというか、これまでの光景とは、どこか違うような」

 

 首を傾げながら、俺は、その奥へと進んでいく。

 

 やがて、奥へと進むと、そこはどこかの村である事が一目で分かる。

 

「ここに、ガゾートの核となっている人物は一体「誰でも良い」んっ?」

 

 ふと、聞こえて来た声。

 

 俺は、その声は、おそらくはこのガゾートの核となっている人物だろう。

 

 その人物は、大人しめで、優等生の様な印象の顔つきをした人物がいた。

 

 その瞳は赤いのが特徴的ではあるが、それが見えない程に俯いて、体育座りでいた。

 

『恨んでくれてもいいから人との関わりが欲しい』

 

 そうしながら、その人物の、これまでの過去が投影されていく。

 

『家で延々と1人チェスをする/サボテンに話し掛ける/トランプタワーのような一人遊びが得意』

 

 それは、その人物の過去が映し出されていく。

 

「こんな時に、俺ってば何を考えているんだろうな」

 

 過去の映像を見ながら、俺は思わず呟く。

 

 しかし、それでもなお、過去の映像は流れ続ける。

 

 周囲とは考え方が違う。

 

 親には愛されている。

 

 だけど、友人を作る事が出来なかった。

 

「だからこそ、なんだな」

 

 あのガゾートが、大軍で造り出されている訳が理解出来た。

 

 友達を作り出す事が出来なかったからこそ、自分自身を増やす事が出来るガゾート。

 

 そして、共食いをすればするほどに、強いガゾートが出来上がる。

 

「……友達の為だったら、自己犠牲で、何でもやるという事か」

 

 そう、その少女の過去に映る、過去の出来事を見た上で、改めて思う。

 

 そんな事をしてまで、自分の欲を満たす為に生きる必要は無いと思うのだが、それが出来ないからこそ、ここまで追い詰められてしまったのかもしれない。

 

「……だったら、俺がなってやるよ」

 

「えっ?」

 

 俺は、少女の横に立つ。

 

「まぁ、といっても、俺が出来る事はあんまりないし、君に頼む事は一つ」

 

 そのまま、俺は手を伸ばす。

 

「ここから一緒に出る。だから着いてきてくれ」

 

「着いていく」

 

「あぁ」

 

 そう、俺は彼女に問いかける。

 

「居心地の良いこの世界から連れ出す事は、残酷だと思う。けどな、友達である君となら、俺は一緒に行きたいと思っている」

 

「……うん」

 

 少しだけ目を瞑った後、俺の手を取る。

 

「私も、このままじゃ、嫌。だからこそ、連れて行って欲しい、外の世界に」

 

 それと共に、彼女もまた、俺の手を掴みながら、真っ直ぐと外の世界へと向かって、飛び出す。

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