これまでとは違う方針。
解放されるエリアを探す為に、行ってきた行動。
だけど、今、ここで行うのは、まさしく集大成と言える行動であった。
「それにしても、本当に、上手に出来るのでしょうか」
それは、これから行う強攻策に対しての不安だった。
リーリエの不安の言うように、これから行う行動は、自殺行為に近い。
だけど。
「この状況を打開する為には、何時までも後に回っちゃ駄目でしょう」
「だからこそ、今回の作戦」
シノン達の言葉と共に、今回の作戦に不満はなかった。
「だけど、こんな一回だけで」
「一回じゃないと駄目だと思うよ」
不安になるゆんゆん。
だけど、その言葉に、アカネは否定した。
「一度でも見せたら、対策を取られる。だからこそ、この一回で勝負を決めないといけない」
その言葉と共に、その作戦の重要性を改めて伝える。
「だからこそ、行こう」
「あぁ」
その言葉と共に、その場にいた全員が構えた。
「「「「「アクセスコード」」」」」
全員が、その言葉を言うと共に、俺は、その場から飛び出す。
俺の姿は、既にグリッドマン・アルターへと変身していた。
「今こそ、全員の力、合わせる時」
それと同時だった。
彼女達が、変わったアシストウェポン達が、変わっていく。
胴体に、腕に、脚に。
これまでは、個々の部位を強化される形での装着。
だが、今回は、全員での合体。
故に、その身体は、これまでで、一番の巨体となった。
それだけではない。
「よっと!」
何よりも、一番の変化。
それは、リーリエが変わったサンライトハートに、各々の余剰パーツが合体していく。
故に。
「最終超人!ウルティメイトグリッドマン・アルター!」
叫びと同時に、その合体を完了させた事を宣言する。
同時に、俺は、その手に持ったサンライトハートを背中に装着し、そのまま両手で構える。
「「バーニング!ヘル&ヘブン!」」
叫びながら、俺は、リンネは、その両手に炎を灯しながら、その壁に向かって突っ込む。
壁は、最初は水の波紋のように広がる。
だが、そのまま、両手で、力を込めて、無理矢理こじ開ける。
それによって、その向こう側に、俺は、宇宙に飛び出す。
飛びだした先、そこに見たのは黒いアカネ。
「おや、ここまで無理矢理来ちゃったの」
こちらを驚いたように見つめる。
確かに黒いアカネがそこにいた。
「あぁ、お前を倒す為にな」
「ふふっ、それは、それは、楽しみだねぇ」
笑みを浮かべた黒いアカネ。
同時に、その姿が変わる。
巨大な純白の女神のようで、精霊か何かを彷彿とさせる。
「あれって、破滅天使ゾグ、気をつけて」
「あぁ」
アカネからの言葉を聞きながら、そのゾグに対して、俺達は構える。