※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

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諦めるな。

そんな言葉が聞こえた。

その言葉を言ったのは、一体誰なのか。

俺は、そのまま、目を向ける。

 

「貴方達は」

 

それに対して、彼らは答えない。

また、キアラの幻覚なのか。

それは一瞬考えた。

けど、彼らの言葉からは、それがまるで感じない。

そして。

 

『君が、ここまで戦ってきたのは一体なんでだ?』

「俺がここまで、戦ってきた訳、それは」

 

最初は成り行きだった。

目の前にいたアカネが助けを求めた。

だから、戦った。

そして、生きる為に戦った。

けど、その戦いの最中で、怪獣にされていた彼女達がいた。

 

『君は、彼女達の運命を変えたかった』

「だけど、ここには、本物は」

 

そう、全てはキアラが。

あいつが造り出した幻。

俺達は、幻だった。

 

『そうだったかもしれない。最初は幻想だったかもしれない』

『けど、君が、ここまで戦ってきた理由を決めたのは、君自身だ』

 

そう、彼らが言った。

その言葉に、俺は頷いた。

 

「あぁ、そうだ」

『だからこそ、君は戦える。例え、他の誰かに見られなくても、君はヒーローだ』

『そして、運命を変えられる。僕達は、それを確かに見ていた』

 

そう、彼らの光が、ゆっくりとこちらに届く。

 

『だから戦え、夢のヒーロー』

『そして、抗え、幻のヒーロー』

 

夢、幻。

確かに、それは存在しないかもしれない。

だけど、誰かの心の中にある。

それがあれば。

 

「あぁ、俺は!」

 

それと共に、俺はその手にある二つの光を掴む。

そして、その手にある新たなアイテムを、ゆっくりと起動させる。

 

「融合!アイゴー!ヒアウィーゴー!」

 

それと共に、俺の後ろには二人のヒーローが現れる。

 

「顕現するぜ!幻夢!!」

 

それと共に叫ぶ。

 

『アルティメットエボリューション!グリッドマン!』

 

その言葉と同時だった。

俺の身体に、二人のヒーロー。

ウルトラマンジードとグリッドマンが重なる。

それと共に、俺の姿も変わる。

 

『ウルトラマンジード!グリッドマン・アルター!』

 

鳴り響いた音声と共に、グリッドマン・アルターとしての内側から剥がれる。

それと共に、俺の姿が変わる。

その姿はウルトラマンジードへと変わった。

それだけじゃない。

その上に、グリッドマンのアーマーが身に纏う。

 

「なんですか、その姿は」

 

俺の、その姿を見て、キアラは、驚きを隠せなかった様子。

 

「グリッドマンでもない。ウルトラマンでもない。このような事、想定など」

「ここは、夢、幻が集っている。お前は確かに、そう言った」

 

ゆっくりと、俺はキアラを見つめる。

 

「確かに、俺は夢、幻かもしれない。ならば、俺には、不可能を超える夢のヒーローにも、決して存在しないはずの幻のヒーローにもなれる」

 

そう、俺は構える。

 

「行くぞ、ここからは運命だって、変えてやるよ」

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